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第1章 転生幼女は防御特化を試みる
第16話 撃退
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魔法盾に吹き飛ばされたはブラックフェンリルは、早くも体勢を整えていた。
私は次にくる攻撃に備え、何をするべきか思考する。
このブラックフェンリルは、どうやら簡単に攻撃を通せそうにない。
一応短剣を携えているけれど、こんな安物じゃ恐らく傷一つも付けられないはず。
今、私にできるのは恐らく時間稼ぎが関の山だろう。ならば今はそれに集中だ。
「ガアアア!!」
怒ったように襲い掛かるブラックフェンリルに対し、今度は右手を突き出す。
「『バリアー』……!」
右手に作り出された防御結界。
それが見事にフェンリルの爪を弾く。
すかさず私は盾に光の魔力を注いだ。
ここは深い森の中。太陽の光はあまり届いていない。
そんな状態で光の魔法を使えば、ブラックフェンリルの目を眩ますことができるはずだ。
「バリアー!」
私は再度来た攻撃を右手でいなす。
その間、左手から盾に魔力を注ぎ続けていた。
そして、次の攻撃が繰り出された時、私は盾を構える。
「目を瞑ってください……!」
私は背後にいるはずのリリナ嬢に声をかける。
「は、はい!」と聞こえた瞬間、ブラックフェンリルの攻撃が盾に触れた。
攻撃の衝撃に態勢を崩しながらも、私も目を瞑る──その刹那。
瞼を貫通しそうな程の眩い光が盾から溢れ出した。
「ガアアアアアア!!」
ブラックフェンリルは呻き声を上げる。
目を開けば、苦しそうに身をくねらせていた。
今が絶好のチャンスだろう。だが、今の私にとどめをさせる戦闘力は無い。
急所に短剣で刺すか? と思ったが、迂闊に近付くのはあまりにも危険だろう。
大人たちはまだ来ない。
ひょっとするとブラックフェンリルが逃げたと思ったのだろうか?
確かに、怪我人の治療をして、ブラックフェンリルの対策をしてから再戦するというのは、無闇に戦力を投下し続けるよりも遥かに現実的な策だろう。
「……どう、しよう」
思考が思わず口から漏れる。
きっと、何かできることがあるはずだ。
しかし、火属性の魔法はこんな場所で使うのは他の人にも危険が伴う。
風属性ではこの巨体に大打撃を与えるのは難しいだろう。
雷属性は……もしかしたら、いけるかもしれない。
だが少し、考えに至るのが遅かったようだ。
「ガアアアアア!」
ブラックフェンリルは本来の目の機能を取り戻したらしい。
そのギラついた目と、私の目が完全に合ってしまう。
雷属性の魔法は二の次に、身を守るのが優先か。
そう思い、右手を構えようとした──その時だった。
「アリエ嬢! 伏せてくださいまし!」
背後から飛ばされるに、私は反射でその場に屈み込んだ。
同時に、突風とも思える風と共に、私の頭上を一つの影が飛び越えた。
リリナ嬢だ。リリナ嬢が両手剣を抱えたまま、軽々と私を飛び越えたのだ。
そして風の出所は、間違いなく彼女の抱えた両手剣からだった。
私はようやく、彼女がその両手剣を扱えていたのかを理解した。
リリナ嬢。彼女の持つスキルは恐らく──。
「『魔法剣』……?」
スキル『魔法剣』。
それは魔法盾を剣に置き換えれば分かりやすい。
魔力を注ぐことで、剣自体に魔法を纏わすことのできるスキルだ。
彼女は私とは違い、一つのスキルとして魔法剣を使用している。
風の魔法で軽くした剣、そのままの勢いでブラックフェンリルに振り下ろす。
ブラックフェンリルに与えた傷から、わずかだか血が噴き出していた。
私にとっては相当ショッキングな光景だが、今は気にする暇もない。
私は咄嗟に風の魔力を盾に宿し、リリナ嬢の前へ出る。
魔力の枯渇を感じながら、その盾をブラックフェンリルにお見舞いした。
風の威力はかなり落ちたようだが、ある程度の距離は生まれる。
私は視線でリリナ嬢に語りかけると、彼女はその意図を理解したのか魔法剣で再度ブラックフェンリルに一撃を入れる。
「ガアアアァァァァッ!!」
悲痛な叫び声が、森の中に木霊する。
ブラックフェンリルにとって今の一撃は相当な痛手だったようだ。
