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【住み込みアシスタントはデッサンモデル】 *

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 先輩……つまり、男性を好きな僕は、少しだけど知識がある。

 だから、そんな体勢で先輩の前にいるなんて……絶対、無理。


「は? オイ、いきなり暴れるな……!」


 突然暴れ出した僕に驚いて、先輩の手が腰からズレる。

 その瞬間。

 ――僕は大きく、跳ねた。


「あ……っ!」


 腰を掴んでいた先輩の手が、僕が暴れたことによって滑ってしまい。

 ――僕の股間に、触れたからだ。

 熱を持ってしまったソコは、布越しとはいえ好きな人に触れられて、過敏に反応してしまう。

 触れられた、ということは……先輩が触れた、ということ。

 だから……勿論、気付かれる。


「……日達、お前――」
「違いますっ!」


 先輩は驚いているのか、僕のソコから手を動かせないでいるようだ。

 そんな状況なのに、どんどん体が熱くなってくる。

 暫くなにもできず、お互いに固まっていると。


「……日達」


 ――先に動いたのは、先輩だった。


「え、な……や、あっ!」


 あろうことか、先輩は手を離すのではなく。

 更に、押し付けてきたのだ。

 それどころか、僕の熱くなっているところを重点的に撫でてきた。


「はっ、あ……何で、先輩……っ」
「随分と窮屈そうだな」
「なに、言って……やっ!」


 いきなり撫でられた、ということに戸惑っていると。

 ――先輩の行為が、エスカレートし始めた。

 ベルトが外され、チャックも下ろされていたズボンを、先輩は簡単に脱がす。

 太腿の下まで下ろされると、今度は下着にも手を掛けてくる。


「や……っ! 先輩、なにしようとして――」
「辛そうにしてるからな」
「だ、駄目です先輩っ! パンツは下げちゃ、あっ!」


 僕の制止を無視して、先輩は下着すらも下ろした。

 下着の中に収まっていた僕の熱が、先輩によって露出される。

 ソコに、先輩の冷たい指が這う。


「さっきのは演技じゃなくて、本気の顔だったのか」
「あ、ふぁ……っ! 先輩、やめて……っ」
「こんなに悦んでるくせに、何でやめて欲しいんだ?」
「んっ!」


 根元から先端までなぞられると、その冷たい指の感覚に背筋がゾクゾクする。

 親指と人差し指で先端をつままれ、押しつぶすように圧をかけられると、口から勝手に甘い吐息が漏れ出た。


「あっ、あ……せんぱ、やだ、だめですっ」
「嫌がってるくせに、先端からなにか出てきてるぞ?」
「あっ!」


 そん、なの……。

 好きな人に触られて、なにも感じるなって方が……無理、だ。




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