【R18】告白は相手の身体を舐めながら

Yuki

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妹の友達【告白練習】

唇②

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「告白?いやー、まだ16歳になったばかりだしなあ」

噂によると足を舐めて告白した男子が最近クラスにいたらしいが、と心の中で留める。

「そ、そうですか…!」

深く息をつき、そのまま続ける。

「あの実は私も16歳になったら告白したくて」

恥ずかしそうに語るが珍しい話ではない。
16歳未満は告白が禁止されている為、16歳になってから告白をしたいと夢を抱く者は多い。

「それで告白エピソードを高校生の方から聞きたいな、と思ってたんです」

「そっか…、ごめんね力になれなくて」

恋愛エピソードを聞きたがる気持ちは分からないが、女子らしい話だと思う。
ただそういう話に無縁の自分では力になれそうにない。

「今度友達に訊いてみておくよ」

「あ、いや……」

どんどん声が小さくなっていく。
聞き取る為に少し身体を寄せ、顔を近付ける。

「あ、あの!」

小さな身体に力が篭る。

「告白の練習させてもらえませんか!?」

「え…?」

中学生の女の子はソファから立ち上がり、スバルの前に立つ。

「い、意味分かって言ってる?」

ソファで座ったままの1つ年上の男性の前で口を強く噤み、強く頷く。

「それは…マズいんじゃないかな?」
「練習なので!」

昴の肩を小さな手でガッシリ掴み、顔を近付ける。

まっすぐ見つめてくる瞳は力強く、
染み一つない頬は朱色に染まり、
肩を掴む手は弱く震えている。

冗談で言っていない事は明らかだった。

「んー、じゃあ…ちょっとだけだよ?」

ぱあっと口が綻び目が大きく開く。
常識ある大人びた子だと思っていたが、結構変わってる子なのかもしれない。
不思議と悪い気はしないしお世話したくなる。

「えっと、どうするの?」

どこを舐めるの?とは流石に訊けない為、大雑把に尋ねる。
女の子は一瞬目を逸らし、すぐに昴の瞳を見つめ直す。

「目を…!閉じてください」

物語でよく聞くようなセリフ。
目を閉じたら何をするつもりなのか。
どうしても一つの仮説が思い浮かんでくる。

そんな妄想を振り払うつもりで目を閉じる。

視界が暗闇に閉じる。
先程まで目の前に迫っていた大人びた雰囲気の幼い顔立ちが脳裏に描かれる。
今まで何度も見かけた事はあったが、あんなにじっくり見た事はなかった。
まつ毛が長かった。肌が奇麗だった。鼻が小さかった。
唇が…。

「おにいさん…好きです…」

震えた声が耳に入ってきた。
途端、口にぎゅっと物理的重圧がかかる。
目を閉じていても顔全体のすぐ側に何かが迫っている事が分かる。

何かが頬周りをくすぐった。多分髪だ。
何かが鼻をかすった。多分鼻だ。
何かが唇で動いてる。間違いなく唇だ。

視界が無い中、その全ての感触がゆっくり離れていく。

「好きです…」
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