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第2部 嫁ぎ先を決めろと言われました
65.恋のつもり(延夕玲視点)
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西の白虎を初めて見たのは、十二になったばかりの頃だった。
白銀の長い髪に金の瞳をしたたぐいまれなる美しいもの、一目見ただけで人ならざるものであることがわかり身震いしたのを覚えている。
ふと、その後ろに付き従っている同じ色彩のものの方に視線が向いた。
そのものも白虎に似て人ならざる美しさを持っていたが、不思議と畏怖は感じなかった。
「老佛爷、監兵神君の後ろにいる方はどなたでしょうか?」(監兵神君 白虎のこと)
皇太后にこっそり尋ねると、笑われた。
「女の子じゃのう。あれは白虎様の眷属じゃ」
「……眷属?」
「白虎様に仕える、人ならざるものじゃ」
(やはり人ではないのね)
最初は憧れ。
* *
延夕玲の家はたびたび皇后を輩出している名家である。(降嫁もある)
他家との兼ね合いもあり、大っぴらに権力をふるうということはなくそういう意味では皇后を出すのに不足はない。
夕玲は皇太后の弟を祖父としていた。彼女には姉がおりすでに他家へ嫁いでいる。幼い頃から聡明であった夕玲は、皇太后のお気に入りとして十二歳から仕えるようになった。
「夕玲、そなたには最高の夫を探してしんぜようぞ」
そう言って皇太后は夕玲を連れまわした。
皇太后が西の白虎を気に入っているのは明らかで、新年に王都へ馳せ参ずるのも欠かさず、白虎の領地の近くへもたびたび出向いていた。(元々皇太后は西の地に居を移している。白虎の領地自体はその更に西の国境付近、高い山が多い場所なので行くことはできない)
新年に王都へ向かえば必ず四神に会うことができる。
「妾はのう、夕玲。白虎様が好ましゅうて好ましゅうてならないのじゃ」
皇太后がしみじみと言う。何故かと問えば、
「雰囲気がのう……」
と懐かしむような、優しい笑みを浮かべた。
その表情を夕玲は忘れられない。
きっと、皇太后はかつて恋をしたのだろう。それがすでに身罷っている明宗(先代皇帝)なのか、それとも他の誰かなのかはわからない。
夕玲もそんな恋をしてみたいと思った。
名家の娘である。きっと皇太后か、両親の決めた相手と結婚することになるだろう。それでも一度でいいから、あんな優しい笑みを浮かべられるような恋をしてみたいと思ってしまった。
決してかなわないと思ったからなのか。
夕玲は白虎の後ろに付き従っている眷属に恋をした。
それは少女特有の恋に恋するというものだった。夕玲とその眷属は一言も言葉を交わしたこともなければ、目線も合ったことすらなかった。
四神の眷属が人間に恋をするなどありえない。そう信じていたから、夕玲も夢想するだけに止めていた。
十四歳になると山のように縁談が持ち込まれたが、皇太后は全て一蹴した。
「どれもこれも夕玲には見合わぬ! もっとまともな家はないものか!」
両親が半ば決めていた縁談にも、皇太后は首を縦に振らなかった。
何故なのかと問えば、
「”違う”のじゃ」
という曖昧な答えが返ってきた。
「夕玲はどこかの家の女主人におさまるだけの娘ではない。……もう少しの間この年寄りの我がままに付きあっておくれ」
そう言われれば両親も首肯するより他なく、夕玲は引き続き皇太后に仕えることとなった。
夕玲が十五歳の新年を迎えた時、皇太后は白虎にこんなことを尋ねた。
「”四神の花嫁”は人であると聞いておりますが、眷属はどうなのでしょう」
夕玲は目を見開いた。”四神の花嫁”が人間だというのは初耳だった。
「……眷属か。白雲、わかるか?」
「おそれながら。基本眷属は同じ眷属同士でつがいます」
白虎に、後ろにいた眷属が答える。
(白雲様、とおっしゃるのね。……眷族はやっぱり眷属同士……)
夕玲は初めて名を確認した眷属を食い入るように見つめた。せっかく名前を知ったのにそこで失恋確定とはなんて切ないのだろう。
けれど。
「ただし例外もございます。眷族の中でも人と接することが多いものは稀に、人間の中から”つがい”を見つけることもあります」
「ほほう。それは初耳じゃ」
興味を引かれたように皇太后が先を促す。
「我らは人型をしております故、人と交わることは可能です。しかし基本は眷属同士でなければ子は成せませぬ。ですが、己の”つがい”と認めた相手に限っては子を成すことが可能なのだそうです。他にも例外はございますが、説明が長くなってしまいますのでこれぐらいでしょうか」
「あいわかった。しかしその”つがい”というのはどうやって見分けるのじゃ? 一目見てわかるものなのか」
「一目見てわかる、というものではないそうです。何度か接しているうちに感じ取れるものだと聞いています」
「ほほう。して、そなたに伴侶はおるのか?」
「いえ、まだおりませぬ」
「では人間の”つがい”に出会う可能性はあると?」
「否定はいたしませぬ」
夕玲は真っ赤になった。皇太后には全てお見通しらしい。
(もうっ! 老佛爷ったら……)
一目で”つがい”がわかるわけではないとしたら、夕玲にも機会があるかもしれない。
(もしそうだったらどんなにいいか……)
淡い期待だということはわかっていた。けれどせめてもう少しだけこの恋に揺蕩わせてほしいと夕玲は思った。
”四神の花嫁”が人だというのには驚いた。
「教えてはおらなんだかのう?」
飄々と言われて夕玲はこっそり嘆息した。
自分には関係ないがどういう経緯で人が”四神の花嫁”になるのかは気になった。
「”花嫁”はここ百五十年ほど不在だが、来るべき時に天皇が異世界から召喚している」
(異世界? 召喚?)
