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7 やっぱりゲームの強制力には勝てませんでした
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あの後すぐに授業が始まったが、ラズベリー王女は帰ってこなかった。しばらくしてからガイナスが探しにでたが見つからなかったのか1人で戻ってきていた。
授業が終わり教室に戻ってきた2人は明らかに雰囲気が違っていた。ジェラールはご王女の腰に手を添えてエスコートして入ってきたのだ。
朝までは王女と友人?護衛?のようなどこか一線を引いたよそよそしさがあったが、打って変わって親しさを前面に押し出している。
ジェラールもいつもは王女としか呼んでいなかったがラズベリー嬢と呼ぶようになっていた。
もちろん、ガイナスや他の攻略対象者達はすでにラズベリー嬢呼びだったのだが…。
そんな婚約者を見てアマリアは内心ため息を吐く。
遂にゲームが進みだしたのだ。アマリアがどう足掻こうが遅かれ早かれ婚約は破棄されるだろう。今までゲームを思い出してからは婚約破棄されないように負担にならない程度にジェラールとの仲を良くしようとしていた。だが、それも効果がなかったようだ。
それならばこれからはどうするのが一番良いのだろうか。
1.ジェラール様やラズベリー王女に進言する。
これは中々厳しい。家柄的にも私の精神的にも…。
2.2人を静観する。
これは婚約者持ちのジェラール様も、そしてその婚約者の私も、更にラズベリー王女も悪く言われてしまう。
3.婚約解消をする。
どのみち婚約破棄は免れないのだから傷が浅いうちに兄を通じてジェラール様に婚約解消をするように勧めてもらう。これが1番良い。
私たちが婚約破棄しないとゲームは始まらない。ただ、みんなの前でなくひっそりと婚約解消してもストーリーには問題がないのでは?
翌日のお昼休みに、方向性が決まった私は早速兄の元を訪ねた。
兄の教室へと向かうとジェラール様と雑談していた。兄を呼んでもらうと、ジェラール様も一緒に来た。
「どうしたんだ?アマリアがここに来ることはほとんどなかったのに。」
「兄様、ご相談がございます。よろしければご一緒にお昼ご飯を食べながらと思いまして。」
ジェラール様の顔を見ずに言う。兄は嬉しそうに了承してくれた。
「では、俺も一緒に…」
ジェラールがそう言いかけると
「ジェラール。早くご飯を食べに行きましょう?」
ラズベリー王女がガイナスを連れてジェラールを含む攻略対象を誘いにきていた。
ジェラールと腕を組むと引っ張っていこうとした。
「いや、俺は…」
こちらを見て言い淀むジェラール様に
「兄様、お邪魔になってはいけませんので、参りましょう。」
そう言って兄を教室から連れ出した。
兄は少し離れてから
「やっぱり、ジェラールと喧嘩でもしたのか?あいつ、朝から落ち込んでたぞ。
昨日の放課後話をしたくてクラスに行ったがお前は帰った後だった。今朝も1人で早く登校してて会えなかった。お前から避けられてるんじゃないかって。
まあ何があっても俺はお前の味方だからな。頼りないかもしれないが何かあったら力になるからな。」
兄は私の事を心配して言ってくれてる。兄の言葉に瞳が潤む。
「私も兄様を頼りにしております。」
授業が終わり教室に戻ってきた2人は明らかに雰囲気が違っていた。ジェラールはご王女の腰に手を添えてエスコートして入ってきたのだ。
朝までは王女と友人?護衛?のようなどこか一線を引いたよそよそしさがあったが、打って変わって親しさを前面に押し出している。
ジェラールもいつもは王女としか呼んでいなかったがラズベリー嬢と呼ぶようになっていた。
もちろん、ガイナスや他の攻略対象者達はすでにラズベリー嬢呼びだったのだが…。
そんな婚約者を見てアマリアは内心ため息を吐く。
遂にゲームが進みだしたのだ。アマリアがどう足掻こうが遅かれ早かれ婚約は破棄されるだろう。今までゲームを思い出してからは婚約破棄されないように負担にならない程度にジェラールとの仲を良くしようとしていた。だが、それも効果がなかったようだ。
それならばこれからはどうするのが一番良いのだろうか。
1.ジェラール様やラズベリー王女に進言する。
これは中々厳しい。家柄的にも私の精神的にも…。
2.2人を静観する。
これは婚約者持ちのジェラール様も、そしてその婚約者の私も、更にラズベリー王女も悪く言われてしまう。
3.婚約解消をする。
どのみち婚約破棄は免れないのだから傷が浅いうちに兄を通じてジェラール様に婚約解消をするように勧めてもらう。これが1番良い。
私たちが婚約破棄しないとゲームは始まらない。ただ、みんなの前でなくひっそりと婚約解消してもストーリーには問題がないのでは?
翌日のお昼休みに、方向性が決まった私は早速兄の元を訪ねた。
兄の教室へと向かうとジェラール様と雑談していた。兄を呼んでもらうと、ジェラール様も一緒に来た。
「どうしたんだ?アマリアがここに来ることはほとんどなかったのに。」
「兄様、ご相談がございます。よろしければご一緒にお昼ご飯を食べながらと思いまして。」
ジェラール様の顔を見ずに言う。兄は嬉しそうに了承してくれた。
「では、俺も一緒に…」
ジェラールがそう言いかけると
「ジェラール。早くご飯を食べに行きましょう?」
ラズベリー王女がガイナスを連れてジェラールを含む攻略対象を誘いにきていた。
ジェラールと腕を組むと引っ張っていこうとした。
「いや、俺は…」
こちらを見て言い淀むジェラール様に
「兄様、お邪魔になってはいけませんので、参りましょう。」
そう言って兄を教室から連れ出した。
兄は少し離れてから
「やっぱり、ジェラールと喧嘩でもしたのか?あいつ、朝から落ち込んでたぞ。
昨日の放課後話をしたくてクラスに行ったがお前は帰った後だった。今朝も1人で早く登校してて会えなかった。お前から避けられてるんじゃないかって。
まあ何があっても俺はお前の味方だからな。頼りないかもしれないが何かあったら力になるからな。」
兄は私の事を心配して言ってくれてる。兄の言葉に瞳が潤む。
「私も兄様を頼りにしております。」
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