3 / 102
第一章 人生が変わった7日間
3:とんでもない事が起きました
しおりを挟む
しばらく動けなかった私だけれど、お店はまだまだ営業中。気合で気持ちを落ち着けると、中途になっていたパンの籠詰め作業を再開した。
「シャルラ。今日の配達は俺が行くか?」
「心配かけてごめんなさい。でも、もう大丈夫ですよ」
「だが今日は帰った方がいいんじゃないか? 店ならもう閉めたっていいんだ。家まで送るぞ」
眉間のシワを深くした親父さんが心配そうに見てくる。親父さんは本当に優しい。私にも父さんがいたら、こんな風に声をかけてくれたのかなと思う。
「いえ。私も孤児院のみんなに会うのが楽しみなんです。でも親父さんが行きたいなら、私が店番しててもいいですよ?」
「お前みたいな若い娘を一人にしていけるか。さっきの奴みたいな、お前目当ての男が来たら困る」
「イールトさんは私目当てなわけじゃないですよ」
「もう名前で呼ぶ仲になったのか」
「たまたま教えてくれただけですって」
腕組みして言う親父さんはとっても不機嫌そうで、思わず笑ってしまう。そんな事ないって言っても、親父さんはいつだって信じてくれない。本当に私を大切に思ってくれてるんだなと思うと、心が温かくなった。
「じゃあ今日も、私と女将さんで届けてきますね」
「ああ。帰りもいつも通り、そのまま帰っていいからな」
「ありがとうございます。いつも助かります」
ゴルドの日はいつも、孤児院へパンを届けた後に母と合流して家に帰る。なかなか仕事先の見つからない母にお針子の仕事を紹介してくれたのは、ここの女将さんだったりする。
レース編みの内職をしていた事もあり、母は手先が器用で裁縫も得意だ。貴族向けのドレスを扱う事もある今の職場は、母の天職と言ってもいいと思う。
私と母にとって、親父さんと女将さんは大恩人だ。本当に頭が上がらない。
「シャルラ、行くよ」
「はい、女将さん。それじゃ親父さん、いってきますね」
「おう。今日もお疲れさん」
準備を終えた私は、女将さんと二人で孤児院へ向かった。
すれ違う町の人の多くは顔見知りで、挨拶を次々に交わしていく。そうして向かった孤児院では、子どもたちがパンを待ちわびていた。
「みんな、こんにちは!」
「おばさん、シャルラお姉ちゃん、いらっしゃい!」
「わあ! 今日のパンもうまそう!」
「ほらほら、汚れた手で触らないの。手を洗っておいで」
「はーい」
手を伸ばそうとするヤンチャな子たちを躱して厨房へパンを運べば、その後は自由時間。女将さんは院長先生とお茶を飲み、私は子どもたちと遊ぶ。
そうして楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
「またねー! シャルラお姉ちゃん!」
「うん、また来るね!」
子どもたちに手を振って孤児院を出れば、女将さんともお別れだ。「また明日」と挨拶を交わして、私は一人、母さんの働く店へと歩き出した。
ここ王都パルセは、王城を中心として区画がいくつもに分かれている。お城に近ければ近いほど、身分の高い人たちが住んでいた。
私たち庶民が暮らすエリアは、王都の一番外側。森に住む魔獣の侵入を防ぐために、王都全体を取り囲んでいる市壁のすぐ内側に広がっている。下町と呼ばれているのは、そんな庶民が使うお店の立ち並ぶ地区で、市場が開かれる広場なんかもあったりする。
逆に王都の真ん中にあるお城のそばは、貴族が住むエリア。お屋敷がたくさん建っている貴族街と、上町と呼ばれる貴族や富裕層向けの商業区がある。
下町と上町は、お城へ続く大通り沿いにあって、これもお城へ近づくにつれて店の格が上がる。
私の働くパン屋さんがあるのは、ちょうど下町の中間付近。母さんの働く仕立て屋があるのは、上町と下町の境目あたりだ。
(今日は何を作ろうかな)
晩ご飯の献立を考えながら、私はのんびりと道を歩いていく。まだ夕暮れ前だけれど、すでにだいぶ日は傾いてきていて、デコボコした石畳に落ちる影は長くなっていた。
王都の治安は比較的良い方だけれど、日が暮れた後に女一人で道を歩くのは、さすがにちょっと怖い。
