異世界に吹っ飛ばされたんで帰ろうとしたら戦車で宇宙を放浪するハメになったんですが

おっぱいもみもみ怪人

文字の大きさ
148 / 183
異世界編 3章

第141話 素のままの自分

しおりを挟む
 今日は朝から忙しかった。

 サイクスへ行ったと思えば、すぐにポンタの街に戻った。
 この後は再び宇宙へと向かわなければならない。
 更にはモノポールリングを潜り未知なる星系へと……

 「着いた」

 「おう」

 本日は快晴で風も穏やかなので貞宗宅の前に直接下りた。
 やかましいエンジン音に気が付いたのであろう、貞宗とクリスがお出迎えしてくれる。

 「おかえりなさい」

 「なんだ、早かったじゃねぇか」

 「サーサラさんに挨拶しただけですから」

 降車した正秀は貞宗に近づくと言った。
 続けてスイと為次もやって来る。

 「お部屋に閉じ籠ってたのです」

 「そうだねー」

 「報酬の受け取りはしなかったのか?」

 「ああ、イフリート討伐の報酬も出るんですか?」

 正秀は訊いた。

 「当たり前だ」

 「んじゃ、それはサーサラさんから貰うかな。いいでしょ? マサ」

 「おう、だな」

 「はっ、そうかい」

 「んでは、俺達はちょっと行って来るっス」

 「今度はどちらに行かれますか?」

 「スイ…… 何処にも行かないよ」

 「行かないですか」

 「うん…… スイはね……」

 「はう?」

 「隊長さん、じゃあ宜しくっス」

 「考え直す気はないのか? 奴隷のむすめは必ず役に立つぞ」

 「…………」

 為次は何も言わずに首を横に降ると、手紙を渡した。
 そこへクリスがそばへと寄って来る。

 「タメツグさん、私達のことは気にしなくてもいいのよ」

 「そうもいかないでしょ。保険は必要だよ」

 「でも……」

 「スイ、おいで」

 クリスは何かを言いたそうであるが、為次は気にもせずスイの手を取ると貞宗の正面に立つ。

 「スイ。隊長さ…… 貞宗さんの言うことをよく聞くんだよ。みんなの力になってあげて」

 「タメツグ様?」

 まだ理解していない様子である。
 スイは呆けた顔で為次を見上げていた。

 「ここから先は一緒には行けない。スイはこの星で生まれて、この星に必要な存在だから」

 「為次…… おまえ……」

 「嫌なのです。タメツグ様と一緒に行くです」

 「ダメ」

 「嫌です! 約束したのです! 何があっても一緒に居るって」

 「ダメ」

 「一緒がいいのですっ!」

 「ダメだ! これは命令だ! 隊長の世話になるんだ!」

 為次は叫びながら言った。
 スイが駄々をこねるのは初めから分かっていたことだ。
 だから最初で最後の命令をするのは決めていた。

 「ほら、行けっ!」

 そう言いながら、貞宗の元へと押しやった。

 「い、嫌……」

 スイは涙目になりながらあるじの元へと行こうとするが……

 「来るな! 俺の言うことが聞けないのか!」

 「……お、お願いします! なんでもしますから…… なんでも言うことは聞きますから! 一緒に…… 一緒に居させて下さい!!」

 「なあ、為次。どうせもう一度戻って来るんだ、別にいいだろ」

 「そうだぞ山崎。水谷の言う通りだ」

 「……ダメ」

 「ったく、変なとこで意固地だな山崎は」

 「タメツグさん、焦る必要はないのよ? ゆっくりと考えてみてはどうかしら?」

 「うるさい!! もう、じゅうぶん考えたさ! これがベストに違いないっ」

 「ううっ…… タメツグ様……」

 「いい加減にしてくれ……」

 「どうしてですか…… うえぇぇぇん」

 とうとうスイは泣き出してしまった。
 それを見た為次は喚き散らかす。

 「泣きたければ勝手に泣いてろっ! だいたい迷惑なんだよ、いつも纏わり付いて鬱陶しいだけだ! 碌に役にも立たない、居るだけ邪魔なんだよ!! いつまでも一緒に居られてたまるかっての!! どっか行けよっ」

