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第2章 異界と異形
素材採集
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亮太が没頭しているもの…それは武器製作である。
強敵はあのドラゴンだけとは限らない。
いつまでも素手やゴブリンが持っていた棍棒では勝てない敵も出てくるだろう。
あのドラゴン程の生き物がそこら中にいるとは考えにくいし、いたら困る。
そこで地球で読んで学んだ鍛治の知識を活用し、生き物の牙や角、毛皮などを使って武器や防具を作っているのだが…
「…なかなかうまくいかねぇな…これじゃあのゴブリンですらギリギリってとこだな」
亮太が手にしているのは丈夫そうな木の棒に固そうな石を括り付けた大昔に原始人が持っていそうな槍もどきだ。
「いろいろ試して慣れていくしかねぇか」
その日から槍やナイフ、毛皮の服などを作ってはイノシシ擬きやゴブリンを倒して素材を集めた。
しかしその素材では限界があった。
一番役に立ちそうなイノシシ擬きの角は突き刺す事しか出来ず、更に横からの衝撃には案外脆く、ゴブリンなどを数回殴ると折れてしまった。
なので武器などに役に立ちそうな部位を持つ化け物を狙って仕留めることにした。
初めに標的にしたのは巨大なムカデだ。
体の黒い部分が盾などに使えると思ったからだ。
初めて見た時は流石に悪寒が走ったが、人間とは案外慣れるものだ。
木に巻きついていることが多いムカデはこちらから刺激を与えない限り襲ってはこない。
倒し方はシンプルだ。
向こうから襲ってこない個体を見つけると、胴体にイノシシ擬きの角を突き刺して木から動けないようにする。
すると襲ってくるが、刺さった角によって木から離れられないので一定の距離を取ると攻撃を受けることはない。
後は隙を見てストックしておいた角を刺しまくる。これだけだ。
だが、たまに見た目は同じなのに攻撃方法が全く違う個体がいる。
ある時、いつも通り襲ってこない個体を見つけ角を刺した時のことだ。
「よし!後は角を刺しまくるだけだな」
角を構えて投擲をしようとするとムカデの頭がこちらを向くと紫色の液体のような物を吐き出してきた。
「んなっ!」
ギリギリ避けて液体が当たった木を見ると…
ジュュュュュュー
木が溶けていた。
何とか倒すことは出来たが、しばらくは会いたくない敵だ。
次に標的にしたのは、緑色の蜘蛛だ。
蜘蛛の糸を手に入れることができれば、非常に役に立つからだ。
ムカデの甲羅を使って盾を作り、角にはムカデの毒を塗る。
これで蜘蛛を仕留めるのだ。
森の中を捜索し2時間ほどたった時、ようやく見つけた。
「いた…」
緑色の蜘蛛は木の上に巣を作っていた。
「まずは気をそらすか…」
亮太は巣に向かってゴブリンの死体を投げる。
ゴブリンの死体は上手いこと蜘蛛の巣に引っかかった。
すると蜘蛛は巣に引っかかった時の衝撃で気付いたのか、ゴブリンの死体の所へと移動していくと糸で包んでいき繭のようにしていく。
「よし…今のうちに」
亮太は蜘蛛の巣の下へ移動し、先日作った簡易的な弓を蜘蛛に向かって放つ。
矢は毒の付いた角だ。
ザクッ
角が刺さった蜘蛛はこちらに気付き、巣からジャンプして亮太を襲う。
亮太は難なく避けると距離を取る…が…
蜘蛛は想像以上に動きが早かった。
距離を取ったつもりが蜘蛛はすでに亮太の後ろへと移動していた。
「はやっ!」
蜘蛛は亮太に噛み付いて来る。
とっさに盾で防ぐが思いの外、衝撃が強く吹き飛ばされてしまった。
「ぐっ……はえぇな…速いのはある程度予想してたがここまでとは」
盾を見ると大きな穴が二つ空いていた。
「まじか…こんなものじゃ防げないってわけか…」
盾を捨て、少しでも身軽にしてから亮太は動きまくった。
1秒でも立ち止まるとたちまち先ほどのように攻撃を受けてしまう。
しばらくすると蜘蛛の動きが遅くなってきた。
毒が効いてきたようだ。
「あぶねぇ…後少し効くのが遅かったらやられてたな」
亮太も走り続ける体力は残っていなかったのだ。
そしてようやく蜘蛛は毒によって動かなくなった。
近づき死んでいるのを確認すると割って尖らせた石で数時間掛けてなんとか分解すると蜘蛛の巣の糸もまとめて回収した。