少し歩く速度を早めようかなと思った時、街角に佇む人影が目に入った。
「シャルちゃん?」
「イールトさん!」
壁にもたれて気怠げに立っていたのは、イールトさんだった。イールトさんも私に気付いてくれて、にっこりと笑いかけてくれた。
「これから帰り?」
「そうなんですけど、母のお店に寄って行こうと思って」
「お母さん、お店を持ってるの?」
「あ、違うんです。お針子で働かせてもらってて」
お店で話した時よりずっと会話が弾む。どうしよう、すごく楽しい。
母の勤め先まで迎えに行って、その後一緒に帰るつもりだと話すと、イールトさんは空を見上げた。
「そういうことなら、そのお店まで送って行こうか」
「え、でも、人を探してるんですよね?」
「たぶんもうないよ。日中だってお嬢様には言われてるけど、もうすぐ日暮れだ。夕焼け空っては言われてないし」
「そんなことまで分かるんですね」
イールトさんが仕えてるお嬢様、何者なんだろう? 神殿で巫女様が授かるご神託は、もっと曖昧なものらしいけど。日付だけじゃなく時間帯まで分かるなんて、ビックリだ。
「まあだから、気にしないで。このままシャルちゃんを一人で行かせて、何かあったらそれこそ後悔する」
「大丈夫ですよ。日暮れ前にはお店に着きますし」
「でもどうせ、俺もお屋敷まで帰らなきゃならないからさ。行く方向は同じなんだ」
「お仕えしているお嬢様は貴族の方なんですよね?」
「そう。貴族街にあるから、上町は通り道。だからほら、行こう?」
「はい。ありがとうございます」
「こちらこそ」
結局私は、イールトさんに押し切られる形で一緒に歩き出した。手を伸ばせば触れられる程度の、程よい距離感で並んで歩く。
長身のイールトさんと私じゃ絶対に歩幅が合わないはずだけれど、私に合わせてくれてるんだろうな。早過ぎず、遅過ぎず歩いてくれるイールトさんの隣は心地良い。
けれど、私の幸せな時間はすぐに終わってしまった。
「コケッコー!」
「何だ?」
行先に、唐突に響いた鳥の声。何事かと目を凝らせば、路地から赤い鳥が何羽も飛び出してきた。
「あれは紅コッケー?」
「確かあの先は、精肉店だったね。絞める前に逃げ出したのか」
イールトさんの言う通り、肉屋のおじさんたちが慌てた様子で鳥を追いかけてきた。道行く人たちも協力して、紅コッケーは次々に確保されていく。
私たちも手伝おうかと思ったけれど、人手は充分足りてそうだ。
「大丈夫そうだね。でも、馬車が何台も立ち往生しちゃったし、あそこを通るのも大変そうだ。違う道を行こうか」
「そうですね。……あ」
「どうかした?」
「あそこに母さんがいます」
紅コッケーを捕まえる人たちの向こう側に、母さんがいた。お使いか何かでお店から出てきてたのかもしれない。
「母さん!」
「シャルラ?」
喧騒の中、大きく声を上げて手を振れば、母さんは立ち止まってくれた。捕まった紅コッケーたちを驚かせないように気をつけながら、私とイールトさんは母さんの元へ向かう。
母さんも私たちの方へ来ようとしてくれたけど……。
「コケー!」
「母さん!」
「まずい!」
不意に一羽の紅コッケーが逃げ出し、すぐそばで止まっていた馬車の馬が驚いて暴れ出した。
一台の暴走馬車が、母さんの背後に迫る。叫ぶしか出来ない私の横を、イールトさんが駆け抜けていった。
「きゃあっ!」
目の前で舞い散る赤い羽。轢かれそうになった母さんは、イールトさんが突き飛ばして助けてくれた。
けれど横転した馬車のそばには、割れたメガネと吹き飛んだ帽子と、倒れて動かないイールトさんがいて……。
「いやぁぁ! イールトさん!」
駆け寄って声をかけても、イールトさんはピクリとも動かない。
嫌だ、死なないで。目を覚まして。
「シャルラ!」
「待ってくれ、君は……!」
「嘘……あなたは……」
未だ暴れる馬に引きずられている倒れた馬車を止めようと、町の人たちが馬車に群がって。その中から転がるように這い出てきた男の人が、母さんに話しかけていたけれど、私はそれどころじゃなかった。
「イールトさん! イールトさん!」
