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3章
9 悪魔崇拝
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時は今より9年も前の事…森の中にある大きな屋敷に彼は住んでいた
名門であるシュタインマイヤー家の長子として生まれ、幼い頃よりその美しい容姿と多彩な才能のため彼の父であるヨハン・シュタインマイヤー伯はその子をたいへん可愛がっていた
その子の名はルカ・シュタインマイヤー、透き通るような白い肌に父親似の茶色のさらさらした直毛の髪と青い瞳をもつ今年10歳になったばかりの少年である
彼は庭の片隅にひっそりと建てられた墓に花を供えると空を悲しそうに見上げた
その背後で自分の名を呼びながら駆けてくる女が一人…侍女だ
「ああ!ルカ様、ここにいらっしゃいましたか…お母さまが探しておられましたよ?」
侍女はそう言うと彼の手を引き屋敷へと連れ帰った
ルカは侍女に手を引かれながら何度も墓の方を惜しむように振り返ってた
屋敷に入るなり派手なドレスに身を包んだ黒髪の女がルカを抱き寄せ額にキスをした
彼女の名はシルヴィア・クラウゼン、ルカの実母であるリーザ・アマーリアの死後、父の愛人だった彼女は正式に妻としてこの家に迎えられ腹違いの妹ロジーナを産んだルカの義母である
「もう!どこに行っていたの?探したわ」
シルヴィアはルカの頭をわざとらしく撫でながらそのように言った
「母さまのお墓です…」
義母から視線をそらしながらルカが言う
「ああ…そ、そうだったの…」
シルヴィアは一瞬不機嫌そうに表情を歪めたが、すぐに作り笑いで取り繕うとルカの手を引き自分の衣裳部屋へと連れて行った
その部屋には仕立て屋が呼ばれており派手な色彩の生地やレースなどを所狭しと広げていた
「この子にも一着作ってちょうだい」
彼女はそう言って仕立て屋の娘に彼を預けると、自分は広げてあるサンプルの布を興奮した面持ちで体に纏いながら鏡の前で吟味した
仕立て屋はそんな彼女をおだて上げさらに高価な生地を進める
「ふふ…奥様あんなにはしゃいじゃって、パーティーあなたも楽しみでしょう?」
仕立て屋の娘がルカの寸法を測りながら聞いてきた
シルヴィアがこの家に来てからというもの屋敷では晩餐会や舞踏会などが頻繁にとり行われるようになっていた
しかしその本当の目的はその催しの最後に数十人の親しい者たちだけで開かれる彼女主催の魔術結社「黒い太陽」の集会のためであった
それはもっぱら屋敷の地下で開かれルカは結社の実態までは知らずとも存在は知っていた
その都度金が湯水のように使われていたが、シルヴィアを愛してやまないヨハンは彼女の我がままには目をつぶっていたのだった
「全然…それに新しい服を作らなくても服はあるから…」
ルカは表情を曇らせながらそのように呟く娘の手をすり抜け部屋から逃げ出した
「まったく、こんなに優しくしてあげているのに可愛げのない子ね…
いいわ…私のだけ作ってちょうだいな」
シルヴィアは冷たくそう言うと再び鏡の方に向き直った
義母から逃げ出したルカは二階の角部屋へと来ていた
そこは父の書斎であり沢山の異国の本が置かれているルカにとってはこの家でとても安らげる空間であった
彼は棚からお気に入りの一冊を取り出すと窓辺に置かれた机に座り本を開いた
それは美しい挿絵で彩られた異国の本であった
母のアマーリアは生前この本が好きでよくルカに読み聞かせてくれていたため、彼にとってもそれは母との思い出の詰まった特別な一冊であった
「母さま…」
ルカはその挿絵を指でなぞるように撫で下ろし呟くように言った
