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異世界編 2章
第91話 葛藤
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少女達を見送った野郎どもは、リビングでくつろいでいた。
貞宗が何やら為次と正秀に用があるとのことだが、特に何をする分けでもない。
只、お茶をすすっているだけである。
だから為次と正秀も一緒にお茶を飲んで、のんびりしてるのであった。
「クリスさん忙しそうですね」
正秀は言った。
「飯の準備も片付けも3倍だからな、洗濯もだな」
「隊長さん、手伝わないんっスか?」
「ああ、まあな」
クリスは「やることが沢山で大変だわ」と言いながら1人どこかへ行ってしまった。
手伝いをさせれば、よけいに汚してしまう野郎どもには頼めないので仕方ない。
クリスにとっては何もせずに、大人しくしてくれているのが一番の手伝いであった。
「なんか…… 暇だぜ」
「お茶菓子欲しいよね」
「台所を勝手に漁ると、クリスに怒られるぞ」
「それは隊長が勝手に、お酒ばかり呑むからではないのですか?」
「嫌なことを言うなよ…… 水谷」
「レオになんかあるでしょ、だいぶ落としたけど」
「すまねぇ、為次」
「そいじゃ、何か持って来てくれないか?」
「だってさ、マサ」
「なんで俺なんだよ、為次が持って来いよ」
「えっと…… 隊長さん、なんか用があったんじゃないっスか?」
「急に誤魔化すんじゃねぇ……」
「水谷、すまないが、ちょっと取ってきてくれ」
「……俺ですか」
隊長に逆らう分けにも行かず、正秀は不満そうにソファーから立ち上がる。
「いてら」
為次を恨めしそうに睨むと、正秀は隣の車庫へと行ってしまった。
貞宗は黙って湯呑を見つめている。
「…………」
「で、なんでしたっけ?」
「用があるのは、山崎の方だろ? ん?」
目線を為次に移し、ジッと見ながら言った。
しかし、為次は目線を逸らそうと下を向くのだ。
「ああ……」
「聞き辛いか? 心配するな分かっている」
「え?」
「俺が信用できないんだろ? 違うか?」
「それは……」
「そうだ、それでいい、正解だ」
「…………」
「俺はターナのやろうとしている…… そう、魔獣作りは正しいと思っている」
「隊長さん?」
為次チラリと目線を上げてみる。
そこには、至って真面目な顔をして話す隊長が居た。
「レッドドラゴンは、もちろん倒しに行くつもりだった。だがそれはファーサの村が全滅した後だ」
「へっ!?」
「当然だろう? 人を喰わせないと成長しないからな、エレメンタルストーンは」
「何を言って……」
「お前達が倒すのは予想外だったが、実に丁度良いタイミングだったぞ」
それを聞いた為次は、貞宗を睨みつける。
しかし、怒っている分けではない。
目の前に居る貞宗と名乗る人物の真意が、まったく分からない。
只、困惑していた。
「どうだ? 俺の仲間になる気は無いか? 水谷は俺が命令すれば二つ返事で承諾するさ、後はお前の返事次第だ山崎」
一つ分かったのは、だから正秀にお茶菓子を取りに行かせたと……
「仲間ねぇ…… じゃあ、昨夜の襲撃の時は?」
「見てただろ? あの大型の王宮飛行艇にはターナ達が乗っていた」
「そうなんスか」
「直接ターナに襲撃をやめさせるように言いに行った。俺だって自分の街を壊されたくない」
「まあ、はぃ(やっぱりターナの仕業だったか)」
「だが、ある程度は喰わせてからだ」
「人を?」
「ああ」
「隊長さんは、それが本当に正しいと?」
「…………」
為次には意味が分からなかった。
「んー……(このガキは何を言ってるんだ……?)」
目の前に居る少年の姿をしたおっさんは、魔獣に人間を喰わせると言っている。
最早、その時点でおかしい。
頭がイカレているとしか思えない。
しかし、それ以上に分からないのが、何故そのタイミングで仲間にならないかと?
