579 / 653
第4部 四神を愛しなさいと言われました
127.とんでもなく溺愛されています ※R15
しおりを挟む
『ううう……』
昼食の前に白虎はどうにか香子を放したが、『午後も愛でさせよ』と言われてしまい、香子は己の顔を両手で覆うことしかできなかった。
(胸触りすぎっ)
正確には触るだけでなく、吸ったり舐めたり揉んだりといろいろされている。おかげで香子は胸だけでもすごく感じるようになってしまっていた。
おかげで午後もたいへんだった。
胸がたわわになっているのはそうだが、香子は乳首も大きくなっているような気がした。
四神がいっぱい吸ったり舐めたりするのがいけないのである。
『も……だめぇっ……』
乳首はいじられればいじられるほど色素が沈着して黒っぽくなるようなことを聞いていたのに(耳年増)、香子の乳首はピンク色のままだ。これは香子が人ではなくなってしまったからなのかはわからないが、白虎だけでなく玄武も朱雀も青龍も『綺麗な色だ』と言って香子の乳首を愛でる。
胸だけでいっぱい感じさせられてしまうのが香子としては恥ずかしくてたまらない。
(下、触ってないのにっ……)
『舐めさせよ』
しかもたっぷりと乳首を愛でてから、衣裳を全部取り去られて下もたっぷりと舐められてしまうのだ。
最後まで抱かれていないだけで、昼からえっちしていることには変わりないと香子は思う。
(爛れている……)
夕飯近くになって、香子はやっと白虎から解放された。
夜は玄武と朱雀に愛されているし、昼も最後まではしないと言われながら触れられてしまっている。香子としては四神の側でまったりぼーっとお茶を飲んだりしたいのだが、すぐに四神は香子を寝室に連れ込もうとするのだ。
(それが四神の愛情表現だってわかってるけど……)
四神が求めているのは香子の身体だけではないということを香子もわかっている。だが今の状態では身体だけなのかと思ってしまってもしかたない状況だろう。
夕飯の席に着く為に、香子は侍女たちに衣裳を直してもらったり、髪型を整えてもらう。侍女たちは香子の世話をするのが本当に楽しそうだ。
『ねぇ……私の世話をするのって、楽しい? たいへんなこととか、ないのかしら……?』
思わず香子は聞いてしまった。聞いてから、答えづらい質問をしてしまったと内心青ざめる。
『失礼ですが、たいへんなことなどありませんよ。花嫁様は全くわがままをおっしゃらないではありませんか』
『そうですよ。もっとこちらの色がいいとか、この衣裳は嫌だとか言ってもいいのですよ?』
『花嫁様は素が美しすぎますから化粧のしがいがないのがちょっと悔しいです』
衣裳や髪型、化粧担当の侍女たちに次々と言われて、香子は目を丸くした。
『貴方たち、花嫁様に気軽に声をかけるなど……!』
居間にいた延夕玲に叱られて、侍女たちは肩を竦めた。
『花嫁様に聞かれたことに返事をしていただけですよ』
『花嫁様も、もう少しご自分のお立場を考えてください!』
夕玲に叱られて、香子もまたふふ、と笑んだ。
『夕玲、いろいろ考えてくれてありがとう』
『花嫁様?』
礼を言ったら夕玲に不思議そうな顔をされた。香子はちょっとだけそれに傷ついた。
支度が終わると白虎が迎えにきた。
『……自分で参りますのに……』
『無理をさせた』
『だ、大丈夫、ですよ……?』
白虎も香子に無理をさせた自覚はあるらしい。だからといって香子が許すかどうかは別なのだが、香子は惚れた欲目があるので結局許してしまう。
『でも……もうあんなには、嫌ですよ?』
白虎に抱き上げられ、香子は上目遣いで白虎に訴えた。どうしても体勢上そうなってしまったのだが、白虎はそんな香子に忍耐を強いられた。
夕飯の後で、そろそろ玄武の領地へ向うという話が出た。
とうとうか、と香子も思う。
玄武の領地を見てきたら、誰の元へ向かうのか決めなければならない。もちろんそれでさようならというわけではなく、四神がその誰かの領地を訪れてもいいし、香子が誰かと他の神の領地へ向かうことは自由だ。
