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追放の日の宣告と出発
蛮王の意外な優しさと、空っぽの初夜の寝室
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蛮王ロキニアス・ハンナバルは、スーザンの目の前で、重厚な兜をゆっくりと持ち上げた。
夜明け前の僅かな光の中で、彼の顔が露わになる。黒曜石のような重鎧に包まれた体躯とは裏腹に、その顔立ちは冷たい彫刻のように整っていた。長い銀髪は硬く結ばれ、氷のように鋭い銀色の瞳が、スーザンを射抜く。
「長旅、疲れたであろう。スーザン皇女」
ロキニアスの声は低く、感情を感じさせない。しかし、その声はスーザンが想像していたような怒鳴り声でも、威嚇するものでもなかった。ただ、純粋な疲労が滲んでいるように聞こえた。
(やはり、傷を負っているだけじゃない。心身ともに極限まで追い詰められている……?)
スーザンの心は、恐怖と同時に、帝国で虐げられていた頃にはなかった好奇心と、わずかな懸念を覚えた。
ロキニアスは側近らしき男に指示を出した。「上質な馬車を用意しろ。王都までは揺らぬよう、最善の配慮を」
「王、しかし、帝国からの人質にそこまでの厚遇は……」側近が戸惑った声を出す。
ロキニアスは一瞬、彼を睨んだ。その一瞥だけで、側近は背筋を伸ばして黙り込んだ。
「彼女は、帝国の和平を担う『客人』だ。蛮族と侮られぬよう、礼を尽くせ」
『蛮族と侮られぬよう』――その言葉は、トロイセンが帝国からの侮蔑にどれほど耐えてきたかを物語っていた。生贄として送り込まれたスーザンに対する配慮ではなく、トロイセンの王としての誇りに基づいた行動だった。
スーザンは、この王が、噂とはかけ離れた「筋を通す男」であることを見た。
ロキニアスに促され、スーザンは用意された馬車に乗り込んだ。それは帝国で乗せられた粗末な馬車とは違い、内装は分厚い毛皮で覆われ、柔らかなクッションが敷き詰められた、贅沢な造りだった。
道中、ロキニアスは彼女と同じ馬車には乗らず、先頭で鎧を身に着けたまま馬を駆り続けた。スーザンは、トロイセンの豊かな国土を窓から眺め続けた。
トロイセンの王都、『ウルザ』は、石と木材が調和した、力強くも温かみのある街だった。兵士たちは厳格だが、通りを歩く民は笑顔で、活気に満ちている。
帝国では、貴族と貧民の格差は歴然としていたが、ウルザでは皆が生き生きとしていた。この光景は、帝国が宣伝する「蛮王の圧政」とは完全に矛盾していた。
「あの方……ロキニアス王が、この国を築いたのね」
スーザンは、ロキニアスに対する恐怖を、少しずつ尊敬の念へと変え始めた。
夕刻。馬車は王都の中心にそびえ立つ、『黒鉄城(くろがねじょう)』と呼ばれる王宮に到着した。
黒い岩を積み上げて造られた城は、華美さとは無縁だが、何十年もの風雪に耐えてきた強固な意志を感じさせた。
城の内部は、狩猟で得たと思われる動物の毛皮や、温かい暖炉、そして明るい照明で満たされていた。
ロキニアス王は、重い鎧を脱ぎ、革の衣装に着替えていた。その姿は、騎士というよりも、筋肉質な体躯を持つ雄々しい狩人のようだ。彼の銀色の瞳は相変わらず冷たかったが、その存在感は圧倒的だった。
「スーザン皇女。あなたの部屋を用意させた。今夜はゆっくり休むといい」
ロキニアスは侍女長を呼び、スーザンの世話を任せた。
「明朝、改めて『和平の証としての滞在』についての話を進める。それまでは、あなたはトロイセンが迎えた大切な客人だ。必要なものは全て侍女長に申し出よ」
ロキニアスはそれだけを言い残すと、疲れた様子で執務室へと消えていった。
侍女長に案内された部屋は、スーザンが帝国で過ごしたカビ臭い部屋とは比べ物にならないほど、広大で豪華だった。フカフカのベッド、清潔なリネン、そして部屋の隅には温かい湯が用意された浴槽まである。
「さあ、殿下。長旅の疲れを癒やしてください。そして、これが夕食です」
運ばれてきた夕食は、手の込んだ肉料理と、新鮮な野菜のサラダ、そして甘い果物だった。帝国では、上級貴族ですら手に入れにくい品々だ。
「食事……?」
スーザンは、目の前の料理にしばし言葉を失った。幼い頃から、食事は「生きるための義務」であり、「虐待の道具」でもあった。こんなにも豪華で、温かく、そして美味しいものを、誰からも邪魔されずに食べられる日が来るなんて。
スーザンは、震える手でフォークを握った。肉を一口食べた瞬間、その濃厚な旨味とスパイスの香りが口いっぱいに広がった。
(美味しい……。生きてて、良かった……)
スーザンは、また泣きそうになるのをぐっとこらえ、ひたすら食事に集中した。
侍女長が去った後、スーザンは浴槽に張られた湯に浸かりながら、ロキニアス王の言葉を反芻していた。
『大切な客人』。
彼はスーザンを「生贄」でも「妻」でもなく、客人として扱った。その事実は、スーザンの心に大きな動揺をもたらした。
(彼は、今夜、私の部屋に来るはずじゃなかったの?和平の証として、私を娶るんでしょう?)