普通に考えて「はい、分かりました」などと言う分けもない。
本気で仲間にしたいなら、相手のメリットを説明するのが当然であろう。
なので、為次の結論は既に出ていた。
ダメだコイツ…… イってるわ。
と……
直接言っても良かった。
お前は狂っている、と。
だが為次が言ったところで、それは冗談としか思われないであろう。
そんなことは、当然自覚していた。
だから……
「ねぇ、隊長さん」
「なんだ?」
「人を殺すのは正しいの?」
「あ? ……それは」
「自衛隊は国民を…… 人を守る仕事じゃないの?」
「なぁ、山崎……」
「隊長は自衛隊辞めたの?」
「山崎」
「人より魔獣の方が大切なの?」
「聞いてくれ、山崎ぃ……」
「人殺しが大好きなんだね」
「黙れ……」
「罪の無い人々を……」
突然、貞宗は叫ぶ!
「ヤマザキィィィ!!」
為次の言葉を遮るように、叫んだ。
それと同時に、手に持っていた湯呑を投げ付ける。
ガチャン!
湯呑が為次の顔をかすめ、後ろの壁に当たり砕ける。
砕けた破片は誰かの足元へと、散らばった……
そこには、お菓子を両手いっぱいに抱えた正秀が居た。
車庫とリビングを繋ぐドアを開けると、直ぐ近くの壁に湯呑が飛んで来たのだ。
正秀はチラリと割れた破片を見ると、お菓子を持ってテーブルに近づき置いた。
「どうです隊長、意外と美味しそうなのが有るでしょう」
そう言いながら、ソファーに座る。
「……あぁ」
「マサ……」
「湯呑を割っちゃってクリスさんに、また怒られますよ」
「あぁ」
「見つかる前に片付けようぜ、為次」
「うん…… そうね」
「じゃ、よろしくな」
「あ? 俺が?」
「俺がお菓子を持って来たんだ、次はお前の番だぜ」
「んもぅ」
為次は面倒臭そうに立ち上がると、車庫のドアを開け破片を足蹴にしながらリビングの外に出し始めた。
「なあ為次」
「何?」
「また、隊長を怒らすようなこと言ったのか?」
「まあね」
「んで、何を言ったんだ? それとも俺は仲間外れか?」
「いや……」
為次は最後の破片を蹴り出すと、パタンと扉を閉めた。
「なぁ山崎、もう少し綺麗に片づけられないのか?」
「割ったのは隊長さんでしょ……」
「割らせたのは、お前だろ」
「んもぅ」
と、ブー垂れる為次は一仕事終えたと再びソファーに座る。
「ねぇ隊長さん」
「ん?」
「一つ聞いてもいいっスか?」
「なんだ?」
「俺達を仲間にする隊長と、湯呑を投げた隊長。どっちが本当の隊長さんなんスか?」
貞宗は考えた……
「え……(どちらが本当の……?)」
自分でも分からなかった。
分からないものを考えても答えは出ない。
出ない答えは、答えようがない。
だから……
「自分でも分からない……」
分からないことを説明するしかない。
「頭では分かっている。人を殺すのはやってはならない」
「隊長?」
意味の分からないことを喋り出した貞宗を、正秀は怪訝そうに見た。
「それは愚かな行為だ」
「はい、そうスね」
それでも、質問に対する回答が無ければ、相手を納得させることは難しい。
「だがな、ターナのやろうとしていることも正しいと思える」
「強大な魔獣を造るってやつですか?」
正秀は訊いた。
「そうだ」
「いつから?」
今度は為次が訊いた。
「分からない…… 月日を…… 年月を追うごとに、その思いは強くなって行く」
