3 / 95
1章 序奏前奏
第1音 喜怒哀楽
しおりを挟む
【喜怒哀楽】きどあいらく
人間のもつ感情。喜び・怒り・悲しみ・楽しみのこと。
=========================
夜空の星が輝く。
澄んだ空には月の明かり、大地には涼しい風が吹く。
その空の下には、広い広い森。
森の中には小さな湖があり、湖には夜空と美しい月が映っていた。
その湖のほとりに、座り込んで夜空を見上げる女性がいた。
夜空に見とれていると、突如夜空から声が聞こえてきた。
「うわぁ~~~!」
どんどん声が近くなる。
女性は辺りを見渡すが、やはり空から聞こえるので空を見上げた。
すると、その夜空が僅かにブレた。まるで、空間がねじ曲がったように。
ねじ曲がった空間から、なんと一人の人間がワープしてきた。
その人間は他でもない、ルネアだった。
「あっ…」
ルネアは自分が空中にいる事に気づき、そのまま地面へ落下する。
女性は驚いてしまい、四つん這いになって離れていった。
ルネアはお化けを装うように、恐ろしい形相で女性の方を見ると女性は怯える。
そこで、ルネアは女性を見て言った。
「あれ?ラム?」
なんと、その女性はラムにそっくりだったのだ。
女性はギクッとすると言う。
「な…なんで名前知ってんだよ…!」
「あれ?ラムって男じゃなくて女だったの?」
ルネアがそう言うと、近くの木陰からフードを被った女性が現れた。
「ラム!?アンタ女だったの!?て言うか胸おっきぃ…ずるっ…」
くるくるとした髪が特徴の、ラムと同じくケープを着た白いドレス姿の女性。
ケープはフード付きで、ラム同様色のラインが入っている。
星の飾り物もあり、彼女の場合はペンダントだった。
するとラムは驚いて言った。
「シナ!?なんでここに!…てか胸言うな!」
「て言うか、なんで女?」
シナに聞かれたラムは、恥ずかしそうに言う。
「実は俺…魔法の力で男に化けてるだけで、本当は女…。」
「へ~っ!」
シナは納得している様子で、ルネアは言った。
「アールさんって人を好きっていうのは嘘じゃないんですね。異性だから好きなんだ。」
ラムは動揺を通り越して自分の髪を触り始める。
「そ…そそそんな…てかなんでそんな事も知ってんだコイツ…!」
ラムは更に顔を手で隠してしまうと、シナはニヤニヤとした。
「やっぱ好きなんだね~」
どうやらシナは、ラムがその男に好意を寄せている事を知っているようだった。
すると、朝日ではなく昼の太陽が昇ってくる。
辺りがみるみる明るくなると、ルネアは改めて周りの風景を見た。
元居たサグズィとは思えないほどの静けさ。
人の賑やかな声がしないという事と、予想以上に周囲は草木でいっぱいなのだ。
(やっぱり…過去に来たのかな…僕…)
シナはラムをからかって喜んでいたが、ルネアの様子が視界に入ると言った。
「そう言えばあなたは?ここらでは見かけない顔ね。」
「あ、僕は…」
とルネアが自己紹介をしようとした時だ、ラムが慌てて言う。
「アールの気配だ!アールが近づいてくる!」
そう言ってラムは、近くの茂みに身を隠した。
シナはついでにルネアも隠しておくと、ルネアはラムに言った。
「どうするのラム、このままじゃ性別バ…」
と言った所で、ラムに手で口を押さえられるのであった。
そしてシナは自然を観察するフリをしていると、森の奥から男性が歩いてくる。
それを見たルネアは、目を見開いた。
黒髪の眼鏡をかけた男性である。
彼は未来のラムが言っていた、裏切り者のアールという男性だろう。
見た目は落ち着いていて、ハイネックの白い制服にラムやシナと同じケープを着ていた。
ケープの上からマフラーを肩にかけるように巻いており、マフラーには星の飾り物もあった。
しかもその星の飾り物は、未来にラムを封じていた時の飾り物と同じ物。
彼はシナを見るなり首を傾けた。
「ん、シナだけか。ラムともう一人…声が聞こえたんだが…。」
ルネアはギクッとして硬直。
ラムは急いで服装を整えると、自分に魔法をかける。
すると体が男に変わったので、ルネアは感心。
(魔法ってそんな事もできちゃうんだ…!)
ラムはその場から立ち上がり、姿を現す。
そしてなぜか、ルネアも釣られて立ち上がるのであった。
「あら、アンタわかってたのね。大当た…」
シナはラムの方を見ると、ルネアも立ち上がっていたので言葉を失う。
ラムは動揺が続いているのか言った。
「お、おはよアール!何か用!?」
アールは二人の方を見ると、ラムよりも先にルネアに目がつく。
ルネアは悪い印象を与えぬよう、満面の笑み。
しかしアールは表情を一切崩さず、シナとラムに言った。
「テナーが呼んでいたぞ。」
(この人怖そう…!)
