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本編
30 過ぎし日の悲嘆 (要side)
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千鶴と望が交通事故で死んだ翌日のことだ。
僕は、二人の死を朝のショートホームルームの時間に知った。
最初は信じられず、思わず担任の教師に「何かの間違いではないのか」と何度もしつこく確認したほどだ。
けれども、現実は非情だ。二人の話は忽ち学校中に広まり、僕は否でも応でも現実を受け入れざるを得なかった。
とてもじゃないが、授業を受けられるような精神状態ではない。でも、このまま早退して部屋にこもるのも嫌だった。今の僕なら、一人になった途端二人の後追いをしかねないからだ。
呆然としている内に午前中の授業が終わり休憩時間になったので、屋上にいって考え事でもしようと思い教室を出た。
すっかり気力を失い、覚束ない足取りで階段を上っていると、下級生と思しき女子生徒二人組とすれ違った。
「ねえ、聞いた? うちの学校の生徒が死んだって話」
「うん、聞いた! 確か、二年生の双子だよね?」
「そうそう」
「交通事故に遭って死んじゃったらしいね……かわいそう」
「表向きはね」
「ん……? どういうこと?」
「姉弟でデキてたらしいよ。『道ならぬ恋に悩んで心中したんじゃないか』って学校中の噂になってるみたい」
すれ違いざまに聞こえてきた会話に、僕は聞き耳を立てた。間違いなく、千鶴と望のことだ。
「いい加減なことを言わないでくれ! 二人は、君達が思っているような関係じゃない! それは、そばで見ていた僕が一番よくわかってる! 根拠もない噂を流すのはやめてくれないか!? よく知りもしないくせに、これ以上二人を侮辱するような真似をしないでくれ!」
突然叫びだした僕に驚いたのか、彼女達はきょとんとした表情でこちらを振り返った。
案の定、僕の悲痛な思いは全く伝わっていない様子だ。「いきなり何なんですか?」とでも言いたげな顔をしている。
「……っ」
暫くの間、僕は彼女達を睨むように見つめていたが、結局それ以上何も言うことができず階段を駆け上がった。
「何? 今の人……」
「さあ……? きっと、例の双子の友達じゃない? 別に、私達が噂を流したわけじゃないのにね」
恋人と親友を同時に亡くし傷心している僕に、彼女達は容赦なく冷たい言葉を放った。
◆
翌日、千鶴と望の通夜が行われた。そして、その翌々日には葬儀が行われ、全てが淡々と進んでいった。
それから一ヶ月ほど経つと、二人の噂をする者はもう誰もいなくなっていた。それどころか、皆『同じ学校の生徒が不慮の事故で死んだ』という事実すら忘れている。
所詮、そんなものなのかもしれない。彼らにとってあの二人はあくまで同じ学校の先輩、後輩、同級生でしかない。
二人には僕以外に仲のいい友人も何人かいたけれど、一ヶ月もすれば各々気持ちを切り替えて前に進んでいるように見えた。未だに二人の死を引きずっているのは恐らく、僕くらいだろう。
葬儀から半年ほど経った頃、ふとあることに気づいた。
僕は二人の葬儀に参列して以来、気持ちを整理するので精一杯だった。だから、一度も二人の自宅に線香を上げに行っていないし、墓参りにも行っていない。そして、二人の養父母に挨拶すらしていないのだ。
そのことに気づいた僕は、一先ず電話で連絡を入れ、その翌日に二人の自宅を訪問した。
「いらっしゃい。わざわざ、遠いところから来てくれてありがとう」
チャイムを鳴らすと、すぐにドアが開き、千鶴と望の叔母が出迎えてくれた。
「いえ、そんな……こちらこそ、今まで挨拶にも来なくてすみません」
「気にしないで。要くん……だったわね。随分あの子達と仲良くしてくれていたみたいね」
「ええ……二人とは、中学生の頃からの付き合いでしたから。今でも、亡くなったことが信じられません」
僕がそう言うと、二人の叔母は「そうよね、あまりにも急だったから……」と返し、仏壇がある部屋に案内してくれた。
実は、こうやって彼らの叔母と顔を合わせるのは初めてだったりする。というのも、あの二人は基本的に友人を家に招きたがらなかったからだ。身寄りのない自分達を引き取ってくれた手前、色々迷惑をかけたくないという思いがあったのかもしれない。