だが、こんなすぐ近くで四神が集まって暮らすのはもうなくなってしまう。
『香子、いつにする? 明日でもよいぞ』
玄武に聞かれて、香子は首を振った。
『明日は張老師がいらっしゃいます。って、書の練習が全然できませんでした……』
せめて今日が青龍と過ごす日だったなら、と香子はちら、と思ったが、最近は青龍も香子を率先して愛でようとするので書の練習ができたかどうかは定かではない。
『……張はいつ来るのであったか』
『明日は午後です』
『そうか。ならば明日の午前中は我がそなたの書を見よう』
玄武にそう言われて、香子は目を丸くした。
『玄武兄、明日は我が香子と過ごす日ですよ』
青龍が玄武を窘めた。
『わかっている。だがそなたたちは最近香子を寝室に閉じ込めているではないか』
『……夜香子を独占している玄武兄に言われたくはないです』
『そうだな。それは不公平と言わざるを得ない。だがそれを香子も望んでいるのだからしかたあるまい』
『……私、夜は一人で過ごしてもいいんですけど』
さすがに香子は口を挟んだ。
『それはならぬ』
四神に声を揃えて言われてしまった。
『じゃあ……明日のお昼までは玄武様と青龍様が書の練習に付き合ってください』
『……わかった』
『そうしよう』
一度部屋に戻ってから、そういえば四神がいろいろ言い合うなんて光景は久しぶりに見たかもしれないと香子はぼんやり思ったのだった。
昼食の前に白虎はどうにか香子を放したが、『午後も愛でさせよ』と言われてしまい、香子は己の顔を両手で覆うことしかできなかった。
(胸触りすぎっ)
正確には触るだけでなく、吸ったり舐めたり揉んだりといろいろされている。おかげで香子は胸だけでもすごく感じるようになってしまっていた。
おかげで午後もたいへんだった。
胸がたわわになっているのはそうだが、香子は乳首も大きくなっているような気がした。
四神がいっぱい吸ったり舐めたりするのがいけないのである。
『も……だめぇっ……』
乳首はいじられればいじられるほど色素が沈着して黒っぽくなるようなことを聞いていたのに(耳年増)、香子の乳首はピンク色のままだ。これは香子が人ではなくなってしまったからなのかはわからないが、白虎だけでなく玄武も朱雀も青龍も『綺麗な色だ』と言って香子の乳首を愛でる。
胸だけでいっぱい感じさせられてしまうのが香子としては恥ずかしくてたまらない。
(下、触ってないのにっ……)
『舐めさせよ』
しかもたっぷりと乳首を愛でてから、衣裳を全部取り去られて下もたっぷりと舐められてしまうのだ。
最後まで抱かれていないだけで、昼からえっちしていることには変わりないと香子は思う。
(爛れている……)
夕飯近くになって、香子はやっと白虎から解放された。
夜は玄武と朱雀に愛されているし、昼も最後まではしないと言われながら触れられてしまっている。香子としては四神の側でまったりぼーっとお茶を飲んだりしたいのだが、すぐに四神は香子を寝室に連れ込もうとするのだ。
(それが四神の愛情表現だってわかってるけど……)
四神が求めているのは香子の身体だけではないということを香子もわかっている。だが今の状態では身体だけなのかと思ってしまってもしかたない状況だろう。
夕飯の席に着く為に、香子は侍女たちに衣裳を直してもらったり、髪型を整えてもらう。侍女たちは香子の世話をするのが本当に楽しそうだ。
『ねぇ……私の世話をするのって、楽しい? たいへんなこととか、ないのかしら……?』
思わず香子は聞いてしまった。聞いてから、答えづらい質問をしてしまったと内心青ざめる。
『失礼ですが、たいへんなことなどありませんよ。花嫁様は全くわがままをおっしゃらないではありませんか』
『そうですよ。もっとこちらの色がいいとか、この衣裳は嫌だとか言ってもいいのですよ?』
『花嫁様は素が美しすぎますから化粧のしがいがないのがちょっと悔しいです』