帝国では、生贄の娘が嫁いだ場合、初夜を済ませることが和平の絶対条件だった。スーザンは、酷い仕打ちや、無理な接触を覚悟していたのだ。
しかし、ロキニアスは来なかった。
豪華なベッドに一人寝転がり、スーザンは静寂に包まれた天井を見つめた。
恐怖は、安心へと変わった。しかし、安心したからこそ、ロキニアス王の冷たさの裏にある真実が、スーザンの中でより明確になった。
(あの傷……そして、あの疲労感。彼は限界よ。彼が和平よりも優先しているのは、戦いの後の休息ではなく、自分の国の安全だ)
生贄の自分よりも、国の安全を優先する王。
そして、彼の手首にあった、血が滲んだままの傷。
(私は、生贄として利用される前に、まず生き延びなくてはならない。そして、生き延びるためには、このトロイセンという安全な場所を手放してはならない)
スーザンの内に秘めた、地味OL時代に培った「芯の強さ」と「世話焼きな性質」が頭をもたげる。
(そうだ。私なら、彼を治せるかもしれない。帝国で、ろくな薬草も与えられなかった私だけど……もし、あのシチューに入っていたような栄養満点の食材があれば、私には前世の知識がある)
スーザンの心は決まった。
彼女はベッドから飛び降り、部屋の鍵を閉めると、持ってきた簡素な荷物から、唯一持ち出しを許された小さな包みを取り出した。
それは、帝国で虐げられていた頃、密かに隠し持っていた、小さな薬草の苗だ。
(まずは、トロイセンの王宮の食材を鑑定する。そして、彼の傷を癒やせる薬と、疲弊した体を回復させる「栄養満点の食事」を作ってみせる!)
スーザンの、生贄からの逆転劇は、静かな王宮の夜に、ひっそりと幕を開けようとしていた。
夜明け前の僅かな光の中で、彼の顔が露わになる。黒曜石のような重鎧に包まれた体躯とは裏腹に、その顔立ちは冷たい彫刻のように整っていた。長い銀髪は硬く結ばれ、氷のように鋭い銀色の瞳が、スーザンを射抜く。
「長旅、疲れたであろう。スーザン皇女」
ロキニアスの声は低く、感情を感じさせない。しかし、その声はスーザンが想像していたような怒鳴り声でも、威嚇するものでもなかった。ただ、純粋な疲労が滲んでいるように聞こえた。
(やはり、傷を負っているだけじゃない。心身ともに極限まで追い詰められている……?)
スーザンの心は、恐怖と同時に、帝国で虐げられていた頃にはなかった好奇心と、わずかな懸念を覚えた。
ロキニアスは側近らしき男に指示を出した。「上質な馬車を用意しろ。王都までは揺らぬよう、最善の配慮を」
「王、しかし、帝国からの人質にそこまでの厚遇は……」側近が戸惑った声を出す。
ロキニアスは一瞬、彼を睨んだ。その一瞥だけで、側近は背筋を伸ばして黙り込んだ。
「彼女は、帝国の和平を担う『客人』だ。蛮族と侮られぬよう、礼を尽くせ」
『蛮族と侮られぬよう』――その言葉は、トロイセンが帝国からの侮蔑にどれほど耐えてきたかを物語っていた。生贄として送り込まれたスーザンに対する配慮ではなく、トロイセンの王としての誇りに基づいた行動だった。
スーザンは、この王が、噂とはかけ離れた「筋を通す男」であることを見た。
ロキニアスに促され、スーザンは用意された馬車に乗り込んだ。それは帝国で乗せられた粗末な馬車とは違い、内装は分厚い毛皮で覆われ、柔らかなクッションが敷き詰められた、贅沢な造りだった。
道中、ロキニアスは彼女と同じ馬車には乗らず、先頭で鎧を身に着けたまま馬を駆り続けた。スーザンは、トロイセンの豊かな国土を窓から眺め続けた。
トロイセンの王都、『ウルザ』は、石と木材が調和した、力強くも温かみのある街だった。兵士たちは厳格だが、通りを歩く民は笑顔で、活気に満ちている。
帝国では、貴族と貧民の格差は歴然としていたが、ウルザでは皆が生き生きとしていた。この光景は、帝国が宣伝する「蛮王の圧政」とは完全に矛盾していた。
「あの方……ロキニアス王が、この国を築いたのね」
スーザンは、ロキニアスに対する恐怖を、少しずつ尊敬の念へと変え始めた。