ルネアは、正直な感想が頭に浮かぶのであった。
そしてアールが方向転換をした時だった。
彼はなんとバランスを崩し、顔面から転んでしまう。
ルネアは急な出来事にぽかんとしていると、ラムは慌ててアールに駆け寄った。
「大丈夫か!」
その光景を見て、シナは笑いを堪えつつ
「いつもの事よ。」
とルネアに言うのだった。
アールはむくっと顔を上げると、次に体を起こす。
彼の額は、彼が転んだ事を意味するように赤く腫れていた。
その様子に天然さを感じたのはルネアだけだろうか。
ラムはアールの服の砂埃を払ってあげている中、彼は淡々と眼鏡を拾い上げる。
「壊れた。」
それだけを呟いて。
「これもいつもの事。アイツ見た目によらずドジだから。」
シナは笑いながら説明してくれた。
正直、ルネアは安心した。
非情な裏切り者と思われた彼の印象が、一気に変わった為だろうか。
ルネアはアールの前にやってきた。
目を細めるアールは、首を傾げる。
どうやら誰が前にいるかわからないようだった。
ルネアはそれをいい事に、手で白鳥を作って見せる。
「白鳥…?なぜこんなところに…湖はあっちだぞ…?」
とアールはその手に近づきながら言った為、シナは腹を抱え始めた。
彼は相当、目が悪い。
「アールをからかうのはやめろよ!」
ラムはそう言って、アールに肩を貸した。
シナは大笑いし、ルネアもこの状況に少しニヤけてしまっている。
「ったく…笑うなよ。」
ラムは最後までそう言っていたが、アールただ一人だけ現状を把握できていなかった。
アールはずっと、居もしない白鳥をキョロキョロと探しているのであった。
人間のもつ感情。喜び・怒り・悲しみ・楽しみのこと。
=========================
夜空の星が輝く。
澄んだ空には月の明かり、大地には涼しい風が吹く。
その空の下には、広い広い森。
森の中には小さな湖があり、湖には夜空と美しい月が映っていた。
その湖のほとりに、座り込んで夜空を見上げる女性がいた。
夜空に見とれていると、突如夜空から声が聞こえてきた。
「うわぁ~~~!」
どんどん声が近くなる。
女性は辺りを見渡すが、やはり空から聞こえるので空を見上げた。
すると、その夜空が僅かにブレた。まるで、空間がねじ曲がったように。
ねじ曲がった空間から、なんと一人の人間がワープしてきた。
その人間は他でもない、ルネアだった。
「あっ…」
ルネアは自分が空中にいる事に気づき、そのまま地面へ落下する。
女性は驚いてしまい、四つん這いになって離れていった。
ルネアはお化けを装うように、恐ろしい形相で女性の方を見ると女性は怯える。
そこで、ルネアは女性を見て言った。
「あれ?ラム?」
なんと、その女性はラムにそっくりだったのだ。
女性はギクッとすると言う。
「な…なんで名前知ってんだよ…!」
「あれ?ラムって男じゃなくて女だったの?」
ルネアがそう言うと、近くの木陰からフードを被った女性が現れた。
「ラム!?アンタ女だったの!?て言うか胸おっきぃ…ずるっ…」
くるくるとした髪が特徴の、ラムと同じくケープを着た白いドレス姿の女性。
ケープはフード付きで、ラム同様色のラインが入っている。
星の飾り物もあり、彼女の場合はペンダントだった。
するとラムは驚いて言った。
「シナ!?なんでここに!…てか胸言うな!」
「て言うか、なんで女?」
シナに聞かれたラムは、恥ずかしそうに言う。
「実は俺…魔法の力で男に化けてるだけで、本当は女…。」
「へ~っ!」
シナは納得している様子で、ルネアは言った。
「アールさんって人を好きっていうのは嘘じゃないんですね。異性だから好きなんだ。」
ラムは動揺を通り越して自分の髪を触り始める。
「そ…そそそんな…てかなんでそんな事も知ってんだコイツ…!」
ラムは更に顔を手で隠してしまうと、シナはニヤニヤとした。
「やっぱ好きなんだね~」
どうやらシナは、ラムがその男に好意を寄せている事を知っているようだった。
すると、朝日ではなく昼の太陽が昇ってくる。
辺りがみるみる明るくなると、ルネアは改めて周りの風景を見た。
元居たサグズィとは思えないほどの静けさ。
人の賑やかな声がしないという事と、予想以上に周囲は草木でいっぱいなのだ。
(やっぱり…過去に来たのかな…僕…)
シナはラムをからかって喜んでいたが、ルネアの様子が視界に入ると言った。
「そう言えばあなたは?ここらでは見かけない顔ね。」
「あ、僕は…」
とルネアが自己紹介をしようとした時だ、ラムが慌てて言う。
「アールの気配だ!アールが近づいてくる!」
そう言ってラムは、近くの茂みに身を隠した。
シナはついでにルネアも隠しておくと、ルネアはラムに言った。
「どうするのラム、このままじゃ性別バ…」
と言った所で、ラムに手で口を押さえられるのであった。
そしてシナは自然を観察するフリをしていると、森の奥から男性が歩いてくる。
それを見たルネアは、目を見開いた。
黒髪の眼鏡をかけた男性である。
彼は未来のラムが言っていた、裏切り者のアールという男性だろう。
見た目は落ち着いていて、ハイネックの白い制服にラムやシナと同じケープを着ていた。
ケープの上からマフラーを肩にかけるように巻いており、マフラーには星の飾り物もあった。
しかもその星の飾り物は、未来にラムを封じていた時の飾り物と同じ物。
彼はシナを見るなり首を傾けた。
「ん、シナだけか。ラムともう一人…声が聞こえたんだが…。」
ルネアはギクッとして硬直。
ラムは急いで服装を整えると、自分に魔法をかける。
すると体が男に変わったので、ルネアは感心。
(魔法ってそんな事もできちゃうんだ…!)
