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第1部 四神と結婚しろと言われました
102.穴を掘って埋まってもいいですか ※R13
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抱きついたそれはひんやりしていた。
未だ火照った体にはそれがひどく心地いい。
まだ触れられた箇所がじんじんとしているようなそんな感覚。
香子ははぁっ……とため息をついた。
『……香子、そんなに擦り寄られてはまた抱いてしまうぞ……』
耳元で甘いバリトンが囁く。それに香子はふるりと身を震わせた。
(……だから、朝からその声は反則だって……)
玄武の甘い声に香子の意識が浮上する。朝から感じてしまうではないか。
(……ってっっ……!?)
「……ゃ……ぁ……ぁ…っっっ!!?」
昨夜の自分たちの痴態を一気に思い出して悲鳴を上げたつもりだったが、昨夜あまりの快感に声を上げすぎたせいか悲鳴にすらならなかった。
ごほっ、ごほっ。
声を出そうとして出なかったせいか派手に咳こんだ香子の背を、玄武の手が優しく撫でる。
『……声が出ないのか』
心配そうに囁かれて何度も頷く。
(……だからその声はまずいって……)
するとあろうことか玄武は香子の喉元に口づけてきた。
(……って何してるんですかぁぁぁぁぁぁああああっっっ!?)
逃れようにもがっちりと抱き込まれていて身動きができない。
玄武はその長い舌でねっとりと喉元を舐め、そのまま顎に上がってきて、やがて香子の唇を塞いだ。
「……んっ……」
玄武の舌は官能を煽るような動きはしなかったが、何故か唇を塞がれているだけで体が熱くなった。
『……はぁ……なにするんですか……?』
唇が解放されたことでどうにか文句を言う。そして目を丸くした。
『…………あれ?』
出なかった声が出るようになった。どういうことかと玄武を窺うと、愛しくてならないというように香子を見つめている瞳と目が合った。
(……う……)
声といい顔といい体格といい好みどストライクである。しかもなんというか溺愛されているようで未だに香子には信じられない。
『やはりな』
そう呟く玄武の笑みが眩しい。
『……何が、やはり、なんですか?』
それでも気になったことは聞いておかなければいけないだろう。なにせ四神は自己完結が多すぎる。
『……昨夜我の精を受けたことでそなたの体は内側から作り変わったのだ。それ故に我が少し気を注ぐだけで体の修復が容易になったのだろう』
(…………は?)
香子はいぶかしげな顔をした。
(……作り変わった? 改造、ですか? しかも体の修復? 私はもう人間じゃないとかそういうこと?)
いろんな考えがぐるぐる頭の中を巡る。
『……はい先生、質問があります』
玄武の腕の中でどうにか香子は手を上げた。
『先生?』
『そこはツッコまなくていいです……。作り変わったってどういうことですか? 見た目とか変わっちゃったんですか? 絶世の美女とかに。人間じゃなくなってしまって神々しくなったとか?』
思いついたことを言ってみると、玄武は少し考えるような顔をした。
ってことは絶世の美女にはなっていないんですね、すこぶる残念です。
(どうせ作り変えるならナイスバディにしてくれればいいのに。Eカップぐらいの巨乳とかだったら自分で鼻血噴くかも。Eカップの胸! すんごく揉みたい、揉みしだきたい)
それは女としてどうなんだと香子が自分でツッコミを入れている間に答えが出たらしい。
『……見た目は変わらぬ。だがそなたの香りは強くなった。朱雀にとっては香りが薄くなったように感じられたようだから香りが強いのは我限定やもしれぬ。それから、おそらく我に対しての感度がよくなったように思う。あと、我らに近い存在になりつつあるのは確かだ』
(……香りとか、感度って……)
昨夜の情景を思い出す。
玄武を受け入れた時、最初は痛くて痛くて体が引き裂かれるかと思った。それなのに玄武は容赦なく香子を抱いて……。
そして何かが胎内に流れ込んでから痛みが全く消えてしまい……。
(うわああああああああああああああああっっっっ!!!)
どこかにスコップはないだろうか。ツルハシでもいい。庭のそこらへんに穴を掘って埋まってしまいたい衝動に香子はかられた。
全身が真っ赤に染まっていることがわかる。昨夜はあれから玄武を再び受け入れて身も世もなく感じまくったことがありありと思い出された。
『香子、そなに恥らうことはない。そなたが我の腕の中で感じる姿は絶品であったぞ……』
(いーーーやーーーやめてよして言わないでーーーーっっ!!)
