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学院が創立された百年前から文武両道を掲げているグランディール学院では、毎年秋に男子学生全員が参加するオリエンテーリング大会がある。
広大な学院の敷地内の裏手にある山を半日かけて地図と方位機と糧食のみを携えて駆け回り、これまでに鍛えた身体と頭脳と精神力を試すのだ。
その間女子は彼らの応援や救護などの後方支援に周り、一か月後に開催される女子生徒による芸術祭で披露するダンスや絵画、刺繍、歌、奏楽などの練習に励む。
男子学生の五分の一はいわゆる貴族階級で、卒業後はさらに上の大学へ進む者、領地に戻り家長の元で実務経験を積むものなど、入学時からほぼ進路は決まっているが、それでもこの大陸中に散らばる国内および諸外国の同様の学院の中でも抜きんでた名声を誇るグランディールの名に賭けて、おいそれと恥ずかしい成績は残せない。
ましてや実業家や専門職家庭の子である中流階級組は、こうした機会にいかにおのれの実力をアピールし今後の出世に役立てていくかがとても重要視されている。そしてこの大会の結果こそが、翌一年間の各寮、各学年の力関係を決めるのだ。だからこそ各寮の競争心は否が応でも煽られ、上級生は下級生を徹底的にしごき少しでも良い成績を修めようとする。
そうしてこの学院に入学した者は、初めの一年が終わる頃にはこのオリエンテーリングがただの余興やお遊びではないことを身をもって知ることになるのだ。
「あ~~~~~! 横っ腹が! 痛い!」
アードラー寮の裏手にある丘を十周走って戻ってきたトムが、裏玄関前の芝生に倒れ込んで叫んでいる。それを隣で見下ろしながら、エイリークは両手を膝についてただゼエゼエと息を吸っては吐いた。
「……っ、エイリーク、余裕ありげな、顔してる、な……っ!? さては、お前、全力で走って、なかった、んだろう……っ!」
地面に転がったまま荒い呼吸を繰り返してそう言うトムに、エイリークは無言でそっぽを向く。するとそれが気に入らなかったのか、トムが飛び起きてまたわあわあと食って掛かってきた。
「いいか! 今度のオリエンテーリングで優勝するのは我らアードラー寮だが、その中でもお前に勝つのはこの俺だ!」
「弱い犬ほどよく吠えるって言うよね。それともお腹空いた?」
「何!? 誰が犬だと……」
と言いかけたところで派手に腹のなる音が響いて言い合いはおしまいになった。
現在学院ではオリエンテーリングに向けて皆、山道を歩く訓練や体力向上のために走り込みに余念がない。各寮の上級生が目を光らせる中、ひたすら身体を苛め抜くような体力づくりのメニューが続いている。アードラー寮三学年のエイリークとそのクラスメイトのトムもそうだった。
「と、とにかくお前には絶対負けないからな!」
エイリークがゼェゼェと肩で息をしていると、トムがまた食って掛かってきた。
「おい聞いてるのか、エイリーク!?」
「うるさいな」
「なんだとう!?」
エイリークにしてみれば、まさに地獄の走り込みの直後にこれだけ叫べるトムの体力と気力の方こそ驚嘆すべきものだったが、どうも本人は気づいてはいないらしい。そのことがなんとなく面白くなくて、エイリークはまた無言でよそを向いた。その時、視線の先に見つけた人物の姿にエイリークは思わず声を上げた。
「…………あれ?」
「なんだ? どうした」
トムがエイリークと同じ方向を向いて聞いてくる。
「……アリスティド先輩だ」
「あ、ほんとだ」
今日の授業が終わってから延々と走って時刻はすでに夜七時前。まもなく夕食の時間だ。とは言え、泥だらけのまま食堂に入るわけにはいかないので、急いで部屋に戻り沐浴をして身支度を整えなければならない。伝統あるグランディールでは、夕食はきちんとした学生の正装である制服姿でとるのが決まりだ。靴の曇り一つ、タイの皴一つも許されない。
だが自分たちの訓練の傍らに下級生の練習の監督をしていた上級生たちがみな寮の方へと戻って行く中、アリスティドただ一人が腕を組み、じっと前を見つめていた。
「……何を見てるんだろう」
エイリークが呟くと、横からトムが顔を出す。
「腹でも痛いのか? 変な物でも食べたとか」
「……君じゃあるまいし」