母を思い出したルカは開いたそのページに顔を埋めると声を殺し泣き出した
「誰か居るのか?」
その時奥の方から父の声が聞こえてきたのでルカは涙を拭うと本を閉じ返事を返した
「なんだルカだったか…おまえさっきお母さんのお墓にいただろ?」
ヨハンが脚立を移動させながら言った
「今日は母さまの亡くなられた日だから…」
ルカはぼそりとそう言うと壁にもたれかかった
「ああ…そうだったな…もうあれから四年になるか…」
父の言葉にルカはこくりと頷きしばしの沈黙が流れる
「そういえば、お義母さんがおまえにも服を作ってやると言っていたがここにいるってことはお義母さんのことまた困らせる事でも言ったのかな?」
ヨハンは脚立の上からルカを見下ろし、ため息をつきながら言った
「だってまた新しいドレス作るんだって、こないだもあれだけ作ってたのに…」
ルカは本を棚に戻そうとしている父を手伝いながら不満を言った
「んー…おまえにはまだ分からないかもしれないが愛した女性の我がままってのは男にしてみれば可愛いものなのさ、多少お金の使い方が荒くてもな
シルヴィアはお母さんが亡くなったとき落ち込んでいた私を励まし勇気づけてくれた、そして何よりおまえの妹ロジーナを産んでくれたかけがえのない女性だ
だから私はおまえにもお義母さんとは仲良くしてほしいと思っているんだよ」
ヨハンは息子にそのように言って聞かせるもルカは納得いかなそうに顔を歪めた
「それはそうだけど…」
ルカは最後の一冊を渡しながら口ごもる
「おまえも女性を愛するような年頃になれば分かるさ」
ヨハンは脚立から下りながらそのように言うと彼の髪をくしゃっと撫ではははと笑った
「………」
ルカは微笑みながらも不安そうに父を見上げた_____
それから二週間後、日没とともに屋敷では晩餐会がとり行われ多くの客が来て飲めや食えやでにぎわった
そして夜も更けたころ残った数人の客とシルヴィア、父のヨハンは地下室へと移動した
ルカは普段なら夢の中にいる時間帯だったが、その日はいつになく寝苦しさを感じ目を覚ましていた
彼はベッドから起き上がるとテーブルに置かれた水瓶からコップに水を注ぐとそれを一気に飲み干し再び横になろうとした
その時、男の声のような低い音が窓を叩く風の音に交じって聞こえてきたのでルカは窓を開け身を乗り出し外を確かめた
「………?」
しかし外の松明の明かりで照らし出される範囲には誰も見当たらなかったのでルカは気のせいだと思い窓を閉めようとした
「…か……」
その時、また先ほどの声が今度は部屋の中から聞こえてきた
「誰だ!」
ルカは近くのランプを取り部屋を見回すもそこにはやはり誰もいなく、妹のロジーナがすやすやと眠っているだけだった
しかしその声は止むことなく聞こえ続けていたのでルカは怖くなりローブを羽織ると父がいるであろう地下へと急いだ
しかし、地下の階段を下って行く頃にはその声は完全に聞こえなくなっており彼は不振に思いながらも部屋へと引きう返そうとした
その時誰かの甲高い悲鳴が地下の部屋から聞こえてきたので驚いたルカは急いで階段を駆け下りた
彼は開いていた扉から気付かれないように中へ入ると柱の陰から様子を窺った
部屋は蝋燭の明かりで照らされ、黒いローブで全身を包んだ数十人の大人が何かを囲んでいたが一人また一人とそこを抜けていくごとに大きな祭壇が姿を現す
祭壇の上には見知らぬ小さな女の子が首から血を流しぐったりと横たわっていた
そしてその滴り落ちる血を一人の男が銀の盃に満たし仮面をつけた女に渡す
女は仮面をずらすと真っ赤な口紅で彩られた口元に笑みをしたたえ何か呪文のような言葉を呟きそれを一口飲み頭上に盃を掲げた
