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第二章 諦めない70日間
49:女の子に振り回されるなんて(ジェイド視点)
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殿下がアルフィール嬢と婚約されてから、お忍びの付き添いとしてメギスロイス公爵家には何度か訪れている。今いるガラス張りのテラスにももちろん来た事はあるが、殿下不在の状態でアルフィール嬢と向かい合うのは初めてだから、どうしても緊張してしまう。
だが僕の隣にいるラステロは、素知らぬ顔で茶菓子を楽しむばかりで。口火を切るのは僕しかいないのだと、腹を括った。
「ご婚約者のあなたを差し置いて、殿下がシャルラ嬢と二人で話すのを許して頂いたこと、感謝しますよ。アルフィール嬢」
「礼を言われるまでもありませんわ。わたくしが殿下に対してどう思っているかは、ジェイド様もご存知でしょう」
「そうですね。でもあなたの狙い通りにはならないと僕は思います。そろそろ素直になられたらどうですか」
「何を仰ってるのか分かりませんが、わたくしはいつだって本気ですわ」
アルフィール嬢は幼い少女だった頃から、どこか凛とした雰囲気を漂わせていたが。最近では大人びた雰囲気を纏うようになり、微笑み一つ取っても妖艶に見える。完全無欠と言われるディライン殿下が溺れてしまうのも無理はない。
もっとも、振り回されるこちらの身にもなってほしいものだが。
「子爵令嬢では殿下と身分は釣り合わないが、聖魔法持ちとなれば話は変わりますからね。シャルラ嬢を以前から知っていたからこのようなことを?」
「いいえ。あの子を知ったのは本当に偶然ですわ」
「料理に魔法を付与出来るのも、知らなかったと?」
「ええ。シャルラさんも驚いてらしたけれど、あれはおそらく今日初めて出来たんじゃないかしら。ねえ、イールト?」
テーブルについているのは、僕とラステロ、アルフィール嬢の三人だけだ。だがアルフィール嬢の隣には、いつだってイールトがいる。
アルフィール嬢に促され、イールトは静かに口を開いた。
「そうですね。シャルラ様は市井におられた頃、パン作りの手伝いもしてらっしゃったようですが、パン屋の商品から魔力を感じたことはございません。シャルラ様の魔力が発露したのも、子爵家に入られてからでしたので」
「僕としては、君がラステロと同じように魔力の有無を感じられるという方が驚きなんだが」
「私も出来るようになったのはつい最近です。公爵閣下が手配して下さった教師が優秀だったのでしょう」
今でこそ違うと分かっているが、アルフィール嬢が婚約解消にこだわる理由がイールトではないかと、疑った時期もあった。アルフィール嬢から全幅の信頼を寄せられているこの男が、僕たちが思っている以上に優秀なのは知っている。
それでもそう簡単に頷けはしないのだが、ラステロが不意に声を挟んだ。
「イールトの話は本当だと思うよ。隠遁の魔術師がメギスロイスに半年ほど逗留してたって噂はあったし、イールトもフィーちゃんも、この一年ぐらいで一気に魔力量が増えてるから。どんな鍛え方をしたのか、ボクにも教えてほしいな」
「私から言えることは何も。必要であれば、閣下にお尋ねになれば繋いで下さるかと」
「ふうん、分かった。じゃあ後で聞いてみるよ」
ラステロが認めているなら、口から出まかせというわけではないのだろう。ラステロは性格に難があるが、魔法の才に疑う余地はない。
だが……。
「一介の従者に施す教育にしては、いささかやり過ぎな気がするが。君は魔導師団や管理局を目指すのか?」
「とんでもございません。私の力など、ほんの些細なものです。魔力察知も至近距離に近付かないと分かりませんので」
「些細、か。僕は食べるまで気付けなかったけれどね」
イールトは謙遜しているが、公爵閣下が愛娘のそばにたった一人だけ置いている護衛だ。その力がどれほどのものか、言わずとも分かるというものだ。
アルフィール嬢自身、類稀な魔力を持っているが、そこへ聖魔法持ちのシャルラ嬢も加わった。シャルラ嬢さえ鍛えれば、この三人だけでも上級の魔物と対峙出来るだろう。どう考えても過剰戦力だ。
(一体、どこを目指してるんだか)
気になる部分ではあるものの、今は他に片付けなければならない話がある。僕とラステロは、アルフィール嬢とイールトからシャルラ嬢の話を聞き出し、今後シャルラ嬢に実験協力を依頼するだろう事も伝えた。
そうして一通り話を終えた頃、殿下たちが戻ってきたのだが……。
「シャルラ嬢、楽しい時間をありがとう。次はぜひ王宮の庭園を見に来てくれ。招待させてもらうよ」
「ありがとうございます! ディライン殿下とご一緒出来て、こちらこそ楽しかったです! ゼリウス様もありがとうございました!」
「とんでもない。俺も楽しかったよ」
庭へ出た時とのあまりの違いに、思わずメガネをかけ直す。なんだ、あの三人は。距離が近過ぎる上に名前の呼び方まで変わるなんて、いったい何があった?
唖然とする僕の隣でラステロが立ち上がり、焦りの混じった声を上げた。
「ちょっと、殿下! どういうこと⁉︎」
「どうもこうも、シャルラ嬢と話をしてきただけだが?」
「だからって仲良くなりすぎでしょう⁉︎ ボクより距離近くない⁉︎」
ラステロはほんの数日前に、殿下からシャルラ嬢に近付くよう命じられたばかりだが、今はもうその役目を下ろされている。
当初ラステロは、アルフィール嬢の情報を流させるために、シャルラ嬢を落とすはずだった。だがラステロは、いつの間にかシャルラ嬢に本気になっていたんだ。
その結果、独占欲を発揮し始めたラステロは、殿下や僕たちがシャルラ嬢に近付く事すら嫌がるようになり、僕たちはシャルラ嬢の偽の居場所を掴まされ続けた。
だから僕たちは、この数日間シャルラ嬢と接触する事が出来なかった。当然、殿下は怒ったが、ラステロが話を聞くはずもない。そんな中、シャルラ嬢が公爵家を訪れると分かったため、僕たちは直接乗り込んだというわけだ。
(それにしたっておかしいだろう。殿下は演技の可能性があるが、ゼリウスのあの顔はなんだ? どうなってるんだ)
シャルラ嬢が殿下に近付こうとしているのは分かっていたから、今日はそれを逆手に取り、こちら側に引き込む下準備をするはずだった。だがあまりの異様さに、自然と眉間に皺が寄った。
(ゼリウスが演技など出来るはずもない。だとしたら、あいつも本気になったのか?)
ラステロと殿下の間に挟まれ、困惑した様子で立っているシャルラ嬢は、学園の制服と違って可愛らしいドレス姿だ。
落ち着いた栗色の髪に柔らかなヘーゼルの瞳。派手とは言えない顔立ちだが、その顔はそれなりに整っていて素朴な愛らしさを感じる。ゼリウスが苦手とする令嬢たちとはタイプが違うから、好意を持っても仕方ないのかもしれない。
(まあ確かに、シャルラ嬢は性格も好ましいからな)
僕は当初、シャルラ嬢は自らの意思で殿下に近付こうとしているのではと考えていた。だが今週、一度だけ図書室で彼女と会った時、それは違うのではと感じたんだ。
おそらく殿下を探して図書室を訪れたはずの彼女は、蔵書の多さに感動した様子で、目的を忘れて本にかじりついていた。それも選んだのは、女性が好む恋愛小説ではなく魔法に関する専門書だった。
真面目な顔で分厚い書物を読み耽っていたシャルラ嬢が、不埒な考えを持っているとは思えない。アルフィール嬢に恩があるからこそ、婚約解消という願いを叶えるべく、シャルラ嬢は動いているのだろう。
(だからといって、ラステロだけでなくゼリウスまで落ちるとは。これはまた、面倒なことになりそうだな)
ラステロもゼリウスも方向性は違うものの、好きなものには一直線で頑固になる部分がある。あの二人がシャルラ嬢の取り合いをするとなると、色々と支障が出てきそうだ。
(幸いなのは、殿下が本気ではないというところか)
ラステロを牽制しつつシャルラ嬢の手にキスを落とし、微笑みを浮かべる殿下の姿は、あまりに迫真に迫っていて。アルフィール嬢はどこか切なげに見つめているし、イールトも複雑そうな顔をしているから、僕もうっかり騙されかけた。
だがアルフィール嬢たちに見えないよう、殿下は一瞬だけ口角を上げていて。ゼリウスも無表情で立っているから、演技なのだと分かって心からホッとした。
(どうしてこんなことになってるのか、早く王宮に戻って話を聞かなければな)
婚約解消を望むアルフィール嬢を止めるだけでも苦労しているのに、シャルラ嬢にまで振り回される事になるとは。頭痛がしてきそうな現状に目を瞑りたくなるが、僕は殿下の忠実な臣下だ。殿下の想いを叶えるために、僕がしっかりしなければ。
深く息を吐いて気持ちを落ち着けると、僕はまずラステロを宥めて。殿下と共にアルフィール嬢たちに別れを告げて、速やかに公爵家を辞した。
だが僕の隣にいるラステロは、素知らぬ顔で茶菓子を楽しむばかりで。口火を切るのは僕しかいないのだと、腹を括った。
「ご婚約者のあなたを差し置いて、殿下がシャルラ嬢と二人で話すのを許して頂いたこと、感謝しますよ。アルフィール嬢」
「礼を言われるまでもありませんわ。わたくしが殿下に対してどう思っているかは、ジェイド様もご存知でしょう」
「そうですね。でもあなたの狙い通りにはならないと僕は思います。そろそろ素直になられたらどうですか」
「何を仰ってるのか分かりませんが、わたくしはいつだって本気ですわ」
アルフィール嬢は幼い少女だった頃から、どこか凛とした雰囲気を漂わせていたが。最近では大人びた雰囲気を纏うようになり、微笑み一つ取っても妖艶に見える。完全無欠と言われるディライン殿下が溺れてしまうのも無理はない。
もっとも、振り回されるこちらの身にもなってほしいものだが。
「子爵令嬢では殿下と身分は釣り合わないが、聖魔法持ちとなれば話は変わりますからね。シャルラ嬢を以前から知っていたからこのようなことを?」
「いいえ。あの子を知ったのは本当に偶然ですわ」
「料理に魔法を付与出来るのも、知らなかったと?」
「ええ。シャルラさんも驚いてらしたけれど、あれはおそらく今日初めて出来たんじゃないかしら。ねえ、イールト?」
テーブルについているのは、僕とラステロ、アルフィール嬢の三人だけだ。だがアルフィール嬢の隣には、いつだってイールトがいる。
アルフィール嬢に促され、イールトは静かに口を開いた。
「そうですね。シャルラ様は市井におられた頃、パン作りの手伝いもしてらっしゃったようですが、パン屋の商品から魔力を感じたことはございません。シャルラ様の魔力が発露したのも、子爵家に入られてからでしたので」
「僕としては、君がラステロと同じように魔力の有無を感じられるという方が驚きなんだが」
「私も出来るようになったのはつい最近です。公爵閣下が手配して下さった教師が優秀だったのでしょう」
今でこそ違うと分かっているが、アルフィール嬢が婚約解消にこだわる理由がイールトではないかと、疑った時期もあった。アルフィール嬢から全幅の信頼を寄せられているこの男が、僕たちが思っている以上に優秀なのは知っている。
それでもそう簡単に頷けはしないのだが、ラステロが不意に声を挟んだ。
「イールトの話は本当だと思うよ。隠遁の魔術師がメギスロイスに半年ほど逗留してたって噂はあったし、イールトもフィーちゃんも、この一年ぐらいで一気に魔力量が増えてるから。どんな鍛え方をしたのか、ボクにも教えてほしいな」
「私から言えることは何も。必要であれば、閣下にお尋ねになれば繋いで下さるかと」
「ふうん、分かった。じゃあ後で聞いてみるよ」
ラステロが認めているなら、口から出まかせというわけではないのだろう。ラステロは性格に難があるが、魔法の才に疑う余地はない。
だが……。
「一介の従者に施す教育にしては、いささかやり過ぎな気がするが。君は魔導師団や管理局を目指すのか?」
「とんでもございません。私の力など、ほんの些細なものです。魔力察知も至近距離に近付かないと分かりませんので」
「些細、か。僕は食べるまで気付けなかったけれどね」
イールトは謙遜しているが、公爵閣下が愛娘のそばにたった一人だけ置いている護衛だ。その力がどれほどのものか、言わずとも分かるというものだ。
アルフィール嬢自身、類稀な魔力を持っているが、そこへ聖魔法持ちのシャルラ嬢も加わった。シャルラ嬢さえ鍛えれば、この三人だけでも上級の魔物と対峙出来るだろう。どう考えても過剰戦力だ。
(一体、どこを目指してるんだか)
気になる部分ではあるものの、今は他に片付けなければならない話がある。僕とラステロは、アルフィール嬢とイールトからシャルラ嬢の話を聞き出し、今後シャルラ嬢に実験協力を依頼するだろう事も伝えた。
そうして一通り話を終えた頃、殿下たちが戻ってきたのだが……。
「シャルラ嬢、楽しい時間をありがとう。次はぜひ王宮の庭園を見に来てくれ。招待させてもらうよ」
「ありがとうございます! ディライン殿下とご一緒出来て、こちらこそ楽しかったです! ゼリウス様もありがとうございました!」
「とんでもない。俺も楽しかったよ」
庭へ出た時とのあまりの違いに、思わずメガネをかけ直す。なんだ、あの三人は。距離が近過ぎる上に名前の呼び方まで変わるなんて、いったい何があった?
唖然とする僕の隣でラステロが立ち上がり、焦りの混じった声を上げた。
「ちょっと、殿下! どういうこと⁉︎」
「どうもこうも、シャルラ嬢と話をしてきただけだが?」
「だからって仲良くなりすぎでしょう⁉︎ ボクより距離近くない⁉︎」
ラステロはほんの数日前に、殿下からシャルラ嬢に近付くよう命じられたばかりだが、今はもうその役目を下ろされている。
当初ラステロは、アルフィール嬢の情報を流させるために、シャルラ嬢を落とすはずだった。だがラステロは、いつの間にかシャルラ嬢に本気になっていたんだ。
その結果、独占欲を発揮し始めたラステロは、殿下や僕たちがシャルラ嬢に近付く事すら嫌がるようになり、僕たちはシャルラ嬢の偽の居場所を掴まされ続けた。
だから僕たちは、この数日間シャルラ嬢と接触する事が出来なかった。当然、殿下は怒ったが、ラステロが話を聞くはずもない。そんな中、シャルラ嬢が公爵家を訪れると分かったため、僕たちは直接乗り込んだというわけだ。
(それにしたっておかしいだろう。殿下は演技の可能性があるが、ゼリウスのあの顔はなんだ? どうなってるんだ)
シャルラ嬢が殿下に近付こうとしているのは分かっていたから、今日はそれを逆手に取り、こちら側に引き込む下準備をするはずだった。だがあまりの異様さに、自然と眉間に皺が寄った。
(ゼリウスが演技など出来るはずもない。だとしたら、あいつも本気になったのか?)
ラステロと殿下の間に挟まれ、困惑した様子で立っているシャルラ嬢は、学園の制服と違って可愛らしいドレス姿だ。
落ち着いた栗色の髪に柔らかなヘーゼルの瞳。派手とは言えない顔立ちだが、その顔はそれなりに整っていて素朴な愛らしさを感じる。ゼリウスが苦手とする令嬢たちとはタイプが違うから、好意を持っても仕方ないのかもしれない。
(まあ確かに、シャルラ嬢は性格も好ましいからな)
僕は当初、シャルラ嬢は自らの意思で殿下に近付こうとしているのではと考えていた。だが今週、一度だけ図書室で彼女と会った時、それは違うのではと感じたんだ。
おそらく殿下を探して図書室を訪れたはずの彼女は、蔵書の多さに感動した様子で、目的を忘れて本にかじりついていた。それも選んだのは、女性が好む恋愛小説ではなく魔法に関する専門書だった。
真面目な顔で分厚い書物を読み耽っていたシャルラ嬢が、不埒な考えを持っているとは思えない。アルフィール嬢に恩があるからこそ、婚約解消という願いを叶えるべく、シャルラ嬢は動いているのだろう。
(だからといって、ラステロだけでなくゼリウスまで落ちるとは。これはまた、面倒なことになりそうだな)
ラステロもゼリウスも方向性は違うものの、好きなものには一直線で頑固になる部分がある。あの二人がシャルラ嬢の取り合いをするとなると、色々と支障が出てきそうだ。
(幸いなのは、殿下が本気ではないというところか)
ラステロを牽制しつつシャルラ嬢の手にキスを落とし、微笑みを浮かべる殿下の姿は、あまりに迫真に迫っていて。アルフィール嬢はどこか切なげに見つめているし、イールトも複雑そうな顔をしているから、僕もうっかり騙されかけた。
だがアルフィール嬢たちに見えないよう、殿下は一瞬だけ口角を上げていて。ゼリウスも無表情で立っているから、演技なのだと分かって心からホッとした。
(どうしてこんなことになってるのか、早く王宮に戻って話を聞かなければな)
婚約解消を望むアルフィール嬢を止めるだけでも苦労しているのに、シャルラ嬢にまで振り回される事になるとは。頭痛がしてきそうな現状に目を瞑りたくなるが、僕は殿下の忠実な臣下だ。殿下の想いを叶えるために、僕がしっかりしなければ。
深く息を吐いて気持ちを落ち着けると、僕はまずラステロを宥めて。殿下と共にアルフィール嬢たちに別れを告げて、速やかに公爵家を辞した。
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