涙で滲む目に映るのは、血の気の失せたイールトさんの顔。いつもカッコよく着こなしていた服は、薄汚れて破けている。
笑ってくれた顔が見れなくなるなんて嫌だ。せっかく名前を聞けたのに、私と一緒にいたばっかりに、こんな……。
「誰かお願い……イールトさんを助けて」
イールトさんに縋り付き、ぽつりと小さく呟いた。同時に体の奥深くから暖かい何かが溢れ出して……私はそのまま、意識を失った。
「シャルラ。今日の配達は俺が行くか?」
「心配かけてごめんなさい。でも、もう大丈夫ですよ」
「だが今日は帰った方がいいんじゃないか? 店ならもう閉めたっていいんだ。家まで送るぞ」
眉間のシワを深くした親父さんが心配そうに見てくる。親父さんは本当に優しい。私にも父さんがいたら、こんな風に声をかけてくれたのかなと思う。
「いえ。私も孤児院のみんなに会うのが楽しみなんです。でも親父さんが行きたいなら、私が店番しててもいいですよ?」
「お前みたいな若い娘を一人にしていけるか。さっきの奴みたいな、お前目当ての男が来たら困る」
「イールトさんは私目当てなわけじゃないですよ」
「もう名前で呼ぶ仲になったのか」
「たまたま教えてくれただけですって」
腕組みして言う親父さんはとっても不機嫌そうで、思わず笑ってしまう。そんな事ないって言っても、親父さんはいつだって信じてくれない。本当に私を大切に思ってくれてるんだなと思うと、心が温かくなった。
「じゃあ今日も、私と女将さんで届けてきますね」
「ああ。帰りもいつも通り、そのまま帰っていいからな」
「ありがとうございます。いつも助かります」
ゴルドの日はいつも、孤児院へパンを届けた後に母と合流して家に帰る。なかなか仕事先の見つからない母にお針子の仕事を紹介してくれたのは、ここの女将さんだったりする。
レース編みの内職をしていた事もあり、母は手先が器用で裁縫も得意だ。貴族向けのドレスを扱う事もある今の職場は、母の天職と言ってもいいと思う。
私と母にとって、親父さんと女将さんは大恩人だ。本当に頭が上がらない。
「シャルラ、行くよ」
「はい、女将さん。それじゃ親父さん、いってきますね」
「おう。今日もお疲れさん」
準備を終えた私は、女将さんと二人で孤児院へ向かった。
すれ違う町の人の多くは顔見知りで、挨拶を次々に交わしていく。そうして向かった孤児院では、子どもたちがパンを待ちわびていた。
「みんな、こんにちは!」
「おばさん、シャルラお姉ちゃん、いらっしゃい!」
「わあ! 今日のパンもうまそう!」
「ほらほら、汚れた手で触らないの。手を洗っておいで」
「はーい」
手を伸ばそうとするヤンチャな子たちを躱して厨房へパンを運べば、その後は自由時間。女将さんは院長先生とお茶を飲み、私は子どもたちと遊ぶ。
そうして楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
「またねー! シャルラお姉ちゃん!」
「うん、また来るね!」
子どもたちに手を振って孤児院を出れば、女将さんともお別れだ。「また明日」と挨拶を交わして、私は一人、母さんの働く店へと歩き出した。
ここ王都パルセは、王城を中心として区画がいくつもに分かれている。お城に近ければ近いほど、身分の高い人たちが住んでいた。
私たち庶民が暮らすエリアは、王都の一番外側。森に住む魔獣の侵入を防ぐために、王都全体を取り囲んでいる市壁のすぐ内側に広がっている。下町と呼ばれているのは、そんな庶民が使うお店の立ち並ぶ地区で、市場が開かれる広場なんかもあったりする。
逆に王都の真ん中にあるお城のそばは、貴族が住むエリア。お屋敷がたくさん建っている貴族街と、上町と呼ばれる貴族や富裕層向けの商業区がある。
下町と上町は、お城へ続く大通り沿いにあって、これもお城へ近づくにつれて店の格が上がる。
私の働くパン屋さんがあるのは、ちょうど下町の中間付近。母さんの働く仕立て屋があるのは、上町と下町の境目あたりだ。
(今日は何を作ろうかな)
晩ご飯の献立を考えながら、私はのんびりと道を歩いていく。まだ夕暮れ前だけれど、すでにだいぶ日は傾いてきていて、デコボコした石畳に落ちる影は長くなっていた。