その証拠に、二人は高校二年生に進級すると同時に学校の指定寮に中途入寮していた。きっと、何か叔母夫婦と一緒に暮らしたくない理由があったのだろう。
僕は仏壇の前に正座し線香を上げると、ゆっくりと手を合わせて二人の冥福を祈った。並んで置いてある遺影には、まだ生きていた頃の千鶴と望が笑顔で写っている。
「……あの、少し気になったことがあるのですが」
「何かしら?」
「お墓参りには、あまり行かれていないんですか? ああ、その……実はここに来る前、千鶴さんと望くんのお墓に立ち寄ったんです。その時、ほとんど手入れされていないように見えたもので……」
そう尋ねると、彼女は少し戸惑ったような表情で僕から目を逸らした。
「え、ええ……そうなのよ。仕事も忙しいし、なかなか行けなくて……」
「そうですか……何だか、余計な詮索をしてしまったみたいですみません」
僕がそう返すと、彼女は「気にしないでいいのよ」と言い愛想よく笑った。
普通は気にならないのかもしれないが、その時、僕は彼女の態度に妙な引っ掛かりを覚えた。実の子ではないとはいえ、血の繋がった甥と姪が死んだら大体の人はもっと悲しむだろう。毎月、墓参りに行ったとしてもおかしくはない。それなのに、二人の叔母は悲しむどころかどこか安堵の表情を浮かべている。
「それじゃあ、僕はこの辺で失礼しますね」
「あら、もういいの?」
「ええ。あまり長居しすぎてもご迷惑になるので……」
そう返事をすると、彼女は僕を玄関まで見送った。
笑顔で手を振る彼女に向かって一礼した僕は、外に出てドアを閉めた。その途端、家の中から何やらヒステリックな声が聞こえてきた。
僅かに窓が開いているせいだろうか。ここまで声が丸聞こえだ。
「……ったく、冗談じゃないわ! そもそも、何で私が姉さんの子供を引き取らないといけないのよ! 死んでくれて清々したわ! あの子達の墓参りなんて行くわけないじゃない!」
先程とは打って変わった様子で叫びだした彼女の言葉を聞いて、僕は何となく事情を悟った。
恐らく、彼女は自分の姉──つまり、千鶴と望の母親と不仲だったのだろう。でも、世間の目もあって二人を引き取らざるを得なかったんだと思う。
大嫌いな姉の子供なら、憎く思うのも当然だ。
幼い頃から両親や親戚に疎まれ、不幸にも短い生涯を終えた哀れな双子──千鶴と望の魂は、きちんと成仏できるのだろうか。
そんなことを考えながら、僕は二人に黙祷を捧げ早足でその場を後にした。
この時の僕はまだ知らなかった。
数ヶ月後、自分が二人と同じように事故に巻き込まれて死ぬということを。そして、異世界に転生し、もう二度と会えないと思っていた二人と運命的な再会を果たすということを。
僕は、二人の死を朝のショートホームルームの時間に知った。
最初は信じられず、思わず担任の教師に「何かの間違いではないのか」と何度もしつこく確認したほどだ。
けれども、現実は非情だ。二人の話は忽ち学校中に広まり、僕は否でも応でも現実を受け入れざるを得なかった。
とてもじゃないが、授業を受けられるような精神状態ではない。でも、このまま早退して部屋にこもるのも嫌だった。今の僕なら、一人になった途端二人の後追いをしかねないからだ。
呆然としている内に午前中の授業が終わり休憩時間になったので、屋上にいって考え事でもしようと思い教室を出た。
すっかり気力を失い、覚束ない足取りで階段を上っていると、下級生と思しき女子生徒二人組とすれ違った。
「ねえ、聞いた? うちの学校の生徒が死んだって話」
「うん、聞いた! 確か、二年生の双子だよね?」
「そうそう」
「交通事故に遭って死んじゃったらしいね……かわいそう」
「表向きはね」
「ん……? どういうこと?」
「姉弟でデキてたらしいよ。『道ならぬ恋に悩んで心中したんじゃないか』って学校中の噂になってるみたい」
すれ違いざまに聞こえてきた会話に、僕は聞き耳を立てた。間違いなく、千鶴と望のことだ。
「いい加減なことを言わないでくれ! 二人は、君達が思っているような関係じゃない! それは、そばで見ていた僕が一番よくわかってる! 根拠もない噂を流すのはやめてくれないか!? よく知りもしないくせに、これ以上二人を侮辱するような真似をしないでくれ!」
突然叫びだした僕に驚いたのか、彼女達はきょとんとした表情でこちらを振り返った。
案の定、僕の悲痛な思いは全く伝わっていない様子だ。「いきなり何なんですか?」とでも言いたげな顔をしている。
「……っ」
