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第4部 四神を愛しなさいと言われました
162.主張だけはしていきたいと思います ※R15
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薄絹の睡衣を着せられた香子は、待っていた玄武に長袍で包まれて抱き上げられた。
毎回こうして抱き上げられているというのに、香子は四神の胸に収まっているというだけで嬉しくなってしまう。この包み込まれるような感触がたまらなく愛しく感じられ、香子は顔を綻ばせた。
『我の室でよいか?』
『……はい』
香子の部屋には戻らず、直接玄武の室に連れて行かれるらしい。抱き上げられるのは嬉しいが、これから玄武と朱雀に抱かれに行くというのが香子には慣れない。
(慣れる日なんてくるのかしら?)
二神に抱かれることを想像しただけで真っ赤になってしまう香子は、いつもそんなことを思う。
余計なことなど考えず素直に身を委ねてしまえばいいのだが、それができたら苦労はいらない。どちらにせよ、朱雀に熱を与えられればすぐに香子は正気など失ってしまうのだけれども。
玄武の室では朱雀が待っていた。薄い睡衣を着て紅炎が淹れたお茶を啜っていた。
『香子』
その朱雀が香子の姿を見て口元を綻ばせる。四神はあまり表情が動かないが、朱雀は比較的表情が動きやすい方だ。
香子は玄武の胸に頬をすり寄せた。
『香子、如何した?』
『……なんでもないです』
四神に求められるというのが香子は慣れない。どう見ても人ではありえない美形たちが己を求めているということに納得がいかないのだ。いつだって香子は信じられないでいるのである。
紅炎が玄武の室を辞せば、玄武は香子を寝室に運んだ。
そうして床に優しく下ろされる。
『あ……』
『そなたはいつも初めての時のように恥じらうな』
朱雀がククッと喉の奥で笑い、香子の頬を撫でた。
『……いけません、か?』
『香子であればなんでもよい。我らを拒絶さえしなければ』
朱雀がさらりと言う。香子は頬がありえないほど熱くなっているのを感じた。
『拒絶だなんて、ありえないです……』
『そうか?』
朱雀はとても楽しそうだった。
『香子が一人で過ごす部屋など用意したくはないのだが、それがないと駄目なのだろう?』
『ええ……気持ちを鎮める手段がほしいのです。うまく言えませんが、人にはそういうものが必要なのです』
『……用意するようには伝えてある。我の室の隣だがな』
『……勝手に入ってきてはいけないんですよ?』
『それは難儀だな』
朱雀の顔が近づいてきて、香子はそっと目を閉じた。唇が重なり、朱雀の舌がするりと香子の口の中に入ってきた。ぺろりと舌を舐められる感覚に香子は震える。
『んっ……』
口づけを受けている間に衣裳をはだけられて、舌を吸われ、香子が陶然となった頃には裸になっていた。
『ぁっ……』
『いつ見ても愛おしい……』
朱雀はうっとりしたようにそう言うと、首筋、鎖骨、胸を舐め、そのままへそまでスーッと線を引くように舌を滑らせた。
『んんっ……』
玄武が香子の頬を撫で、唇を重ねる。玄武に口づけられながら、香子は丹田に熱を与えられ、もう何も考えられなくなった。
そうして翌朝、香子は玄武にくっついて寝ていたことに気付いた。
逞しい胸板に見惚れてしまう。これが自分のものだなんて、香子はまだ信じられない気持ちでいる。玄武の胸に顔をすり寄せて、香子はほうっとため息をついた。
『香子、如何した?』
頭上から玄武の声がかかり、香子は思わず両手で自分の顔を覆った。見られていたのが恥ずかしいというのもあるが、寝起きのバリトンは反則だと香子は思う。
(顔だけじゃなくて声にもやられる……)
『……な、なんでもないですぅ……ひゃんっ!?』