しばらく休憩して、また素材集めを始めたが、先ほどの蜘蛛が50匹はいるだろう巨大な蜘蛛の巣に出くわした時は心臓が止まりそうになった。
強敵はあのドラゴンだけとは限らない。
いつまでも素手やゴブリンが持っていた棍棒では勝てない敵も出てくるだろう。
あのドラゴン程の生き物がそこら中にいるとは考えにくいし、いたら困る。
そこで地球で読んで学んだ鍛治の知識を活用し、生き物の牙や角、毛皮などを使って武器や防具を作っているのだが…
「…なかなかうまくいかねぇな…これじゃあのゴブリンですらギリギリってとこだな」
亮太が手にしているのは丈夫そうな木の棒に固そうな石を括り付けた大昔に原始人が持っていそうな槍もどきだ。
「いろいろ試して慣れていくしかねぇか」
その日から槍やナイフ、毛皮の服などを作ってはイノシシ擬きやゴブリンを倒して素材を集めた。
しかしその素材では限界があった。
一番役に立ちそうなイノシシ擬きの角は突き刺す事しか出来ず、更に横からの衝撃には案外脆く、ゴブリンなどを数回殴ると折れてしまった。
なので武器などに役に立ちそうな部位を持つ化け物を狙って仕留めることにした。
初めに標的にしたのは巨大なムカデだ。
体の黒い部分が盾などに使えると思ったからだ。
初めて見た時は流石に悪寒が走ったが、人間とは案外慣れるものだ。
木に巻きついていることが多いムカデはこちらから刺激を与えない限り襲ってはこない。
倒し方はシンプルだ。
向こうから襲ってこない個体を見つけると、胴体にイノシシ擬きの角を突き刺して木から動けないようにする。
すると襲ってくるが、刺さった角によって木から離れられないので一定の距離を取ると攻撃を受けることはない。
後は隙を見てストックしておいた角を刺しまくる。これだけだ。
だが、たまに見た目は同じなのに攻撃方法が全く違う個体がいる。
ある時、いつも通り襲ってこない個体を見つけ角を刺した時のことだ。
「よし!後は角を刺しまくるだけだな」
角を構えて投擲をしようとするとムカデの頭がこちらを向くと紫色の液体のような物を吐き出してきた。
「んなっ!」
ギリギリ避けて液体が当たった木を見ると…
ジュュュュュュー
木が溶けていた。
何とか倒すことは出来たが、しばらくは会いたくない敵だ。
次に標的にしたのは、緑色の蜘蛛だ。
蜘蛛の糸を手に入れることができれば、非常に役に立つからだ。
ムカデの甲羅を使って盾を作り、角にはムカデの毒を塗る。
これで蜘蛛を仕留めるのだ。
森の中を捜索し2時間ほどたった時、ようやく見つけた。
「いた…」
緑色の蜘蛛は木の上に巣を作っていた。
「まずは気をそらすか…」
亮太は巣に向かってゴブリンの死体を投げる。
ゴブリンの死体は上手いこと蜘蛛の巣に引っかかった。
すると蜘蛛は巣に引っかかった時の衝撃で気付いたのか、ゴブリンの死体の所へと移動していくと糸で包んでいき繭のようにしていく。
「よし…今のうちに」
亮太は蜘蛛の巣の下へ移動し、先日作った簡易的な弓を蜘蛛に向かって放つ。
矢は毒の付いた角だ。
ザクッ
角が刺さった蜘蛛はこちらに気付き、巣からジャンプして亮太を襲う。
亮太は難なく避けると距離を取る…が…
蜘蛛は想像以上に動きが早かった。
距離を取ったつもりが蜘蛛はすでに亮太の後ろへと移動していた。
「はやっ!」
蜘蛛は亮太に噛み付いて来る。
とっさに盾で防ぐが思いの外、衝撃が強く吹き飛ばされてしまった。
「ぐっ……はえぇな…速いのはある程度予想してたがここまでとは」
盾を見ると大きな穴が二つ空いていた。
「まじか…こんなものじゃ防げないってわけか…」
盾を捨て、少しでも身軽にしてから亮太は動きまくった。
1秒でも立ち止まるとたちまち先ほどのように攻撃を受けてしまう。
しばらくすると蜘蛛の動きが遅くなってきた。
毒が効いてきたようだ。
「あぶねぇ…後少し効くのが遅かったらやられてたな」
亮太も走り続ける体力は残っていなかったのだ。
そしてようやく蜘蛛は毒によって動かなくなった。
近づき死んでいるのを確認すると割って尖らせた石で数時間掛けてなんとか分解すると蜘蛛の巣の糸もまとめて回収した。
しばらく休憩して、また素材集めを始めたが、先ほどの蜘蛛が50匹はいるだろう巨大な蜘蛛の巣に出くわした時は心臓が止まりそうになった。
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