「あ!? 何か言ったか!?」
昨年のオリエンテーリングで第四位を取り筆頭監督生となった彼は、同じくタイトルホルダーの現学院総代や副総代、また他寮の筆頭監督生らとともに今回は競技には参加せず、大会全体を指揮・監督する立場にある。だから今の練習時間中も寮生全体の動きを見ながら、地図の見方や方位機を使い慣れていない下級生、そして訓練が足りずに右往左往している者たちを指導していた。実際エイリークやトムも何度も彼に「動きに無駄が多すぎる。もっと頭を使え」と注意されている。
だが、慌ただしく寮に戻る学生たちの中で彼だけは他を寄せ付けぬ空気を纏って一人立っていた。
「ちょっと声掛けてみようぜ!」
そう言ってトムが突然走り出す。トムはまだ三学年だというのに上下関係や身分的な位置関係にひどく無頓着なところがあった。マイペースすぎるといつも同室の監督生テオによく言われているエイリークでさえも少々呆れてしまうが、こうなったら一緒について行くしかない。
「アリスティド先輩!」
トムの声にアリスティドが振り返った。生徒たちが走り回っている埃っぽい裏庭に立っていても彼だけはいつもと変わらず、塵ひとつその艶やかなプラチナの髪にも評議会メンバーを表す深青色のローブにもついていないように見える。
「どうかしたんですか!?」
随分と無頓着に話しかけるトムを冷ややかな目で見返しつつも、意外なことにアリスティドは彼を叱りはしなかった。
「トム=ヘンドリー。走るのはいいがペース配分を間違えると自滅するぞ」
そう注意されたというのに呑気にも「え! 俺の走りを見ててくれたんですか! 恐縮です!」などと喜んでいる。これでは一体アリスティドがどう思うか、とエイリークがそちらを見ると、彼の目の奥に奇妙な何かが揺らめいているような気がして目を見開いた。
「お前の調子はどうだ、エイリーク」
アリスティドは、同じ監督生のテオと同室のエイリークを知っている。そのせいか気安くそう聞いてきた彼の目をエイリークはじっと見つめた。
(なんだろう、すごく、力というか、何かが溢れそう)
「…………あ、もしかして先輩も走りたいんですか?」
思わずそう呟いたエイリークに、ギョッとした顔をしてトムが振り返った。
広大な学院の敷地内の裏手にある山を半日かけて地図と方位機と糧食のみを携えて駆け回り、これまでに鍛えた身体と頭脳と精神力を試すのだ。
その間女子は彼らの応援や救護などの後方支援に周り、一か月後に開催される女子生徒による芸術祭で披露するダンスや絵画、刺繍、歌、奏楽などの練習に励む。
男子学生の五分の一はいわゆる貴族階級で、卒業後はさらに上の大学へ進む者、領地に戻り家長の元で実務経験を積むものなど、入学時からほぼ進路は決まっているが、それでもこの大陸中に散らばる国内および諸外国の同様の学院の中でも抜きんでた名声を誇るグランディールの名に賭けて、おいそれと恥ずかしい成績は残せない。
ましてや実業家や専門職家庭の子である中流階級組は、こうした機会にいかにおのれの実力をアピールし今後の出世に役立てていくかがとても重要視されている。そしてこの大会の結果こそが、翌一年間の各寮、各学年の力関係を決めるのだ。だからこそ各寮の競争心は否が応でも煽られ、上級生は下級生を徹底的にしごき少しでも良い成績を修めようとする。
そうしてこの学院に入学した者は、初めの一年が終わる頃にはこのオリエンテーリングがただの余興やお遊びではないことを身をもって知ることになるのだ。
「あ~~~~~! 横っ腹が! 痛い!」
アードラー寮の裏手にある丘を十周走って戻ってきたトムが、裏玄関前の芝生に倒れ込んで叫んでいる。それを隣で見下ろしながら、エイリークは両手を膝についてただゼエゼエと息を吸っては吐いた。
「……っ、エイリーク、余裕ありげな、顔してる、な……っ!? さては、お前、全力で走って、なかった、んだろう……っ!」
地面に転がったまま荒い呼吸を繰り返してそう言うトムに、エイリークは無言でそっぽを向く。するとそれが気に入らなかったのか、トムが飛び起きてまたわあわあと食って掛かってきた。
「いいか! 今度のオリエンテーリングで優勝するのは我らアードラー寮だが、その中でもお前に勝つのはこの俺だ!」
「弱い犬ほどよく吠えるって言うよね。それともお腹空いた?」
