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03 魔術科学園
023 魔術科学園に行こうよ。
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次の日の朝の事、フューレンは目が覚めて布団から起き上がる。
すると、いつも通り大魔導師が添い寝していた。
「おはようフューレン。」
フューレンは構わずぶん殴ってしまうと、大魔導師は素直に拳を受けてくれる。
「しつこいんだよッ!」
フューレンはそう言って着替えていると、大魔導師はフューレンに近づく。
「そうそう!最近【私缶バッチ】作ったんだ~。一つどうだい?可愛いだろう?」
と言って大魔導師が見せたのは、自分の顔の缶バッチ。
「要らねぇよっ」
フューレンはそう言って立ち去ると、大魔導師はまた近づく。
「今日は学園に行くんだよね。楽しみぃ~」
それを聞くと、フューレンは足を止めた。
「なんでわかったんだ?」
「私はなんでもわかっちゃうからね!ちょちょいのちょい!」
フューレンは大魔導師の言葉に眉を潜めると、リビングに向かう。
するとリビングにはキリエルがいて、食事の準備をしてくれていた。
「キリエルおはよう、ワレリーは?」
「あー、今日も保育園のボランティアに行ったよ!
だから僕が代わりに朝の準備!」
「なるほどな、そう言えば陽は大丈夫なのか?」
「大丈夫じゃないけど、ちょっとくらいなら平気さ!朝ご飯食べちゃお!」
フューレンは席に着くと、キリエルも席に着こうとする。
しかし大魔導師が言った。
「私の分は?」
「あ、じゃあ盛るよ!」
キリエルは食器棚に向かうと、フューレンは言う。
「犬の皿に盛ると喜ぶぞ。」
「えぇ!?」
キリエルは驚きつつも、食器棚の犬皿を手に取った。
すると、犬皿の裏には【ペット専用】と書いてあった。
「えっと、ここにペット専用って…」
「大魔導師の事だろ。」
「えぇ…」
キリエルは引いていると、大魔導師は急かす。
「早く食べよ~う!」
「あ、うん。」
キリエルはとりあえず犬皿にスープを盛ると、大魔導師に手渡し。
大魔導師は机に犬皿を置くと、器を持って飲み始めた。
「いただきます。」
フューレンは朝食を食べ始めると、キリエルは大魔導師を気にしながらも食事を始める。
「い、いただきます。…えっとフューレン?今日は魔術科学園に行くんだよね?」
「ああ。」
フューレンの返事を聞くと、キリエルは笑顔を漏らして言う。
「そっか!じゃあ僕も一緒に来ていい?」
「いいけどなんで?」
フューレンにそう言われると、キリエルは目を丸くしてから照れ始めた。
「いやぁ、教会に住んでる人で学園の生徒なんていないし…年齢も近そうだなって思ってさ…親しみやすいんだ!」
それを聞いたフューレンは無表情のまま言う。
「…俺千歳超えてるけど。」
「えぇっ!?」
フューレンは少し怒った様子で言った。
「そんなに俺がガキに見えるかよ。」
「ち、違うよ!ごめん!ごめんってばー!」
フューレンは煮え切らない様子だったが相手を許す事にした。
食事を終えた二人は、教会の方にやってきた。
キリエルは教会に祈りを捧げると、外へ続く扉の前に立っていたフューレンに向かって走り出す。
「お待たせ!じゃ行こうか!」
二人はすぐに森に向かうと、魔術科学園に向かって歩き出した。
「森は日陰が沢山あって好きなんだ~
悪魔になる前から好きでね、風が涼しいんだよ~!」
「キリエルはよく喋るな。」
フューレンが言うと、キリエルは苦笑。
「ダメ?黙って歩くと落ち着かなくてさ~!」
「ま、騒がしい友人が昔いたから気になりはしないけど。」
「そっか!ならいいや!いっぱい話そう!」
「は?俺が話すとは言ってねぇだろ。」
「それもそう!」
二人はそんな他愛のない会話をしながら学園に向かった。
学園前にやってくると、フューレンはキリエルに聞く。
「そう言や、ここに図書館あるんだってな。俺そこに用があるんだ。」
「そうなんだ!フューレンって読書好きなの?」
「いや、カオスリートの手がかり探したくって…」
それを聞くと、キリエルは目を丸くする。
そして笑顔を見せて言った。
「じゃあ僕も一緒に手がかり探す!」
「悪いな。」
「いいのいいの!