全く想像もつかない白虎の答えに、夕玲は目を白黒させた。
「時がくればそなたたちも会うことはできるだろう。おそらくそう遠くない未来であろうから」
白虎はそう言いながら玄武を窺った。その意味を夕玲は理解できなかったが、まだ見ぬ”花嫁”という存在に嫉妬した。
当然ながらそれは見当違いの思いである。
だが人であるのに無条件に四神や眷属に愛される存在など許容できなかった。
(私はこんなに白雲様をお慕いしているのに……)
”花嫁”なんて現れなければいい。
成人したばかりの夕玲は心からそう願った。
白雲とは交流を深められないまま夕玲は十七歳になった。
さすがに黙っていた両親もしびれを切らしたらしく、以前よりも頻繁に手紙がくる。夕玲には家を継ぐ義務はないが行き遅れになれば縁談も少なくなるし、残るのはろくでもない相手だけである。家の為もあるだろうが、誰も好き好んで娘にいらぬ苦労をしょわせたいとは思わないだろう。そんな両親の気持ちもわかって、夕玲自身もそろそろこの恋に終止符を打たなければと思っていた。
「老佛爷、どうかもう一度だけ監兵神君に目通り願えませぬか」
皇太后は愁いの色を浮かべた。
「……あいわかった。端午の頃でよいな」
「はい、ありがとうございます……」
白虎に会えれば白雲にも会える。そこではっきりと尋ねてみようと夕玲は考えた。
ここまできてなんの反応もないということは夕玲は”つがい”ではないのだろう。わかっていてもそれを認めるのはつらすぎた。
なのに。
「”花嫁”が降臨されるとな?」
季節はまもなく春を迎えようという頃のこと。
人間の”花嫁”が四神に嫁ぐ為に召喚されてくるという。
どうしてこの時なのだろうと夕玲は歯噛みした。
「都へ参ろうぞ」
皇太后がそう言いだすのはわかっていた。新年以外で四神が王都へ集まるのはこの時を置いて他にないと聞いていた。
慌ただしく準備をし、できるだけ急いで王都を目指した。
強行軍とも言える速さで王都に着いた時夕玲はひどく疲れていた。皇太后が意気揚々としていたのとは対照的である。
しかも黄砂が吹き始めており、衣裳箱の中も全て点検しなければいけなかった。その忙しさのおかげで多少緊張はほぐれたが、晩餐会が開かれることになり夕玲はこっそり嘆息した。
それは皇太后の為の宴であることは間違いなく、彼女は終始ご機嫌だった。四神の集まる一角に見慣れぬ赤い髪の女性を認めて、夕玲は一瞬眉を寄せた。
”四神の花嫁”に違いなかった。
晩餐会の席で、皇太后はいつになく尊大に振る舞った。
白虎や花嫁を呼び寄せ、あろうことか夕玲を花嫁付の女官にするという。
公の場で言われたことを撤回することはできないだろう。
その夜、皇帝が去った後夕玲は皇太后と話をした。
「花嫁様付になれば自然と白虎様にお会いすることもできよう。だが夕玲、決して花嫁様には逆らってはならぬぞ」
「老佛爷?」
「花嫁様の機嫌を損ねるようなことをしてはならぬ。花嫁様は聡明に見えたが実際はまだわからぬ。もしそなたが花嫁様の逆鱗に触れた時、我らが守ってやることはできぬのじゃ。それほど”四神の花嫁”は尊い。よく覚えておくのじゃぞ」
夕玲には皇太后が何を言っているのかよくわからなかった。
けれどどうやら晩餐会での尊大な態度が演技だったらしいということだけは理解した。
何故皇太后があんな態度をとったのかはわからない。けれどそれが必要だからそうしたのだろう。
そして夕玲は”四神の花嫁”に仕えることとなった。
ほんの少しの期待と不安、そして畏怖を抱えたまま。
白銀の長い髪に金の瞳をしたたぐいまれなる美しいもの、一目見ただけで人ならざるものであることがわかり身震いしたのを覚えている。
ふと、その後ろに付き従っている同じ色彩のものの方に視線が向いた。
そのものも白虎に似て人ならざる美しさを持っていたが、不思議と畏怖は感じなかった。
「老佛爷、監兵神君の後ろにいる方はどなたでしょうか?」(監兵神君 白虎のこと)
皇太后にこっそり尋ねると、笑われた。
「女の子じゃのう。あれは白虎様の眷属じゃ」
「……眷属?」
「白虎様に仕える、人ならざるものじゃ」
(やはり人ではないのね)
最初は憧れ。
* *
延夕玲の家はたびたび皇后を輩出している名家である。(降嫁もある)
他家との兼ね合いもあり、大っぴらに権力をふるうということはなくそういう意味では皇后を出すのに不足はない。