すると他の者たちが一斉に何かの呪文を唱えだした
「う………」
ルカはその異様な光景に酷くショックをうけ口を手で覆い、このおぞましい場所から早く逃げ出そうと後ずさった
名門であるシュタインマイヤー家の長子として生まれ、幼い頃よりその美しい容姿と多彩な才能のため彼の父であるヨハン・シュタインマイヤー伯はその子をたいへん可愛がっていた
その子の名はルカ・シュタインマイヤー、透き通るような白い肌に父親似の茶色のさらさらした直毛の髪と青い瞳をもつ今年10歳になったばかりの少年である
彼は庭の片隅にひっそりと建てられた墓に花を供えると空を悲しそうに見上げた
その背後で自分の名を呼びながら駆けてくる女が一人…侍女だ
「ああ!ルカ様、ここにいらっしゃいましたか…お母さまが探しておられましたよ?」
侍女はそう言うと彼の手を引き屋敷へと連れ帰った
ルカは侍女に手を引かれながら何度も墓の方を惜しむように振り返ってた
屋敷に入るなり派手なドレスに身を包んだ黒髪の女がルカを抱き寄せ額にキスをした
彼女の名はシルヴィア・クラウゼン、ルカの実母であるリーザ・アマーリアの死後、父の愛人だった彼女は正式に妻としてこの家に迎えられ腹違いの妹ロジーナを産んだルカの義母である
「もう!どこに行っていたの?探したわ」
シルヴィアはルカの頭をわざとらしく撫でながらそのように言った
「母さまのお墓です…」
義母から視線をそらしながらルカが言う
「ああ…そ、そうだったの…」
シルヴィアは一瞬不機嫌そうに表情を歪めたが、すぐに作り笑いで取り繕うとルカの手を引き自分の衣裳部屋へと連れて行った
その部屋には仕立て屋が呼ばれており派手な色彩の生地やレースなどを所狭しと広げていた
「この子にも一着作ってちょうだい」
彼女はそう言って仕立て屋の娘に彼を預けると、自分は広げてあるサンプルの布を興奮した面持ちで体に纏いながら鏡の前で吟味した
仕立て屋はそんな彼女をおだて上げさらに高価な生地を進める
「ふふ…奥様あんなにはしゃいじゃって、パーティーあなたも楽しみでしょう?」
仕立て屋の娘がルカの寸法を測りながら聞いてきた
シルヴィアがこの家に来てからというもの屋敷では晩餐会や舞踏会などが頻繁にとり行われるようになっていた
しかしその本当の目的はその催しの最後に数十人の親しい者たちだけで開かれる彼女主催の魔術結社「黒い太陽」の集会のためであった
それはもっぱら屋敷の地下で開かれルカは結社の実態までは知らずとも存在は知っていた
その都度金が湯水のように使われていたが、シルヴィアを愛してやまないヨハンは彼女の我がままには目をつぶっていたのだった
「全然…それに新しい服を作らなくても服はあるから…」
ルカは表情を曇らせながらそのように呟く娘の手をすり抜け部屋から逃げ出した
「まったく、こんなに優しくしてあげているのに可愛げのない子ね…
いいわ…私のだけ作ってちょうだいな」
シルヴィアは冷たくそう言うと再び鏡の方に向き直った
義母から逃げ出したルカは二階の角部屋へと来ていた
そこは父の書斎であり沢山の異国の本が置かれているルカにとってはこの家でとても安らげる空間であった
彼は棚からお気に入りの一冊を取り出すと窓辺に置かれた机に座り本を開いた
それは美しい挿絵で彩られた異国の本であった
母のアマーリアは生前この本が好きでよくルカに読み聞かせてくれていたため、彼にとってもそれは母との思い出の詰まった特別な一冊であった
「母さま…」
ルカはその挿絵を指でなぞるように撫で下ろし呟くように言った
母を思い出したルカは開いたそのページに顔を埋めると声を殺し泣き出した
「誰か居るのか?」
その時奥の方から父の声が聞こえてきたのでルカは涙を拭うと本を閉じ返事を返した