王都の治安は比較的良い方だけれど、日が暮れた後に女一人で道を歩くのは、さすがにちょっと怖い。
少し歩く速度を早めようかなと思った時、街角に佇む人影が目に入った。
「シャルちゃん?」
「イールトさん!」
壁にもたれて気怠げに立っていたのは、イールトさんだった。イールトさんも私に気付いてくれて、にっこりと笑いかけてくれた。
「これから帰り?」
「そうなんですけど、母のお店に寄って行こうと思って」
「お母さん、お店を持ってるの?」
「あ、違うんです。お針子で働かせてもらってて」
お店で話した時よりずっと会話が弾む。どうしよう、すごく楽しい。
母の勤め先まで迎えに行って、その後一緒に帰るつもりだと話すと、イールトさんは空を見上げた。
「そういうことなら、そのお店まで送って行こうか」
「え、でも、人を探してるんですよね?」
「たぶんもうないよ。日中だってお嬢様には言われてるけど、もうすぐ日暮れだ。夕焼け空っては言われてないし」
「そんなことまで分かるんですね」
イールトさんが仕えてるお嬢様、何者なんだろう? 神殿で巫女様が授かるご神託は、もっと曖昧なものらしいけど。日付だけじゃなく時間帯まで分かるなんて、ビックリだ。
「まあだから、気にしないで。このままシャルちゃんを一人で行かせて、何かあったらそれこそ後悔する」
「大丈夫ですよ。日暮れ前にはお店に着きますし」
「でもどうせ、俺もお屋敷まで帰らなきゃならないからさ。行く方向は同じなんだ」
「お仕えしているお嬢様は貴族の方なんですよね?」
「そう。貴族街にあるから、上町は通り道。だからほら、行こう?」
「はい。ありがとうございます」
「こちらこそ」
結局私は、イールトさんに押し切られる形で一緒に歩き出した。手を伸ばせば触れられる程度の、程よい距離感で並んで歩く。
長身のイールトさんと私じゃ絶対に歩幅が合わないはずだけれど、私に合わせてくれてるんだろうな。早過ぎず、遅過ぎず歩いてくれるイールトさんの隣は心地良い。
けれど、私の幸せな時間はすぐに終わってしまった。
「コケッコー!」
「何だ?」
行先に、唐突に響いた鳥の声。何事かと目を凝らせば、路地から赤い鳥が何羽も飛び出してきた。
「あれは紅コッケー?」
「確かあの先は、精肉店だったね。絞める前に逃げ出したのか」
イールトさんの言う通り、肉屋のおじさんたちが慌てた様子で鳥を追いかけてきた。道行く人たちも協力して、紅コッケーは次々に確保されていく。
私たちも手伝おうかと思ったけれど、人手は充分足りてそうだ。
「大丈夫そうだね。でも、馬車が何台も立ち往生しちゃったし、あそこを通るのも大変そうだ。違う道を行こうか」
「そうですね。……あ」
「どうかした?」
「あそこに母さんがいます」
紅コッケーを捕まえる人たちの向こう側に、母さんがいた。お使いか何かでお店から出てきてたのかもしれない。
「母さん!」
「シャルラ?」
喧騒の中、大きく声を上げて手を振れば、母さんは立ち止まってくれた。捕まった紅コッケーたちを驚かせないように気をつけながら、私とイールトさんは母さんの元へ向かう。
母さんも私たちの方へ来ようとしてくれたけど……。
「コケー!」
「母さん!」
「まずい!」
不意に一羽の紅コッケーが逃げ出し、すぐそばで止まっていた馬車の馬が驚いて暴れ出した。
一台の暴走馬車が、母さんの背後に迫る。叫ぶしか出来ない私の横を、イールトさんが駆け抜けていった。
「きゃあっ!」
目の前で舞い散る赤い羽。轢かれそうになった母さんは、イールトさんが突き飛ばして助けてくれた。
けれど横転した馬車のそばには、割れたメガネと吹き飛んだ帽子と、倒れて動かないイールトさんがいて……。
「いやぁぁ! イールトさん!」
駆け寄って声をかけても、イールトさんはピクリとも動かない。
嫌だ、死なないで。目を覚まして。
「シャルラ!」
「待ってくれ、君は……!」
「嘘……あなたは……」