後ろから誰かの手がやわやわと胸を揉み、いじられすぎて大きくなっている桃色の乳首をくにくにと揉み始めた。
『あっ、朱雀、さまぁ……』
『香子の胸は気持ちいい。ずっと触っていたいぐらいだ……この乳首も揉みがいがあってとてもいい。一日中揉んでいてもよいか?』
『あっ、あっ、だめ、です……』
香子の身体は非常に感度がよくなっているので、乳首をいじられ続けたらそれだけで達してしまいそうだった。
その時、ぐうううう~~~と香子のおなかが鳴った。
恥ずかしいが、香子は涙目になりながらも内心助かったと思った。
いつものように玄武の室の居間の長椅子で、玄武と朱雀に挟まれて香子は朝食を食べる。
まず香子の腹を少しでも満たすために前菜が並び、それを食べている間に饅頭や菜包、肉包、春巻などが並ぶ。今日は馬が来ている日らしく、春巻は大きくところどころが焦げていた。それを香子はにんまりして頬張った。
もやしやニンジン、ピーマン、薄切りの筍などが入っている春巻は一本でも食べ応えがある。噛めばジャキジャキと音がして、この音も香子は好きだった。
『あー、おいしい……』
誰かの領地に移動したらこの春巻も食べられなくなるのだろうかと香子は考えてしまう。香子にとって食は本当に重要なものだった。
四神の誰かの領地へ向かえば、館から一歩も出してもらえないだろうと香子は思っているし、それは間違っていない。
屋台を営んでいる人に料理をさせるというのも現実的ではない。
『香子?』
香子の様子に気付いた玄武が声をかけてきた。
『……四神の領地に行ったら、三日に一度ぐらい町に出たいです。それで買い食いとかしたいです……』
二神は苦笑した。
『それは……約束できぬな』
『即答はできぬ』
玄武と朱雀が答えた。その正直な返答に、香子は笑んだ。
『希望ですから。できれば叶えてほしいですけれども』
安請け合いをしないだけポイントは高いと香子は思う。そうして朝食に舌鼓を打ったのだった。
ーーーーー
エロシーンをもっと書きたいと思いつつ、書いたらページがいくらあっても足りないと思うなど
毎回こうして抱き上げられているというのに、香子は四神の胸に収まっているというだけで嬉しくなってしまう。この包み込まれるような感触がたまらなく愛しく感じられ、香子は顔を綻ばせた。
『我の室でよいか?』
『……はい』
香子の部屋には戻らず、直接玄武の室に連れて行かれるらしい。抱き上げられるのは嬉しいが、これから玄武と朱雀に抱かれに行くというのが香子には慣れない。
(慣れる日なんてくるのかしら?)
二神に抱かれることを想像しただけで真っ赤になってしまう香子は、いつもそんなことを思う。
余計なことなど考えず素直に身を委ねてしまえばいいのだが、それができたら苦労はいらない。どちらにせよ、朱雀に熱を与えられればすぐに香子は正気など失ってしまうのだけれども。
玄武の室では朱雀が待っていた。薄い睡衣を着て紅炎が淹れたお茶を啜っていた。
『香子』
その朱雀が香子の姿を見て口元を綻ばせる。四神はあまり表情が動かないが、朱雀は比較的表情が動きやすい方だ。
香子は玄武の胸に頬をすり寄せた。
『香子、如何した?』
『……なんでもないです』
四神に求められるというのが香子は慣れない。どう見ても人ではありえない美形たちが己を求めているということに納得がいかないのだ。いつだって香子は信じられないでいるのである。
紅炎が玄武の室を辞せば、玄武は香子を寝室に運んだ。
そうして床に優しく下ろされる。
『あ……』
『そなたはいつも初めての時のように恥じらうな』
朱雀がククッと喉の奥で笑い、香子の頬を撫でた。
『……いけません、か?』
『香子であればなんでもよい。我らを拒絶さえしなければ』
朱雀がさらりと言う。香子は頬がありえないほど熱くなっているのを感じた。
『拒絶だなんて、ありえないです……』
『そうか?』
朱雀はとても楽しそうだった。
