2 / 13
に
しおりを挟む
俺は、鏡の前で見惚れてしまった。
すると後頭部に激痛が⁉︎
「アンタ馬鹿なの?何、自分自身に見惚れてんのよ!時間ないんだからね、このドレス着なさいよ!アンタが入る様なドレス、探すの大変だったんだからね!オカマバーの知り合いに、極上の逸品を借りたんだから、汚すんじゃないよ!」
アイツが自信満々な顔で出してきたドレスは、黒一色の布地が少ない……殆どレース?何だよこれ?俺がこんな布地が少ない服を着るのか?あり得ないぞ!!仮にも男だ!それも25のなかなかいい年したオヤジだぞ!!
「こんなの着れるかよ!?無理だ!!!身体の線が違うだろうが!」
「大丈夫よ!総レースで背中とお腹が少し空いてて、セクシーじゃないの!身体の線っていうけど、アンタのウエスト中身入ってんの?下手な女より細いわよ!私に対する嫌味なの、それは?
男、特有のゴツゴツ感は、レースでカバーできるし!中は、きちんとした布地がカバーしてるから、安心しなさい!
まあ!着てみてから、文句は聞くわよ」
俺は押し切られ、こんな物を着ることになった……この女の押しの強さは、何故か昔から逆らえないのだ。
小部屋に服と入れられてしまっては、もう着替えるしかなく俺は、嫌々スーツを脱ぎ捨て、ペラペラした服を着た。
「どう?着たら出てきなさいよ」
………………………………出れるか!!!
これ……ヤバ!入ることは入った。丈も足首迄あり、丁度いい感じなんだが、俺の男としての矜持が……項垂れていたら、カーテンが勝手に開いた。
「開けるわよ」
「おまっ!開けてから言うなよ!デリカシーが無いのか!」
「あら!!あらあらあらあら!スッゴイわぁ、思っていた以上の出来じゃないの!出てきなさいよ後ろのリボン結んであげるわ。
あらまぁ、レースから覗く脚の長く綺麗なこと!背中もシミやシワも無くすべすべじゃないの、綺麗なものね!マーメイドのロングのレースがスタイル抜群にみえるわよ!胸は作り物100%だけど、そこら辺の女より色気アリアリだわ」
「嬉しくないぞ……」
「アンタの感想は聞いてない!他人からどう見えるのかが、この世界の常識よ~~さあ!そろそろ女の子達も来る頃だし、準備始めるわよ!アンタはそうねぇ……託也からもじって、くみちゃんね~」
「馬鹿丸わかりだな!全然もじって無いじゃないか、くみって!可愛くも無いし、嫌だね」
「じゃあ何がいいのよ?」
「サキがいい!」
「なんでもいいわよ!じゃあサキちゃん、参りましょうか?」
と 、言うとアイツは俺の腕を引っ張って、音楽が流れる店内に向かっていった。
すると後頭部に激痛が⁉︎
「アンタ馬鹿なの?何、自分自身に見惚れてんのよ!時間ないんだからね、このドレス着なさいよ!アンタが入る様なドレス、探すの大変だったんだからね!オカマバーの知り合いに、極上の逸品を借りたんだから、汚すんじゃないよ!」
アイツが自信満々な顔で出してきたドレスは、黒一色の布地が少ない……殆どレース?何だよこれ?俺がこんな布地が少ない服を着るのか?あり得ないぞ!!仮にも男だ!それも25のなかなかいい年したオヤジだぞ!!
「こんなの着れるかよ!?無理だ!!!身体の線が違うだろうが!」
「大丈夫よ!総レースで背中とお腹が少し空いてて、セクシーじゃないの!身体の線っていうけど、アンタのウエスト中身入ってんの?下手な女より細いわよ!私に対する嫌味なの、それは?
男、特有のゴツゴツ感は、レースでカバーできるし!中は、きちんとした布地がカバーしてるから、安心しなさい!
まあ!着てみてから、文句は聞くわよ」
俺は押し切られ、こんな物を着ることになった……この女の押しの強さは、何故か昔から逆らえないのだ。
小部屋に服と入れられてしまっては、もう着替えるしかなく俺は、嫌々スーツを脱ぎ捨て、ペラペラした服を着た。
「どう?着たら出てきなさいよ」
………………………………出れるか!!!
これ……ヤバ!入ることは入った。丈も足首迄あり、丁度いい感じなんだが、俺の男としての矜持が……項垂れていたら、カーテンが勝手に開いた。
「開けるわよ」
「おまっ!開けてから言うなよ!デリカシーが無いのか!」
「あら!!あらあらあらあら!スッゴイわぁ、思っていた以上の出来じゃないの!出てきなさいよ後ろのリボン結んであげるわ。
あらまぁ、レースから覗く脚の長く綺麗なこと!背中もシミやシワも無くすべすべじゃないの、綺麗なものね!マーメイドのロングのレースがスタイル抜群にみえるわよ!胸は作り物100%だけど、そこら辺の女より色気アリアリだわ」
「嬉しくないぞ……」
「アンタの感想は聞いてない!他人からどう見えるのかが、この世界の常識よ~~さあ!そろそろ女の子達も来る頃だし、準備始めるわよ!アンタはそうねぇ……託也からもじって、くみちゃんね~」
「馬鹿丸わかりだな!全然もじって無いじゃないか、くみって!可愛くも無いし、嫌だね」
「じゃあ何がいいのよ?」
「サキがいい!」
「なんでもいいわよ!じゃあサキちゃん、参りましょうか?」
と 、言うとアイツは俺の腕を引っ張って、音楽が流れる店内に向かっていった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
26
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる