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35 マカライト:再会
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リョウキにおぶられて、美夜は綺瑠のいる高層マンションまで着いた。相変わらず高いマンションなので、綺瑠の部屋まで見上げると美夜は首が痛い。
「ここで降ろして、ありがとうリョウキくん。」
リョウキが美夜を降ろすと、美夜は走ってマンション内へ向かう。
「待ってくれ美夜さん!ここはマンションの住人じゃないと中へ入れないセキュリティで…!」
すると美夜は、ポケットから財布を出す。そして財布の中から一枚のカードを出した。
「このマンションのカードキーよ。綺瑠さんから貰ったの。結婚したら、暫くはここで住もうって貰った物!」
それを見たリョウキは目を丸くし、美夜はそのままマンション内へと向かった。リョウキは再び美夜を追いかけ、小声で呟く。
「暫くは…って?どういう事だ?」
その謎はさて置き、美夜とリョウキはマンション内に入る事に成功。するとリョウキは先頭を走り、美夜に言った。
「ここからは俺が案内する。」
「うん、よろしくね!」
こうして、二人はクルミの家の前までやってきた。クルミの家は驚く程綺瑠の家に近く、真正面だった。美夜はもしもの事を思うと落ち着かない為か一度息を整えると、リョウキに言う。
「じゃ、押すわね。」
インターホンを押そうとする美夜。リョウキはそう深呼吸する理由がわからず、首を傾げていた。美夜はインターホンを押そうと手を伸ばすと、扉の向こう側から声が聞こえた。
「クルミ…!よくも…」
それは綺瑠の声で、美夜は目を剥いて驚いた。
「綺瑠さんッ!?」
すると玄関の扉はドカンと強く開き、リョウキは思わず美夜を引っ張って扉から離す。玄関からは綺瑠が倒れてきて、クルミが綺瑠に覆い被さっていた。綺瑠の脇腹にナイフが刺さって出血しているのを見た美夜は蒼白する。
「イヤっ…!!」
(綺瑠さんがまたっ…!)
美夜は咄嗟に時を遡ろうとしたのか、見た目が時を遡る時の姿になる。すると綺瑠は、声を振り絞って言った。
「駄目…美夜!戻るなッ!」
美夜はその声で我に戻ると、綺瑠はクルミを押し飛ばした。「きゃっ!」とクルミは玄関で転ぶと、綺瑠は脇腹のナイフに手を添えながら美夜に言う。
「進也と約束したろう…。進也を…悲しませちゃ…駄目だ…!」
そう言われ、美夜の目には思わず涙が滲む。美夜は静かに頷くと、リョウキに言った。
「私、救急車を呼ぶから。リョウキくんはクルミさんを押さえて!」
リョウキは突然の事で「お、おう!」と返事しつつも、クルミを押さえつけた。クルミはリョウキに押さえられると、大声を出す。
「離せッ!!離せよぉッ!!クルミは悪くないだろッ!?クルミを捨てるコイツが悪いんだろォ!!」
リョウキはそれを見ると誰かさんと重なるのか、呆れた表情で呟いた。
「姉貴と同じくらい手のかかる女だな…。」
美夜は救急車を呼び終えたのか、グッタリする綺瑠に声をかける。
「綺瑠さんしっかりして!今呼んだから…!」
「ありがと美夜……進也の事も…理解してくれて…」
綺瑠はそう呟き、疲れているのか目を閉じる。美夜は涙を流し、綺瑠を抱きしめて静かに泣いた。リョウキはそれを妬いた表情で見ていると、綺瑠が目を開けてこちらを見つめているのに気づいた。リョウキはギョッとして、思わず大声を出す。
「なっ!こっち見んなッ!!」
美夜はその声で、綺瑠がピンピンしている事に気づく。綺瑠はリョウキをジッと見つめながら言った。
「君、さっきは飴ありがとう。いつぞやの、僕に接吻を迫った日の事…許してあげるよ。」
「いつの話だよッ!!記憶にねぇ!!」
リョウキは怒ってしまうと、美夜は苦笑。
(リョウキくんは気絶してたからなぁ…。)
リョウキは怒りに任せて綺瑠に言った。
「怪我人は怪我人らしく、黙って寝てろッ!」
しかし綺瑠は、棒声のまま続けた。
「だって僕、父さんのお陰で痛みに慣れきっちゃってるし?小さいナイフが刺さった程度じゃ痛くないし?」
綺瑠はそう言うと、美夜の方を見た。涙で濡れた肌、赤く染まった頬、潤んだ瞳。綺瑠は美夜が涙を流していた事に気づくと、急に腹を抑えて目を閉じた。
「痛い…!美夜の泣き顔を見ないと痛みが治まらない…!」
「えぇっ!?」
美夜は驚いてしまうが、綺瑠は棒声である。美夜は慌てた様子になり、綺瑠が動かなくなってしまうので再び涙を流してしまう。すると綺瑠は片目をチョコンと開き、美夜の表情を伺う。美夜の泣き顔を見ると興奮するのか、綺瑠は息を荒くして言った。
「可愛いよ美夜…!あ、お腹痛い。もっと泣いて…!」
「綺瑠さんの呼吸が荒く…!?早く救急車…!」
美夜の泣きに、綺瑠の無表情に綻びが出てくる。それを眺めているリョウキは、引いているのか口をへの字に曲げた。
「気持ち悪…」
それから数週間後。綺瑠はあれから病院で入院をしていたが、今日退院をした。家族皆にお迎えされ、車に乗車する所だった。綺瑠は腰を低くして車に乗ろうとすると、やはりまだ痛むのか腹を押さえた。美夜はそれを心配して、思わず言う。
「綺瑠さん?まだ傷が…」
綺瑠は美夜に笑顔を見せると言った。
「ちょっとね。でも大丈夫、もう治りかけだから。」
そう言って綺瑠は乗車すると、助手席にいる広也は溜息。
「ったくよ 元カノに刺されて入院とか とんだ笑い話作ってんじゃねえ」
「ごめんね広也。僕もまさか、刺されるとは思ってなかったよ。…刺された記憶ないけどね。」
綺瑠は困った顔で言うと、進也は笑顔で言う。
「でもでも!今日で綺瑠も退院っす!家で遊ぶっすよ!」
「そうだね、イエ~イ!」
綺瑠はテンション高々にそう言ったが、呆れた表情をした璃沙は言った。
「馬鹿、また傷口が開くぞ。」
綺瑠はそう言われると嫌なのか苦笑。裏の綺瑠は痛みに強いようだが、表の綺瑠は全くもって痛みの耐性がないようだ。続いて綺瑠は、美夜と璃沙を見つめた。二人はその視線に気づくと、首を傾げる。綺瑠は聞いた。
「美夜と璃沙、僕がいない間仲良くしてた?」
そう言われ、二人は微妙な表情。綺瑠はその表情を見ると、困った様子になって溜息。進也も慌てた様子になる。
「だけど喧嘩とかはしてないっす!一切!」
続けて広也も言った。
「ま 殆ど喋ってねえけどな この二人」
困っている綺瑠を見て、美夜は思わず考えてしまう。
(璃沙さんとは仲良くした方がいいの…?毒を盛ったりしているし…綺瑠さんにも…き、キスしたらしいし…!)
美夜は思わず腹の立った表情をしてしまう。璃沙はそれを横目で見ながら、気まずい雰囲気に。璃沙はそれを紛らわせる為に、車を出発させた。それらを見ていた広也は、一旦息をついてから言う。
「んじゃ 本当の事を話してやる」
一同はそれに反応すると、広也は続けた。
「オレは綺瑠がいない間に 璃沙のメモリーを見た だから 璃沙が毒を盛ったっていう話の真偽も知った」
綺瑠はそれを聞いて真面目な表情を浮かべると、一言呟いた。
「あっぶな…」
その一言は、まるで感情のこもらない棒声。どうやら瞬時に裏の綺瑠と交代した様だった。広也はそれを無視して言う。
「事実を言えば… 璃沙は毒を盛ってねぇな」
その言葉に美夜も綺瑠も驚いた表情を見せていた。
「ここで降ろして、ありがとうリョウキくん。」
リョウキが美夜を降ろすと、美夜は走ってマンション内へ向かう。
「待ってくれ美夜さん!ここはマンションの住人じゃないと中へ入れないセキュリティで…!」
すると美夜は、ポケットから財布を出す。そして財布の中から一枚のカードを出した。
「このマンションのカードキーよ。綺瑠さんから貰ったの。結婚したら、暫くはここで住もうって貰った物!」
それを見たリョウキは目を丸くし、美夜はそのままマンション内へと向かった。リョウキは再び美夜を追いかけ、小声で呟く。
「暫くは…って?どういう事だ?」
その謎はさて置き、美夜とリョウキはマンション内に入る事に成功。するとリョウキは先頭を走り、美夜に言った。
「ここからは俺が案内する。」
「うん、よろしくね!」
こうして、二人はクルミの家の前までやってきた。クルミの家は驚く程綺瑠の家に近く、真正面だった。美夜はもしもの事を思うと落ち着かない為か一度息を整えると、リョウキに言う。
「じゃ、押すわね。」
インターホンを押そうとする美夜。リョウキはそう深呼吸する理由がわからず、首を傾げていた。美夜はインターホンを押そうと手を伸ばすと、扉の向こう側から声が聞こえた。
「クルミ…!よくも…」
それは綺瑠の声で、美夜は目を剥いて驚いた。
「綺瑠さんッ!?」
すると玄関の扉はドカンと強く開き、リョウキは思わず美夜を引っ張って扉から離す。玄関からは綺瑠が倒れてきて、クルミが綺瑠に覆い被さっていた。綺瑠の脇腹にナイフが刺さって出血しているのを見た美夜は蒼白する。
「イヤっ…!!」
(綺瑠さんがまたっ…!)
美夜は咄嗟に時を遡ろうとしたのか、見た目が時を遡る時の姿になる。すると綺瑠は、声を振り絞って言った。
「駄目…美夜!戻るなッ!」
美夜はその声で我に戻ると、綺瑠はクルミを押し飛ばした。「きゃっ!」とクルミは玄関で転ぶと、綺瑠は脇腹のナイフに手を添えながら美夜に言う。
「進也と約束したろう…。進也を…悲しませちゃ…駄目だ…!」
そう言われ、美夜の目には思わず涙が滲む。美夜は静かに頷くと、リョウキに言った。
「私、救急車を呼ぶから。リョウキくんはクルミさんを押さえて!」
リョウキは突然の事で「お、おう!」と返事しつつも、クルミを押さえつけた。クルミはリョウキに押さえられると、大声を出す。
「離せッ!!離せよぉッ!!クルミは悪くないだろッ!?クルミを捨てるコイツが悪いんだろォ!!」
リョウキはそれを見ると誰かさんと重なるのか、呆れた表情で呟いた。
「姉貴と同じくらい手のかかる女だな…。」
美夜は救急車を呼び終えたのか、グッタリする綺瑠に声をかける。
「綺瑠さんしっかりして!今呼んだから…!」
「ありがと美夜……進也の事も…理解してくれて…」
綺瑠はそう呟き、疲れているのか目を閉じる。美夜は涙を流し、綺瑠を抱きしめて静かに泣いた。リョウキはそれを妬いた表情で見ていると、綺瑠が目を開けてこちらを見つめているのに気づいた。リョウキはギョッとして、思わず大声を出す。
「なっ!こっち見んなッ!!」
