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えっ、貴族になるの?!

13話:ぶらぶら街の散策

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大金を獲た俺は、今日は休んで適当にしようと思った
「っと、考え事をしてる間についたな」
しかしこの大金やっぱり家でも買おうかな?
まぁいっか、今はサエラの宿にお世話になっとくか

「おーい」
俺は掃除をしていたサエラに声をかけた
「おっ、リョウタじゃん」
「よっサエラ宿泊まらしてくれ」
「そうか、どう?気に入った?」
「ああ、何としても飯が美味いしな」
「それは良かった、一泊?」
「いや、とりあえずまぁ一週間位で」
「じゃあ一泊銀貨三枚だから...」
「小金貨二枚と銀貨一枚だよ」
「ほんとだ、早いね計算やっぱり貴族?」
「違うってば、産まれが少し裕福なだけだよ」
「ふ~ん、まぁいっか」
「でもリョウタなら貴族になれたりして」
「ないない」
「金貨一枚からお願い」
ジーーーー
「貴族じゃないから」
凄く見つめてくる
「おつり小金貨七枚と銀貨九枚で」
凄く怪しまれてるように言われた
俺は出されたおつりを受け取り、「また」といいカウンターに向かった
カウンターの方から声が聞こえた
「ん?悪いけどまだ開いてないぞ?」
「って君は確か家のサエラを助けてくれたリョ、リ...」
「リョウタですよ」
「そうだ、リョウタ君本当にありがとう!しかし昨日は顔を出せなくて悪い」
「いえいえ、お気になさらず」
「そうだ、俺の名前はグレースって言うんだ、本当にありがとう」
「いえいえ、それよりグレースさん頼みたい事があるんですが」
「何だ?、何でも言ってくれ」
「実は、この前オークキングを討伐したんですけどそのオークキングを
今日の夜に料理にして出して貰えませんか?」
「オークキングをやったのか?リョウタ君は、若いのに強いんだね
勿論構わないよ」
「それと、残ったオークキングは家族で分けて食べて下さい」
「本当にいいのか?オークキングなんて貴族や王族が食べる物だぞ?」
「結構討伐出来たので大丈夫ですよ」
まぁ結構というよりかは、物凄くの方が合ってると思うけど
「まぁ貰える物は貰っとく主義だから貰うが本当ににいいのか?」
「ええ勿論、遠慮はいりませんよ」
「本当か?ありがとう!!人生で一度は娘たちに食べさせてやりたかったんだよ」
「それは良かったです、ではどこに置けば良いですか?」
「それよりオークキングどこにあるんだ?」
「それは、ちょっとだけどボックス持ちなので」
「そう言う事か」
「はい」
「じゃ、こっちに来てくれ」
俺は後を追うと大きめの調理場が出てきた
「ここに置いてくれ」
「はい」
ズド
「まさか、まる一匹なのか?」
「ええ、そうですよ」
「まぁ、頑張ってみるさ」
「ええ、頼みましたよ」
「では」
「ああ」
俺はそう言って厨房を後にした
とりあえず飯食いに行くか
俺は宿を出た
適当に大通りを見るか
少しして凄くいい匂いがする屋台があった
「らっしゃ~い、オークのソース焼きはここでしか食べれないぞ~」
俺は気になりおっちゃんが作っている所に行った
「おっちゃん、ここでしか食べれないってどう言う事ですか?」
「おっ?見ない顔だな、それはなこのソースは家で作っているから他にはないんだよ」
「なるほど、取りあえず一個お願い」
「まいど」
「そう言えばおっちゃん一つ聞いていいか?」
「何だ?ソースの秘密は教えないぞ」
「違いますよ、俺はここに来て少ししかしてなくってあんまり分からないのだけれど
ここの近くに迷宮ってあるのですか?」
「迷宮?」
RPGを元に作ってるとじいさん言ってたけれど迷宮は無いのかな?
「ダンジョンの事か?」
「あ、はい」
なるほど、ダンジョンって言うのか
「それなら東の森の前と北の森の中にあるが、北の森は行くだけ無駄だし止めとけ」
「とは?」
「あそこは何でも化け物しか居ないみたいだ、一度攻略隊を組んで行ったらしい
その中にはAランクも5人ほどいたらしいが帰ってきたのはBランクの独りだけ
しかも頭から血を流して命からがら逃げて来たらしい
全滅するより情報をギルドに届けろってな
しかし3階層しか攻略出来ていないらしい」
「そんなにもヤバいのか、情報ありがとな」
俺は買ったオーク肉にかぶりついた
「う、うまぁぁ...」
「おっちゃん残り9個追加で!」
「まいど!」
俺は銀貨五枚だが情報料を含め銀貨六枚をおっちゃんにわたした
料金を数えたおっちゃんから
「一枚多いぞ?」
と言われたので
オーク肉をもって
「情報ありがとな」と言って露店を去った
確認するとおっちゃんは、なる程と言う感じの顔をしていた
今日は有意義な散歩だった
凄く美味しい物にも出会えたしな
「次はどこに行こうかな」
せっかくだし他のエリアも散策しよう
俺は商業エリアや高級住宅エリアなども見て回った
まぁ高級住宅エリアは中には入れなかったがな
俺は高級住宅のフェンスの周りを歩いていると一件のでかい店を見つけた
「何の店だ?不動産か何かかな?」
俺は店を見ていると中から従業員が出てきて
「どうしましたか?」
と尋ねてきた
「ああ、いやここは何の店かな~っと」
「ここは奴隷商です」
「なる程」
この世界には奴隷制度があるのか
「冷やかしになるが店の中を見ていいか?」
「今は他のお客様はいないので大丈夫ですよ」
「すみません」
中に入ると綺麗なエントランスがあった
そしていくつか部屋が別れている
中を見ていると従業員がこちらへどうぞと部屋を案内した
俺は中に入り椅子に座って従業員さんと話した
「奴隷って一体どういう扱いがされているんだ?」
「奴隷はまず二種類あります」
「犯罪奴隷と普通の奴隷
まず犯罪奴隷は、名前の通り罪を犯した人がなる奴隷です
主に鉱山での労働力として使われます。
他にも土木がメインです。
犯罪奴隷はまず人権が与えられず死ぬまで働かなくてはなりません。
次に普通の奴隷は、まず借金などが返せなくて親に売られたなどが多いですね
その次はだいたい住む所も無く食べるものも無くなった人達が自ら入る事が多いです
主に、この2つで使い方は、冒険者の仲間または旅の仲間であったり性欲の発散の為に買う人
もいらっしゃいます。こちらも人権は、ほとんど無くなりますが1日二食は必ず食べさせる事
と本人達が望まなく無理やり暴力を振るわない事を約束しないと駄目です
もしこの事を違反すれば、すぐに騎士団に捕まります。」
「なる程」
「他に聞きたい事は御座いますか?」
「奴隷は一人辺り大体いくら位ですか?」
「一番安いのだと金貨5枚程で一番高額になりますと白金貨3枚程です」
「なる程」
「他には?」
「いえ、今日はもう大丈夫です
もしかしたらまた来るかもしれませんのでその時は宜しくお願いします」
「はい、こちらこそまたのご来店をお待ちしております」
「ありがとうございます」
「此方こそ」
俺は店を出て宿に戻りながら考えた
奴隷を買って一緒に冒険者をして世界を旅するのもありだな
まぁこれからの事は、これから考えるか
今日は本当に有意義な散歩だった
明日も探索しよう
俺は明日の予定を決めて宿に戻った
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どうも作者です
お気に入り200超えました!
ありがとう御座います。
まさかここまで多くの人に見てもらえるとは思いませんでした
これからも頑張るので応援宜しくお願いします!!
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