ラムはその場から立ち上がり、姿を現す。
そしてなぜか、ルネアも釣られて立ち上がるのであった。
「あら、アンタわかってたのね。大当た…」
シナはラムの方を見ると、ルネアも立ち上がっていたので言葉を失う。
ラムは動揺が続いているのか言った。
「お、おはよアール!何か用!?」
アールは二人の方を見ると、ラムよりも先にルネアに目がつく。
ルネアは悪い印象を与えぬよう、満面の笑み。
しかしアールは表情を一切崩さず、シナとラムに言った。
「テナーが呼んでいたぞ。」
(この人怖そう…!)
ルネアは、正直な感想が頭に浮かぶのであった。
そしてアールが方向転換をした時だった。
彼はなんとバランスを崩し、顔面から転んでしまう。
ルネアは急な出来事にぽかんとしていると、ラムは慌ててアールに駆け寄った。
「大丈夫か!」
その光景を見て、シナは笑いを堪えつつ
「いつもの事よ。」
とルネアに言うのだった。
アールはむくっと顔を上げると、次に体を起こす。
彼の額は、彼が転んだ事を意味するように赤く腫れていた。
その様子に天然さを感じたのはルネアだけだろうか。
ラムはアールの服の砂埃を払ってあげている中、彼は淡々と眼鏡を拾い上げる。
「壊れた。」
それだけを呟いて。
「これもいつもの事。アイツ見た目によらずドジだから。」
シナは笑いながら説明してくれた。
正直、ルネアは安心した。
非情な裏切り者と思われた彼の印象が、一気に変わった為だろうか。
ルネアはアールの前にやってきた。
目を細めるアールは、首を傾げる。
どうやら誰が前にいるかわからないようだった。
ルネアはそれをいい事に、手で白鳥を作って見せる。
「白鳥…?なぜこんなところに…湖はあっちだぞ…?」
とアールはその手に近づきながら言った為、シナは腹を抱え始めた。
彼は相当、目が悪い。
「アールをからかうのはやめろよ!」
ラムはそう言って、アールに肩を貸した。
シナは大笑いし、ルネアもこの状況に少しニヤけてしまっている。
「ったく…笑うなよ。」
ラムは最後までそう言っていたが、アールただ一人だけ現状を把握できていなかった。
アールはずっと、居もしない白鳥をキョロキョロと探しているのであった。
0
あなたにおすすめの小説
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
王女様は聖女様?おてんば姫の大冒険~ペットのドラゴンが迷子なので冒険者になって探しに行きます!~
しましまにゃんこ
ファンタジー
アリシア王国の第3王女ティアラ姫には誰にも言えない秘密があった。
それは自分が全属性の魔力を持ち、最強のチート能力を持っていた「建国の賢者アリシア」の生まれ変わりであること!
8才の誕生日を境に前世の記憶を取り戻したものの、500年後に転生したことを知って慌てる。なぜなら死の直前、パートナーのドラゴンに必ず生まれ変わって会いにいくと約束したから。
どこにいてもきっとわかる!と豪語したものの、肝心のドラゴンの気配を感じることができない。全属性の魔力は受け継いだものの、かつての力に比べて圧倒的に弱くなっていたのだ!
「500年……長い。いや、でも、ドラゴンだし。きっと生きてる、よね?待ってて。約束通りきっと会いにいくから!」
かつての力を取り戻しつつ、チートな魔法で大活躍!愛する家族と優しい婚約者候補、可愛い獣人たちに囲まれた穏やかで平和な日々。
しかし、かつての母国が各国に向けて宣戦布告したことにより、少しずつ世界の平和が脅かされていく。
「今度こそ、私が世界を救って見せる!」
失われたドラゴンと世界の破滅を防ぐため、ティアラ姫の冒険の旅が今、始まる!
剣と魔法が織りなすファンタジーの世界で、アリシア王国第3王女として生まれ変わったかつての賢者が巻き起こす、愛と成長と冒険の物語です。
イケメン王子たちとの甘い恋の行方もお見逃しなく。
小説家になろう、カクヨムさま他サイトでも投稿しています。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
