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80.I cherish you.⑤
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彼の動きは性急だった。
彼の手により浴衣の前面をはだけさせられ、再び首筋に唇を寄せられると自然と身体が強張ってしまう。
「何もしなくていいよ」
そう言って、彼の身体が覆いかぶさってくると、尚も硬くなる私の身体。それをクスリと笑われる。
「でも、力は抜いてほしいかな?」
できるだけ優しくすると耳元で囁かれ、その低い声が身体中に響きため息が漏れる。その開いた唇に唇を深く重ねられ、舌を絡めとられたかと思うと、肌に触れられた。
「......ふっ」
自分の意識とは無関係に跳ねる身体。私の身体を余すことなく彼の大きな手に弄られ、胸からあっさりと下着が剥ぎ取られる。その温かな手は露わになった乳房の形を自在に変え、時には繊細な指先で、クルクルと頂を探る。それを唇に含まれると身体の奥がカーッと熱くなる気がした。感じたことのない初めての刺激に、私は戸惑うばかり。
「あっ....やっ、ふじ...さっ...」
唇を塞がれ最後まで言わせてもらわないうちに乳房を弄ばれながら、今度は擦り合わせている大腿を撫でられた。
「あンンッ...!!」
ただ撫でられただけで、電気が走ったみたいに背中が反り返る。それでも彼は少しの間その行為を止めてくれず、乳房の頂に吸い付くようなキスをしたと思ったら、ようやく身体を起こした。
「優里、可愛い...」
そう掠れるような低い声で呟いた後、身体を下にずらし、私の膝に唇を寄せる。
そして、もう片側にも。続いて膝を開かれ、大腿の内側にも同じようにしている時に、彼と目が合ってしまった。すると、大胆にも私にそれを見せつけながら同じことを繰り返していく。
私はその辱しめに耐えられなくなり、目を瞑ってしまう。
「....っん」
その彼の唇の触れる感覚が上へと上がっていくのを耐えながら、身体の内側の熱が徐々に広がっていくのを感じていた。目を瞑りながら、藤澤さんに肌を慈しむように唇で堪能されていくのが分かった。
彼がこんな風に女性を愛するのだと思うと心臓が高鳴る。
暗がりの中、彼の息遣いが忙しなくなっている気がして、そうさせているのが自分だと思うと嬉しかった。その中で彼の手が私の予想外の動きをする。
「それはっ...」
思わず目を開け声を上げてしまっていた。彼の手がショーツの中に入り、直接、腰を撫でたのである。
「何が?」
容赦なく言い放つと彼は躊躇うことなくこの行為を止めてくれない。私は恥ずかしくなり、顔をそむけようとするとそれを遮るように深いキスをされた。
「ん...」
唾液を交換するようなキスに意識が集中してしまい、舌を絡め合うことに必死になる。
だから、彼の手が脚の間に入り込み、掌を使い、その部分を撫でるのを止めることができなかった。
「んんーっ...!ん...」
唇が塞がれているので、声も出せずに身体が反応するのみ。彼はそのまま手を行き来させ、指先で敏感な部分を弄んだ。私はその刺激に耐えきれず、脚はシーツの上を何度ももがく。その甘い刺激に苦しくて、唇が離れたときに、酸素を欲し、身体が緩んだ。
その時に乳房を揉まれ、いつの間にか身につけていたものは全て脱がされていた。
「やっ...だめっ...」
彼の手を制止しようとすると、耳たぶを舐められ、意識がそちらへといってしまう。
それと同時に、彼の指が私の中を何度も行き来して撫でてゆく。その動きが絶妙で自然と短い息が私の唇から漏れた。
「あっ、やっ......やめっ...指」
彼の指が身体の中で蠢くたびに、腰が動くのを止められなくてどうしようもない。
「だめだよ、慣らさないとユリが辛くなる」
彼の低い声が息を吐くように言い、大きく開かれた足の間に彼の顔が埋まった。
「ああっ...!」
まさかそんな事をされるとは思わないから、一瞬、気が遠くなる。温かいものが上下して、時々どこかを吸われるとお腹の奥底に熱が燻るみたいだった。そのうえその部分に圧迫感を覚えた。彼の指が奥まで入れられ、中で押し広げられたのだ。
その指が、中のある部分を何度も掠め。
「あんっ...あ..や、やだっ...」
ズキズキと身体が疼く感じが広がり、彼の髪を掴みながら腰が震えた。
「そんなに感じているのに?」
チュッと太腿の内側に口づけると、私の秘めたる部分から顔をあげ、見えるように蜜に濡れた指を舌を出して舐めとった。端整な顔でそんなことをするからその仕草はすごく卑猥に見える。
「優里のヤダは、良いの意味に聞こえる」
そう言うと彼は私の足の間に身体を割り入れ、足を閉じれなくさせた。再び彼は顔を伏せ、先ほどと同じ事を執拗に繰り返す。それにより、私の身体は自分の意思とは関係なく、ベッドの上でビクン、ビクンと跳ね、もう、矯声を抑えることはできなかった。
薄暗い中で自分の身体から発する水音は大きくなってゆくばかり。
恥ずかしかったけれど、快感の方が大きくて、頭が真っ白になり忙しない息だけが耳に響く。
彼はそんな私の状態を悟ったのか、一旦、何故か、離れる。