夕玲は皇太后の弟を祖父としていた。彼女には姉がおりすでに他家へ嫁いでいる。幼い頃から聡明であった夕玲は、皇太后のお気に入りとして十二歳から仕えるようになった。
「夕玲、そなたには最高の夫を探してしんぜようぞ」
そう言って皇太后は夕玲を連れまわした。
皇太后が西の白虎を気に入っているのは明らかで、新年に王都へ馳せ参ずるのも欠かさず、白虎の領地の近くへもたびたび出向いていた。(元々皇太后は西の地に居を移している。白虎の領地自体はその更に西の国境付近、高い山が多い場所なので行くことはできない)
新年に王都へ向かえば必ず四神に会うことができる。
「妾はのう、夕玲。白虎様が好ましゅうて好ましゅうてならないのじゃ」
皇太后がしみじみと言う。何故かと問えば、
「雰囲気がのう……」
と懐かしむような、優しい笑みを浮かべた。
その表情を夕玲は忘れられない。
きっと、皇太后はかつて恋をしたのだろう。それがすでに身罷っている明宗(先代皇帝)なのか、それとも他の誰かなのかはわからない。
夕玲もそんな恋をしてみたいと思った。
名家の娘である。きっと皇太后か、両親の決めた相手と結婚することになるだろう。それでも一度でいいから、あんな優しい笑みを浮かべられるような恋をしてみたいと思ってしまった。
決してかなわないと思ったからなのか。
夕玲は白虎の後ろに付き従っている眷属に恋をした。
それは少女特有の恋に恋するというものだった。夕玲とその眷属は一言も言葉を交わしたこともなければ、目線も合ったことすらなかった。
四神の眷属が人間に恋をするなどありえない。そう信じていたから、夕玲も夢想するだけに止めていた。
十四歳になると山のように縁談が持ち込まれたが、皇太后は全て一蹴した。
「どれもこれも夕玲には見合わぬ! もっとまともな家はないものか!」
両親が半ば決めていた縁談にも、皇太后は首を縦に振らなかった。
何故なのかと問えば、
「”違う”のじゃ」
という曖昧な答えが返ってきた。
「夕玲はどこかの家の女主人におさまるだけの娘ではない。……もう少しの間この年寄りの我がままに付きあっておくれ」
そう言われれば両親も首肯するより他なく、夕玲は引き続き皇太后に仕えることとなった。
夕玲が十五歳の新年を迎えた時、皇太后は白虎にこんなことを尋ねた。
「”四神の花嫁”は人であると聞いておりますが、眷属はどうなのでしょう」
夕玲は目を見開いた。”四神の花嫁”が人間だというのは初耳だった。
「……眷属か。白雲、わかるか?」
「おそれながら。基本眷属は同じ眷属同士でつがいます」
白虎に、後ろにいた眷属が答える。
(白雲様、とおっしゃるのね。……眷族はやっぱり眷属同士……)
夕玲は初めて名を確認した眷属を食い入るように見つめた。せっかく名前を知ったのにそこで失恋確定とはなんて切ないのだろう。
けれど。
「ただし例外もございます。眷族の中でも人と接することが多いものは稀に、人間の中から”つがい”を見つけることもあります」
「ほほう。それは初耳じゃ」
興味を引かれたように皇太后が先を促す。
「我らは人型をしております故、人と交わることは可能です。しかし基本は眷属同士でなければ子は成せませぬ。ですが、己の”つがい”と認めた相手に限っては子を成すことが可能なのだそうです。他にも例外はございますが、説明が長くなってしまいますのでこれぐらいでしょうか」
「あいわかった。しかしその”つがい”というのはどうやって見分けるのじゃ? 一目見てわかるものなのか」
「一目見てわかる、というものではないそうです。何度か接しているうちに感じ取れるものだと聞いています」
「ほほう。して、そなたに伴侶はおるのか?」
「いえ、まだおりませぬ」
「では人間の”つがい”に出会う可能性はあると?」
「否定はいたしませぬ」
夕玲は真っ赤になった。皇太后には全てお見通しらしい。
(もうっ! 老佛爷ったら……)
一目で”つがい”がわかるわけではないとしたら、夕玲にも機会があるかもしれない。
(もしそうだったらどんなにいいか……)
淡い期待だということはわかっていた。けれどせめてもう少しだけこの恋に揺蕩わせてほしいと夕玲は思った。
”四神の花嫁”が人だというのには驚いた。
「教えてはおらなんだかのう?」
飄々と言われて夕玲はこっそり嘆息した。
自分には関係ないがどういう経緯で人が”四神の花嫁”になるのかは気になった。
「”花嫁”はここ百五十年ほど不在だが、来るべき時に天皇が異世界から召喚している」
(異世界? 召喚?)