美夜はその声で、綺瑠がピンピンしている事に気づく。綺瑠はリョウキをジッと見つめながら言った。
「君、さっきは飴ありがとう。いつぞやの、僕に接吻を迫った日の事…許してあげるよ。」
「いつの話だよッ!!記憶にねぇ!!」
リョウキは怒ってしまうと、美夜は苦笑。
(リョウキくんは気絶してたからなぁ…。)
リョウキは怒りに任せて綺瑠に言った。
「怪我人は怪我人らしく、黙って寝てろッ!」
しかし綺瑠は、棒声のまま続けた。
「だって僕、父さんのお陰で痛みに慣れきっちゃってるし?小さいナイフが刺さった程度じゃ痛くないし?」
綺瑠はそう言うと、美夜の方を見た。涙で濡れた肌、赤く染まった頬、潤んだ瞳。綺瑠は美夜が涙を流していた事に気づくと、急に腹を抑えて目を閉じた。
「痛い…!美夜の泣き顔を見ないと痛みが治まらない…!」
「えぇっ!?」
美夜は驚いてしまうが、綺瑠は棒声である。美夜は慌てた様子になり、綺瑠が動かなくなってしまうので再び涙を流してしまう。すると綺瑠は片目をチョコンと開き、美夜の表情を伺う。美夜の泣き顔を見ると興奮するのか、綺瑠は息を荒くして言った。
「可愛いよ美夜…!あ、お腹痛い。もっと泣いて…!」
「綺瑠さんの呼吸が荒く…!?早く救急車…!」
美夜の泣きに、綺瑠の無表情に綻びが出てくる。それを眺めているリョウキは、引いているのか口をへの字に曲げた。
「気持ち悪…」
それから数週間後。綺瑠はあれから病院で入院をしていたが、今日退院をした。家族皆にお迎えされ、車に乗車する所だった。綺瑠は腰を低くして車に乗ろうとすると、やはりまだ痛むのか腹を押さえた。美夜はそれを心配して、思わず言う。
「綺瑠さん?まだ傷が…」
綺瑠は美夜に笑顔を見せると言った。
「ちょっとね。でも大丈夫、もう治りかけだから。」
そう言って綺瑠は乗車すると、助手席にいる広也は溜息。
「ったくよ 元カノに刺されて入院とか とんだ笑い話作ってんじゃねえ」
「ごめんね広也。僕もまさか、刺されるとは思ってなかったよ。…刺された記憶ないけどね。」
綺瑠は困った顔で言うと、進也は笑顔で言う。
「でもでも!今日で綺瑠も退院っす!家で遊ぶっすよ!」
「そうだね、イエ~イ!」
綺瑠はテンション高々にそう言ったが、呆れた表情をした璃沙は言った。
「馬鹿、また傷口が開くぞ。」
綺瑠はそう言われると嫌なのか苦笑。裏の綺瑠は痛みに強いようだが、表の綺瑠は全くもって痛みの耐性がないようだ。続いて綺瑠は、美夜と璃沙を見つめた。二人はその視線に気づくと、首を傾げる。綺瑠は聞いた。
「美夜と璃沙、僕がいない間仲良くしてた?」
そう言われ、二人は微妙な表情。綺瑠はその表情を見ると、困った様子になって溜息。進也も慌てた様子になる。
「だけど喧嘩とかはしてないっす!一切!」
続けて広也も言った。
「ま 殆ど喋ってねえけどな この二人」
困っている綺瑠を見て、美夜は思わず考えてしまう。
(璃沙さんとは仲良くした方がいいの…?毒を盛ったりしているし…綺瑠さんにも…き、キスしたらしいし…!)
美夜は思わず腹の立った表情をしてしまう。璃沙はそれを横目で見ながら、気まずい雰囲気に。璃沙はそれを紛らわせる為に、車を出発させた。それらを見ていた広也は、一旦息をついてから言う。
「んじゃ 本当の事を話してやる」
一同はそれに反応すると、広也は続けた。
「オレは綺瑠がいない間に 璃沙のメモリーを見た だから 璃沙が毒を盛ったっていう話の真偽も知った」
綺瑠はそれを聞いて真面目な表情を浮かべると、一言呟いた。
「あっぶな…」
その一言は、まるで感情のこもらない棒声。どうやら瞬時に裏の綺瑠と交代した様だった。広也はそれを無視して言う。
「事実を言えば… 璃沙は毒を盛ってねぇな」
その言葉に美夜も綺瑠も驚いた表情を見せていた。
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