夕刻。馬車は王都の中心にそびえ立つ、『黒鉄城(くろがねじょう)』と呼ばれる王宮に到着した。
黒い岩を積み上げて造られた城は、華美さとは無縁だが、何十年もの風雪に耐えてきた強固な意志を感じさせた。
城の内部は、狩猟で得たと思われる動物の毛皮や、温かい暖炉、そして明るい照明で満たされていた。
ロキニアス王は、重い鎧を脱ぎ、革の衣装に着替えていた。その姿は、騎士というよりも、筋肉質な体躯を持つ雄々しい狩人のようだ。彼の銀色の瞳は相変わらず冷たかったが、その存在感は圧倒的だった。
「スーザン皇女。あなたの部屋を用意させた。今夜はゆっくり休むといい」
ロキニアスは侍女長を呼び、スーザンの世話を任せた。
「明朝、改めて『和平の証としての滞在』についての話を進める。それまでは、あなたはトロイセンが迎えた大切な客人だ。必要なものは全て侍女長に申し出よ」
ロキニアスはそれだけを言い残すと、疲れた様子で執務室へと消えていった。
侍女長に案内された部屋は、スーザンが帝国で過ごしたカビ臭い部屋とは比べ物にならないほど、広大で豪華だった。フカフカのベッド、清潔なリネン、そして部屋の隅には温かい湯が用意された浴槽まである。
「さあ、殿下。長旅の疲れを癒やしてください。そして、これが夕食です」
運ばれてきた夕食は、手の込んだ肉料理と、新鮮な野菜のサラダ、そして甘い果物だった。帝国では、上級貴族ですら手に入れにくい品々だ。
「食事……?」
スーザンは、目の前の料理にしばし言葉を失った。幼い頃から、食事は「生きるための義務」であり、「虐待の道具」でもあった。こんなにも豪華で、温かく、そして美味しいものを、誰からも邪魔されずに食べられる日が来るなんて。
スーザンは、震える手でフォークを握った。肉を一口食べた瞬間、その濃厚な旨味とスパイスの香りが口いっぱいに広がった。
(美味しい……。生きてて、良かった……)
スーザンは、また泣きそうになるのをぐっとこらえ、ひたすら食事に集中した。
侍女長が去った後、スーザンは浴槽に張られた湯に浸かりながら、ロキニアス王の言葉を反芻していた。
『大切な客人』。
彼はスーザンを「生贄」でも「妻」でもなく、客人として扱った。その事実は、スーザンの心に大きな動揺をもたらした。
(彼は、今夜、私の部屋に来るはずじゃなかったの?和平の証として、私を娶るんでしょう?)
帝国では、生贄の娘が嫁いだ場合、初夜を済ませることが和平の絶対条件だった。スーザンは、酷い仕打ちや、無理な接触を覚悟していたのだ。
しかし、ロキニアスは来なかった。
豪華なベッドに一人寝転がり、スーザンは静寂に包まれた天井を見つめた。
恐怖は、安心へと変わった。しかし、安心したからこそ、ロキニアス王の冷たさの裏にある真実が、スーザンの中でより明確になった。
(あの傷……そして、あの疲労感。彼は限界よ。彼が和平よりも優先しているのは、戦いの後の休息ではなく、自分の国の安全だ)
生贄の自分よりも、国の安全を優先する王。
そして、彼の手首にあった、血が滲んだままの傷。
(私は、生贄として利用される前に、まず生き延びなくてはならない。そして、生き延びるためには、このトロイセンという安全な場所を手放してはならない)
スーザンの内に秘めた、地味OL時代に培った「芯の強さ」と「世話焼きな性質」が頭をもたげる。
(そうだ。私なら、彼を治せるかもしれない。帝国で、ろくな薬草も与えられなかった私だけど……もし、あのシチューに入っていたような栄養満点の食材があれば、私には前世の知識がある)
スーザンの心は決まった。
彼女はベッドから飛び降り、部屋の鍵を閉めると、持ってきた簡素な荷物から、唯一持ち出しを許された小さな包みを取り出した。
それは、帝国で虐げられていた頃、密かに隠し持っていた、小さな薬草の苗だ。
(まずは、トロイセンの王宮の食材を鑑定する。そして、彼の傷を癒やせる薬と、疲弊した体を回復させる「栄養満点の食事」を作ってみせる!)
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