衣裳や髪型、化粧担当の侍女たちに次々と言われて、香子は目を丸くした。
『貴方たち、花嫁様に気軽に声をかけるなど……!』
居間にいた延夕玲に叱られて、侍女たちは肩を竦めた。
『花嫁様に聞かれたことに返事をしていただけですよ』
『花嫁様も、もう少しご自分のお立場を考えてください!』
夕玲に叱られて、香子もまたふふ、と笑んだ。
『夕玲、いろいろ考えてくれてありがとう』
『花嫁様?』
礼を言ったら夕玲に不思議そうな顔をされた。香子はちょっとだけそれに傷ついた。
支度が終わると白虎が迎えにきた。
『……自分で参りますのに……』
『無理をさせた』
『だ、大丈夫、ですよ……?』
白虎も香子に無理をさせた自覚はあるらしい。だからといって香子が許すかどうかは別なのだが、香子は惚れた欲目があるので結局許してしまう。
『でも……もうあんなには、嫌ですよ?』
白虎に抱き上げられ、香子は上目遣いで白虎に訴えた。どうしても体勢上そうなってしまったのだが、白虎はそんな香子に忍耐を強いられた。
夕飯の後で、そろそろ玄武の領地へ向うという話が出た。
とうとうか、と香子も思う。
玄武の領地を見てきたら、誰の元へ向かうのか決めなければならない。もちろんそれでさようならというわけではなく、四神がその誰かの領地を訪れてもいいし、香子が誰かと他の神の領地へ向かうことは自由だ。
だが、こんなすぐ近くで四神が集まって暮らすのはもうなくなってしまう。
『香子、いつにする? 明日でもよいぞ』
玄武に聞かれて、香子は首を振った。
『明日は張老師がいらっしゃいます。って、書の練習が全然できませんでした……』
せめて今日が青龍と過ごす日だったなら、と香子はちら、と思ったが、最近は青龍も香子を率先して愛でようとするので書の練習ができたかどうかは定かではない。
『……張はいつ来るのであったか』
『明日は午後です』
『そうか。ならば明日の午前中は我がそなたの書を見よう』
玄武にそう言われて、香子は目を丸くした。
『玄武兄、明日は我が香子と過ごす日ですよ』
青龍が玄武を窘めた。
『わかっている。だがそなたたちは最近香子を寝室に閉じ込めているではないか』
『……夜香子を独占している玄武兄に言われたくはないです』
『そうだな。それは不公平と言わざるを得ない。だがそれを香子も望んでいるのだからしかたあるまい』
『……私、夜は一人で過ごしてもいいんですけど』
さすがに香子は口を挟んだ。
『それはならぬ』
四神に声を揃えて言われてしまった。
『じゃあ……明日のお昼までは玄武様と青龍様が書の練習に付き合ってください』
『……わかった』
『そうしよう』
一度部屋に戻ってから、そういえば四神がいろいろ言い合うなんて光景は久しぶりに見たかもしれないと香子はぼんやり思ったのだった。
269
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
黒騎士団の娼婦
星森
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
英雄魔術師様とのシークレットベビーが天才で隠し通すのが大変です
氷雨そら
恋愛
――この魔石の意味がわからないほど子どもじゃない。
英雄魔術師カナンが遠征する直前、フィアーナと交わした一夜で授かった愛娘シェリア。フィアーナは、シェリアがカナンの娘であることを隠し、守るために王都を離れ遠い北の地で魔石を鑑定しながら暮らしていた。けれど、シェリアが三歳を迎えた日、彼女を取り囲む全ての属性の魔石が光る。彼女は父と同じ、全属性の魔力持ちだったのだ。これは、シークレットベビーを育てながら、健気に逞しく生きてきたヒロインが、天才魔術師様と天才愛娘に翻弄されながらも溺愛される幸せいっぱいハートフルストーリー。小説家になろうにも投稿しています。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる