【R18】呪いを解くために中●しオッケーしたけどそもそも獣化の呪いじゃなかったってどういうこと！？

波に攫われて流されて

　こわれるって……一体私、何されちゃうの？

　でもそんな疑問は一瞬だった。
　テオフィル王子の太くて逞しすぎるモノが内臓を引っ張るようにズルリと抜かれたから。そして息を整える余裕も覚悟を決める余裕もなく、一気に貫かれた。

　甲高い悲鳴が聞こえて、あとから自分があげたものだって気が付いた。

「あっ！ひゃ、……ひ、ぁあんっ！まっ、あぁ！ん、ゆっくり、ぁあんっ……してぇ！」
「うん、ヤヨイ……っ、すごい……っ！からみ、ついてくるっ」
「あああっ！やっ！……んんっ、あ、ぐちゅぐちゅしちゃ、だめぇ！」

　テオフィル王子ってば初心者相手に一切容赦がない。抜いて、突かれて、かき回されて。激しく腰を打ち付けられる。
　初めてだっていうのに私は苦しさはほんの少しあるけど、痛みは殆どなかった。
　多分充分以上に濡れてたせいだと思う。
　そのせいで王子が動く度にぐっちゅぐっちゅって水音がするから。耳を塞ぎたいのに、シーツを握り締めて離せない。いま手を離したらきっと海みたいに波に攫われて流されて帰って来れなくなっちゃう。

　それくらい、気持ち良い。

　恥ずかしいし苦しいのにそれを全部圧倒的な気持ち良さで上書きされる。
　大きな手が好き放題に胸を揉んで形を変えて、先端を捏ねくり回す。耳、首の後ろを、背中を舐められる。どれもこれも頭を溶かすくらい、刺激が強すぎる。

「あっ！あぁ！ん……っ、ふ、ぁあ！あ、あたまっ……ひゃあん……っ、ばかに、なっちゃう！おう、じ……っ、きもちよ、すぎてぇ！ばかに、なっちゃうよぉ……あ、ぁああんっ」
「はは、いいね！うん……っ、僕も、ヤヨイの身体が気持ち良くて、止まらないっ！二人で、おかしくなるくらい、気持ち良くなろうっ！」
「ひゃぁあぁっ！あ、ぁあ！はげ、し……っ！ぁ、ああぁん！」

　どちゅんっ！って一番奥に叩きつけられた。目の前の白いシーツが瞬く。
　もしかしたらテオフィル王子は手加減してくれてたのかもしれない、そんな風に思えるくらい更に激しくなる。
　足ががくがく震えて身体を支えることも難しくてお尻が落ちそうになった。でも支えが深くに突き立てられるせいで持ち上げられて、身体を横たえて休むことすら許されない。

　どうしよう、こんなの本当にバカになっちゃう。こんな気持ちの良さ知っちゃったら戻れなくなっちゃう。
　頭がおかしくなっちゃうよう。

　悲鳴みたいな高い声を何度も上げて、数え切れないくらい身体の奥を捏ねられて、舐められて、弄られて。
　シーツはもうびちゃびちゃになってしまったと思う。でもそんな事に意識を避けるだけの余裕は勿論無かった。