身体はずっと力が入っていたせいでグッタリとしてしまい、脚や腕は投げ出されて、ピクリとも動かせずに。私は、そのままぼうっと天井を見つめるだけだった。
彼の手により浴衣の前面をはだけさせられ、再び首筋に唇を寄せられると自然と身体が強張ってしまう。
「何もしなくていいよ」
そう言って、彼の身体が覆いかぶさってくると、尚も硬くなる私の身体。それをクスリと笑われる。
「でも、力は抜いてほしいかな?」
できるだけ優しくすると耳元で囁かれ、その低い声が身体中に響きため息が漏れる。その開いた唇に唇を深く重ねられ、舌を絡めとられたかと思うと、肌に触れられた。
「......ふっ」
自分の意識とは無関係に跳ねる身体。私の身体を余すことなく彼の大きな手に弄られ、胸からあっさりと下着が剥ぎ取られる。その温かな手は露わになった乳房の形を自在に変え、時には繊細な指先で、クルクルと頂を探る。それを唇に含まれると身体の奥がカーッと熱くなる気がした。感じたことのない初めての刺激に、私は戸惑うばかり。
「あっ....やっ、ふじ...さっ...」
唇を塞がれ最後まで言わせてもらわないうちに乳房を弄ばれながら、今度は擦り合わせている大腿を撫でられた。
「あンンッ...!!」
ただ撫でられただけで、電気が走ったみたいに背中が反り返る。それでも彼は少しの間その行為を止めてくれず、乳房の頂に吸い付くようなキスをしたと思ったら、ようやく身体を起こした。
「優里、可愛い...」
そう掠れるような低い声で呟いた後、身体を下にずらし、私の膝に唇を寄せる。
そして、もう片側にも。続いて膝を開かれ、大腿の内側にも同じようにしている時に、彼と目が合ってしまった。すると、大胆にも私にそれを見せつけながら同じことを繰り返していく。
私はその辱しめに耐えられなくなり、目を瞑ってしまう。
「....っん」
その彼の唇の触れる感覚が上へと上がっていくのを耐えながら、身体の内側の熱が徐々に広がっていくのを感じていた。目を瞑りながら、藤澤さんに肌を慈しむように唇で堪能されていくのが分かった。
彼がこんな風に女性を愛するのだと思うと心臓が高鳴る。
暗がりの中、彼の息遣いが忙しなくなっている気がして、そうさせているのが自分だと思うと嬉しかった。その中で彼の手が私の予想外の動きをする。
「それはっ...」
思わず目を開け声を上げてしまっていた。彼の手がショーツの中に入り、直接、腰を撫でたのである。
「何が?」
容赦なく言い放つと彼は躊躇うことなくこの行為を止めてくれない。私は恥ずかしくなり、顔をそむけようとするとそれを遮るように深いキスをされた。
「ん...」
唾液を交換するようなキスに意識が集中してしまい、舌を絡め合うことに必死になる。
だから、彼の手が脚の間に入り込み、掌を使い、その部分を撫でるのを止めることができなかった。
「んんーっ...!ん...」
唇が塞がれているので、声も出せずに身体が反応するのみ。彼はそのまま手を行き来させ、指先で敏感な部分を弄んだ。私はその刺激に耐えきれず、脚はシーツの上を何度ももがく。その甘い刺激に苦しくて、唇が離れたときに、酸素を欲し、身体が緩んだ。
その時に乳房を揉まれ、いつの間にか身につけていたものは全て脱がされていた。
「やっ...だめっ...」
彼の手を制止しようとすると、耳たぶを舐められ、意識がそちらへといってしまう。
それと同時に、彼の指が私の中を何度も行き来して撫でてゆく。その動きが絶妙で自然と短い息が私の唇から漏れた。
「あっ、やっ......やめっ...指」
彼の指が身体の中で蠢くたびに、腰が動くのを止められなくてどうしようもない。
「だめだよ、慣らさないとユリが辛くなる」
彼の低い声が息を吐くように言い、大きく開かれた足の間に彼の顔が埋まった。
「ああっ...!」
まさかそんな事をされるとは思わないから、一瞬、気が遠くなる。温かいものが上下して、時々どこかを吸われるとお腹の奥底に熱が燻るみたいだった。そのうえその部分に圧迫感を覚えた。彼の指が奥まで入れられ、中で押し広げられたのだ。
その指が、中のある部分を何度も掠め。
「あんっ...あ..や、やだっ...」
ズキズキと身体が疼く感じが広がり、彼の髪を掴みながら腰が震えた。
「そんなに感じているのに?」
チュッと太腿の内側に口づけると、私の秘めたる部分から顔をあげ、見えるように蜜に濡れた指を舌を出して舐めとった。端整な顔でそんなことをするからその仕草はすごく卑猥に見える。
「優里のヤダは、良いの意味に聞こえる」
そう言うと彼は私の足の間に身体を割り入れ、足を閉じれなくさせた。再び彼は顔を伏せ、先ほどと同じ事を執拗に繰り返す。それにより、私の身体は自分の意思とは関係なく、ベッドの上でビクン、ビクンと跳ね、もう、矯声を抑えることはできなかった。
薄暗い中で自分の身体から発する水音は大きくなってゆくばかり。
恥ずかしかったけれど、快感の方が大きくて、頭が真っ白になり忙しない息だけが耳に響く。
彼はそんな私の状態を悟ったのか、一旦、何故か、離れる。
身体はずっと力が入っていたせいでグッタリとしてしまい、脚や腕は投げ出されて、ピクリとも動かせずに。私は、そのままぼうっと天井を見つめるだけだった。
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