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5章 諧謔叙唱
第69音 百味飲食
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【百味飲食】ひゃくみのおんじき
色々な珍しい味の食べ物や、おいしい食べ物のこと。
===========
銃声が聞こえ、更に足を速めるツウ。
ツウは外に飛び出し、一度足を止めて周囲を見渡す。
そして人集ができているところを見つけ、一直線にそこへ向かった。
すると見えてきたのは、ルカとイルナ。
どうやら銃弾は、イルナの防御魔法で避けたようだった。
イルナの防御魔法は氷の壁で、銃弾はその壁に深く刺さっていた。
ルカは驚いて震えていた。
イルナは言う。
「ルカ!お前も魔法が使えるんだろ、プレティルナは皆強力な魔法使いなんだぞ!」
しかしルカは、震えながらも言った。
「俺、人生で一度もすっごい魔法使った事ないです…!」
それを聞くと、イルナは呆れた様子になって舌打ち。
「チッ、魔力を持ってるのに魔法が使えないのか。
そこもパシアに似ちまったんだな。」
二人でなんやかんや話していると、解除魔法の人間がイルナの防御魔法を解除してしまう。
イルナは驚いた様子だった。
「嘘…!こんな素早く力を読まれるなんて!」
それに対し、解除魔法をかけた者はニヤリと笑った。
「当たり前だろ。
プレティルナの防御魔法は、何百と解いてきたんだからよ!
お前ら大人しく降参しろ、仲間と同じ剥製にでもしてやるぜ?」
それを聞いたイルナは、怒りを覚えたのか歯を食い縛る。
イルナは吠えた。
「人間如きが、この星を食い潰しやがってェ!!
殺してやる…!一匹残らず食い殺してやるぅッ!!」
そう言ったイルナの歯も耳も、鋭く尖り始めていた。
イルナは魔力を纏い、手持ちの真珠を全て口へ放り込んだ。
ルカは思わずギョッとしたが、イルナの変化が始まってしまう。
イルナは凶暴な怪魚の姿へと変わってしまい、イルナは魔法で宙に浮いた。
流石の人間達も呆然としていたが、人間達は言った。
「ポメック!ポメックはどこだ!」
「ポメック!」
皆が先ほどツウ達に話しかけてきた人間、ポメックを呼んでいた。
すると人集の中から、ポメックの声がした。
「うるせぇどけよ、お前らに当たるだろ。」
ポメックはなんと、スナイパー銃をイルナに向けていた。
そして狙いを定めると呟く。
「急所見っけ。」
ポメックは銃弾を放った。
その銃弾は魔法が込められており、そのままイルナを貫いた。
巨大な怪魚にとっては豆粒ほどの銃弾。
しかしその銃弾で、イルナの威勢は消え失せた。
ルカは呆然とそれを見ていた。
「イルナ…?」
するとイルナはそのまま落下し、海に消えていった。
大きな飛沫を立て、雨の様に飛沫は降り注いだ。
人間達は、その飛沫を避ける様にフードを深々と被った。
「毒の海だ、みんな当たるなよ!」
そう言ってはいたが、当たったものがいたのか悲鳴も聞こえた。
海水をもろに食らった人間は、水に触れた肌から徐々に黒く変色していく。
人間は苦しみ、やがて痙攣をして動けなくなってしまうのだ。
ルカもツウも呆然としていた。
ユネイも黙って見ていると、人間はルカを見て言う。
「コイツ、水に触れても平気だ!コイツもプレティルナだ!
ポメック、撃っちまえ!」
その言葉を聞き、ツウは反射的に走り出した。
ツウはポメックに向かって言う。
「やめて!!」
人間達はその声に驚いていたが、ポメックは既に構えていたせいか聞こえていなかった。
ルカに標準を当て、引き金を引く。
その瞬間、ツウはポメックの銃に抱きつくように標準を逸らした。
それでも銃弾はルカの腹を貫いたようで、ルカは呆然とした。
ルカはゆっくり後退していく。
ツウはそれに気づくと、そのままルカに向かって走り出した。
「ルカ兄ッ!!」
ポメックは声で気づいたのか呟く。
「君はさっきの…!」
ユネイは、人目につかないように海へ向かった。
ルカは崖からそのまま、海へ落っこちる。
ツウは間に合わず、崖から顔を出して叫んだ。
「ルカ兄っ…!!」
ツウは目に涙を浮かべていた。
人間達は言う。
「おい、アイツ様子が変だ。捕まえろ。」
「おう。」
人間が数人ツウの方へと向かった。
ツウは海へ飛び込もうとしていた。
視界が涙で霞む。
ツウの涙は、真珠となって海に落ちた。
人間の一人が、ツウを捕らえた。
「お前もプレティルナか!」
そう言ってフードを無理に外そうとしたが、ツウは抵抗して人間に噛み付いた。
「いてッ!」
それでも人間はツウを離さない。
人間は笑った。
「なんだコイツガキじゃねぇか。」
しかしツウに噛み付かれた肌が、徐々に黒く変色していく。
人間は体調の異変に気づき、思わずツウを離した。
「うわぁっ!コイツ…!
