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ささやかな望み(3)
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できる限りって言ったから、しょうがないかなとは思う。
僕は寝起きが悪い方ではないから、声をかけてもらえれば起きられるんだけどその間も惜しかったのだろうか。それか朝は忙しいから、朝立ちだけ処理してできるだけ早く仕事を始めたいのかもしれない。そしたら僕の言ったことはただのわがままだったのかもしれなくて、少し落ち込んだ。
そんなに時間がないなら僕の相手なんかしなきゃいいのにとも思ってしまう。
僕は首を振った。
そんなこと考えちゃいけない。僕が天使だから、王様だからセラスは僕を抱いてくれているんだ。イチモツがでかくて、受け入れてくれる人がいないという童貞君以外僕を求める人なんていないだろう。近衛騎士のみんなだって優しいけど、きっとしかたなく相手をしてくれているのかもしれなかった。
女々しい自分が嫌になる。
でも大丈夫。明後日はクインに抱かれる日だ。そうだ、クインは僕のことを抱きたいって、かわいいって言ってくれている。ちょっと相談してみようと思った。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、あんっ……!」
玉座の間の、天蓋付きのベッドの上で僕は今日もバックから犯されていた。
「うわっ、何だこれっ! 絡みついてくるっ、と、止まんねぇっ!」
冒険者をしているという童貞君が勢いよく腰を振る。ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ! と腰の動きが激しすぎて摩擦熱まで生まれそうだ。僕はベッドにうつ伏せになり、腰だけ抱えられている状態ででっかいイチモツに蹂躙されていた。
「あんっ、あんっ、あんっ、ああっ……やっ、あああーーっ!」
そんなに腰を動かして大丈夫なんだろうかと思っていたところで、やっと彼の腰の動きが止まった。そしてぐっ、ぐっと更に押し付けてくる。中に大量の精液が出されるのを感じた。びくびくびくびくーーーっっ! と僕の腰が震える。中に精を放たれるのはすごく気持ちがいい。ましてこんな、しばらく自慰をしていないような濃厚な精液を奥で受けると腰の震えが止まらない。
「あんっ、ああんっ……あぁっ……」
「はー、はー、はー……王さまのおまんこサイコー……こんな具合のいいおまんこじゃ、ちんちん一本じゃ足りないんじゃないですかー?」
「あぁっ……え? 何?」
「二輪挿ししてえなー」
「にりん、て……あっ……」
二輪挿しとはいったいなんだろう。僕はびくっ、びくっと感じながらも背後を窺った。
「王様は知らねーの。この具合のいいおまんこに、ちんちんを二本突っ込むんだよ」
「え、ええ?」
そんなことをされたらおまんこが裂けてしまうじゃないか。一歩間違えば人工肛門まっしぐらじゃないかと思った。僕が蒼褪めたのに対し、彼はにやにやした。
「だーいじょうぶ。王様のおまんこはめちゃくちゃ柔軟だから、三本突っ込んだって感じまくっちまうと思うぜ?」
三本てどんな状態なんだろう。前から後ろから下から? なんかギャグみたいだ。
「なー、今度は二輪挿しさせてくれよ~。めちゃくちゃ気持ちよくさせてやるからさー」
「え、その……」
そういうことの調整は王城の人たちがやっているから僕に決める権利はない。自分の身体なのに自分でよくわかっていないというのはアレだが、天使とか言われる身体になってしまったからまだよくわかっていないのだ。
「終ったならどきなさい」
不機嫌そうな顔のセラスがやってきて冒険者をどかし、衛兵に任せた。
「まだ二輪挿ししてねぇ!」
冒険者は文句を言いながら連れて行かれた。どれだけちんちんとちんちんを合わせたいんだろう。
「全く……王に二輪挿しなどさせられるはずがないだろう」
セラスは怒っていた。そして持ち上げたままの腰をそのままにして、おまんこに指先を差し込んだ。
「浄化」
洗浄魔法で中をキレイにしてくれたらしい。なんかすっきりした。
「王、あのような者の発言は忘れてください」
「う、うん……」
でも実はちょっとだけ興味がある。クインはがたいがでかいからなのかもしれないけど、ちんちんを二本同時に突っ込まれることがあると言っていた。それはもう凄まじい快感で逃げ出してしまいたくなるが、前からも後ろからも突っ込まれているから逃げ場がなく、もうただただ快感に啼くことしかできなくなるなんて言っていた。クインの所有者は王城に勤めている医官のキリーンという人で、がたいのいい騎士たちにクインをよく抱かせているらしい。何人もで犯すとクインはそれはそれはかわいく啼くんですよと言われてどぎまぎした覚えがある。確か……クインを常時抱く騎士が三人いるとかキリーンに教えられた。常時って、交替ではなくてですか? と聞いたらにっこりして、私も含めて四人でずっと抱いていますよと言われた。どんな状態なんだろう。
二輪って、ちんちんを二本同時に突っ込むことを言うのかと思ったら顔が熱くなり、なかなか元に戻らなかった。そんな僕の顔をセラスが観察していたなんて、僕は全く意識していなかった。
* *
明日の朝はアキラが言った通りにしよう。それにしても今日の冒険者はとんでもないことを教えてくれた。アキラに二輪挿しなど冗談じゃない。そりゃあかわいく啼くだろうが、本来ならば独占したくてたまらないのだ。いいかげん噛み締めている歯が砕けてしまいそうである。