 「ご主人…… 様……?」

 「なあ為次。無理する必要はないんだぜ」

 正秀は為次の肩を後ろからポンと叩きながら言った。

 「無理なんて…… してないってっ」

 「大切な人にまで嫌われる必要はないんだぜ」

 「そんなつもりは……」

 「じゃあ…… なんで泣いてんだよ……」

 「!?」

 為次は言われて気が付いた。
 自分の頬を涙が伝っている。

 「え……?」

 手の平を顔にあてがってみる。
 濡れた感触は確かに涙であった。

 「ち、違う…… これは……」

 「違わないぜ、それがお前の気持ちだろ」

 「だって…… 無理だって。こんな戦車で宇宙に行ったところで死ぬだけだって。あまりにも馬鹿げてる…… この星の住人を巻き込む分けには……」

 「宇宙には行って来たばかりだろ」

 「軌道上とは違う! ワームホールがまともに潜れるかすら怪しいんだ!」

 「ご主人様は…… 死にに行くのですか?」

 「あ…… いや……」

 「スイもお伴させて下さい。タメツグ様に頂いたこの命、好きに使ってもらって結構です」

 「そんなこと…… できる分けが……」

 「なぁ為次。スイちゃんはお前のおかげで、初めて自分の居場所を見つけたんだ。レオはもうスイちゃんの家でもあるんだぜ」

 「だからこうして、まともな引き受け先を…… それに……」

 「それになんだよ?」

 「いや、なんでも……」

 「言いたいことがあるなら、ハッキリ言えよ! 何も話さなかったら俺は分かんねーぜ!」

 「…………」

 為次は何も言えなかった。
 只、俯くだけである。
 そこへ受け取った手紙をヒラヒラさせながら、貞宗が話しかける。

 「こいつは、そのむすめを道具にするつもりなんだよ」

 「ちょ!」

 「道具? 道具ってなんですか?」

 「水谷…… お前達が戻らなかったら奴隷の娘にターナを│殺《や》らせる気だ」

 「は!? なんですかそれは?」

 「そのままの意味だ」

 正秀は為次を睨むと声を荒げる。

 「おい! 為次ちゃんと説明しろよ! 本気でそんなこと考えてるのか!?」

 「……はぁ、だから言うなって……」

 「てめぇ! ふざけるなよっ!」

 正秀は胸ぐらを掴み、殴りかかろうとする衝動を抑えていた。

 「だって、しょうがないでしょっ。俺達が宇宙に行って帰って来れる可能性なんて殆ど無いに決まってる! そうなればこの星はお終いだ。最後の望みはマザーナノマシンの保有者を殺すしかない。それができるのはスイしか居ないでしょ!」

 「だからって、そりゃないだろ!」

 拳を振り上げる正秀。
 だがスイが、そっと手を添える。

 「スイちゃん?」

 「ご主人様、それが私の役目なのでしょうか?」

 「…………」

 「ターナ様を…… 私のお母さんを殺せばご主人様は喜んでもらえますか?」

 「スイ……」

 「私はご主人様が喜んでもらえるなら、なんだってしますよ」

 「……違う、そうじゃない」

 自分では正しいと思っていた。
 この世界を救うには、惑星テラに救助を求める。
 それが不可能ならば、スイを犠牲にしてでもナノマシンの呪縛から人々を解き放ち救済する。
 最小限の被害で世界を救えると……