「何!? 誰が犬だと……」
と言いかけたところで派手に腹のなる音が響いて言い合いはおしまいになった。
現在学院ではオリエンテーリングに向けて皆、山道を歩く訓練や体力向上のために走り込みに余念がない。各寮の上級生が目を光らせる中、ひたすら身体を苛め抜くような体力づくりのメニューが続いている。アードラー寮三学年のエイリークとそのクラスメイトのトムもそうだった。
「と、とにかくお前には絶対負けないからな!」
エイリークがゼェゼェと肩で息をしていると、トムがまた食って掛かってきた。
「おい聞いてるのか、エイリーク!?」
「うるさいな」
「なんだとう!?」
エイリークにしてみれば、まさに地獄の走り込みの直後にこれだけ叫べるトムの体力と気力の方こそ驚嘆すべきものだったが、どうも本人は気づいてはいないらしい。そのことがなんとなく面白くなくて、エイリークはまた無言でよそを向いた。その時、視線の先に見つけた人物の姿にエイリークは思わず声を上げた。
「…………あれ?」
「なんだ? どうした」
トムがエイリークと同じ方向を向いて聞いてくる。
「……アリスティド先輩だ」
「あ、ほんとだ」
今日の授業が終わってから延々と走って時刻はすでに夜七時前。まもなく夕食の時間だ。とは言え、泥だらけのまま食堂に入るわけにはいかないので、急いで部屋に戻り沐浴をして身支度を整えなければならない。伝統あるグランディールでは、夕食はきちんとした学生の正装である制服姿でとるのが決まりだ。靴の曇り一つ、タイの皴一つも許されない。
だが自分たちの訓練の傍らに下級生の練習の監督をしていた上級生たちがみな寮の方へと戻って行く中、アリスティドただ一人が腕を組み、じっと前を見つめていた。
「……何を見てるんだろう」
エイリークが呟くと、横からトムが顔を出す。
「腹でも痛いのか? 変な物でも食べたとか」
「……君じゃあるまいし」
「あ!? 何か言ったか!?」
昨年のオリエンテーリングで第四位を取り筆頭監督生となった彼は、同じくタイトルホルダーの現学院総代や副総代、また他寮の筆頭監督生らとともに今回は競技には参加せず、大会全体を指揮・監督する立場にある。だから今の練習時間中も寮生全体の動きを見ながら、地図の見方や方位機を使い慣れていない下級生、そして訓練が足りずに右往左往している者たちを指導していた。実際エイリークやトムも何度も彼に「動きに無駄が多すぎる。もっと頭を使え」と注意されている。
だが、慌ただしく寮に戻る学生たちの中で彼だけは他を寄せ付けぬ空気を纏って一人立っていた。
「ちょっと声掛けてみようぜ!」
そう言ってトムが突然走り出す。トムはまだ三学年だというのに上下関係や身分的な位置関係にひどく無頓着なところがあった。マイペースすぎるといつも同室の監督生テオによく言われているエイリークでさえも少々呆れてしまうが、こうなったら一緒について行くしかない。
「アリスティド先輩!」
トムの声にアリスティドが振り返った。生徒たちが走り回っている埃っぽい裏庭に立っていても彼だけはいつもと変わらず、塵ひとつその艶やかなプラチナの髪にも評議会メンバーを表す深青色のローブにもついていないように見える。
「どうかしたんですか!?」
随分と無頓着に話しかけるトムを冷ややかな目で見返しつつも、意外なことにアリスティドは彼を叱りはしなかった。
「トム=ヘンドリー。走るのはいいがペース配分を間違えると自滅するぞ」
そう注意されたというのに呑気にも「え! 俺の走りを見ててくれたんですか! 恐縮です!」などと喜んでいる。これでは一体アリスティドがどう思うか、とエイリークがそちらを見ると、彼の目の奥に奇妙な何かが揺らめいているような気がして目を見開いた。
「お前の調子はどうだ、エイリーク」
アリスティドは、同じ監督生のテオと同室のエイリークを知っている。そのせいか気安くそう聞いてきた彼の目をエイリークはじっと見つめた。
(なんだろう、すごく、力というか、何かが溢れそう)
「…………あ、もしかして先輩も走りたいんですか?」
思わずそう呟いたエイリークに、ギョッとした顔をしてトムが振り返った。
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