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2章
バスルームでの選択
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「い、いい、一緒に入るんですか!?」
「そうだけど?」
「話が違います!」
「違わない。俺は1人で入れとは言っていない」
その瞬間、私は自分の頭を殴りたくなった。
自由といってもどちらも地獄に決まっているじゃないか。
「自分で選択したんだから拒否権はないからな」
「こ、こんなのずるいです!」
逃げようとする私を副社長は引っ張り胸の中に閉じ込めた。
副社長の香りがして、一瞬ふらつくもジタバタと逃げようと必死になった。
「しゃ、シャワーにします!」
「悪いが1度、決めたことは取り消せない」
じたばたしていた私が鬱陶しくなったのか副社長は私を離した。
私の顔はタコに負けるほど真っ赤だろう。
「じゃあ、ここで選択をもう1つ与えるよ」
私は副社長を見上げた。
「俺に脱がされるか、キミがやるか」
「そ、そんなの! じ、自分でやります!」
副社長はクスクスと笑った。
「じゃあ脱げ」
「み、見ないで下さい」
「キミは俺に指示はできない」
バスルームも広くご丁寧に鏡の前に椅子があった。
副社長はその椅子を引っ張り出して、長くなるだろうと思った、このストリップショーを眺めることにしたようだった。
「さあ、脱げ」
「こんなのってない……ひどすぎます」
「俺を勝手におかずにしてたくせに何を今更」
副社長は鼻で笑った。
「お、おか、おか……」
気品があると思っていた副社長から、そんな単語が漏れ出てくるとは思わず私は壊れた。
「早く脱げ」
「こんなの、あのアプリにはない」
「お前はすぐに突っ込まれたいのか」
「そういうこと! やめてください!」
確かにホテルに入るとAI副社長はすぐに私にキスをしてベッドまでお姫様抱っこで運んでくれた。
そしてすぐに行為に及んだのだ。
「現実の方が刺激的だろ?」
副社長は笑みを浮かべながら言った。
「脱がないなら俺が脱がす!」
「来ないでください!
立ち上がろうとした副社長を私は全力で制した。
「じ、自分で脱ぎます」
私は顔を真っ赤にしながらブラウスのボタンを外した。
恥ずかしさで手が震えてボタンがうまく外せなくてモタついた。
ようやくすべてのボタンが取れて、スカートを床に落とし下着だけの姿になった。
しかし、それ以上が進めなかった。
「今から選択を変更するか?」
楽しそうな声が聞こえて副社長を見た。
首を斜めに傾け私を不敵な笑みを浮かべながら眺めていた。
私はぎゅっと目を瞑ってブラジャーのホックに指をかけ外した。
後ろ手に外すなんて、なかなか外れない日もあるくせに、こういう時にだけすんなり外せる自分にイラッとした。
胸が露わになると副社長はゆったりとした呼吸を1つしたのがわかった。
私はすぐに胸の先端を隠すように片腕で押さえてショーツを脱いだ。
そして耳まで赤くして副社長を見つめたのだ。
「さ、先に入浴しても?」
「まだだ」
「このままじゃ風邪をひいてしまいます!」
その時、私はハッと息を飲んだ。
「お風呂、沸いてない! しゃ、シャワーでいいです!」
「落ち着け。ここは俺がフロントに行った時点で自動で沸くようになっている」
「そうなんですか」
こんな大きなスイートルームを何度も使っているような、この男に勝てるはずがないと考えずにはいられなかった。
「じゃあ待ってますので早く副社長も脱いでください」
「脱がせるのはキミだと選択したはずだが?」
「は?」
「そうだけど?」
「話が違います!」
「違わない。俺は1人で入れとは言っていない」
その瞬間、私は自分の頭を殴りたくなった。
自由といってもどちらも地獄に決まっているじゃないか。
「自分で選択したんだから拒否権はないからな」
「こ、こんなのずるいです!」
逃げようとする私を副社長は引っ張り胸の中に閉じ込めた。
副社長の香りがして、一瞬ふらつくもジタバタと逃げようと必死になった。
「しゃ、シャワーにします!」
「悪いが1度、決めたことは取り消せない」
じたばたしていた私が鬱陶しくなったのか副社長は私を離した。
私の顔はタコに負けるほど真っ赤だろう。
「じゃあ、ここで選択をもう1つ与えるよ」
私は副社長を見上げた。
「俺に脱がされるか、キミがやるか」
「そ、そんなの! じ、自分でやります!」
副社長はクスクスと笑った。
「じゃあ脱げ」
「み、見ないで下さい」
「キミは俺に指示はできない」
バスルームも広くご丁寧に鏡の前に椅子があった。
副社長はその椅子を引っ張り出して、長くなるだろうと思った、このストリップショーを眺めることにしたようだった。
「さあ、脱げ」
「こんなのってない……ひどすぎます」
「俺を勝手におかずにしてたくせに何を今更」
副社長は鼻で笑った。
「お、おか、おか……」
気品があると思っていた副社長から、そんな単語が漏れ出てくるとは思わず私は壊れた。
「早く脱げ」
「こんなの、あのアプリにはない」
「お前はすぐに突っ込まれたいのか」
「そういうこと! やめてください!」
確かにホテルに入るとAI副社長はすぐに私にキスをしてベッドまでお姫様抱っこで運んでくれた。
そしてすぐに行為に及んだのだ。
「現実の方が刺激的だろ?」
副社長は笑みを浮かべながら言った。
「脱がないなら俺が脱がす!」
「来ないでください!
立ち上がろうとした副社長を私は全力で制した。
「じ、自分で脱ぎます」
私は顔を真っ赤にしながらブラウスのボタンを外した。
恥ずかしさで手が震えてボタンがうまく外せなくてモタついた。
ようやくすべてのボタンが取れて、スカートを床に落とし下着だけの姿になった。
しかし、それ以上が進めなかった。
「今から選択を変更するか?」
楽しそうな声が聞こえて副社長を見た。
首を斜めに傾け私を不敵な笑みを浮かべながら眺めていた。
私はぎゅっと目を瞑ってブラジャーのホックに指をかけ外した。
後ろ手に外すなんて、なかなか外れない日もあるくせに、こういう時にだけすんなり外せる自分にイラッとした。
胸が露わになると副社長はゆったりとした呼吸を1つしたのがわかった。
私はすぐに胸の先端を隠すように片腕で押さえてショーツを脱いだ。
そして耳まで赤くして副社長を見つめたのだ。
「さ、先に入浴しても?」
「まだだ」
「このままじゃ風邪をひいてしまいます!」
その時、私はハッと息を飲んだ。
「お風呂、沸いてない! しゃ、シャワーでいいです!」
「落ち着け。ここは俺がフロントに行った時点で自動で沸くようになっている」
「そうなんですか」
こんな大きなスイートルームを何度も使っているような、この男に勝てるはずがないと考えずにはいられなかった。
「じゃあ待ってますので早く副社長も脱いでください」
「脱がせるのはキミだと選択したはずだが?」
「は?」
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