魔術師の仕事

阿部うりえる

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3章

11 魔女として…

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そんな事があってから二年という歳月が過ぎようとしていた
親戚の家に引き取られルカは12歳、その妹のロジーナは6歳になっていた

午後の木漏れ日の降り注ぐ森の中、そこには悪魔とルカの姿があった
それは背徳と呼ぶにふさわしい光景で、服を乱されたルカはまだ幼さの残る体で悪魔を受け入れていた
「うっ…あっ…!」
悪魔がその巨大なペニスで彼の中を激しく突くたびルカは悲痛な声をあげる
「はあ…はあ…出すぞ…」
悪魔にさらに激しくかき乱されるのでルカは苦しさのあまり出そうになる声を抑えるように口を両手で押さえ必死に耐えた
やがて悪魔は吐息とともに彼の中ではてると、彼から自身を抜き取りしごき出した残りの液を彼の尻にこすりつけるようにぬぐった
大きく開かれた彼の蕾からは行為の残骸がそのカタカタと震える白い足を伝いぽたぽたと地に落ちる
悪魔は震えるルカを抱き寄せると彼の額にキスをし自分の膝の上に彼を乗せた
悪魔の指は嫌らしく彼の乳房をもてあそび、そしてもう片方の手で彼の性器を触り始めた
「い…やだ…!」
ルカは身をよじって悪魔から逃れようとするが圧倒的な力の差で抵抗もむなしく悪魔にされるがままとなってしまうのであった
「前にも言っただろ俺に逆らえばおまえには死しかないんだ従う方が利口だぞ?
そういえばおまえと契約してもう二年か…最初は泣いてばかりだったのにだいぶ感じれる体になったということか?」
悪魔は彼の耳元でそのように囁く
その吐息が耳に触れますます顔が熱くなる
「違う…こんなの…いやあ…」
ルカは受ける刺激にびくりと体を震わせ、溢れそうになる声と加速する快感を紛らわすため手の甲を噛み目をつぶった
「どうした?ここら辺は人なんか来るような場所じゃないんだから思い切り声をあげればいいだろ?その方がおまえだって楽になるんだぞ?」
悪魔はにやつきながらそう言うと彼の耳に舌を這わせた
「っ…誰が…おまえの言うことなんか…はあ…っ…は…」
強がるルカにゲルハルトは微笑み、そのきつく閉じられた唇を自分の方に向けると強引にキスをした
「ふん…ふ…はあ…ん…あっ…んあっ!」
次の瞬間ルカは体をのけぞらせ勢いよく果てた
「今日はこのくらいでいいだろ」
ゲルハルトは手についた彼の液を嫌らしく舐めとるとルカの体を離し脱ぎ捨てた服を拾い着替え始めた
「前にこういうことは月に一度だけだと約束したはずだ…それなのにこの頃は四、五日置きくらいにやってるじゃなか…」
乱された服を直し、悪魔を睨みつけながらルカが言う
「そうだったかな…まあ、仮にそうだったとしてもだ…おまえの力は俺に注がれるたびに増していくんだから別に損ではないだろ?
それにおまえだってまんざらでもなさそうだしな…」
ゲルハルトはほくそ笑みながら彼の顎を持ち上げ言った
「誰がおまえなんかに!」
ルカは彼の手をはねのけ怒鳴りつけるように言った
「俺から解放されたいのなら早く代償を支払うことだな、それまでおまえは俺のものだ…そういう契約だろ?」
ゲルハルトはルカを横目で見ながらフフッと鼻で笑った
「いつかおまえを地獄に送り返してやる!」
こぶしを強く握りしめ悔しそうにルカが言う
「俺を地獄に送り返したらおまえも消滅するがそれでもいいならやってみろ
おまえが俺を送り返したとしても誰かが悪魔を呼べば俺はまた地上に這い出してこれるんだ、正義を気取るために自分の命を犠牲にすることがどんなに愚かなことかよく考えることだな」
悪魔はそれだけ言い残すといつものように霧となって消え去った
ルカは木の幹に腰を下ろすと膝を抱えしくしくと泣き出した_____

「………っ!」
過去の悪夢から覚めたルカが飛び起きる
まだ朝も明けきってなく部屋は暗く外は雨がザーザーと降りしきっていた
どうやら彼は泣いていたらしい…ルカは頬に伝う涙をごしごしと拭うと袖をまくりあげ右腕の契約の印を確認した
(昨日より薄くなってる…?)
印の色は端から次第に赤みが消え元の正常な皮膚へと変わっている
ルカは雨の降りしきる表を見つめ大きなため息をついた
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