香子は耳を両手で塞いだ。しかもあれだけ感じてしまったのに受け入れたのは玄武一人だけなのだ。このまま朱雀が見逃してくれるとは思えないから、今夜でなくても近いうちに朱雀のことも受け入れることになるのだろう。
そこまで考えて、香子は唐突に吐き気をもよおした。
「……うっ……」
けれどなんというか食べすぎとか空気の飲みすぎとかいうかんじではない。
『玄武様……あの……おなかすきました……』
それはとんでもない空腹によるものだった。
未だ火照った体にはそれがひどく心地いい。
まだ触れられた箇所がじんじんとしているようなそんな感覚。
香子ははぁっ……とため息をついた。
『……香子、そんなに擦り寄られてはまた抱いてしまうぞ……』
耳元で甘いバリトンが囁く。それに香子はふるりと身を震わせた。
(……だから、朝からその声は反則だって……)
玄武の甘い声に香子の意識が浮上する。朝から感じてしまうではないか。
(……ってっっ……!?)
「……ゃ……ぁ……ぁ…っっっ!!?」
昨夜の自分たちの痴態を一気に思い出して悲鳴を上げたつもりだったが、昨夜あまりの快感に声を上げすぎたせいか悲鳴にすらならなかった。
ごほっ、ごほっ。
声を出そうとして出なかったせいか派手に咳こんだ香子の背を、玄武の手が優しく撫でる。
『……声が出ないのか』
心配そうに囁かれて何度も頷く。
(……だからその声はまずいって……)
するとあろうことか玄武は香子の喉元に口づけてきた。
(……って何してるんですかぁぁぁぁぁぁああああっっっ!?)
逃れようにもがっちりと抱き込まれていて身動きができない。
玄武はその長い舌でねっとりと喉元を舐め、そのまま顎に上がってきて、やがて香子の唇を塞いだ。
「……んっ……」
玄武の舌は官能を煽るような動きはしなかったが、何故か唇を塞がれているだけで体が熱くなった。
『……はぁ……なにするんですか……?』
唇が解放されたことでどうにか文句を言う。そして目を丸くした。
『…………あれ?』
出なかった声が出るようになった。どういうことかと玄武を窺うと、愛しくてならないというように香子を見つめている瞳と目が合った。
(……う……)
声といい顔といい体格といい好みどストライクである。しかもなんというか溺愛されているようで未だに香子には信じられない。
『やはりな』
そう呟く玄武の笑みが眩しい。
『……何が、やはり、なんですか?』
それでも気になったことは聞いておかなければいけないだろう。なにせ四神は自己完結が多すぎる。
『……昨夜我の精を受けたことでそなたの体は内側から作り変わったのだ。それ故に我が少し気を注ぐだけで体の修復が容易になったのだろう』
(…………は?)
香子はいぶかしげな顔をした。
(……作り変わった? 改造、ですか? しかも体の修復? 私はもう人間じゃないとかそういうこと?)
いろんな考えがぐるぐる頭の中を巡る。
『……はい先生、質問があります』
玄武の腕の中でどうにか香子は手を上げた。
『先生?』
『そこはツッコまなくていいです……。作り変わったってどういうことですか? 見た目とか変わっちゃったんですか? 絶世の美女とかに。人間じゃなくなってしまって神々しくなったとか?』
思いついたことを言ってみると、玄武は少し考えるような顔をした。
ってことは絶世の美女にはなっていないんですね、すこぶる残念です。
(どうせ作り変えるならナイスバディにしてくれればいいのに。Eカップぐらいの巨乳とかだったら自分で鼻血噴くかも。Eカップの胸! すんごく揉みたい、揉みしだきたい)
それは女としてどうなんだと香子が自分でツッコミを入れている間に答えが出たらしい。
『……見た目は変わらぬ。だがそなたの香りは強くなった。朱雀にとっては香りが薄くなったように感じられたようだから香りが強いのは我限定やもしれぬ。それから、おそらく我に対しての感度がよくなったように思う。あと、我らに近い存在になりつつあるのは確かだ』
(……香りとか、感度って……)
昨夜の情景を思い出す。
玄武を受け入れた時、最初は痛くて痛くて体が引き裂かれるかと思った。それなのに玄武は容赦なく香子を抱いて……。
そして何かが胎内に流れ込んでから痛みが全く消えてしまい……。
(うわああああああああああああああああっっっっ!!!)
どこかにスコップはないだろうか。ツルハシでもいい。庭のそこらへんに穴を掘って埋まってしまいたい衝動に香子はかられた。
全身が真っ赤に染まっていることがわかる。昨夜はあれから玄武を再び受け入れて身も世もなく感じまくったことがありありと思い出された。
『香子、そなに恥らうことはない。そなたが我の腕の中で感じる姿は絶品であったぞ……』
(いーーーやーーーやめてよして言わないでーーーーっっ!!)
香子は耳を両手で塞いだ。しかもあれだけ感じてしまったのに受け入れたのは玄武一人だけなのだ。このまま朱雀が見逃してくれるとは思えないから、今夜でなくても近いうちに朱雀のことも受け入れることになるのだろう。
そこまで考えて、香子は唐突に吐き気をもよおした。
「……うっ……」
けれどなんというか食べすぎとか空気の飲みすぎとかいうかんじではない。
『玄武様……あの……おなかすきました……』
それはとんでもない空腹によるものだった。
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