パシア族じゃねぇかぁ!!」
急に離された反動で、ツウのフードが外れた。
若草色を宿した、繊細で美しいプラチナブロンドが見える。
それを見た瞬間、人間達は歓喜の声を上げた。
「コイツは売れる…!
捕まえろ!!捕まえたら何でも褒美をくれてやる!」
その指示と共に、大勢の人間がツウに走り出してきた。
一方、海の中。
ユネイは海を泳いでおり、ルカを探していた。
するとユネイは、海に沈んでくる真珠を見つけた。
その真珠の輝きを見た瞬間、ユネイは確信した。
(これはマスターの涙…。)
ユネイはそれを握り締めると、再び泳ぎ始めた。
一方ルカは、血を流しながら沈んでいた。
(寒い…冷たい……痛い……。
俺…死んじゃうの…?
ツウを残して…?姉さんにも『好き』って言えてないのに…)
ルカの目は既に虚ろだった。
しかし、声が聞こえてきた。
「ルカ…!ルカ!」
ユネイの声だ。
ユネイはルカを抱き抱え、ルカに言う。
「口を開いて!
君はさっきの銃弾で魔力を失っている 魔力を取り戻せば傷もすぐ塞がる」
ユネイの手から真珠が見えた。
その輝きを放つ真珠を見ていると、ルカは真珠に篭っている魔力が見えた。
(魔力…欲しい…)
すると、ルカは思い出した。
――これは、イルナの言葉だ。
「この見た目を持ったパシアは皆、海を汚染してしまうパシアだ。」――
次に思い出す。
――ツウと初めて話した時の事。
ルカは近くで収穫してきた青りんごを食べ、ツウもそのりんごを食べていた。
ツウはルカに対して言った。
「故郷の肉食獣はみんな、僕を食べてもきっと美味しくないって言ってたよ。
だから僕の物は、誰も欲しがらない。
それでも美味しそうに見えるの?」
ツウはジッとルカを見つめてきた。
ツウの瞳に映る自分を、ルカは眺めていた。
するとルカは呟く。
「うん。だって新入生さ。」
ルカはそう言って、自分が食べていた青りんごとツウを並べた。
ルカは笑顔になって言う。
「りんごみたいに美味しそうな見た目してるもん!
名前通りじゃん!俺は欲しくなるよ!」
ツウはそれを聞くと、目を丸くした。
「これみたいなの?
そんなに美味しそうに見えるかな?」
ルカはそれに対して、笑顔で頷いてくれる。
その反応を見ると、ツウは初めて笑顔を向けてくれた。――
それを思い出したルカは、口を開いた。
ユネイは口の中に真珠を放り込むと、ルカはその真珠を飲んだ。
その瞬間、ルカに強力な魔力が流れた。
ルカの傷は塞がり、ルカの姿が怪魚へと変わった。
ユネイはそんなルカに捕まりながらも言う。
「ルカ聞いて
マスターがルカを助けようと人混みに突っ込んだんだ
早く助けないとパシア族である事がバレてしまう…そんな事になったら…!」
すると、ルカは海に沈むパシア族を思い出す。
ルカは海上へと全力で泳いだ。
あまりの速さに、ユネイは捕まるので精一杯だった。
ルカは海から飛び跳ねると、魔法で宙に浮いた。
ユネイはそれを目を丸くして見ている。
(流石は強力な魔法を司るプレティルナ
魔力さえ持てば初めてでも能力を使い倒せるのか)
人間達は丁度ツウを捕獲して、口を塞いで両手を拘束しているところだった。
それを見たルカは大きな口を開けた。
すると口から青く光る光が見える。
その光は冷気を漂わせており、強力な魔力が込められていた。
ポメックは思わず銃を構えたが、それも遅くルカが攻撃を放った。
光線は物体にぶつかると鋭い氷柱を発生させた。
人間は勿論、工場も何もかもその氷柱に凍らされたり貫かれたり。
幸い人間が氷柱に貫かれる事はなかったが、工場全体の機能が停止してしまう。
人は皆、半身を氷に埋められて身動きがとれなくなっていた。
「クソッ…!おのれプレティルナ…!」
ユネイはそれを見てから地上に降り立つ。
ツウだけは凍らされておらず、ユネイはツウを解放する。
「マスターの涙のお陰でルカは一命を取り留めたよ」
ツウは怪魚となったルカを見上げた。
ルカはツウの方までゆっくり下りてくると、ツウに擦り寄った。
するとツウは笑顔を見せ、ルカの顔に抱きついた。
「無事で良かった…ルカ兄…!」
色々な珍しい味の食べ物や、おいしい食べ物のこと。
===========
銃声が聞こえ、更に足を速めるツウ。
ツウは外に飛び出し、一度足を止めて周囲を見渡す。
そして人集ができているところを見つけ、一直線にそこへ向かった。
すると見えてきたのは、ルカとイルナ。
どうやら銃弾は、イルナの防御魔法で避けたようだった。
イルナの防御魔法は氷の壁で、銃弾はその壁に深く刺さっていた。
ルカは驚いて震えていた。
イルナは言う。
「ルカ!お前も魔法が使えるんだろ、プレティルナは皆強力な魔法使いなんだぞ!」
しかしルカは、震えながらも言った。
「俺、人生で一度もすっごい魔法使った事ないです…!」
それを聞くと、イルナは呆れた様子になって舌打ち。
「チッ、魔力を持ってるのに魔法が使えないのか。
そこもパシアに似ちまったんだな。」
二人でなんやかんや話していると、解除魔法の人間がイルナの防御魔法を解除してしまう。
イルナは驚いた様子だった。
「嘘…!こんな素早く力を読まれるなんて!」
それに対し、解除魔法をかけた者はニヤリと笑った。
「当たり前だろ。
プレティルナの防御魔法は、何百と解いてきたんだからよ!