といってもトドメをさすには至れていない。私は次の攻撃の手を模索する。
──が、ブラックフェンリルは苦しそうに呻きながら、私たちと距離を置いた。
そのままくるりと尻尾を向けると、慌ただしい様子で森の奥へと消える。
やがて気配は無くなり、とりあえずこの場を凌げたことを理解した。
私は「はぁ……」と安堵の溜息と共にその場にへたり込む。
「こ、こわかった……」
足に力が入らない。
途端に意識するのはフェンリルがこぼした血の匂い。
くらくらする匂いに意識が朦朧としつつも、私はリリナ嬢の方を向いた。
「あ、ありがとうございます、リリナ嬢」
私が呼びかけると、眼前の彼女はそのまま剣を捨てて走り寄ってくる。
そのままへたり込んだ私の両手を大切そうに握ってきた。
「アリエ嬢。あぁ、なんとお強い方なのでしょうか。わたくし、感激しておりますわ」
「い、いえ! リリナ嬢こそ、私のことを助けてくれて……」
「そんな。わたくし、大層なことしていませんわ」
彼女は首を横に振ると、どこか夢見がちな表情で空を見上げた。
「あぁ。神様はなんと意地悪なのでしょう」
「い、意地悪? それはどういう──」
「アリエ嬢はわたくしの運命のお相手に違いありませんわ!」
「う、運命!?」
私がとぼけたような声を出すと、彼女は首を大きく縦に振ってもう一言。
「えぇ、運命ですわ!」
その笑顔は、満開の花のように美しく見えた。
私が見惚れていると、彼女はさらに詰め寄って今度は優しく抱きしめてくる。
リリナ嬢の体は小さくて、プラチナブロンドの髪の毛からは良い香りがした。
その匂いに惑わされるように、私の体の力は次第に抜けていく。
と、その時、大人たちの喧騒が遠くから近付いてくるのが分かった。
やがてやってきた一人の兵士が、私たちに問う。
「ブラックフェンリルは?」
リリナ嬢は私を拘束する手をほどく。
そして彼女が口を開く一足先に、私は告げた。
「……リリナ嬢が、撃退してくださいました」
言うと、それを耳にした大人たちが一斉にリリナ嬢に詰め寄る。
彼女をすごいと讃える声が、次々に巻き起こる。
けれど、リリナ嬢は「いえ、私は」と困ったように私を見ていた。
彼女は謙遜をしているのだろう。しかし、私だってほとんど何もできていない。
ブラックフェンリルの撃退は、彼女の功績が大きい。
「…………」
私は視線の先の彼女に、首を横に振る。
と、彼女は納得してくれたのか苦々しげに頷いた。
途端に、私の意識が次第に遠のいていく。
今日は、すごく頑張った。
帰ったら、少なくとも三日くらいは引きこもろう……。
私は次にくる攻撃に備え、何をするべきか思考する。
このブラックフェンリルは、どうやら簡単に攻撃を通せそうにない。
一応短剣を携えているけれど、こんな安物じゃ恐らく傷一つも付けられないはず。
今、私にできるのは恐らく時間稼ぎが関の山だろう。ならば今はそれに集中だ。
「ガアアア!!」
怒ったように襲い掛かるブラックフェンリルに対し、今度は右手を突き出す。
「『バリアー』……!」
右手に作り出された防御結界。
それが見事にフェンリルの爪を弾く。
すかさず私は盾に光の魔力を注いだ。
ここは深い森の中。太陽の光はあまり届いていない。
そんな状態で光の魔法を使えば、ブラックフェンリルの目を眩ますことができるはずだ。
「バリアー!」
私は再度来た攻撃を右手でいなす。
その間、左手から盾に魔力を注ぎ続けていた。
そして、次の攻撃が繰り出された時、私は盾を構える。
「目を瞑ってください……!」
私は背後にいるはずのリリナ嬢に声をかける。
「は、はい!」と聞こえた瞬間、ブラックフェンリルの攻撃が盾に触れた。
攻撃の衝撃に態勢を崩しながらも、私も目を瞑る──その刹那。
瞼を貫通しそうな程の眩い光が盾から溢れ出した。
「ガアアアアアア!!」
ブラックフェンリルは呻き声を上げる。
目を開けば、苦しそうに身をくねらせていた。
今が絶好のチャンスだろう。だが、今の私にとどめをさせる戦闘力は無い。
急所に短剣で刺すか? と思ったが、迂闊に近付くのはあまりにも危険だろう。
大人たちはまだ来ない。
ひょっとするとブラックフェンリルが逃げたと思ったのだろうか?
