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第五章 放置
27.再び来た手紙
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使用人部屋のベッドの中で目を覚ました。隣のベッドからはトムの寝息が聞こえる。
体を起こそうとして軽いめまいを感じた。
そうだ、昨日はワインを飲んで……。
昨夜の痴態を一気に思い出して顔が熱くなった。
なんてことだ。俺はドグマ様の部屋で……。
「ワインが飲みたければ俺に言え。いつでもこうして飲ませてやる」
ドグマ様は机の上のグラスの水を口へ含むと、裸にエプロンの格好で花瓶に放尿し終えた俺のあごを掴んで、顔を近づけた。絶頂した直後でボーとしている俺は何をされるのだろう、と硬直していた。
俺の唇にドグマ様の唇が重なり、ゆっくりと口の中の水が注ぎ込まれた。ごくっと俺は反射的にその水を飲み込んだ。
ドグマ様の唇の感触、水が俺の口内に入ってくる様子を思い出して、俺の胸はドキドキと騒ぎ出した。
嫌悪感じゃない。むしろ、ときめきを感じていた。
主人に対してこんな感情を抱くなんていけないとわかっている。
けれど、俺はドグマ様の人間離れしていて少し怖いけれど美しい容姿にも心惹かれているし、ドグマ様から強要される恥ずかしい行為にも内心とんでもなく興奮しているのだ。
自分がこんなに変態だとは思わなかった……。
昨日のことだって俺が希少な高級ワインを飲んでしまったお仕置きだったというのに、あんなにも歓喜してしまうなんて。どうかしている……。
「……っ……♡」
思い出しただけで、パジャマの下でクリトリスがツンと硬く勃ち上がって、膣口が湿り気を帯びるのを感じる。
***
「ローレンスさん、お手紙が来ていますよ」
体の奥の熱を発散できないまま、トムと共に朝食の場に行った俺に、メアリーが封筒を手渡してきた。
この封蝋印の紋章は間違いない。またフランシス様からの手紙だ。
やっぱりきたか……。
「あ、ありがとう……」
俺は顔を引きつらせそうになりながらも、にっこり微笑むメアリーに笑顔でお礼を言った。
内容なんて読まなくても想像がつくがさっそく読んでみる。
「ローレンス・ボビンズへ
どうして返事をよこさいないのか。お前が僕に誓った忠誠心を忘れたか。
早くバケモノの屋敷から逃げ出して僕の元へ帰って来てくれ。
お願いだ。愛している。
敬具
フランシス・ウェルズリー」
ああ、またバケモノだなんて書いて……。ドグマ様にこの手紙がバレたら大変なことになる。
俺はキッチンの裏口から外へ出てすぐに手紙を燃やしてしまおうと思った。
しかしマッチがなかった。仕方なく、一旦部屋に取りに戻ろうと、廊下へ出た。
すると廊下でドグマ様と鉢合わせになってしまった。
「ド、ドグマ様っ……!」
手に持っていた封筒を慌てて背後へ隠した。
「お前、……何を隠した?」
ドグマ様がそう聞くのも当然だ。隠せば余計に怪しいと思われるだろう。
目つきが怖い。ここは従うしかない。
俺は隠していた手紙を素直に差し出した。
手紙を読んだドグマ様の表情が凍り付いた。
手紙も封筒もぐしゃぐしゃにされて、ドグマ様の手の中でチリのように細かくなって宙に舞って消えた。
「書斎へ来い」
赤い瞳に睨まれて、俺は背筋をゾクッとさせた。
体を起こそうとして軽いめまいを感じた。
そうだ、昨日はワインを飲んで……。
昨夜の痴態を一気に思い出して顔が熱くなった。
なんてことだ。俺はドグマ様の部屋で……。
「ワインが飲みたければ俺に言え。いつでもこうして飲ませてやる」
ドグマ様は机の上のグラスの水を口へ含むと、裸にエプロンの格好で花瓶に放尿し終えた俺のあごを掴んで、顔を近づけた。絶頂した直後でボーとしている俺は何をされるのだろう、と硬直していた。
俺の唇にドグマ様の唇が重なり、ゆっくりと口の中の水が注ぎ込まれた。ごくっと俺は反射的にその水を飲み込んだ。
ドグマ様の唇の感触、水が俺の口内に入ってくる様子を思い出して、俺の胸はドキドキと騒ぎ出した。
嫌悪感じゃない。むしろ、ときめきを感じていた。
主人に対してこんな感情を抱くなんていけないとわかっている。
けれど、俺はドグマ様の人間離れしていて少し怖いけれど美しい容姿にも心惹かれているし、ドグマ様から強要される恥ずかしい行為にも内心とんでもなく興奮しているのだ。
自分がこんなに変態だとは思わなかった……。
昨日のことだって俺が希少な高級ワインを飲んでしまったお仕置きだったというのに、あんなにも歓喜してしまうなんて。どうかしている……。
「……っ……♡」
思い出しただけで、パジャマの下でクリトリスがツンと硬く勃ち上がって、膣口が湿り気を帯びるのを感じる。
***
「ローレンスさん、お手紙が来ていますよ」
体の奥の熱を発散できないまま、トムと共に朝食の場に行った俺に、メアリーが封筒を手渡してきた。
この封蝋印の紋章は間違いない。またフランシス様からの手紙だ。
やっぱりきたか……。
「あ、ありがとう……」
俺は顔を引きつらせそうになりながらも、にっこり微笑むメアリーに笑顔でお礼を言った。
内容なんて読まなくても想像がつくがさっそく読んでみる。
「ローレンス・ボビンズへ
どうして返事をよこさいないのか。お前が僕に誓った忠誠心を忘れたか。
早くバケモノの屋敷から逃げ出して僕の元へ帰って来てくれ。
お願いだ。愛している。
敬具
フランシス・ウェルズリー」
ああ、またバケモノだなんて書いて……。ドグマ様にこの手紙がバレたら大変なことになる。
俺はキッチンの裏口から外へ出てすぐに手紙を燃やしてしまおうと思った。
しかしマッチがなかった。仕方なく、一旦部屋に取りに戻ろうと、廊下へ出た。
すると廊下でドグマ様と鉢合わせになってしまった。
「ド、ドグマ様っ……!」
手に持っていた封筒を慌てて背後へ隠した。
「お前、……何を隠した?」
ドグマ様がそう聞くのも当然だ。隠せば余計に怪しいと思われるだろう。
目つきが怖い。ここは従うしかない。
俺は隠していた手紙を素直に差し出した。
手紙を読んだドグマ様の表情が凍り付いた。
手紙も封筒もぐしゃぐしゃにされて、ドグマ様の手の中でチリのように細かくなって宙に舞って消えた。
「書斎へ来い」
赤い瞳に睨まれて、俺は背筋をゾクッとさせた。
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