願いがかないますように…

kitahara

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事実は…。2

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農耕中心の国、森林の国に二人の姉王女が嫁ぎ、兄である王太子が、漁業中心の国と婚姻を結んだ。

トウゴのゴリ押し婚約がなければ、オリビアは成人の後、内々に進められていた大国の一つである機械の国の第1王子の元へ嫁ぐことが、ほぼ決まっていた。

それが、突然の掻っ攫う様に決められたトウゴとの婚約に黙っていられる程、穏便に済ませるはずもなく、機械の国は、画策する。

軍事国家のトウゴの国は、イレギュラー的に、ここ10年で台頭してきた新興国だったので、内情は一枚岩ではなかった。

その為、機械の国にその隙を突かれた結果、引き起こされた戦火。

あの戦況下、凄惨さから死体を断定できない為、状況から考え本人確認ができないままトウゴは、死亡とされてしまった。

その結果、油断した首謀者たちが仲間割れを起こした。


軍事に重きをおく国の戦乱後、動向を見極めながら機械の国は、水面下でオリビアとの縁組に動きをみせ、セレナ国に打診する。

トウゴの死体無き死の訃報後には、かなり強引に話を進め、婚姻を急がせようとする。

死亡を確認できない為、万が一、トウゴが生きていた時、先の婚約が優先される為。

軍事に重きをおく国の新たなる統治者が、オリビアへ婚姻の要求をしてくる事を警戒した機械の国は、セレナ国に圧力をかけ、早々にオリビアと婚儀を済まそうとしていた。

トウゴの架空の死を利用して、国王暗殺の真相と首謀者のあぶり出しは、それぞれの利益が絡んだものが、仲割れから次々と事実が判明する。

 自国の者たちは、証拠をもって粛清を断行。

 手を貸していた機械の国へは、証拠品と共に、王の枕元に傷の癒えたトウゴ自ら直々に出向いた。

 敵城に易易と侵入を果たした死んだと思われていたトウゴの登場と、首に添えられた剣に王は屈する。

 軍事に重きをおく国・国王の暗殺を黙殺とする代わりに多くの代償の支払い。


 国が揺らぎかねない程の損害金の支払いと、国の3分の1にあたる土地の嬢渡。
 事実上の国乗っ取り。

 陣頭指揮を執っていた第1王子の王位剥奪の上、離宮にて生涯幽閉。後に何者かに暗殺される。

 取り付けた後、その足でトウゴは、オリビアの元へやって来た。



ただ、生きていてくれた事に感謝して泣く事しかできないオリビアの背中をトウゴは優しく摩って慰めた。


 
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