お前ら大人しく降参しろ、仲間と同じ剥製にでもしてやるぜ?」
それを聞いたイルナは、怒りを覚えたのか歯を食い縛る。
イルナは吠えた。
「人間如きが、この星を食い潰しやがってェ!!
殺してやる…!一匹残らず食い殺してやるぅッ!!」
そう言ったイルナの歯も耳も、鋭く尖り始めていた。
イルナは魔力を纏い、手持ちの真珠を全て口へ放り込んだ。
ルカは思わずギョッとしたが、イルナの変化が始まってしまう。
イルナは凶暴な怪魚の姿へと変わってしまい、イルナは魔法で宙に浮いた。
流石の人間達も呆然としていたが、人間達は言った。
「ポメック!ポメックはどこだ!」
「ポメック!」
皆が先ほどツウ達に話しかけてきた人間、ポメックを呼んでいた。
すると人集の中から、ポメックの声がした。
「うるせぇどけよ、お前らに当たるだろ。」
ポメックはなんと、スナイパー銃をイルナに向けていた。
そして狙いを定めると呟く。
「急所見っけ。」
ポメックは銃弾を放った。
その銃弾は魔法が込められており、そのままイルナを貫いた。
巨大な怪魚にとっては豆粒ほどの銃弾。
しかしその銃弾で、イルナの威勢は消え失せた。
ルカは呆然とそれを見ていた。
「イルナ…?」
するとイルナはそのまま落下し、海に消えていった。
大きな飛沫を立て、雨の様に飛沫は降り注いだ。
人間達は、その飛沫を避ける様にフードを深々と被った。
「毒の海だ、みんな当たるなよ!」
そう言ってはいたが、当たったものがいたのか悲鳴も聞こえた。
海水をもろに食らった人間は、水に触れた肌から徐々に黒く変色していく。
人間は苦しみ、やがて痙攣をして動けなくなってしまうのだ。
ルカもツウも呆然としていた。
ユネイも黙って見ていると、人間はルカを見て言う。
「コイツ、水に触れても平気だ!コイツもプレティルナだ!
ポメック、撃っちまえ!」
その言葉を聞き、ツウは反射的に走り出した。
ツウはポメックに向かって言う。
「やめて!!」
人間達はその声に驚いていたが、ポメックは既に構えていたせいか聞こえていなかった。
ルカに標準を当て、引き金を引く。
その瞬間、ツウはポメックの銃に抱きつくように標準を逸らした。
それでも銃弾はルカの腹を貫いたようで、ルカは呆然とした。
ルカはゆっくり後退していく。
ツウはそれに気づくと、そのままルカに向かって走り出した。
「ルカ兄ッ!!」
ポメックは声で気づいたのか呟く。
「君はさっきの…!」
ユネイは、人目につかないように海へ向かった。
ルカは崖からそのまま、海へ落っこちる。
ツウは間に合わず、崖から顔を出して叫んだ。
「ルカ兄っ…!!」
ツウは目に涙を浮かべていた。
人間達は言う。
「おい、アイツ様子が変だ。捕まえろ。」
「おう。」
人間が数人ツウの方へと向かった。
ツウは海へ飛び込もうとしていた。
視界が涙で霞む。
ツウの涙は、真珠となって海に落ちた。
人間の一人が、ツウを捕らえた。
「お前もプレティルナか!」
そう言ってフードを無理に外そうとしたが、ツウは抵抗して人間に噛み付いた。
「いてッ!」
それでも人間はツウを離さない。
人間は笑った。
「なんだコイツガキじゃねぇか。」
しかしツウに噛み付かれた肌が、徐々に黒く変色していく。
人間は体調の異変に気づき、思わずツウを離した。
「うわぁっ!コイツ…!
