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3章「高校卒業とダンジョンへの挑戦」
第10話「宝箱」
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#第10話「宝箱」
「それでは講習を再開します。ここからはダンジョンでモンスターを倒した時にまれに出現する宝箱について説明します」
モニターに図解が再び映し出された。
■宝箱の出現確率について
<1~3階(浅層)>
出現率:ほぼ0%(基本的に出現しない)
内容:ほぼ銅箱のみ。ごく稀に銀、金(1%以下)
<4~6階(中層)>
出現率:約5%
内容:ほぼ銅箱のみ。ごく稀に銀、金(1%以下)
<7~9階(深層前半)>
出現率:約5%
内容:銅80%、銀15%、金5%(平均値)
<10階以降(深層後半・詳細不明)>
出現率:約5%
内容:銅60%、銀30%、金10%(平均値)
「宝箱は、ダンジョンで特定条件下にて出現する特殊アイテムです。基本的にはモンスターを倒した時に出てくる可能性があると覚えておくといいでしょう。ただし基本的に一階から三階の“浅層”では出現しません。四階から六階の“中層”でモンスター討伐時の出現率は約五%。ただし、そのほとんどは銅箱であり、ごく稀に一%未満の確率で銀箱、金箱が出現すると言われています」
「七階から九階の“深層前半”では引き続き出現率は約五%、平均内訳は銅が80%、銀が15%、金が5%程度となります。深くなるほどに金箱が出やすい。さらに十階以降の“深層後半”では、銅六〇%、銀三〇%、金一〇%という割合です。出現率自体は変わりませんが、深層に行くほど金箱の出現割合が増加する仕様です」
「これらは過去のハンターたちからいただいたデータから導きだされた数値です。例外があるかもしれないので留意ください。特に10層以降はデータが少なく参考値と考えた方がいいでしょう」
(なるほど、中層に入らないと宝箱はまず得られないと。そして深層に潜らなければ銀や金などのレアな宝箱にはありつけないわけだな。これはゲームとよく似ている。ただしここまで細かく数字で出ているとは凄い。ハンター協会はかなりのものだ。これを知れただけでも講習に来た価値がある)
そこで次のモニターに切り替わった。今度は宝箱の種類や中身についてのようだ。
■宝箱の種類と中身のある確率
・金箱:100%中身あり
・銀箱:10%中身あり
・銅箱:0.1%中身あり
■宝箱の中身
・武具(武器、防具、ブーツのいずれか。宝箱を開けた本人のみ利用可能)
・使役モンスター(宝箱を開けた本人のみ利用可能)
・財宝(戦闘に利用不可。通貨換算で約2,000万円相当で交換されることに、ただし相場は常に変動)
「宝箱の種類によって中身がある確率も異なります。銅箱は0.1%、銀箱は10%、金箱は100%。つまり、銅箱を引き当てても中身があることは稀。その中でも銅箱で中身が出るというごくごく稀な成功体験が語り草になっています。銀箱だと10%なので10個あれば1個、金だと必ず中身があるという感じですね」
(これもゲームの世界に似ているな。金箱はほとんど出ないが必ず中身が入っているので価値が高い。それにしても当たりと外れの2つしかないのだな。ゲームでは当たりアイテムと外れアイテムと別れていて、更にはもう少し種類があった。この世界はシビアなものだ)
「残念ながら今の科学では開封せずに宝箱の中身を判別する仕組みは確立されていません。重量、X線、音波、振った時の音の分析など、様々な解析を行いましたが中身があるかどうか開封するまで分かりませんでした。ダンジョン同様に現代科学では分からない謎です」
「では次に宝箱から中身が出た場合についてお話します。宝箱には次の三種の報酬のいずれかが含まれます」
「一つ目は“武具”――武器、防具、ブーツのいずれかで、開けた本人しか装備できません」
「二つ目は“使役モンスター”――こちらも開けた本人のみが契約・使用可能です」
「三つ目は“財宝”――通貨換算で約2000万円相当の価値がありますが、相場は変動します。この財宝が出た場合はそのまま売る人が多いですね」
「この3つのいずれかが必ず出現する金箱はその財宝の価格およそ2000万円程度で取引されています。銀箱は200万円程度、銅箱は2万円程度で取引されています。まあ銅箱は宝くじのようなものですね。もちろんそれぞれ開封されていないことが条件になります。空だと分かっていたら価値はありませんので」
ここで参加者たちの目が少し鋭くなった。やはり金の話になると皆真剣になる。モンスターを倒して金箱が出れば一撃で2000万円だ。深層に行けば毎日のように得られるかもしれない。夢がある話だ。
(銅箱でも開封されていなければ計算上はおよそ2万円、銀箱はおよそ200万円か。宝箱が毎日1個ぐらい出るようになったら余裕で生活できそうだな。おそらくは中層以降に普通に行けるようになれば普通の生活ができる。まずはそこを目指す必要がありそうだ)
■武具の種類
ブーツ:スピード補正 1.1倍~
武器:技補正 1.1倍~
防具:体力補正 1.1倍~
「先にも紹介しましたが宝箱から入手できる武具も同様に、戦闘に参加し、とどめを刺すことで経験値を得て成長します。装備しているだけではあまり意味がありません。レベルが上がるたびに性能が向上し、Lv1で1.1倍ですが、Lv2で1.2倍、Lv3で1.3倍……という具合にステータスを強化していくと言われています」
■使役モンスター
スライム、ゴブリンなど。レベルアップすると言われている。
