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02 ヘグリスメオン教会
022 カオスリートとヴァレリカ。
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保育園の先生が帰宅した後、フューレン達も教会に帰宅した。
すると教会の奥の廊下にはスピムがいた。
スピムは心配そうにこちらを見つめていた。
「みんな!無事だったのね!」
「何があったか知ってんのか?」
フューレンが言うと、スピムは顔を逸らしてから言う。
「だって驚くじゃない!ケリスが急に「牧師様達が危ない」って言って出て行くんですもの!」
「ケリスが来ていなければ、今頃みんな死んでいたかもしれませんね。」
ワレリーはクスリと笑って言うと、アシュターは耳に小指を突っ込みながらも言った。
「お前が死んだらワンチャン勝てたんじゃね?」
それに対しワレリーはもう一度クスリと笑う。
アシュターは気味悪そうにワレリーを見つめていると、ワレリーは言った。
「あの間抜けな悪魔使いはそう言っていましたが、現実問題私の魂だけではヴァレリカに太刀打ちできないでしょう。
彼女は天使の持つ神力だけでなく、悪魔の持つ魔力までも破壊してしまう力を持ちます。いくら力を与えたとしても、勝つ事は不可能でしょうね。」
ワレリーの話を聞いて、フューレンはふと思い出した事をワレリー達に話す。
「なあ、誰か『カオスリート』って知ってるか?大魔導師が探してる奴みたいだけど。」
「カオスリート…?」
アシュターが呟き、ワレリーは続いて言った。
「聞いた事がありませんね。他にそれに関する情報は?」
「ああ、天使の力を持つ悪魔。だそうだ。」
それを聞いた一同は表情が優れなくなる。
フューレンも眉を潜めると言った。
「まさかヴァレリカなんじゃ…」
「難しいですね。ヴァレリカと言うのなら『悪魔の力を持つ天使』になるはずです。」
「どっちも変わらない様なもんだろ。」
フューレンが言うと、ワレリーは更に言う。
「それに、仮にヴァレリカなら既に大魔導師も発見済みでしょう。
わざわざ誰かに探させるような真似…」
ワレリーはそこまで言うと、大魔導師の事を思い出して溜息をついた。
「まあ、彼ならやりかねないですが。」
「だろ?」
ワレリーは思わず頭を抱えてしまう。
「危険な天使を捕獲ですか…フューレンを殺す気ですかね?」
「さあな。ま、俺もカオスリートに関しては半信半疑だから、魔術科学園の図書館で情報を集めたりするよ。」
「私も周囲から情報を聞き出してみますね。」
ワレリーがそう言うので、フューレンは頷いた。
キリエルは話を聞いて難しい顔をしていたが、ふとスピムに笑顔を向ける。
「あ、スピム!お弁当美味しかったよ!」
スピムはその言葉にキリエルを見ると、次にムスっとする。
それを見かねたワレリーは言った。
「私も少し頂きました。私の好物を沢山入れてくださったのですね。ありがとうございます。」
それを聞いたスピムはワレリーの方を見て、若干頬を赤くした。
それから少し挙動不審になって言う。
「ぼ、牧師様の事はちゃんと理解しているつもりですから…!好物もわかって当然です!」
次にフレノアはニタリと笑って言った。
「あらおチビちゃん、私の好きな食べ物もた~っくさんお弁当に入れたわよね?私の事もちゃんと理解してるの?」
するとスピムは更に赤面して、今度は怒った顔でフレノアに言う。
「アンタのは適当に入れたのよッ!」
しかしスピムの髪の毛の蛇達は、恥ずかしそうにフレノアから目を逸らしていた。
そんなスピムを見て大変愉快なのか、フレノアは高笑いしてしまう。
するとスピムはいてもいられなくなったのか、走って自分の部屋に帰ってしまった。
キリエルは首を傾げる。
「あれ~?照れ隠し?」
ワレリーはそれに対しては何も答えず、笑いながら地下室へ向かった。
フレノアは少し頬を膨らませると言う。
「もうちょっと妹みたいな反応してくれたら可愛いのに。」
そう呟くと、フレノアもそそくさと地下室の階段へと足を急がせた。
ケリスも解散しているみんなを見て空気を読んだのか、さっさと自分の部屋に帰っていく。
キリエルは廊下に飾ってある時計を見ると、フューレンに言った。
「まだ昼だね!なにかして遊ぼー!」
するとフューレンは即答。
「いや、仕事探さなきゃなんねぇし。」
「つれないな~、じゃあ僕も手伝うからさ~!」
「はぁ?」
フューレンはキリエルといると、どうも調子が狂う様子。
そこに、モルビスもやってきた。
「ん、これから出かけるのか?」
「ああ、仕事探しに。」
フューレンが言うと、キリエルは笑顔。
「モルビスも来る?」
「いや、俺は遠慮しとくよ。」
「あ、そうだモルビス!以前はギルドにいたんだよね?ずっと働いてばかりだったの?どんな仕事してたー?」
キリエルの質問に、モルビスは頷く。
「狩りの仕事だったりギルドの掃除だったり料理当番だったり、色んな事したぜ。
仲間と一緒に退屈じゃない毎日を過ごしてた。」
「へぇ!すっげ~!」
キリエルは目を輝かせていた。
フューレンは二人に背を向けて言う。
「キリエル、早く行くぞ。」
「うん!行ってくるねモルビス!」
キリエルは立ち去るフューレンを駆け足で追いかけた。
キリエルは呑気な笑顔を見せて言う。
「面白そうだし僕も仕事さ~がそ!」
その日の夕方、フューレン達は教会に帰っていた。
二人ともぐったりしており、フューレンは頭を抱えている。
「この世界じゃバイトって見つからないものなのか…?」
「まあ、狩りした方が稼ぎやすい時代だからね。」
キリエルもぐったりしながら言うと、フューレンは溜息。
そこにワレリーがやってきて、クスリと笑った。
「お帰りなさい。フューレン、お手紙が来ていますよ。」
「あ?」
フューレンは手紙を確認すると、それは魔術科学園から。
それを見たキリエルは笑顔を見せる。
「きっと入学許可証だよ!明日から学校行けるよフューレン!」
フューレンはキリエルと違って特に驚く事もなくキリエルに聞いた。
「週何回学校に行けばいいんだ?」
「ん、基本は自由だよ。行きたい時にフラ~っと行けばいいよ。
あ、でも教科の授業ってそれぞれ時間が決まってるからその時間に行かないといけないけどね!」
「なるほどな、あの大魔導師の学校らしい。」
フューレンは手紙を開き、入学許可証を手に取る。
(早速明日行ってみるかな。)
すると教会の奥の廊下にはスピムがいた。
スピムは心配そうにこちらを見つめていた。
「みんな!無事だったのね!」
「何があったか知ってんのか?」
フューレンが言うと、スピムは顔を逸らしてから言う。
「だって驚くじゃない!ケリスが急に「牧師様達が危ない」って言って出て行くんですもの!」
「ケリスが来ていなければ、今頃みんな死んでいたかもしれませんね。」
ワレリーはクスリと笑って言うと、アシュターは耳に小指を突っ込みながらも言った。
「お前が死んだらワンチャン勝てたんじゃね?」
それに対しワレリーはもう一度クスリと笑う。
アシュターは気味悪そうにワレリーを見つめていると、ワレリーは言った。
「あの間抜けな悪魔使いはそう言っていましたが、現実問題私の魂だけではヴァレリカに太刀打ちできないでしょう。
彼女は天使の持つ神力だけでなく、悪魔の持つ魔力までも破壊してしまう力を持ちます。いくら力を与えたとしても、勝つ事は不可能でしょうね。」
ワレリーの話を聞いて、フューレンはふと思い出した事をワレリー達に話す。
「なあ、誰か『カオスリート』って知ってるか?大魔導師が探してる奴みたいだけど。」
「カオスリート…?」
アシュターが呟き、ワレリーは続いて言った。
「聞いた事がありませんね。他にそれに関する情報は?」
「ああ、天使の力を持つ悪魔。だそうだ。」
それを聞いた一同は表情が優れなくなる。
フューレンも眉を潜めると言った。
「まさかヴァレリカなんじゃ…」
「難しいですね。ヴァレリカと言うのなら『悪魔の力を持つ天使』になるはずです。」
「どっちも変わらない様なもんだろ。」
フューレンが言うと、ワレリーは更に言う。
「それに、仮にヴァレリカなら既に大魔導師も発見済みでしょう。
わざわざ誰かに探させるような真似…」
ワレリーはそこまで言うと、大魔導師の事を思い出して溜息をついた。