パシア族じゃねぇかぁ!!」
急に離された反動で、ツウのフードが外れた。
若草色を宿した、繊細で美しいプラチナブロンドが見える。
それを見た瞬間、人間達は歓喜の声を上げた。
「コイツは売れる…!
捕まえろ!!捕まえたら何でも褒美をくれてやる!」
その指示と共に、大勢の人間がツウに走り出してきた。
一方、海の中。
ユネイは海を泳いでおり、ルカを探していた。
するとユネイは、海に沈んでくる真珠を見つけた。
その真珠の輝きを見た瞬間、ユネイは確信した。
(これはマスターの涙…。)
ユネイはそれを握り締めると、再び泳ぎ始めた。
一方ルカは、血を流しながら沈んでいた。
(寒い…冷たい……痛い……。
俺…死んじゃうの…?
ツウを残して…?姉さんにも『好き』って言えてないのに…)
ルカの目は既に虚ろだった。
しかし、声が聞こえてきた。
「ルカ…!ルカ!」
ユネイの声だ。
ユネイはルカを抱き抱え、ルカに言う。
「口を開いて!
君はさっきの銃弾で魔力を失っている 魔力を取り戻せば傷もすぐ塞がる」
ユネイの手から真珠が見えた。
その輝きを放つ真珠を見ていると、ルカは真珠に篭っている魔力が見えた。
(魔力…欲しい…)
すると、ルカは思い出した。
――これは、イルナの言葉だ。
「この見た目を持ったパシアは皆、海を汚染してしまうパシアだ。」――
次に思い出す。
――ツウと初めて話した時の事。
ルカは近くで収穫してきた青りんごを食べ、ツウもそのりんごを食べていた。
ツウはルカに対して言った。
「故郷の肉食獣はみんな、僕を食べてもきっと美味しくないって言ってたよ。
だから僕の物は、誰も欲しがらない。
それでも美味しそうに見えるの?」
ツウはジッとルカを見つめてきた。
ツウの瞳に映る自分を、ルカは眺めていた。
するとルカは呟く。
「うん。だって新入生さ。」
ルカはそう言って、自分が食べていた青りんごとツウを並べた。
ルカは笑顔になって言う。
「りんごみたいに美味しそうな見た目してるもん!
名前通りじゃん!俺は欲しくなるよ!」
ツウはそれを聞くと、目を丸くした。
「これみたいなの?
そんなに美味しそうに見えるかな?」
ルカはそれに対して、笑顔で頷いてくれる。
その反応を見ると、ツウは初めて笑顔を向けてくれた。――
それを思い出したルカは、口を開いた。
ユネイは口の中に真珠を放り込むと、ルカはその真珠を飲んだ。
その瞬間、ルカに強力な魔力が流れた。
ルカの傷は塞がり、ルカの姿が怪魚へと変わった。
ユネイはそんなルカに捕まりながらも言う。
「ルカ聞いて
マスターがルカを助けようと人混みに突っ込んだんだ
早く助けないとパシア族である事がバレてしまう…そんな事になったら…!」
すると、ルカは海に沈むパシア族を思い出す。
ルカは海上へと全力で泳いだ。
あまりの速さに、ユネイは捕まるので精一杯だった。
ルカは海から飛び跳ねると、魔法で宙に浮いた。
ユネイはそれを目を丸くして見ている。
(流石は強力な魔法を司るプレティルナ
魔力さえ持てば初めてでも能力を使い倒せるのか)
人間達は丁度ツウを捕獲して、口を塞いで両手を拘束しているところだった。
それを見たルカは大きな口を開けた。
すると口から青く光る光が見える。
その光は冷気を漂わせており、強力な魔力が込められていた。
ポメックは思わず銃を構えたが、それも遅くルカが攻撃を放った。
光線は物体にぶつかると鋭い氷柱を発生させた。
人間は勿論、工場も何もかもその氷柱に凍らされたり貫かれたり。
幸い人間が氷柱に貫かれる事はなかったが、工場全体の機能が停止してしまう。
人は皆、半身を氷に埋められて身動きがとれなくなっていた。
「クソッ…!おのれプレティルナ…!」
ユネイはそれを見てから地上に降り立つ。
ツウだけは凍らされておらず、ユネイはツウを解放する。
「マスターの涙のお陰でルカは一命を取り留めたよ」
ツウは怪魚となったルカを見上げた。
ルカはツウの方までゆっくり下りてくると、ツウに擦り寄った。
するとツウは笑顔を見せ、ルカの顔に抱きついた。
「無事で良かった…ルカ兄…!」
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