(金持ちはこの宝箱を入手し、武具や使役モンスターを入手し、更にはレベリングでレベルアップして一気に強くなるらしい。無課金の俺は何年かかるのだろうな)
「それでは講習を再開します。ここからはダンジョンでモンスターを倒した時にまれに出現する宝箱について説明します」
モニターに図解が再び映し出された。
■宝箱の出現確率について
<1~3階(浅層)>
出現率:ほぼ0%(基本的に出現しない)
内容:ほぼ銅箱のみ。ごく稀に銀、金(1%以下)
<4~6階(中層)>
出現率:約5%
内容:ほぼ銅箱のみ。ごく稀に銀、金(1%以下)
<7~9階(深層前半)>
出現率:約5%
内容:銅80%、銀15%、金5%(平均値)
<10階以降(深層後半・詳細不明)>
出現率:約5%
内容:銅60%、銀30%、金10%(平均値)
「宝箱は、ダンジョンで特定条件下にて出現する特殊アイテムです。基本的にはモンスターを倒した時に出てくる可能性があると覚えておくといいでしょう。ただし基本的に一階から三階の“浅層”では出現しません。四階から六階の“中層”でモンスター討伐時の出現率は約五%。ただし、そのほとんどは銅箱であり、ごく稀に一%未満の確率で銀箱、金箱が出現すると言われています」
「七階から九階の“深層前半”では引き続き出現率は約五%、平均内訳は銅が80%、銀が15%、金が5%程度となります。深くなるほどに金箱が出やすい。さらに十階以降の“深層後半”では、銅六〇%、銀三〇%、金一〇%という割合です。出現率自体は変わりませんが、深層に行くほど金箱の出現割合が増加する仕様です」
「これらは過去のハンターたちからいただいたデータから導きだされた数値です。例外があるかもしれないので留意ください。特に10層以降はデータが少なく参考値と考えた方がいいでしょう」
(なるほど、中層に入らないと宝箱はまず得られないと。そして深層に潜らなければ銀や金などのレアな宝箱にはありつけないわけだな。これはゲームとよく似ている。ただしここまで細かく数字で出ているとは凄い。ハンター協会はかなりのものだ。これを知れただけでも講習に来た価値がある)
そこで次のモニターに切り替わった。今度は宝箱の種類や中身についてのようだ。
■宝箱の種類と中身のある確率
・金箱:100%中身あり
・銀箱:10%中身あり
・銅箱:0.1%中身あり
■宝箱の中身
・武具(武器、防具、ブーツのいずれか。宝箱を開けた本人のみ利用可能)
・使役モンスター(宝箱を開けた本人のみ利用可能)
・財宝(戦闘に利用不可。通貨換算で約2,000万円相当で交換されることに、ただし相場は常に変動)
「宝箱の種類によって中身がある確率も異なります。銅箱は0.1%、銀箱は10%、金箱は100%。つまり、銅箱を引き当てても中身があることは稀。その中でも銅箱で中身が出るというごくごく稀な成功体験が語り草になっています。銀箱だと10%なので10個あれば1個、金だと必ず中身があるという感じですね」
(これもゲームの世界に似ているな。金箱はほとんど出ないが必ず中身が入っているので価値が高い。それにしても当たりと外れの2つしかないのだな。ゲームでは当たりアイテムと外れアイテムと別れていて、更にはもう少し種類があった。この世界はシビアなものだ)
「残念ながら今の科学では開封せずに宝箱の中身を判別する仕組みは確立されていません。重量、X線、音波、振った時の音の分析など、様々な解析を行いましたが中身があるかどうか開封するまで分かりませんでした。ダンジョン同様に現代科学では分からない謎です」
「では次に宝箱から中身が出た場合についてお話します。宝箱には次の三種の報酬のいずれかが含まれます」
「一つ目は“武具”――武器、防具、ブーツのいずれかで、開けた本人しか装備できません」
「二つ目は“使役モンスター”――こちらも開けた本人のみが契約・使用可能です」
「三つ目は“財宝”――通貨換算で約2000万円相当の価値がありますが、相場は変動します。この財宝が出た場合はそのまま売る人が多いですね」
「この3つのいずれかが必ず出現する金箱はその財宝の価格およそ2000万円程度で取引されています。銀箱は200万円程度、銅箱は2万円程度で取引されています。まあ銅箱は宝くじのようなものですね。もちろんそれぞれ開封されていないことが条件になります。空だと分かっていたら価値はありませんので」
ここで参加者たちの目が少し鋭くなった。やはり金の話になると皆真剣になる。モンスターを倒して金箱が出れば一撃で2000万円だ。深層に行けば毎日のように得られるかもしれない。夢がある話だ。
(銅箱でも開封されていなければ計算上はおよそ2万円、銀箱はおよそ200万円か。宝箱が毎日1個ぐらい出るようになったら余裕で生活できそうだな。おそらくは中層以降に普通に行けるようになれば普通の生活ができる。まずはそこを目指す必要がありそうだ)
■武具の種類
ブーツ:スピード補正 1.1倍~
武器:技補正 1.1倍~
防具:体力補正 1.1倍~
「先にも紹介しましたが宝箱から入手できる武具も同様に、戦闘に参加し、とどめを刺すことで経験値を得て成長します。装備しているだけではあまり意味がありません。レベルが上がるたびに性能が向上し、Lv1で1.1倍ですが、Lv2で1.2倍、Lv3で1.3倍……という具合にステータスを強化していくと言われています」
■使役モンスター
スライム、ゴブリンなど。レベルアップすると言われている。
(金持ちはこの宝箱を入手し、武具や使役モンスターを入手し、更にはレベリングでレベルアップして一気に強くなるらしい。無課金の俺は何年かかるのだろうな)
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