睦月のタイムトラベラー

しゃけ

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ノースマウンテン

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 アイズのスキル、ジャグリングによって光って消えた薬瓶はアウルベアの体内に吸い込まれていく。

 グガギャ……ギャアアアアアアアアア
       ギャアアアアアアアアア

 アウルベアは苦しみ出した。黒いモヤのようなものがアウルベアたちの体から出ている。

「なんだ、あれ?」
「見たことないモヤですわよね。」
「追尾出来れば良かったのですが…」

 ギャアアアアアアアアア    グアアアアア

 3人が話す間も2体は尚も苦しみ続け、

 ……グッ    ……ガハッ

 とうとう息絶えた。

「……終わりましたね。」

 キッスはアウルベア2体が息をひきとったのを確認する。White本部へ終了の連絡を入れた。

 数分後、3人の周りがミントグリーンに光り始める。
 次の瞬間に隊室へ戻ってきていた。

「戻りました。」
 アイズを先頭にミドリの元へ向かう。

「ご苦労だった。報告しろ。」

 ミドリは確認していた書類から顔を上げて3人を見る。

「報告致します。アウルベアから黒いモヤのものが出ているのを確認しました。隠密スキルを誰も持っていないため追尾は出来ませんでしたが。」

 3人を代表して、アイズが報告する。

「分かった。追尾はこちらでしておこう。」

 ミドリは頷き、

「……次の討伐案件だが、」

 新たな仕事を告げた。



 グラスは危うく白目を剥きそうになった。






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