「なんだルカだったか…おまえさっきお母さんのお墓にいただろ?」
ヨハンが脚立を移動させながら言った
「今日は母さまの亡くなられた日だから…」
ルカはぼそりとそう言うと壁にもたれかかった
「ああ…そうだったな…もうあれから四年になるか…」
父の言葉にルカはこくりと頷きしばしの沈黙が流れる
「そういえば、お義母さんがおまえにも服を作ってやると言っていたがここにいるってことはお義母さんのことまた困らせる事でも言ったのかな?」
ヨハンは脚立の上からルカを見下ろし、ため息をつきながら言った
「だってまた新しいドレス作るんだって、こないだもあれだけ作ってたのに…」
ルカは本を棚に戻そうとしている父を手伝いながら不満を言った
「んー…おまえにはまだ分からないかもしれないが愛した女性の我がままってのは男にしてみれば可愛いものなのさ、多少お金の使い方が荒くてもな
シルヴィアはお母さんが亡くなったとき落ち込んでいた私を励まし勇気づけてくれた、そして何よりおまえの妹ロジーナを産んでくれたかけがえのない女性だ
だから私はおまえにもお義母さんとは仲良くしてほしいと思っているんだよ」
ヨハンは息子にそのように言って聞かせるもルカは納得いかなそうに顔を歪めた
「それはそうだけど…」
ルカは最後の一冊を渡しながら口ごもる
「おまえも女性を愛するような年頃になれば分かるさ」
ヨハンは脚立から下りながらそのように言うと彼の髪をくしゃっと撫ではははと笑った
「………」
ルカは微笑みながらも不安そうに父を見上げた_____
それから二週間後、日没とともに屋敷では晩餐会がとり行われ多くの客が来て飲めや食えやでにぎわった
そして夜も更けたころ残った数人の客とシルヴィア、父のヨハンは地下室へと移動した
ルカは普段なら夢の中にいる時間帯だったが、その日はいつになく寝苦しさを感じ目を覚ましていた
彼はベッドから起き上がるとテーブルに置かれた水瓶からコップに水を注ぐとそれを一気に飲み干し再び横になろうとした
その時、男の声のような低い音が窓を叩く風の音に交じって聞こえてきたのでルカは窓を開け身を乗り出し外を確かめた
「………?」
しかし外の松明の明かりで照らし出される範囲には誰も見当たらなかったのでルカは気のせいだと思い窓を閉めようとした
「…か……」
その時、また先ほどの声が今度は部屋の中から聞こえてきた
「誰だ!」
ルカは近くのランプを取り部屋を見回すもそこにはやはり誰もいなく、妹のロジーナがすやすやと眠っているだけだった
しかしその声は止むことなく聞こえ続けていたのでルカは怖くなりローブを羽織ると父がいるであろう地下へと急いだ
しかし、地下の階段を下って行く頃にはその声は完全に聞こえなくなっており彼は不振に思いながらも部屋へと引きう返そうとした
その時誰かの甲高い悲鳴が地下の部屋から聞こえてきたので驚いたルカは急いで階段を駆け下りた
彼は開いていた扉から気付かれないように中へ入ると柱の陰から様子を窺った
部屋は蝋燭の明かりで照らされ、黒いローブで全身を包んだ数十人の大人が何かを囲んでいたが一人また一人とそこを抜けていくごとに大きな祭壇が姿を現す
祭壇の上には見知らぬ小さな女の子が首から血を流しぐったりと横たわっていた
そしてその滴り落ちる血を一人の男が銀の盃に満たし仮面をつけた女に渡す
女は仮面をずらすと真っ赤な口紅で彩られた口元に笑みをしたたえ何か呪文のような言葉を呟きそれを一口飲み頭上に盃を掲げた
すると他の者たちが一斉に何かの呪文を唱えだした
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