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03 魔術科学園
026 精霊使いの器。
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「フューレン!!」
「危ない!」
キリエルとアイナはフューレンを呼ぶ。
しかしフューレンは急な出来事に呆然としていて、動く事も忘れていた。
ゴーレムの拳はフューレンを潰そうと、すぐ近くにまで向かってきていた。
するとノルスは言った。
「レグル!フューレンを救え!」
レグルは猛スピードでフューレンの元へ向かうと、間一髪の所でフューレンをゴーレムの拳から救い出す。
フューレンは呆然としていると、レグルはノルスの後ろにフューレンを降ろした。
フューレンは下ろされると、すぐさまゴーレムが出てきた陣を破り捨てる。
するとゴーレムは元の世界へ帰ったのか、消えていった。
一同は安堵の溜息をつくと、ノルスはフューレンに言う。
「今のゴーレムは普段から召喚しているのか?」
「え?いや、基本召喚するのは毎回別のヤツだけど。
同じゴーレムでも、沢山いるからな。今回のはどうやら短気なゴーレムだったみたいだ。」
フューレンは既にいつもの冷静さを取り戻していた。
「そうか。」
ノルスはそう言うと、キリエルはレグルに手を振って言った。
「レグル!僕も下まで連れてって~!」
するとレグルはキリエルに向かって飛び、実技場まで連れて行ってくれる。
アイナはと言うと、二階上にある教室に取り残されたまま。
柵から身を乗り出しながら、フューレンの元へ行けず膨れていた。
レグルはキリエルに懐いているのか、キリエルの頬を軽くつついていた。
「も~レグルってば~やめてよ~!」
キリエルはそう言って笑っていると、フューレンは逆にノルスに聞く。
「キュースとレグル、仲良さそうだけど先生は普段から同じヤツを召喚してんのか?」
「そうだ。」
キリエルはフューレンに駆け寄ると抱きついてきた。
「大丈夫フューレン!?生きてて良かったよ~!」
「心配しすぎだ。」
フューレンはそう言ったが、キリエルは泣いている様子。
それを見ていたノルスはキリエルに聞く。
「キュース、フューレンと仲がいいのか?」
するとキリエルはすぐに抱きつくのをやめて言った。
「まあね!ヘグリスメオン教会に泊まっているんだよフューレンは!
少し前に来たばっかりだけどね。」
ノルスは少し驚いたのか黙ると、次にフューレンに言う。
「フューレン、その教会の牧師に何もされていないか?」
フューレンはその問いに目を丸くすると言った。
「されそうにはなった事あるけど。」
「大丈夫なのか…!?」
ノルスの言葉に、キリエルは笑いながら答える。
「牧師様はフューレンになんにもしてないよ~!」
「わからないだろう。第一、お前だってあの男にたぶらかされて…!」
「キュースが悪魔だって事知ってんだ。」
フューレンが言うと、ノルスは黙り込んだ。
「あの牧師は人の心に入り込むのが得意なのだ、息子はそれで悪魔にされた。
だから君も気をつけて欲しい。」
「流石のエクソシストも、悪魔になった息子は退治できないよな。」
フューレンが淡々と言うと、ノルスは再び黙った。
するとキリエルは苦笑。
「僕は人質みたいなものだね!牧師様は策士だからなー!」
「お前があんな男に騙されなければ、今頃私は教会の悪魔諸共退治していたんだぞ。」
「でも牧師様悪い人じゃないよ!僕の夢だってきっと尊重してくれてるし!」
「だからお前は騙され易いと言っているのだ…!」
ノルスは呆れた様子になっていると、フューレンは言った。
「俺はキュースと違うから大丈夫だよ。」
「なにそれ!?酷くない!?ちょっと傷ついたよ僕!」
キリエルはそう言うと、ノルスは頷く。
「そうか。ならいい。」
「それより、俺の召喚術見たろ?どう思った?」
フューレンは話を逸らすと、ノルスは答えた。
「先程言った通り、召喚する為の能力は申し分ない。
ただ、召喚術師としての器はまだまだ未熟だ。」
「どういう事だ?」
「召喚術師なら、召喚する生物の特徴くらい知るべきだ。
それを踏まえて、指示を出すのが召喚術師の仕事。
お前の場合、いつも別の個体を召喚している為か何も理解できていない。」
「は?特徴くらい知ってる!得意な事とか、使える力とか。」
「本当にわかっているか?