暫くの間、僕は彼女達を睨むように見つめていたが、結局それ以上何も言うことができず階段を駆け上がった。
「何? 今の人……」
「さあ……? きっと、例の双子の友達じゃない? 別に、私達が噂を流したわけじゃないのにね」
恋人と親友を同時に亡くし傷心している僕に、彼女達は容赦なく冷たい言葉を放った。
◆
翌日、千鶴と望の通夜が行われた。そして、その翌々日には葬儀が行われ、全てが淡々と進んでいった。
それから一ヶ月ほど経つと、二人の噂をする者はもう誰もいなくなっていた。それどころか、皆『同じ学校の生徒が不慮の事故で死んだ』という事実すら忘れている。
所詮、そんなものなのかもしれない。彼らにとってあの二人はあくまで同じ学校の先輩、後輩、同級生でしかない。
二人には僕以外に仲のいい友人も何人かいたけれど、一ヶ月もすれば各々気持ちを切り替えて前に進んでいるように見えた。未だに二人の死を引きずっているのは恐らく、僕くらいだろう。
葬儀から半年ほど経った頃、ふとあることに気づいた。
僕は二人の葬儀に参列して以来、気持ちを整理するので精一杯だった。だから、一度も二人の自宅に線香を上げに行っていないし、墓参りにも行っていない。そして、二人の養父母に挨拶すらしていないのだ。
そのことに気づいた僕は、一先ず電話で連絡を入れ、その翌日に二人の自宅を訪問した。
「いらっしゃい。わざわざ、遠いところから来てくれてありがとう」
チャイムを鳴らすと、すぐにドアが開き、千鶴と望の叔母が出迎えてくれた。
「いえ、そんな……こちらこそ、今まで挨拶にも来なくてすみません」
「気にしないで。要くん……だったわね。随分あの子達と仲良くしてくれていたみたいね」
「ええ……二人とは、中学生の頃からの付き合いでしたから。今でも、亡くなったことが信じられません」
僕がそう言うと、二人の叔母は「そうよね、あまりにも急だったから……」と返し、仏壇がある部屋に案内してくれた。
実は、こうやって彼らの叔母と顔を合わせるのは初めてだったりする。というのも、あの二人は基本的に友人を家に招きたがらなかったからだ。身寄りのない自分達を引き取ってくれた手前、色々迷惑をかけたくないという思いがあったのかもしれない。
その証拠に、二人は高校二年生に進級すると同時に学校の指定寮に中途入寮していた。きっと、何か叔母夫婦と一緒に暮らしたくない理由があったのだろう。
僕は仏壇の前に正座し線香を上げると、ゆっくりと手を合わせて二人の冥福を祈った。並んで置いてある遺影には、まだ生きていた頃の千鶴と望が笑顔で写っている。
「……あの、少し気になったことがあるのですが」
「何かしら?」
「お墓参りには、あまり行かれていないんですか? ああ、その……実はここに来る前、千鶴さんと望くんのお墓に立ち寄ったんです。その時、ほとんど手入れされていないように見えたもので……」
そう尋ねると、彼女は少し戸惑ったような表情で僕から目を逸らした。
「え、ええ……そうなのよ。仕事も忙しいし、なかなか行けなくて……」
「そうですか……何だか、余計な詮索をしてしまったみたいですみません」
僕がそう返すと、彼女は「気にしないでいいのよ」と言い愛想よく笑った。
普通は気にならないのかもしれないが、その時、僕は彼女の態度に妙な引っ掛かりを覚えた。実の子ではないとはいえ、血の繋がった甥と姪が死んだら大体の人はもっと悲しむだろう。毎月、墓参りに行ったとしてもおかしくはない。それなのに、二人の叔母は悲しむどころかどこか安堵の表情を浮かべている。
「それじゃあ、僕はこの辺で失礼しますね」
「あら、もういいの?」
「ええ。あまり長居しすぎてもご迷惑になるので……」
そう返事をすると、彼女は僕を玄関まで見送った。
笑顔で手を振る彼女に向かって一礼した僕は、外に出てドアを閉めた。その途端、家の中から何やらヒステリックな声が聞こえてきた。
僅かに窓が開いているせいだろうか。ここまで声が丸聞こえだ。
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先程とは打って変わった様子で叫びだした彼女の言葉を聞いて、僕は何となく事情を悟った。
恐らく、彼女は自分の姉──つまり、千鶴と望の母親と不仲だったのだろう。でも、世間の目もあって二人を引き取らざるを得なかったんだと思う。
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