あ、図書館は別館にあるからこっちだよ~!」
キリエルはそう言ってフューレンの腕を引っ張るので、フューレンは言われるがまま連れて行かれる。
フューレンは広い広い庭を見渡す。
見上げると首が痛くなるほどの建物が目の前にあり、その向かい側には立派という言葉を超えるほどの高い高い門の柵。
別館へ続く庭には意外と人がおり、遅めの朝食をとる者や雑談を楽しむ人の姿など。
友達と仲良く駆ける生徒を見ると、学校に来たのだなとフューレンは実感できる。
しかし学園の生徒になった実感のないフューレンは、ふと自分の腕を引っ張るキリエルを見た。
今の自分達が、学園の生徒の姿と被った気がしたフューレン。
少しだけ、自分が生徒になったのだと実感し始めるのであった。
すると、いつも通り大魔導師が添い寝していた。
「おはようフューレン。」
フューレンは構わずぶん殴ってしまうと、大魔導師は素直に拳を受けてくれる。
「しつこいんだよッ!」
フューレンはそう言って着替えていると、大魔導師はフューレンに近づく。
「そうそう!最近【私缶バッチ】作ったんだ~。一つどうだい?可愛いだろう?」
と言って大魔導師が見せたのは、自分の顔の缶バッチ。
「要らねぇよっ」
フューレンはそう言って立ち去ると、大魔導師はまた近づく。
「今日は学園に行くんだよね。楽しみぃ~」
それを聞くと、フューレンは足を止めた。
「なんでわかったんだ?」
「私はなんでもわかっちゃうからね!ちょちょいのちょい!」
フューレンは大魔導師の言葉に眉を潜めると、リビングに向かう。
するとリビングにはキリエルがいて、食事の準備をしてくれていた。
「キリエルおはよう、ワレリーは?」
「あー、今日も保育園のボランティアに行ったよ!
だから僕が代わりに朝の準備!」
「なるほどな、そう言えば陽は大丈夫なのか?」
「大丈夫じゃないけど、ちょっとくらいなら平気さ!朝ご飯食べちゃお!」
フューレンは席に着くと、キリエルも席に着こうとする。
しかし大魔導師が言った。
「私の分は?」
「あ、じゃあ盛るよ!」
キリエルは食器棚に向かうと、フューレンは言う。
「犬の皿に盛ると喜ぶぞ。」
「えぇ!?」
キリエルは驚きつつも、食器棚の犬皿を手に取った。
すると、犬皿の裏には【ペット専用】と書いてあった。
「えっと、ここにペット専用って…」
「大魔導師の事だろ。」
「えぇ…」
キリエルは引いていると、大魔導師は急かす。
「早く食べよ~う!」
「あ、うん。」
キリエルはとりあえず犬皿にスープを盛ると、大魔導師に手渡し。
大魔導師は机に犬皿を置くと、器を持って飲み始めた。
「いただきます。」
フューレンは朝食を食べ始めると、キリエルは大魔導師を気にしながらも食事を始める。
「い、いただきます。…えっとフューレン?今日は魔術科学園に行くんだよね?」
「ああ。」
フューレンの返事を聞くと、キリエルは笑顔を漏らして言う。
「そっか!じゃあ僕も一緒に来ていい?」
「いいけどなんで?」
フューレンにそう言われると、キリエルは目を丸くしてから照れ始めた。
「いやぁ、教会に住んでる人で学園の生徒なんていないし…年齢も近そうだなって思ってさ…親しみやすいんだ!」
それを聞いたフューレンは無表情のまま言う。
「…俺千歳超えてるけど。」
「えぇっ!?」
フューレンは少し怒った様子で言った。
「そんなに俺がガキに見えるかよ。」
「ち、違うよ!ごめん!ごめんってばー!」
フューレンは煮え切らない様子だったが相手を許す事にした。
食事を終えた二人は、教会の方にやってきた。
キリエルは教会に祈りを捧げると、外へ続く扉の前に立っていたフューレンに向かって走り出す。
「お待たせ!じゃ行こうか!」
二人はすぐに森に向かうと、魔術科学園に向かって歩き出した。
「森は日陰が沢山あって好きなんだ~
悪魔になる前から好きでね、風が涼しいんだよ~!」
「キリエルはよく喋るな。」
フューレンが言うと、キリエルは苦笑。
「ダメ?黙って歩くと落ち着かなくてさ~!」
「ま、騒がしい友人が昔いたから気になりはしないけど。」
「そっか!ならいいや!いっぱい話そう!」
「は?俺が話すとは言ってねぇだろ。」
「それもそう!」
二人はそんな他愛のない会話をしながら学園に向かった。
学園前にやってくると、フューレンはキリエルに聞く。
「そう言や、ここに図書館あるんだってな。俺そこに用があるんだ。」
「そうなんだ!フューレンって読書好きなの?」
「いや、カオスリートの手がかり探したくって…」
それを聞くと、キリエルは目を丸くする。
そして笑顔を見せて言った。
「じゃあ僕も一緒に手がかり探す!」
「悪いな。」
「いいのいいの!
あ、図書館は別館にあるからこっちだよ~!」
キリエルはそう言ってフューレンの腕を引っ張るので、フューレンは言われるがまま連れて行かれる。
フューレンは広い広い庭を見渡す。
見上げると首が痛くなるほどの建物が目の前にあり、その向かい側には立派という言葉を超えるほどの高い高い門の柵。
別館へ続く庭には意外と人がおり、遅めの朝食をとる者や雑談を楽しむ人の姿など。
友達と仲良く駆ける生徒を見ると、学校に来たのだなとフューレンは実感できる。
しかし学園の生徒になった実感のないフューレンは、ふと自分の腕を引っ張るキリエルを見た。
今の自分達が、学園の生徒の姿と被った気がしたフューレン。
少しだけ、自分が生徒になったのだと実感し始めるのであった。
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