未だ暴れる馬に引きずられている倒れた馬車を止めようと、町の人たちが馬車に群がって。その中から転がるように這い出てきた男の人が、母さんに話しかけていたけれど、私はそれどころじゃなかった。
「イールトさん! イールトさん!」
涙で滲む目に映るのは、血の気の失せたイールトさんの顔。いつもカッコよく着こなしていた服は、薄汚れて破けている。
笑ってくれた顔が見れなくなるなんて嫌だ。せっかく名前を聞けたのに、私と一緒にいたばっかりに、こんな……。
「誰かお願い……イールトさんを助けて」
イールトさんに縋り付き、ぽつりと小さく呟いた。同時に体の奥深くから暖かい何かが溢れ出して……私はそのまま、意識を失った。
0
あなたにおすすめの小説
困りました。縦ロールにさよならしたら、逆ハーになりそうです。
新 星緒
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢アニエス(悪質ストーカー)に転生したと気づいたけれど、心配ないよね。だってフラグ折りまくってハピエンが定番だもの。
趣味の悪い縦ロールはやめて性格改善して、ストーカーしなければ楽勝楽勝!
……って、あれ?
楽勝ではあるけれど、なんだか思っていたのとは違うような。
想定外の逆ハーレムを解消するため、イケメンモブの大公令息リュシアンと協力関係を結んでみた。だけどリュシアンは、「惚れた」と言ったり「からかっただけ」と言ったり、意地悪ばかり。嫌なヤツ!
でも実はリュシアンは訳ありらしく……
(第18回恋愛大賞で奨励賞をいただきました。応援してくださった皆様、ありがとうございました!)
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
【完結】悪役令嬢の妹に転生しちゃったけど推しはお姉様だから全力で断罪破滅から守らせていただきます!
くま
恋愛
え?死ぬ間際に前世の記憶が戻った、マリア。
ここは前世でハマった乙女ゲームの世界だった。
マリアが一番好きなキャラクターは悪役令嬢のマリエ!
悪役令嬢マリエの妹として転生したマリアは、姉マリエを守ろうと空回り。王子や執事、騎士などはマリアにアプローチするものの、まったく鈍感でアホな主人公に周りは振り回されるばかり。
少しずつ成長をしていくなか、残念ヒロインちゃんが現る!!
ほんの少しシリアスもある!かもです。
気ままに書いてますので誤字脱字ありましたら、すいませんっ。
月に一回、二回ほどゆっくりペースで更新です(*≧∀≦*)
気配消し令嬢の失敗
かな
恋愛
ユリアは公爵家の次女として生まれ、獣人国に攫われた長女エーリアの代わりに第1王子の婚約者候補の筆頭にされてしまう。王妃なんて面倒臭いと思ったユリアは、自分自身に認識阻害と気配消しの魔法を掛け、居るかいないかわからないと言われるほどの地味な令嬢を装った。
15才になり学園に入学すると、編入してきた男爵令嬢が第1王子と有力貴族令息を複数侍らかせることとなり、ユリア以外の婚約者候補と男爵令嬢の揉める事が日常茶飯事に。ユリアは遠くからボーッとそれを眺めながら〘 いつになったら婚約者候補から外してくれるのかな? 〙と思っていた。そんなユリアが失敗する話。
※王子は曾祖母コンです。
※ユリアは悪役令嬢ではありません。
※タグを少し修正しました。
初めての投稿なのでゆる〜く読んでください。ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください( *・ω・)*_ _))ペコリン
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
モブ転生とはこんなもの
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうしたらいいのかしら……。
現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
他サイトでも公開しています。
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる