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4.北添さん
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北添ひな。私の名前。
かわいいものが好き。成績は良くも悪くもない。
「お、おはよー、ふたりとも」
「おはよう、ゆいちゃん。今日は早いね」
「おはよう、ゆいさん」
朝。いつも通り南雲くんと話していると、いつもより早い時間にゆいちゃんが教室にやってきた。
……今、何か変だったような。
「今日は朝練しなかったの?」
「う、うん。今日はちょっと集中力がなくて」
「ゆっくり休む日を作るのも大事だもんね」
「そうそう、そういうこと」
「あっ」
「どうしたの、北添さん」
分かった、違和感。
「南雲くんってゆいちゃんのこと名前で呼んでたっけ?」
「……」
「……」
ふたり揃って黙る。南雲くんはゆいちゃんの様子を伺って、ゆいちゃんは耳を赤くしながら目を逸らしている。
少し離れた席にいるアオバちゃんが、目を輝かせていた。
あ、これはもしかして。
とりあえず今にも立ち上がって話を聞きたそうにしているアオバちゃんを目で静止して、ふたりにも今すぐ話さなくて良いよと伝える。
多分聞き出さなくても、ふたりの方から話してくれるだろうから。
────────。
「えっと、昨日の放課後にあたしの方から告白しまして。無事付き合うことになりました」
「「おおー……」」
「何その反応、なんなの」
昼休み。西尾くんも呼んで久々に4人でお昼ご飯を食べた後、人気の少ないところに行って謎の会見みたいなのが始まった。
アオバちゃんも誘ったけど、男子とご飯とか緊張して無理!と断られた。あの子らしい。
「いやだって、なあ?」
「分かるよ西尾くん、語彙力なくなるよね」
「そうそう、なんかソワソワするというか」
「こっちまでドキドキするというか」
「あんたらはあたしの親か」
いや、だって、ねえ。
仲の良い友達が仲の良い友達と付き合うだなんて、想像もしてなかったから。
こっちまで嬉しくなるというものだ。
そう、嬉しいのだ。
なのに何だろう、この変な感覚は。
「北添さん北添さん」
「な、なにかな西尾くん」
「オレ、友達に恋人できたとか初めてなんだけど、どこまでなら聞いてもいいのかな。それとも男があれこれ聞くのってキモい?」
「私も初めてだから分かんないけど、別にキモいことはないと思うよ。やっぱり定番はアレじゃないかな、どこまで進んだのかってやつじゃないかな」
「聞こえてるから。ヒソヒソ話してるつもりだろうけど丸聞こえだから」
「うん、それにぼく達昨日の放課後に付き合ったばかりだから進んだも何もないよ」
「「えっ」」
「……なんでそこでハモる?」
衝撃の発言に私も西尾くんも驚きも隠せなかった。え、付き合ったんだよね?高校生同士が告白してOKして何もないなんてことある?
「告白成功したらその場でキスするんじゃないのか!?」
「ゲームのやりすぎだよ、しょうた」
「付き合った日の帰りは手を繋いで駅まで帰るんじゃないの!?」
「ひなは少女漫画の読みすぎ」
「でもゆいちゃんだって最近アオバちゃんに恋愛小説借りてたじゃん!」
「あ、おま、バラすな!」
「西尾くん西尾くん、これって私たちお邪魔じゃない?」
「オレもそう思っていたところだよ、北添さん」
「だから聞こえてるって。それにお邪魔ってなんだよ、寂しいこと言わないでよ」
「そうだよ、ふたりが居てくれた方がぼく達だって楽しいのに」
「「……」」
「こ、今度は何」
「オレ達ずっと友達だよ、ひろと!東条さん!」
「ずっと一緒に居ようね、ゆいちゃん!南雲くん!」
「う、うん……」
────────。
「──っていう感じかな」
「推せる……」
放課後。ゆいちゃん達に許可を取って事情を聞きたがっていたアオバちゃんに教えてあげた。
よく分からないけど人を押すのは良くないんじゃないかな、アオバちゃん。
「良いですね、ふたりの恋に変わらぬ友情、とても尊いです、青春ですね」
「あんまりネタにしようと突っついたらダメだよ?」
「とんでもない!わたしなんかが関与しようだなんておこがましい、そこに居てくれるだけで感謝ですよ」
「あはは、なんか本人たちより嬉しそうだね」
ここまで生き生きとしているアオバちゃんを見るのは初めてかもしれない。まあ創作のネタにするってのは冗談半分で、友達に恋人ができたことを素直に喜んでいるのだろうけれど。
「嬉しいですよ。ネタにしようとかじゃなくて、純粋に。ひなさんは嬉しくないんですか?」
「え、私?そりゃ嬉しいけど」
「そうですか、それなら良いんですが」
「……なんか私、変だった?」
「変、というわけではありませんが。その発言から察するに、何か思うことがあったり?」
「うーん、何かって言われると表現ができないんだけど……。嬉しいのに、なんかこう、モヤッとするというか」
「モヤッと?」
「あ、別に私も南雲くんが恋愛的な意味で好きってわけじゃないよ!もちろんゆいちゃんも!ふたりとも、大事なお友達!」
「そうですね、もし恋愛的な意味で好きだったら、モヤッとで済むとは思いませんし」
「そういうものなの?」
「そういうものらしいですよ、わたしは恋愛したことがないので分かりませんけど」
話しながらアオバちゃんは顎に手を当てて真剣に考えている。
少し経ってから何か思い当たることがあったのか、私の方に向き直った。
「ひなさんはおふたりのことが、特別なのではないですか?」
「え?でもさっき言った通り、恋愛感情はないよ?」
「はい、そうなんだと思います。でもなんというか、その、言葉に表すのが難しいのですが」
「家族に向ける愛や、恋人になりたいという想いではない。だけど、ただ友達と表現するには足りない。名称できない”特別なひと”。そういうものがあると、わたしは考えています」
「……アオバちゃんにも、そういう人が居るの?」
「ええ、居ますよ。恋人になりたいわけではないけど、友達と呼ぶには足りない。昔から、どうしても会いたい人が」
「……そっかぁ」
「あ、あくまでわたしはそう考えているというか、この考えがピッタリ当てはまる人がいるというだけで、ひなさんには当てはまらないかもしれませんけど」
「ううん、ありがとうアオバちゃん。多分、納得できた」
「……そうですか、それならよかったです」
「アオバちゃんでも、名称できないものってあるんだね」
「そりゃわたしだって、ただの高校生ですから。分からないことの方が多いですよ」
すごいなあ。
ゆいちゃんは本当にすごい。
自分の特別のかたちが分かって、たったひとりの特別になったんだから。
私には真似できそうにない。
そもそも私は自分の特別のかたちが分からないのだ。
ゆいちゃんはどんな気持ちで告白したんだろう。
南雲君はそれをどんな気持ちで受け止めたんだろう。
それを知る権利は本人たち同士にしかないだろうけど。
きっと嬉しかったよね。
嬉しくて、好きだったから、ふたりはお互いの特別になれたんだよね。
羨ましいな。
「あ、そうか。私、羨ましかったんだ」
「……」
「あ、ごめんね!独り言だから気にしないで」
「ひなさん、一緒に甘いものを食べに行ってくれませんか?」
「え、え?今日?今から?」
「はい。実は甘いものが有名なお店が最近学校の近くにできまして。前から気になっていたのですが、お店の外観がオシャレ過ぎてわたしひとりで入るにはハードルが高いんですよ」
「そんなに?」
「そんなになんです。お願いします、お店の前で挙動不審になってる姿を見られたくないですし、中に入っても上手く注文できる自信がないんです」
「あはは、いいよ。一緒に行こう。私もちょうど、甘いものが食べたい気分だったんだ」
「ありがとうございます、では早速向かいましょうか」
「アオバちゃん、ありがとね」
「いえいえ、お礼を言うのはこちらのほうですよ」
私の抱いている特別のかたちがどんなものなのか、今はまだ分からない。
もしかしたら名称なんてなくて、今後も分からないかもしれない。
だけど私には”友達”が居て、一緒に勉強して、遊んで、美味しいものを食べに行く。
今はそれで充分満ち足りている。何も不満なんてない。
だけどいつか、それじゃ足りない時が来るのかもしれない。来ないかもしれない。
だからもしも、そんな時が来たら。
「愛してるよ」
「……ひぁっ!?え、あ、その、え、わ、わたわたわた、わたしですか!?」
「あはは、動揺しすぎ、冗談だよ」
「え、あ、なんだ、冗談ですか……」
「でも、アオバちゃんも私の特別なひとだよ」
「……それはとても光栄です、わたしもひなさん達が大好きですから」
その時は、私の”特別なひと達”に頼ろうかな。
<了>
かわいいものが好き。成績は良くも悪くもない。
「お、おはよー、ふたりとも」
「おはよう、ゆいちゃん。今日は早いね」
「おはよう、ゆいさん」
朝。いつも通り南雲くんと話していると、いつもより早い時間にゆいちゃんが教室にやってきた。
……今、何か変だったような。
「今日は朝練しなかったの?」
「う、うん。今日はちょっと集中力がなくて」
「ゆっくり休む日を作るのも大事だもんね」
「そうそう、そういうこと」
「あっ」
「どうしたの、北添さん」
分かった、違和感。
「南雲くんってゆいちゃんのこと名前で呼んでたっけ?」
「……」
「……」
ふたり揃って黙る。南雲くんはゆいちゃんの様子を伺って、ゆいちゃんは耳を赤くしながら目を逸らしている。
少し離れた席にいるアオバちゃんが、目を輝かせていた。
あ、これはもしかして。
とりあえず今にも立ち上がって話を聞きたそうにしているアオバちゃんを目で静止して、ふたりにも今すぐ話さなくて良いよと伝える。
多分聞き出さなくても、ふたりの方から話してくれるだろうから。
────────。
「えっと、昨日の放課後にあたしの方から告白しまして。無事付き合うことになりました」
「「おおー……」」
「何その反応、なんなの」
昼休み。西尾くんも呼んで久々に4人でお昼ご飯を食べた後、人気の少ないところに行って謎の会見みたいなのが始まった。
アオバちゃんも誘ったけど、男子とご飯とか緊張して無理!と断られた。あの子らしい。
「いやだって、なあ?」
「分かるよ西尾くん、語彙力なくなるよね」
「そうそう、なんかソワソワするというか」
「こっちまでドキドキするというか」
「あんたらはあたしの親か」
いや、だって、ねえ。
仲の良い友達が仲の良い友達と付き合うだなんて、想像もしてなかったから。
こっちまで嬉しくなるというものだ。
そう、嬉しいのだ。
なのに何だろう、この変な感覚は。
「北添さん北添さん」
「な、なにかな西尾くん」
「オレ、友達に恋人できたとか初めてなんだけど、どこまでなら聞いてもいいのかな。それとも男があれこれ聞くのってキモい?」
「私も初めてだから分かんないけど、別にキモいことはないと思うよ。やっぱり定番はアレじゃないかな、どこまで進んだのかってやつじゃないかな」
「聞こえてるから。ヒソヒソ話してるつもりだろうけど丸聞こえだから」
「うん、それにぼく達昨日の放課後に付き合ったばかりだから進んだも何もないよ」
「「えっ」」
「……なんでそこでハモる?」
衝撃の発言に私も西尾くんも驚きも隠せなかった。え、付き合ったんだよね?高校生同士が告白してOKして何もないなんてことある?
「告白成功したらその場でキスするんじゃないのか!?」
「ゲームのやりすぎだよ、しょうた」
「付き合った日の帰りは手を繋いで駅まで帰るんじゃないの!?」
「ひなは少女漫画の読みすぎ」
「でもゆいちゃんだって最近アオバちゃんに恋愛小説借りてたじゃん!」
「あ、おま、バラすな!」
「西尾くん西尾くん、これって私たちお邪魔じゃない?」
「オレもそう思っていたところだよ、北添さん」
「だから聞こえてるって。それにお邪魔ってなんだよ、寂しいこと言わないでよ」
「そうだよ、ふたりが居てくれた方がぼく達だって楽しいのに」
「「……」」
「こ、今度は何」
「オレ達ずっと友達だよ、ひろと!東条さん!」
「ずっと一緒に居ようね、ゆいちゃん!南雲くん!」
「う、うん……」
────────。
「──っていう感じかな」
「推せる……」
放課後。ゆいちゃん達に許可を取って事情を聞きたがっていたアオバちゃんに教えてあげた。
よく分からないけど人を押すのは良くないんじゃないかな、アオバちゃん。
「良いですね、ふたりの恋に変わらぬ友情、とても尊いです、青春ですね」
「あんまりネタにしようと突っついたらダメだよ?」
「とんでもない!わたしなんかが関与しようだなんておこがましい、そこに居てくれるだけで感謝ですよ」
「あはは、なんか本人たちより嬉しそうだね」
ここまで生き生きとしているアオバちゃんを見るのは初めてかもしれない。まあ創作のネタにするってのは冗談半分で、友達に恋人ができたことを素直に喜んでいるのだろうけれど。
「嬉しいですよ。ネタにしようとかじゃなくて、純粋に。ひなさんは嬉しくないんですか?」
「え、私?そりゃ嬉しいけど」
「そうですか、それなら良いんですが」
「……なんか私、変だった?」
「変、というわけではありませんが。その発言から察するに、何か思うことがあったり?」
「うーん、何かって言われると表現ができないんだけど……。嬉しいのに、なんかこう、モヤッとするというか」
「モヤッと?」
「あ、別に私も南雲くんが恋愛的な意味で好きってわけじゃないよ!もちろんゆいちゃんも!ふたりとも、大事なお友達!」
「そうですね、もし恋愛的な意味で好きだったら、モヤッとで済むとは思いませんし」
「そういうものなの?」
「そういうものらしいですよ、わたしは恋愛したことがないので分かりませんけど」
話しながらアオバちゃんは顎に手を当てて真剣に考えている。
少し経ってから何か思い当たることがあったのか、私の方に向き直った。
「ひなさんはおふたりのことが、特別なのではないですか?」
「え?でもさっき言った通り、恋愛感情はないよ?」
「はい、そうなんだと思います。でもなんというか、その、言葉に表すのが難しいのですが」
「家族に向ける愛や、恋人になりたいという想いではない。だけど、ただ友達と表現するには足りない。名称できない”特別なひと”。そういうものがあると、わたしは考えています」
「……アオバちゃんにも、そういう人が居るの?」
「ええ、居ますよ。恋人になりたいわけではないけど、友達と呼ぶには足りない。昔から、どうしても会いたい人が」
「……そっかぁ」
「あ、あくまでわたしはそう考えているというか、この考えがピッタリ当てはまる人がいるというだけで、ひなさんには当てはまらないかもしれませんけど」
「ううん、ありがとうアオバちゃん。多分、納得できた」
「……そうですか、それならよかったです」
「アオバちゃんでも、名称できないものってあるんだね」
「そりゃわたしだって、ただの高校生ですから。分からないことの方が多いですよ」
すごいなあ。
ゆいちゃんは本当にすごい。
自分の特別のかたちが分かって、たったひとりの特別になったんだから。
私には真似できそうにない。
そもそも私は自分の特別のかたちが分からないのだ。
ゆいちゃんはどんな気持ちで告白したんだろう。
南雲君はそれをどんな気持ちで受け止めたんだろう。
それを知る権利は本人たち同士にしかないだろうけど。
きっと嬉しかったよね。
嬉しくて、好きだったから、ふたりはお互いの特別になれたんだよね。
羨ましいな。
「あ、そうか。私、羨ましかったんだ」
「……」
「あ、ごめんね!独り言だから気にしないで」
「ひなさん、一緒に甘いものを食べに行ってくれませんか?」
「え、え?今日?今から?」
「はい。実は甘いものが有名なお店が最近学校の近くにできまして。前から気になっていたのですが、お店の外観がオシャレ過ぎてわたしひとりで入るにはハードルが高いんですよ」
「そんなに?」
「そんなになんです。お願いします、お店の前で挙動不審になってる姿を見られたくないですし、中に入っても上手く注文できる自信がないんです」
「あはは、いいよ。一緒に行こう。私もちょうど、甘いものが食べたい気分だったんだ」
「ありがとうございます、では早速向かいましょうか」
「アオバちゃん、ありがとね」
「いえいえ、お礼を言うのはこちらのほうですよ」
私の抱いている特別のかたちがどんなものなのか、今はまだ分からない。
もしかしたら名称なんてなくて、今後も分からないかもしれない。
だけど私には”友達”が居て、一緒に勉強して、遊んで、美味しいものを食べに行く。
今はそれで充分満ち足りている。何も不満なんてない。
だけどいつか、それじゃ足りない時が来るのかもしれない。来ないかもしれない。
だからもしも、そんな時が来たら。
「愛してるよ」
「……ひぁっ!?え、あ、その、え、わ、わたわたわた、わたしですか!?」
「あはは、動揺しすぎ、冗談だよ」
「え、あ、なんだ、冗談ですか……」
「でも、アオバちゃんも私の特別なひとだよ」
「……それはとても光栄です、わたしもひなさん達が大好きですから」
その時は、私の”特別なひと達”に頼ろうかな。
<了>
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