全く想像もつかない白虎の答えに、夕玲は目を白黒させた。
「時がくればそなたたちも会うことはできるだろう。おそらくそう遠くない未来であろうから」
白虎はそう言いながら玄武を窺った。その意味を夕玲は理解できなかったが、まだ見ぬ”花嫁”という存在に嫉妬した。
当然ながらそれは見当違いの思いである。
だが人であるのに無条件に四神や眷属に愛される存在など許容できなかった。
(私はこんなに白雲様をお慕いしているのに……)
”花嫁”なんて現れなければいい。
成人したばかりの夕玲は心からそう願った。
白雲とは交流を深められないまま夕玲は十七歳になった。
さすがに黙っていた両親もしびれを切らしたらしく、以前よりも頻繁に手紙がくる。夕玲には家を継ぐ義務はないが行き遅れになれば縁談も少なくなるし、残るのはろくでもない相手だけである。家の為もあるだろうが、誰も好き好んで娘にいらぬ苦労をしょわせたいとは思わないだろう。そんな両親の気持ちもわかって、夕玲自身もそろそろこの恋に終止符を打たなければと思っていた。
「老佛爷、どうかもう一度だけ監兵神君に目通り願えませぬか」
皇太后は愁いの色を浮かべた。
「……あいわかった。端午の頃でよいな」
「はい、ありがとうございます……」
白虎に会えれば白雲にも会える。そこではっきりと尋ねてみようと夕玲は考えた。
ここまできてなんの反応もないということは夕玲は”つがい”ではないのだろう。わかっていてもそれを認めるのはつらすぎた。
なのに。
「”花嫁”が降臨されるとな?」
季節はまもなく春を迎えようという頃のこと。
人間の”花嫁”が四神に嫁ぐ為に召喚されてくるという。
どうしてこの時なのだろうと夕玲は歯噛みした。
「都へ参ろうぞ」
皇太后がそう言いだすのはわかっていた。新年以外で四神が王都へ集まるのはこの時を置いて他にないと聞いていた。
慌ただしく準備をし、できるだけ急いで王都を目指した。
強行軍とも言える速さで王都に着いた時夕玲はひどく疲れていた。皇太后が意気揚々としていたのとは対照的である。
しかも黄砂が吹き始めており、衣裳箱の中も全て点検しなければいけなかった。その忙しさのおかげで多少緊張はほぐれたが、晩餐会が開かれることになり夕玲はこっそり嘆息した。
それは皇太后の為の宴であることは間違いなく、彼女は終始ご機嫌だった。四神の集まる一角に見慣れぬ赤い髪の女性を認めて、夕玲は一瞬眉を寄せた。
”四神の花嫁”に違いなかった。
晩餐会の席で、皇太后はいつになく尊大に振る舞った。
白虎や花嫁を呼び寄せ、あろうことか夕玲を花嫁付の女官にするという。
公の場で言われたことを撤回することはできないだろう。
その夜、皇帝が去った後夕玲は皇太后と話をした。
「花嫁様付になれば自然と白虎様にお会いすることもできよう。だが夕玲、決して花嫁様には逆らってはならぬぞ」
「老佛爷?」
「花嫁様の機嫌を損ねるようなことをしてはならぬ。花嫁様は聡明に見えたが実際はまだわからぬ。もしそなたが花嫁様の逆鱗に触れた時、我らが守ってやることはできぬのじゃ。それほど”四神の花嫁”は尊い。よく覚えておくのじゃぞ」
夕玲には皇太后が何を言っているのかよくわからなかった。
けれどどうやら晩餐会での尊大な態度が演技だったらしいということだけは理解した。
何故皇太后があんな態度をとったのかはわからない。けれどそれが必要だからそうしたのだろう。
そして夕玲は”四神の花嫁”に仕えることとなった。
ほんの少しの期待と不安、そして畏怖を抱えたまま。
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