『香子が一人で過ごす部屋など用意したくはないのだが、それがないと駄目なのだろう?』
『ええ……気持ちを鎮める手段がほしいのです。うまく言えませんが、人にはそういうものが必要なのです』
『……用意するようには伝えてある。我の室の隣だがな』
『……勝手に入ってきてはいけないんですよ?』
『それは難儀だな』
朱雀の顔が近づいてきて、香子はそっと目を閉じた。唇が重なり、朱雀の舌がするりと香子の口の中に入ってきた。ぺろりと舌を舐められる感覚に香子は震える。
『んっ……』
口づけを受けている間に衣裳をはだけられて、舌を吸われ、香子が陶然となった頃には裸になっていた。
『ぁっ……』
『いつ見ても愛おしい……』
朱雀はうっとりしたようにそう言うと、首筋、鎖骨、胸を舐め、そのままへそまでスーッと線を引くように舌を滑らせた。
『んんっ……』
玄武が香子の頬を撫で、唇を重ねる。玄武に口づけられながら、香子は丹田に熱を与えられ、もう何も考えられなくなった。
そうして翌朝、香子は玄武にくっついて寝ていたことに気付いた。
逞しい胸板に見惚れてしまう。これが自分のものだなんて、香子はまだ信じられない気持ちでいる。玄武の胸に顔をすり寄せて、香子はほうっとため息をついた。
『香子、如何した?』
頭上から玄武の声がかかり、香子は思わず両手で自分の顔を覆った。見られていたのが恥ずかしいというのもあるが、寝起きのバリトンは反則だと香子は思う。
(顔だけじゃなくて声にもやられる……)
『……な、なんでもないですぅ……ひゃんっ!?』
後ろから誰かの手がやわやわと胸を揉み、いじられすぎて大きくなっている桃色の乳首をくにくにと揉み始めた。
『あっ、朱雀、さまぁ……』
『香子の胸は気持ちいい。ずっと触っていたいぐらいだ……この乳首も揉みがいがあってとてもいい。一日中揉んでいてもよいか?』
『あっ、あっ、だめ、です……』
香子の身体は非常に感度がよくなっているので、乳首をいじられ続けたらそれだけで達してしまいそうだった。
その時、ぐうううう~~~と香子のおなかが鳴った。
恥ずかしいが、香子は涙目になりながらも内心助かったと思った。
いつものように玄武の室の居間の長椅子で、玄武と朱雀に挟まれて香子は朝食を食べる。
まず香子の腹を少しでも満たすために前菜が並び、それを食べている間に饅頭や菜包、肉包、春巻などが並ぶ。今日は馬が来ている日らしく、春巻は大きくところどころが焦げていた。それを香子はにんまりして頬張った。
もやしやニンジン、ピーマン、薄切りの筍などが入っている春巻は一本でも食べ応えがある。噛めばジャキジャキと音がして、この音も香子は好きだった。
『あー、おいしい……』
誰かの領地に移動したらこの春巻も食べられなくなるのだろうかと香子は考えてしまう。香子にとって食は本当に重要なものだった。
四神の誰かの領地へ向かえば、館から一歩も出してもらえないだろうと香子は思っているし、それは間違っていない。
屋台を営んでいる人に料理をさせるというのも現実的ではない。
『香子?』
香子の様子に気付いた玄武が声をかけてきた。
『……四神の領地に行ったら、三日に一度ぐらい町に出たいです。それで買い食いとかしたいです……』
二神は苦笑した。
『それは……約束できぬな』
『即答はできぬ』
玄武と朱雀が答えた。その正直な返答に、香子は笑んだ。
『希望ですから。できれば叶えてほしいですけれども』
安請け合いをしないだけポイントは高いと香子は思う。そうして朝食に舌鼓を打ったのだった。
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エロシーンをもっと書きたいと思いつつ、書いたらページがいくらあっても足りないと思うなど
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