 「もし、スイちゃんがターナを殺したら、その後スイちゃんはどうなるんだ?」

 「水谷よ、そんなのは分かりきってるだろ。この世界のトップを殺っちまったら、ただでは済まんぞ」

 正秀は為次から手を離すと言う。

 「為次、本当にいいんだな?」

 「……それが、可能性が一番高い」

 「分かったぜ」

 そう言うと正秀はレオパルト2に向かって歩き始めた。
 しかし、為次は俯いたまま何故か動こうとはしなかった。

 「どうした? 行こうぜ」

 と、振り向く。

 「「「「…………」」」」

 暫し沈黙が続く……

 皆は、うな垂れる為次を見ていた……

 「なぁ山崎よ」

 「はい……」

 「もう1つ手段はあるぞ」

 「え?」

 「好きな一人も守れない奴に、皆を救える分けがなかろう。自惚うぬぼれるな」

 「うっ……」

 「もう一度、俺を信じてみろ。俺がやってやる。俺はこの星の住人だ。ここは俺の第二の故郷だ! この俺が守る!!」

 「あなた……」

 「でも…… 隊長じゃ……」

 「分かっている、今の俺では無理だろう。だが、加護を無くせばどうだ?」

 「!?」

 「加護を無くすこと自体を拒否する感情は無い。今ままでにだって自ら否定した人々も沢山いる。ナノマシンを排除することは可能だ」

 「では、その時は私も一緒に…… そうだわ、折角なので子供も作りましょうか。ふふっ」

 クリスは笑って貞宗を見つめた。

 「クリス…… ふっ、そうだな。それもいいかもな」

 「タメツグさん、私達を頼ってくれてもいいのよ」

 「…………」

 スイは何も言わない為次に近づくと両手を取って握りしめる。

 「ご主人様、スイは幸せ者です。タメツグ様に出会えて本当に良かったです。もうワガママは言いません。だから顔を上げてください」

 二人の目が合うと、為次はどうしようもない思いが込み上げてくる。
 いつしかそばに居ることが当たり前になっていたスイの存在がとても大きかった。

 「スイ…… ごめんね、ごめんね……」

 堪らずスイを力いっぱい抱きしめた。
 離したくない思いだけが溢れ出てくる。

 「俺は…… 俺は…… スイと一緒に居たい……」

 「はい」

 「ごめんね…… ごめん……」

 「謝らないで下さい。タメツグ様は何も悪くないのです」

 「だって…… 俺はスイを……」

 泣きながら謝ることしかできなかった……
 もう、自分でもどうしていいのか分からなかった。

 「行こうぜ為次、スイちゃんと一緒に」

 「マサ……」

 「俺だってマヨーラと約束したさ、指輪を渡したらもう一度帰って来るってな! 大丈夫だ、死んだりしない! レオなら行けるぜ、何処にだってな!」

 「なんの根拠があって……」

 「ピンチになれば水谷マンが助けてくれるぜ!」

 「なんだそれ…… ははっ」

 「タメツグ様、笑ってくれたのです。タメツグ様が笑うとスイも嬉しくなるです」

 「スイ」

 「タメツグ様」

 為次とスイは抱き合いながら見つめ合う。

 「俺は先に乗ってるぜ」

 正秀は気を利かせたつもりなのだろう。
 そう言うと背を向けレオパルト2に搭乗した。

 「そうだ俺も山崎に渡す物があったな、行くぞクリス」

 「はい」

 貞宗とクリスも自宅へと入って行く。
 残された二人は抱きしめ合いながら、そっと顔を寄せ合った。

 「ありがとう、スイ」

 「はい」

 そんな光景を正秀はパノラマサイトからマジマジと見ながらニヤつくのであった。

 ……………
 ………
 …

 なんやかんやと一段落した三人はレオパルト2に搭乗していた。

 「スイ、本当にいいの? これから先は本当に危険なんだよ」

 「はい、私は大丈夫です」

 「道具にされるよりは、よっぽどマシだろ」

 「うっ……」

 結局、スイも一緒に行くことになった。
 元から、お互いに離れたくない思いがあったので、それは当然の結果なのかも知れない。

 「ったく、めんどくさい奴だな。初めから素直になればいいものを……」

 と、自宅から戻って来た貞宗もハッチから顔を覗かす為次に向かって悪態をついた。

 「うっ……」

 「あなた…… あまり言うとタメツグさんが可哀そうよ」

 「こんな奴に気を使う必要はない」

 「もう…… あなたったら……」

 貞宗とクリスも、ようやく見送ることができるので一安心といった様子だ。

 「ほら、今の山崎に必要なの持って来てやったぞ」

 どうやら本当に渡すものを取りに行っていたらしい。

 「なんスか?」

 「これだ」

 バシッ

 突然、手に持っていた草で叩かれた。

 「痛っ、ちょっ」

 叩かれた所の服に草から離れたツブツブがいっぱい付いている。

 「何これ? もー」

 「ひっつき虫の草だ。こちらの世界に来た時、服に付いていたのを育てた」

 「はぁ? 意味分かんない」

 「ほら、さっさと行けっ」

 「んもぅ」

 「何を貰ったんだ?」

 「ほらこれ」

 と、何粒か取って正秀に渡した。

 「ひっつき虫か、調べといてやるぜ」

 「いや、いいよ」

 「それじゃ隊長、行ってきます」

 正秀はハッチから身を乗り出し、敬礼をする。
 横ではスイも真似て敬礼をしていた。

 「行ってきますです」

 「気をつけてね…… そうだわ、スイちゃんちょっと待って」

 そう言って、クリスは砲塔によじ登りスイに手をかざした。

 「はう? クリス様?」

 「トランスレーション」

 呪文を唱えると、光がスイの頭を包み込む。

 「向こうへ行って文字が読めないと困るでしょ、ふふっ」

 「はい、ありがとうございますです」

 「行ってらっしゃい」

 と、クリスは戦車から離れた。

 「あまり無理はするなよ」

 レオパルト2に向かって手を振る貞宗とクリス。
 それに合わせて、履帯が地面を離れ浮かび上がる。
 何度、見ても異様な光景だ。

 しかし、ここは魔法の存在する世界。
 何が起ころうとも不思議ではないだろう。

 向かうはモノポールリングの向こう側。
 いったい何が待ち受けているのだろうか?

 不安を胸にしながらも、進むしかない。

 僅かな希望を胸に抱きながら……

 ……………
 ………
 …

 「為次、分かったぜ隊長のくれた草」

 「は?」

 「辞典で調べてやったぜ。姫金水引だってよ」

 「あ? ふーん、そう」

 「確かに、為次には必要かもな。ははっ」

 「なんだそりゃ?」

 正秀はそれ以上のことを言わなかった。
 只、手に持っていたひっつき虫を横に居るスイに投げ付けて笑っているだけだった。

 花言葉は……

 『素のままの自分』

 ※  ※  ※  ※  ※

 地球を離れ57日目の出来事であった……
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します

名無し
ファンタジー
 毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。

異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~

夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。 しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。 とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。 エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。 スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。 *小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...