人に優劣があるように、他の生物にも優劣があるはずだ。」
ノルスの言葉にフューレンは眉を潜めると、ノルスは少し考えてから言う。
「召喚術師は、【精霊使い】とも呼ばれる。」
「生物を召喚できると言っても、魂と力を抜き取って擬態化したものを召喚しているからな。
それを精霊って言うんだろ。」
「精霊は己を守る守護霊の様な存在。
つまり召喚する生物はお前の精霊でないと、いつまで経っても使いこなせない。」
「つまり何が言いたいんだ?俺の精霊を探せって?」
その言葉にノルスは頷いた。
フューレンはノルスの回答に呆れたのか溜息をつく。
「一応考えてはみるが、本当にそんなんで変わるのか?」
ノルスは再び頷くと、その場を離れて教室のみんなに言う。
「では授業の続きを始める。
フューレン、今のお前には必要のない授業だ。教室を出るも、授業を聞くも好きにしていいぞ。」
ノルスはそう言って生徒のいる教室まで向かった。
フューレンは歩いて教室に戻りながらも考えている。
(守護霊…俺にそんな精霊いるかな。)
考え事をしているフューレンの傍で、キリエルは笑顔で言った。
「ドンマイドンマイ!次は勝てるよ!」
「確かに悔しいが、今はそういう事を考えている暇はない。」
それを聞いたキリエルは口笛を軽く吹いた。
「ふゅー、クールだねホント!授業が終わったら、僕も色々考えるからさ!
こう見えても、生物には詳しいんだよ!」
「いいけど、今は召喚術じゃなくてカオスリートを探りたい。授業が終わったらノルスに聞いてみるか。」
キリエルはフューレンの言葉で思い出した顔をする。
「あ!カオスリートの事忘れてた!」
キリエルはどうやらど忘れをしていたようだ。
そんなキリエルに、フューレンは溜息しか出てこなかった。
「危ない!」
キリエルとアイナはフューレンを呼ぶ。
しかしフューレンは急な出来事に呆然としていて、動く事も忘れていた。
ゴーレムの拳はフューレンを潰そうと、すぐ近くにまで向かってきていた。
するとノルスは言った。
「レグル!フューレンを救え!」
レグルは猛スピードでフューレンの元へ向かうと、間一髪の所でフューレンをゴーレムの拳から救い出す。
フューレンは呆然としていると、レグルはノルスの後ろにフューレンを降ろした。
フューレンは下ろされると、すぐさまゴーレムが出てきた陣を破り捨てる。
するとゴーレムは元の世界へ帰ったのか、消えていった。
一同は安堵の溜息をつくと、ノルスはフューレンに言う。
「今のゴーレムは普段から召喚しているのか?」
「え?いや、基本召喚するのは毎回別のヤツだけど。
同じゴーレムでも、沢山いるからな。今回のはどうやら短気なゴーレムだったみたいだ。」
フューレンは既にいつもの冷静さを取り戻していた。
「そうか。」
ノルスはそう言うと、キリエルはレグルに手を振って言った。
「レグル!僕も下まで連れてって~!」
するとレグルはキリエルに向かって飛び、実技場まで連れて行ってくれる。
アイナはと言うと、二階上にある教室に取り残されたまま。
柵から身を乗り出しながら、フューレンの元へ行けず膨れていた。
レグルはキリエルに懐いているのか、キリエルの頬を軽くつついていた。
「も~レグルってば~やめてよ~!」
キリエルはそう言って笑っていると、フューレンは逆にノルスに聞く。
「キュースとレグル、仲良さそうだけど先生は普段から同じヤツを召喚してんのか?」
「そうだ。」
キリエルはフューレンに駆け寄ると抱きついてきた。
「大丈夫フューレン!?生きてて良かったよ~!」
「心配しすぎだ。」
フューレンはそう言ったが、キリエルは泣いている様子。
それを見ていたノルスはキリエルに聞く。
「キュース、フューレンと仲がいいのか?」
するとキリエルはすぐに抱きつくのをやめて言った。
「まあね!ヘグリスメオン教会に泊まっているんだよフューレンは!
