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妹の友達【告白練習】
唇①
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「おかえりなさい!おにいさん」
学校から帰ってきてリビングに入ろうとした昴(スバル)が目にしたのは見慣れたお客さんだった。
顔周りウルフカットされたミディアムヘアの髪型は女子中学生とは思えない大人びた雰囲気を醸し出している。
「やあ、いらっしゃい梓(アズサ)ちゃん」
笑顔を作り挨拶すると、ソファに姿勢よく座っている女の子はニコりと笑顔を返してくる。
「はい、おじゃましてます!」
この女の子は1歳下の妹の友達。
最近中学に入ってからすぐに仲良くなったらしく、中学3年生になった今でもよく家に遊びにきている。
家に遊びにきた際、時々顔を合わせ挨拶をする程度だが、
いつも笑顔で明るい中学生らしさを感じる一方、挙動は丁寧で騒いだりしない常識をもった大人らしさも感じる良い子である事は分かった。
「茜(アカネ)は?」
そんな中学生の身体なのに大人の雰囲気を纏った女の子のしか姿しか見当たらず
本来ここにいるはずの妹の所在を訪ねる。
「茜ちゃんは学校に忘れ物したみたいでさっき取りに行っちゃって」
「あいつ…」
家を出たばかりという事は学校までの往復の距離を考えるとしばらく戻ってこないだろう。
そんな長時間、他の人の家に1人で残すなんて…と頭を抱える。
残された女の子には可哀想ではあるが関係性の薄い男と2人同じ空間にいるのはもっと気まずいだろう。
ゆっくりくつろいで、と声をかけリビングから出ようとする。
「あ!ちょっと待ってください!」
「え?」
予想していなかった静止の声に振り向く。
幼くも大人の様にも見える顔立ちの女の子の表情は少し焦っていた。
座ったまま前のめりになっていた上体をゆっくり元に戻す。
「その…おにいさんに訊きたい事があって」
手で口を隠し肩をすくめ身体を落ち着きなく小さく動かす。
ほんのり頬も紅く染まっている様に見える。
「よければこっちに座って聞いてもらえませんか…?」
軽く俯きながらもちゃんと話し相手の目を見る事をやめない女の子は自然と上目遣いになる。
顔を赤らめながら上目遣いで訪ねてくる女の子の話を自分が聞いてよいものかと一瞬迷いつつも、女の子の座るソファに近付く。
まだ上目遣いで見つめてくる。
目を逸らす。
「座ってください」
手で隣に座る様に丁寧に促す。
恐らく学校帰りに寄った為か、中学校の制服のままの女の子。
その制服は家の中の為、ダラりと着崩されているがそれもまたお洒落に見えてくる。
女の子から少し距離を置きソファに座る。
「どうしたの?梓ちゃん」
女の子は再び手を口にあて少し沈黙。
しかしそれもつかの間、うんと頷いてから昴の顔を見つめ訪ねる。
「お兄さん……告白したりされたりした事ありますか!?」
まっすぐ見つめてくる目は曇りひとつなかった。
学校から帰ってきてリビングに入ろうとした昴(スバル)が目にしたのは見慣れたお客さんだった。
顔周りウルフカットされたミディアムヘアの髪型は女子中学生とは思えない大人びた雰囲気を醸し出している。
「やあ、いらっしゃい梓(アズサ)ちゃん」
笑顔を作り挨拶すると、ソファに姿勢よく座っている女の子はニコりと笑顔を返してくる。
「はい、おじゃましてます!」
この女の子は1歳下の妹の友達。
最近中学に入ってからすぐに仲良くなったらしく、中学3年生になった今でもよく家に遊びにきている。
家に遊びにきた際、時々顔を合わせ挨拶をする程度だが、
いつも笑顔で明るい中学生らしさを感じる一方、挙動は丁寧で騒いだりしない常識をもった大人らしさも感じる良い子である事は分かった。
「茜(アカネ)は?」
そんな中学生の身体なのに大人の雰囲気を纏った女の子のしか姿しか見当たらず
本来ここにいるはずの妹の所在を訪ねる。
「茜ちゃんは学校に忘れ物したみたいでさっき取りに行っちゃって」
「あいつ…」
家を出たばかりという事は学校までの往復の距離を考えるとしばらく戻ってこないだろう。
そんな長時間、他の人の家に1人で残すなんて…と頭を抱える。
残された女の子には可哀想ではあるが関係性の薄い男と2人同じ空間にいるのはもっと気まずいだろう。
ゆっくりくつろいで、と声をかけリビングから出ようとする。
「あ!ちょっと待ってください!」
「え?」
予想していなかった静止の声に振り向く。
幼くも大人の様にも見える顔立ちの女の子の表情は少し焦っていた。
座ったまま前のめりになっていた上体をゆっくり元に戻す。
「その…おにいさんに訊きたい事があって」
手で口を隠し肩をすくめ身体を落ち着きなく小さく動かす。
ほんのり頬も紅く染まっている様に見える。
「よければこっちに座って聞いてもらえませんか…?」
軽く俯きながらもちゃんと話し相手の目を見る事をやめない女の子は自然と上目遣いになる。
顔を赤らめながら上目遣いで訪ねてくる女の子の話を自分が聞いてよいものかと一瞬迷いつつも、女の子の座るソファに近付く。
まだ上目遣いで見つめてくる。
目を逸らす。
「座ってください」
手で隣に座る様に丁寧に促す。
恐らく学校帰りに寄った為か、中学校の制服のままの女の子。
その制服は家の中の為、ダラりと着崩されているがそれもまたお洒落に見えてくる。
女の子から少し距離を置きソファに座る。
「どうしたの?梓ちゃん」
女の子は再び手を口にあて少し沈黙。
しかしそれもつかの間、うんと頷いてから昴の顔を見つめ訪ねる。
「お兄さん……告白したりされたりした事ありますか!?」
まっすぐ見つめてくる目は曇りひとつなかった。
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