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第1部 四神と結婚しろと言われました
111.念願のお風呂です!
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護衛も兼ねて、ということだが一緒に入ってくれなければ意味がない。
香子は黒月にも裸になってくれるように言った。黒月は仕方ないというように裸になった。湯あみの際は一応浴衣として白くて薄い着物を羽織る。黒月がそれを羽織る前に香子はその裸を目に焼き付けた。
(背は高いしプロポーションも抜群……)
香子は侍女に浴衣を羽織らされ、湯に浸かってから自分の胸を掴んだ。
それを見た侍女たちが目を逸らす。
『花嫁様、何をしていらっしゃるのか……』
黒月がため息交じりに聞く。
『え? だって黒月さん未成年なのに胸あっていいなぁって思って……』
『そういうのはあまり関係ないと思いますが』
香子は首を傾げて黒月の胸元を見た。見れば見るほど羨ましい胸である。
『あのー……触っちゃだめですか?』
そう聞くと黒月はうろんげな眼差しを香子に向けた。残念ながら許可はおりないようである。
(えー、女同士なんだからいいじゃーん)
侍女たちは香子の科白に動揺しないようにするので必死だったが、もちろんそんなことを香子が覚えていて言っているはずがない。
『そういうことをおっしゃられるなら我は出ますが……』
『ごめんなさい、もう言いません』
でも視線は黒月の胸から離れないのだからとても正直だ。
『未成年とは聞きましたけど黒月さんて今いくつなんです? どう見ても私より年下に見えないんですけど……』
そう言うと、黒月は困ったような顔をした。
『……人の成人年齢と四神、眷族の成人年齢は違います……』
『え!? 違うんですか!?』
それは初耳だと香子が食いついたのに黒月は引き気味になった。
『……はい。四神の成人年齢は百歳で、我ら眷族の成人年齢は五十歳です』
『えーーーーーーーっっ!?』
ということはやっぱり香子よりも年上であることは間違いらしい。侍女たちもそれには驚いたようで声を出さないようにするのに必死だった。
『ってことはー……私よりは年上、なんですか?』
『はい、今年で四十になります』
『え』
四十歳と聞いて人間の四十歳を思い浮かべてしまうのは仕方ないだろう。自分の母親が四十歳だった時どうだったかなと記憶を漁ってみたが、自分は確か母曰く遅めに産まれてきた子だったので母親が四十歳の頃というのは香子が小学校中学年の頃である。
(覚えてないなー)
と考えてから、眷族も四神も寿命が非常に長いということを思い出した。だが確か玄武のところの眷族は混血が進んでいる為寿命が短くなっているのはなかったか。
(寿命が縮んでるのに成人年齢は変わらないって、基準はなんだろう?)
『どういう基準で成人年齢が定められているんですか?』
『子が成せるか否かです』
(……ってことはこのプロポーションで初潮がまだなんですか!?)
『すいません黒月さん、たいへん失礼ですがその、男性経験は?』
『……先に出ます』
明らかに不愉快という顔をした黒月の腕に香子は慌ててしがみつく。
『ごめんなさいごめんなさい、もう聞きません! たいへん失礼しました!』
どう考えてもこんな真面目な女性が男性経験なんてあるはずがなかった。だがこのプロポーションで未通というのは香子的に考えられなかったのだ。
(玄武様を一途に思ってたんだから悪いこと言っちゃったなー)
この好奇心いっぱいの性格をどうにかしないとそのうち嫌われてしまうだろう。香子が後悔しているのがわかったのか黒月は嘆息した。
『……そう言う花嫁様の男性経験はどうなのですか?』
(わーい、ガールズトークだー!)
どうやら付き合ってくれるようである。意外と早く訪れた好機に香子はにまっとしてしまった。
もちろん侍女たちも一字一句聞き逃すまいと耳を欹てた。
香子は最初の彼氏からのことを思い出しながら指折り数えはじめる。
(えーと、最初の彼氏と、中国行ってからでしょー? えーと、えーと……)
『四人、てとこですかね』
そう言うと黒月はなんともいえない顔をした。
(あれ? これって素直に答えちゃいけないところだった?)
侍女たちはそれに顔を真っ赤にしていたが、香子にはそこまで見えてはいなかった。
香子は黒月にも裸になってくれるように言った。黒月は仕方ないというように裸になった。湯あみの際は一応浴衣として白くて薄い着物を羽織る。黒月がそれを羽織る前に香子はその裸を目に焼き付けた。
(背は高いしプロポーションも抜群……)
香子は侍女に浴衣を羽織らされ、湯に浸かってから自分の胸を掴んだ。
それを見た侍女たちが目を逸らす。
『花嫁様、何をしていらっしゃるのか……』
黒月がため息交じりに聞く。
『え? だって黒月さん未成年なのに胸あっていいなぁって思って……』
『そういうのはあまり関係ないと思いますが』
香子は首を傾げて黒月の胸元を見た。見れば見るほど羨ましい胸である。
『あのー……触っちゃだめですか?』
そう聞くと黒月はうろんげな眼差しを香子に向けた。残念ながら許可はおりないようである。
(えー、女同士なんだからいいじゃーん)
侍女たちは香子の科白に動揺しないようにするので必死だったが、もちろんそんなことを香子が覚えていて言っているはずがない。
『そういうことをおっしゃられるなら我は出ますが……』
『ごめんなさい、もう言いません』
でも視線は黒月の胸から離れないのだからとても正直だ。
『未成年とは聞きましたけど黒月さんて今いくつなんです? どう見ても私より年下に見えないんですけど……』
そう言うと、黒月は困ったような顔をした。
『……人の成人年齢と四神、眷族の成人年齢は違います……』
『え!? 違うんですか!?』
それは初耳だと香子が食いついたのに黒月は引き気味になった。
『……はい。四神の成人年齢は百歳で、我ら眷族の成人年齢は五十歳です』
『えーーーーーーーっっ!?』
ということはやっぱり香子よりも年上であることは間違いらしい。侍女たちもそれには驚いたようで声を出さないようにするのに必死だった。
『ってことはー……私よりは年上、なんですか?』
『はい、今年で四十になります』
『え』
四十歳と聞いて人間の四十歳を思い浮かべてしまうのは仕方ないだろう。自分の母親が四十歳だった時どうだったかなと記憶を漁ってみたが、自分は確か母曰く遅めに産まれてきた子だったので母親が四十歳の頃というのは香子が小学校中学年の頃である。
(覚えてないなー)
と考えてから、眷族も四神も寿命が非常に長いということを思い出した。だが確か玄武のところの眷族は混血が進んでいる為寿命が短くなっているのはなかったか。
(寿命が縮んでるのに成人年齢は変わらないって、基準はなんだろう?)
『どういう基準で成人年齢が定められているんですか?』
『子が成せるか否かです』
(……ってことはこのプロポーションで初潮がまだなんですか!?)
『すいません黒月さん、たいへん失礼ですがその、男性経験は?』
『……先に出ます』
明らかに不愉快という顔をした黒月の腕に香子は慌ててしがみつく。
『ごめんなさいごめんなさい、もう聞きません! たいへん失礼しました!』
どう考えてもこんな真面目な女性が男性経験なんてあるはずがなかった。だがこのプロポーションで未通というのは香子的に考えられなかったのだ。
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『……そう言う花嫁様の男性経験はどうなのですか?』
(わーい、ガールズトークだー!)
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