しかし、相手を無理に納得させる必要は無い。
「それが答えだ」
自分さえ納得してしまえば、それでいいのだ。
「なるへそ、良かった」
「え?」
貞宗は為次の顔を見ると、笑っていた。
いつものヘラヘラした顔つきで、お菓子を摘まんでいる。
「だいたい理解できたっス、隊長さん」
「俺はさっぱりだぜ、為次」
「聞いた通りだよ、マサ」
「ちゃんと説明してくれよ」
「えっと、隊長さんもターナと一緒に魔獣を作りたいから協力してくれってさ」
「なんだそりゃ?」
「さっきは断ろうとしたら、怒られた」
「それで、湯呑を投げつけられたのか?」
「でも、やっぱ気が変わったんで俺は隊長さんに協力するよ、マサはどうなの?」
「山崎? 本気で言ってるのか?」
「あ、はい」
「…………」
「なんだよ、隊長が力を貸してくれってなら、俺もいくらでも協力するぜ。為次」
「じゃ決まりだね」
「ふっ…… ふふっ、わーはっはっ」
急に貞宗は笑い始めた。
正秀は意味が分からないが、とりあえず訊いてみる。
「決まったはいいが、何をするんです?」
「そうだな、まずは特訓だ」
「えぇ!?」
あからさまに嫌そうな顔をした為次。
それとは対照的に正秀は特訓の言葉にワクワクが止まらない。
「特訓か! いい響きですね隊長!」
「更に強い魔獣を作るには、そいつを倒さないとならないからな」
「えっと…… じゃあ明日から頑張るっス」
「今日、否! 今からだぞ山崎!」
「うは、マジ勘弁だは」
「お前が協力するって言っただろ。観念しな為次」
「んもー。特訓もだけど、レオの改修も忘れないでよっ?」
「任せておけ!」
こうして、正秀と為次の特訓。
それとレオパルト2の強化をすることになった。
だが、今日はあまりにも為次が駄々をこねるので明日からだ。
午前中は特訓、午後は強化とすることにした。
とりあえず今日はしごかれずに済んだと、安心する為次は思うのだ。
イカレ行く思考と正常な心の葛藤。
リミットは300年から30年になったかな、こりゃ……
と……
あと、湯呑を割ったのは結局クリスにバレて怒られた。
貞宗が何やら為次と正秀に用があるとのことだが、特に何をする分けでもない。
只、お茶をすすっているだけである。
だから為次と正秀も一緒にお茶を飲んで、のんびりしてるのであった。
「クリスさん忙しそうですね」
正秀は言った。
「飯の準備も片付けも3倍だからな、洗濯もだな」
「隊長さん、手伝わないんっスか?」
「ああ、まあな」
クリスは「やることが沢山で大変だわ」と言いながら1人どこかへ行ってしまった。
手伝いをさせれば、よけいに汚してしまう野郎どもには頼めないので仕方ない。
クリスにとっては何もせずに、大人しくしてくれているのが一番の手伝いであった。
「なんか…… 暇だぜ」
「お茶菓子欲しいよね」
「台所を勝手に漁ると、クリスに怒られるぞ」
「それは隊長が勝手に、お酒ばかり呑むからではないのですか?」
「嫌なことを言うなよ…… 水谷」
「レオになんかあるでしょ、だいぶ落としたけど」
「すまねぇ、為次」
「そいじゃ、何か持って来てくれないか?」
「だってさ、マサ」
「なんで俺なんだよ、為次が持って来いよ」
「えっと…… 隊長さん、なんか用があったんじゃないっスか?」
「急に誤魔化すんじゃねぇ……」
「水谷、すまないが、ちょっと取ってきてくれ」
「……俺ですか」
隊長に逆らう分けにも行かず、正秀は不満そうにソファーから立ち上がる。
「いてら」
為次を恨めしそうに睨むと、正秀は隣の車庫へと行ってしまった。
貞宗は黙って湯呑を見つめている。
「…………」
「で、なんでしたっけ?」
「用があるのは、山崎の方だろ? ん?」
目線を為次に移し、ジッと見ながら言った。
しかし、為次は目線を逸らそうと下を向くのだ。
「ああ……」
「聞き辛いか? 心配するな分かっている」
「え?」
「俺が信用できないんだろ? 違うか?」
「それは……」
「そうだ、それでいい、正解だ」
「…………」
「俺はターナのやろうとしている…… そう、魔獣作りは正しいと思っている」
「隊長さん?」
為次チラリと目線を上げてみる。
そこには、至って真面目な顔をして話す隊長が居た。
「レッドドラゴンは、もちろん倒しに行くつもりだった。だがそれはファーサの村が全滅した後だ」
「へっ!?」
「当然だろう? 人を喰わせないと成長しないからな、エレメンタルストーンは」
「何を言って……」
「お前達が倒すのは予想外だったが、実に丁度良いタイミングだったぞ」
それを聞いた為次は、貞宗を睨みつける。
しかし、怒っている分けではない。
目の前に居る貞宗と名乗る人物の真意が、まったく分からない。
只、困惑していた。
「どうだ? 俺の仲間になる気は無いか? 水谷は俺が命令すれば二つ返事で承諾するさ、後はお前の返事次第だ山崎」
一つ分かったのは、だから正秀にお茶菓子を取りに行かせたと……
「仲間ねぇ…… じゃあ、昨夜の襲撃の時は?」
「見てただろ? あの大型の王宮飛行艇にはターナ達が乗っていた」
「そうなんスか」
「直接ターナに襲撃をやめさせるように言いに行った。俺だって自分の街を壊されたくない」
「まあ、はぃ(やっぱりターナの仕業だったか)」
「だが、ある程度は喰わせてからだ」
「人を?」
「ああ」
「隊長さんは、それが本当に正しいと?」
「…………」
為次には意味が分からなかった。
「んー……(このガキは何を言ってるんだ……?)」
目の前に居る少年の姿をしたおっさんは、魔獣に人間を喰わせると言っている。
最早、その時点でおかしい。
頭がイカレているとしか思えない。
しかし、それ以上に分からないのが、何故そのタイミングで仲間にならないかと?
普通に考えて「はい、分かりました」などと言う分けもない。
本気で仲間にしたいなら、相手のメリットを説明するのが当然であろう。
なので、為次の結論は既に出ていた。
ダメだコイツ…… イってるわ。
と……
直接言っても良かった。
お前は狂っている、と。
だが為次が言ったところで、それは冗談としか思われないであろう。
そんなことは、当然自覚していた。
だから……
「ねぇ、隊長さん」
「なんだ?」
「人を殺すのは正しいの?」
「あ? ……それは」
「自衛隊は国民を…… 人を守る仕事じゃないの?」
「なぁ、山崎……」
「隊長は自衛隊辞めたの?」
「山崎」
「人より魔獣の方が大切なの?」
「聞いてくれ、山崎ぃ……」
「人殺しが大好きなんだね」
「黙れ……」
「罪の無い人々を……」
突然、貞宗は叫ぶ!
「ヤマザキィィィ!!」
為次の言葉を遮るように、叫んだ。
それと同時に、手に持っていた湯呑を投げ付ける。
ガチャン!
湯呑が為次の顔をかすめ、後ろの壁に当たり砕ける。
砕けた破片は誰かの足元へと、散らばった……
そこには、お菓子を両手いっぱいに抱えた正秀が居た。
車庫とリビングを繋ぐドアを開けると、直ぐ近くの壁に湯呑が飛んで来たのだ。
正秀はチラリと割れた破片を見ると、お菓子を持ってテーブルに近づき置いた。
「どうです隊長、意外と美味しそうなのが有るでしょう」
そう言いながら、ソファーに座る。
「……あぁ」
「マサ……」
「湯呑を割っちゃってクリスさんに、また怒られますよ」
「あぁ」
「見つかる前に片付けようぜ、為次」
「うん…… そうね」
「じゃ、よろしくな」
「あ? 俺が?」
「俺がお菓子を持って来たんだ、次はお前の番だぜ」
「んもぅ」
為次は面倒臭そうに立ち上がると、車庫のドアを開け破片を足蹴にしながらリビングの外に出し始めた。
「なあ為次」
「何?」
「また、隊長を怒らすようなこと言ったのか?」
「まあね」
「んで、何を言ったんだ? それとも俺は仲間外れか?」
「いや……」
為次は最後の破片を蹴り出すと、パタンと扉を閉めた。
「なぁ山崎、もう少し綺麗に片づけられないのか?」
「割ったのは隊長さんでしょ……」
「割らせたのは、お前だろ」
「んもぅ」
と、ブー垂れる為次は一仕事終えたと再びソファーに座る。
「ねぇ隊長さん」
「ん?」
「一つ聞いてもいいっスか?」
「なんだ?」
「俺達を仲間にする隊長と、湯呑を投げた隊長。どっちが本当の隊長さんなんスか?」
貞宗は考えた……
「え……(どちらが本当の……?)」
自分でも分からなかった。
分からないものを考えても答えは出ない。
出ない答えは、答えようがない。
だから……
「自分でも分からない……」
分からないことを説明するしかない。
「頭では分かっている。人を殺すのはやってはならない」
「隊長?」
意味の分からないことを喋り出した貞宗を、正秀は怪訝そうに見た。
「それは愚かな行為だ」
「はい、そうスね」
それでも、質問に対する回答が無ければ、相手を納得させることは難しい。
「だがな、ターナのやろうとしていることも正しいと思える」
「強大な魔獣を造るってやつですか?」
正秀は訊いた。
「そうだ」
「いつから?」
今度は為次が訊いた。
「分からない…… 月日を…… 年月を追うごとに、その思いは強くなって行く」
しかし、相手を無理に納得させる必要は無い。
「それが答えだ」
自分さえ納得してしまえば、それでいいのだ。
「なるへそ、良かった」
「え?」
貞宗は為次の顔を見ると、笑っていた。
いつものヘラヘラした顔つきで、お菓子を摘まんでいる。
「だいたい理解できたっス、隊長さん」
「俺はさっぱりだぜ、為次」
「聞いた通りだよ、マサ」
「ちゃんと説明してくれよ」
「えっと、隊長さんもターナと一緒に魔獣を作りたいから協力してくれってさ」
「なんだそりゃ?」
「さっきは断ろうとしたら、怒られた」
「それで、湯呑を投げつけられたのか?」
「でも、やっぱ気が変わったんで俺は隊長さんに協力するよ、マサはどうなの?」
「山崎? 本気で言ってるのか?」
「あ、はい」
「…………」
「なんだよ、隊長が力を貸してくれってなら、俺もいくらでも協力するぜ。為次」
「じゃ決まりだね」
「ふっ…… ふふっ、わーはっはっ」
急に貞宗は笑い始めた。
正秀は意味が分からないが、とりあえず訊いてみる。
「決まったはいいが、何をするんです?」
「そうだな、まずは特訓だ」
「えぇ!?」
あからさまに嫌そうな顔をした為次。
それとは対照的に正秀は特訓の言葉にワクワクが止まらない。
「特訓か! いい響きですね隊長!」
「更に強い魔獣を作るには、そいつを倒さないとならないからな」
「えっと…… じゃあ明日から頑張るっス」
「今日、否! 今からだぞ山崎!」
「うは、マジ勘弁だは」
「お前が協力するって言っただろ。観念しな為次」
「んもー。特訓もだけど、レオの改修も忘れないでよっ?」
「任せておけ!」
こうして、正秀と為次の特訓。
それとレオパルト2の強化をすることになった。
だが、今日はあまりにも為次が駄々をこねるので明日からだ。
午前中は特訓、午後は強化とすることにした。
とりあえず今日はしごかれずに済んだと、安心する為次は思うのだ。
イカレ行く思考と正常な心の葛藤。
リミットは300年から30年になったかな、こりゃ……
と……
あと、湯呑を割ったのは結局クリスにバレて怒られた。
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