確かに、怪我人の治療をして、ブラックフェンリルの対策をしてから再戦するというのは、無闇に戦力を投下し続けるよりも遥かに現実的な策だろう。
「……どう、しよう」
思考が思わず口から漏れる。
きっと、何かできることがあるはずだ。
しかし、火属性の魔法はこんな場所で使うのは他の人にも危険が伴う。
風属性ではこの巨体に大打撃を与えるのは難しいだろう。
雷属性は……もしかしたら、いけるかもしれない。
だが少し、考えに至るのが遅かったようだ。
「ガアアアアア!」
ブラックフェンリルは本来の目の機能を取り戻したらしい。
そのギラついた目と、私の目が完全に合ってしまう。
雷属性の魔法は二の次に、身を守るのが優先か。
そう思い、右手を構えようとした──その時だった。
「アリエ嬢! 伏せてくださいまし!」
背後から飛ばされるに、私は反射でその場に屈み込んだ。
同時に、突風とも思える風と共に、私の頭上を一つの影が飛び越えた。
リリナ嬢だ。リリナ嬢が両手剣を抱えたまま、軽々と私を飛び越えたのだ。
そして風の出所は、間違いなく彼女の抱えた両手剣からだった。
私はようやく、彼女がその両手剣を扱えていたのかを理解した。
リリナ嬢。彼女の持つスキルは恐らく──。
「『魔法剣』……?」
スキル『魔法剣』。
それは魔法盾を剣に置き換えれば分かりやすい。
魔力を注ぐことで、剣自体に魔法を纏わすことのできるスキルだ。
彼女は私とは違い、一つのスキルとして魔法剣を使用している。
風の魔法で軽くした剣、そのままの勢いでブラックフェンリルに振り下ろす。
ブラックフェンリルに与えた傷から、わずかだか血が噴き出していた。
私にとっては相当ショッキングな光景だが、今は気にする暇もない。
私は咄嗟に風の魔力を盾に宿し、リリナ嬢の前へ出る。
魔力の枯渇を感じながら、その盾をブラックフェンリルにお見舞いした。
風の威力はかなり落ちたようだが、ある程度の距離は生まれる。
私は視線でリリナ嬢に語りかけると、彼女はその意図を理解したのか魔法剣で再度ブラックフェンリルに一撃を入れる。
「ガアアアァァァァッ!!」
悲痛な叫び声が、森の中に木霊する。
ブラックフェンリルにとって今の一撃は相当な痛手だったようだ。
といってもトドメをさすには至れていない。私は次の攻撃の手を模索する。
──が、ブラックフェンリルは苦しそうに呻きながら、私たちと距離を置いた。
そのままくるりと尻尾を向けると、慌ただしい様子で森の奥へと消える。
やがて気配は無くなり、とりあえずこの場を凌げたことを理解した。
私は「はぁ……」と安堵の溜息と共にその場にへたり込む。
「こ、こわかった……」
足に力が入らない。
途端に意識するのはフェンリルがこぼした血の匂い。
くらくらする匂いに意識が朦朧としつつも、私はリリナ嬢の方を向いた。
「あ、ありがとうございます、リリナ嬢」
私が呼びかけると、眼前の彼女はそのまま剣を捨てて走り寄ってくる。
そのままへたり込んだ私の両手を大切そうに握ってきた。
「アリエ嬢。あぁ、なんとお強い方なのでしょうか。わたくし、感激しておりますわ」
「い、いえ! リリナ嬢こそ、私のことを助けてくれて……」
「そんな。わたくし、大層なことしていませんわ」
彼女は首を横に振ると、どこか夢見がちな表情で空を見上げた。
「あぁ。神様はなんと意地悪なのでしょう」
「い、意地悪? それはどういう──」
「アリエ嬢はわたくしの運命のお相手に違いありませんわ!」
「う、運命!?」
私がとぼけたような声を出すと、彼女は首を大きく縦に振ってもう一言。
「えぇ、運命ですわ!」
その笑顔は、満開の花のように美しく見えた。
私が見惚れていると、彼女はさらに詰め寄って今度は優しく抱きしめてくる。
リリナ嬢の体は小さくて、プラチナブロンドの髪の毛からは良い香りがした。
その匂いに惑わされるように、私の体の力は次第に抜けていく。
と、その時、大人たちの喧騒が遠くから近付いてくるのが分かった。
やがてやってきた一人の兵士が、私たちに問う。
「ブラックフェンリルは?」
リリナ嬢は私を拘束する手をほどく。
そして彼女が口を開く一足先に、私は告げた。
「……リリナ嬢が、撃退してくださいました」
言うと、それを耳にした大人たちが一斉にリリナ嬢に詰め寄る。
彼女をすごいと讃える声が、次々に巻き起こる。
けれど、リリナ嬢は「いえ、私は」と困ったように私を見ていた。
彼女は謙遜をしているのだろう。しかし、私だってほとんど何もできていない。
ブラックフェンリルの撃退は、彼女の功績が大きい。
「…………」
私は視線の先の彼女に、首を横に振る。
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