少し前に来たばっかりだけどね。」
ノルスは少し驚いたのか黙ると、次にフューレンに言う。
「フューレン、その教会の牧師に何もされていないか?」
フューレンはその問いに目を丸くすると言った。
「されそうにはなった事あるけど。」
「大丈夫なのか…!?」
ノルスの言葉に、キリエルは笑いながら答える。
「牧師様はフューレンになんにもしてないよ~!」
「わからないだろう。第一、お前だってあの男にたぶらかされて…!」
「キュースが悪魔だって事知ってんだ。」
フューレンが言うと、ノルスは黙り込んだ。
「あの牧師は人の心に入り込むのが得意なのだ、息子はそれで悪魔にされた。
だから君も気をつけて欲しい。」
「流石のエクソシストも、悪魔になった息子は退治できないよな。」
フューレンが淡々と言うと、ノルスは再び黙った。
するとキリエルは苦笑。
「僕は人質みたいなものだね!牧師様は策士だからなー!」
「お前があんな男に騙されなければ、今頃私は教会の悪魔諸共退治していたんだぞ。」
「でも牧師様悪い人じゃないよ!僕の夢だってきっと尊重してくれてるし!」
「だからお前は騙され易いと言っているのだ…!」
ノルスは呆れた様子になっていると、フューレンは言った。
「俺はキュースと違うから大丈夫だよ。」
「なにそれ!?酷くない!?ちょっと傷ついたよ僕!」
キリエルはそう言うと、ノルスは頷く。
「そうか。ならいい。」
「それより、俺の召喚術見たろ?どう思った?」
フューレンは話を逸らすと、ノルスは答えた。
「先程言った通り、召喚する為の能力は申し分ない。
ただ、召喚術師としての器はまだまだ未熟だ。」
「どういう事だ?」
「召喚術師なら、召喚する生物の特徴くらい知るべきだ。
それを踏まえて、指示を出すのが召喚術師の仕事。
お前の場合、いつも別の個体を召喚している為か何も理解できていない。」
「は?特徴くらい知ってる!得意な事とか、使える力とか。」
「本当にわかっているか?
人に優劣があるように、他の生物にも優劣があるはずだ。」
ノルスの言葉にフューレンは眉を潜めると、ノルスは少し考えてから言う。
「召喚術師は、【精霊使い】とも呼ばれる。」
「生物を召喚できると言っても、魂と力を抜き取って擬態化したものを召喚しているからな。
それを精霊って言うんだろ。」
「精霊は己を守る守護霊の様な存在。
つまり召喚する生物はお前の精霊でないと、いつまで経っても使いこなせない。」
「つまり何が言いたいんだ?俺の精霊を探せって?」
その言葉にノルスは頷いた。
フューレンはノルスの回答に呆れたのか溜息をつく。
「一応考えてはみるが、本当にそんなんで変わるのか?」
ノルスは再び頷くと、その場を離れて教室のみんなに言う。
「では授業の続きを始める。
フューレン、今のお前には必要のない授業だ。教室を出るも、授業を聞くも好きにしていいぞ。」
ノルスはそう言って生徒のいる教室まで向かった。
フューレンは歩いて教室に戻りながらも考えている。
(守護霊…俺にそんな精霊いるかな。)
考え事をしているフューレンの傍で、キリエルは笑顔で言った。
「ドンマイドンマイ!次は勝てるよ!」
「確かに悔しいが、今はそういう事を考えている暇はない。」
それを聞いたキリエルは口笛を軽く吹いた。
「ふゅー、クールだねホント!授業が終わったら、僕も色々考えるからさ!
こう見えても、生物には詳しいんだよ!」
「いいけど、今は召喚術じゃなくてカオスリートを探りたい。授業が終わったらノルスに聞いてみるか。」
キリエルはフューレンの言葉で思い出した顔をする。
「あ!カオスリートの事忘れてた!」
キリエルはどうやらど忘れをしていたようだ。
そんなキリエルに、フューレンは溜息しか出てこなかった。
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