「まあ、彼ならやりかねないですが。」
「だろ?」
ワレリーは思わず頭を抱えてしまう。
「危険な天使を捕獲ですか…フューレンを殺す気ですかね?」
「さあな。ま、俺もカオスリートに関しては半信半疑だから、魔術科学園の図書館で情報を集めたりするよ。」
「私も周囲から情報を聞き出してみますね。」
ワレリーがそう言うので、フューレンは頷いた。
キリエルは話を聞いて難しい顔をしていたが、ふとスピムに笑顔を向ける。
「あ、スピム!お弁当美味しかったよ!」
スピムはその言葉にキリエルを見ると、次にムスっとする。
それを見かねたワレリーは言った。
「私も少し頂きました。私の好物を沢山入れてくださったのですね。ありがとうございます。」
それを聞いたスピムはワレリーの方を見て、若干頬を赤くした。
それから少し挙動不審になって言う。
「ぼ、牧師様の事はちゃんと理解しているつもりですから…!好物もわかって当然です!」
次にフレノアはニタリと笑って言った。
「あらおチビちゃん、私の好きな食べ物もた~っくさんお弁当に入れたわよね?私の事もちゃんと理解してるの?」
するとスピムは更に赤面して、今度は怒った顔でフレノアに言う。
「アンタのは適当に入れたのよッ!」
しかしスピムの髪の毛の蛇達は、恥ずかしそうにフレノアから目を逸らしていた。
そんなスピムを見て大変愉快なのか、フレノアは高笑いしてしまう。
するとスピムはいてもいられなくなったのか、走って自分の部屋に帰ってしまった。
キリエルは首を傾げる。
「あれ~?照れ隠し?」
ワレリーはそれに対しては何も答えず、笑いながら地下室へ向かった。
フレノアは少し頬を膨らませると言う。
「もうちょっと妹みたいな反応してくれたら可愛いのに。」
そう呟くと、フレノアもそそくさと地下室の階段へと足を急がせた。
ケリスも解散しているみんなを見て空気を読んだのか、さっさと自分の部屋に帰っていく。
キリエルは廊下に飾ってある時計を見ると、フューレンに言った。
「まだ昼だね!なにかして遊ぼー!」
するとフューレンは即答。
「いや、仕事探さなきゃなんねぇし。」
「つれないな~、じゃあ僕も手伝うからさ~!」
「はぁ?」
フューレンはキリエルといると、どうも調子が狂う様子。
そこに、モルビスもやってきた。
「ん、これから出かけるのか?」
「ああ、仕事探しに。」
フューレンが言うと、キリエルは笑顔。
「モルビスも来る?」
「いや、俺は遠慮しとくよ。」
「あ、そうだモルビス!以前はギルドにいたんだよね?ずっと働いてばかりだったの?どんな仕事してたー?」
キリエルの質問に、モルビスは頷く。
「狩りの仕事だったりギルドの掃除だったり料理当番だったり、色んな事したぜ。
仲間と一緒に退屈じゃない毎日を過ごしてた。」
「へぇ!すっげ~!」
キリエルは目を輝かせていた。
フューレンは二人に背を向けて言う。
「キリエル、早く行くぞ。」
「うん!行ってくるねモルビス!」
キリエルは立ち去るフューレンを駆け足で追いかけた。
キリエルは呑気な笑顔を見せて言う。
「面白そうだし僕も仕事さ~がそ!」
その日の夕方、フューレン達は教会に帰っていた。
二人ともぐったりしており、フューレンは頭を抱えている。
「この世界じゃバイトって見つからないものなのか…?」
「まあ、狩りした方が稼ぎやすい時代だからね。」
キリエルもぐったりしながら言うと、フューレンは溜息。
そこにワレリーがやってきて、クスリと笑った。
「お帰りなさい。フューレン、お手紙が来ていますよ。」
「あ?」
フューレンは手紙を確認すると、それは魔術科学園から。
それを見たキリエルは笑顔を見せる。
「きっと入学許可証だよ!明日から学校行けるよフューレン!」
フューレンはキリエルと違って特に驚く事もなくキリエルに聞いた。
「週何回学校に行けばいいんだ?」
「ん、基本は自由だよ。行きたい時にフラ~っと行けばいいよ。
あ、でも教科の授業ってそれぞれ時間が決まってるからその時間に行かないといけないけどね!」
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