僕は寝起きが悪い方ではないから、声をかけてもらえれば起きられるんだけどその間も惜しかったのだろうか。それか朝は忙しいから、朝立ちだけ処理してできるだけ早く仕事を始めたいのかもしれない。そしたら僕の言ったことはただのわがままだったのかもしれなくて、少し落ち込んだ。
そんなに時間がないなら僕の相手なんかしなきゃいいのにとも思ってしまう。
僕は首を振った。
そんなこと考えちゃいけない。僕が天使だから、王様だからセラスは僕を抱いてくれているんだ。イチモツがでかくて、受け入れてくれる人がいないという童貞君以外僕を求める人なんていないだろう。近衛騎士のみんなだって優しいけど、きっとしかたなく相手をしてくれているのかもしれなかった。
女々しい自分が嫌になる。
でも大丈夫。明後日はクインに抱かれる日だ。そうだ、クインは僕のことを抱きたいって、かわいいって言ってくれている。ちょっと相談してみようと思った。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、あんっ……!」
玉座の間の、天蓋付きのベッドの上で僕は今日もバックから犯されていた。
「うわっ、何だこれっ! 絡みついてくるっ、と、止まんねぇっ!」
冒険者をしているという童貞君が勢いよく腰を振る。ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ! と腰の動きが激しすぎて摩擦熱まで生まれそうだ。僕はベッドにうつ伏せになり、腰だけ抱えられている状態ででっかいイチモツに蹂躙されていた。
「あんっ、あんっ、あんっ、ああっ……やっ、あああーーっ!」
そんなに腰を動かして大丈夫なんだろうかと思っていたところで、やっと彼の腰の動きが止まった。そしてぐっ、ぐっと更に押し付けてくる。中に大量の精液が出されるのを感じた。びくびくびくびくーーーっっ! と僕の腰が震える。中に精を放たれるのはすごく気持ちがいい。ましてこんな、しばらく自慰をしていないような濃厚な精液を奥で受けると腰の震えが止まらない。
「あんっ、ああんっ……あぁっ……」
「はー、はー、はー……王さまのおまんこサイコー……こんな具合のいいおまんこじゃ、ちんちん一本じゃ足りないんじゃないですかー?」
「あぁっ……え? 何?」
「二輪挿ししてえなー」
「にりん、て……あっ……」
二輪挿しとはいったいなんだろう。僕はびくっ、びくっと感じながらも背後を窺った。
「王様は知らねーの。この具合のいいおまんこに、ちんちんを二本突っ込むんだよ」
「え、ええ?」
そんなことをされたらおまんこが裂けてしまうじゃないか。一歩間違えば人工肛門まっしぐらじゃないかと思った。僕が蒼褪めたのに対し、彼はにやにやした。
「だーいじょうぶ。王様のおまんこはめちゃくちゃ柔軟だから、三本突っ込んだって感じまくっちまうと思うぜ?」
三本てどんな状態なんだろう。前から後ろから下から? なんかギャグみたいだ。
「なー、今度は二輪挿しさせてくれよ~。めちゃくちゃ気持ちよくさせてやるからさー」
「え、その……」
そういうことの調整は王城の人たちがやっているから僕に決める権利はない。自分の身体なのに自分でよくわかっていないというのはアレだが、天使とか言われる身体になってしまったからまだよくわかっていないのだ。
「終ったならどきなさい」
不機嫌そうな顔のセラスがやってきて冒険者をどかし、衛兵に任せた。
「まだ二輪挿ししてねぇ!」
冒険者は文句を言いながら連れて行かれた。どれだけちんちんとちんちんを合わせたいんだろう。
「全く……王に二輪挿しなどさせられるはずがないだろう」
セラスは怒っていた。そして持ち上げたままの腰をそのままにして、おまんこに指先を差し込んだ。
「浄化」
洗浄魔法で中をキレイにしてくれたらしい。なんかすっきりした。
「王、あのような者の発言は忘れてください」
「う、うん……」
でも実はちょっとだけ興味がある。クインはがたいがでかいからなのかもしれないけど、ちんちんを二本同時に突っ込まれることがあると言っていた。それはもう凄まじい快感で逃げ出してしまいたくなるが、前からも後ろからも突っ込まれているから逃げ場がなく、もうただただ快感に啼くことしかできなくなるなんて言っていた。クインの所有者は王城に勤めている医官のキリーンという人で、がたいのいい騎士たちにクインをよく抱かせているらしい。何人もで犯すとクインはそれはそれはかわいく啼くんですよと言われてどぎまぎした覚えがある。確か……クインを常時抱く騎士が三人いるとかキリーンに教えられた。常時って、交替ではなくてですか? と聞いたらにっこりして、私も含めて四人でずっと抱いていますよと言われた。どんな状態なんだろう。
二輪って、ちんちんを二本同時に突っ込むことを言うのかと思ったら顔が熱くなり、なかなか元に戻らなかった。そんな僕の顔をセラスが観察していたなんて、僕は全く意識していなかった。
* *
明日の朝はアキラが言った通りにしよう。それにしても今日の冒険者はとんでもないことを教えてくれた。アキラに二輪挿しなど冗談じゃない。そりゃあかわいく啼くだろうが、本来ならば独占したくてたまらないのだ。いいかげん噛み締めている歯が砕けてしまいそうである。
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