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12 小坂川 日本人形
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もう一度静かに本を開いてみた。
「マル秘 料理甲子園必勝法」
8月10日 料理甲子園いよいよはじまる、何回も家で確認して練習した成果が試される・・・・
本の書き込みの始まりは同じだった。
みずほは本をパタンと閉じた
・・・・気のせいだったのかな
みずほは千草と駅で別れ、家に帰ってきた
その日は本を通学鞄に閉まって早めに眠った。
その夜、みずほは夢を見た・・・
・・・・誰かが料理を作っていた、光秀かな?
手元以外はボンヤリしていてよくわからない、でも手際はよかった。
・・・・誰だかわからなかった。
朝、母から
「みずほきのうの夜、台所つかった?綺麗にお皿まで洗ってくれてありがとう」
と言われ少し変だなと思った。
みずほは学校でコンクールの練習をするため、本選出場者五人で集まることになっていた。
千草が
「みずほ、おはよ、昨日は帰りの電車の中ずっと寝ていて、ごめん」
と声をかけてきた
「ううん、いいよ、私の方こそ東京にいきなり付き合わせてごめんね」
「でもいい本見つかってよかったよね
、最古本屋おもしろかったし」
みずほは千草にきのうの夢のことや本の書き込みが違ってみえたことを話そうとした
そこに 三鷹富美香が入ってきた。
「先輩、よろしくお願いします」
三鷹富美香は二年生で、調理料の中でもコンテストの代表常連だった。
実家が温泉街の中で老舗の旅館をやっていて、いつも大人びた完成された作品を作るなと、みずほも一目置いていた。
富美香は家から持ってきたであろう高そうな器を机の上にとりだし、綺麗に並べはじめた。
その後、何故かどこかのパン屋で買ってきたチョココロネやメロンパンをコソコソ食べはじめた。
「三鷹さん、パンが好きなの?」と千草が聞くと
富美香はパンのクズを口周りにつけたまま
「はい、家ではあまり食べれないものですから、こうして内緒でたべてるんです」
「パンは何でも好きです、美味しいパン屋あったら教えて下さい」
そう言うとパンをまた口にパクッと入れてマウントレーニアを飲んでいた。
暫くして、神戸美並と白鳥恵奈の一年生の二人が入ってきた。
「みずほ先輩、今日は美並と一緒に来たので、モリ漕ぎ見れなかったです。」
と恵奈が話はじめた。
その後ろから日本人形のような綺麗な髪をした女の子が小さな声で挨拶してきた。
「先輩方、よろしくお願いします、神戸美並です」
美並の手にはみずほと同じ
『野菜料理大全』の本があった。
「マル秘 料理甲子園必勝法」
8月10日 料理甲子園いよいよはじまる、何回も家で確認して練習した成果が試される・・・・
本の書き込みの始まりは同じだった。
みずほは本をパタンと閉じた
・・・・気のせいだったのかな
みずほは千草と駅で別れ、家に帰ってきた
その日は本を通学鞄に閉まって早めに眠った。
その夜、みずほは夢を見た・・・
・・・・誰かが料理を作っていた、光秀かな?
手元以外はボンヤリしていてよくわからない、でも手際はよかった。
・・・・誰だかわからなかった。
朝、母から
「みずほきのうの夜、台所つかった?綺麗にお皿まで洗ってくれてありがとう」
と言われ少し変だなと思った。
みずほは学校でコンクールの練習をするため、本選出場者五人で集まることになっていた。
千草が
「みずほ、おはよ、昨日は帰りの電車の中ずっと寝ていて、ごめん」
と声をかけてきた
「ううん、いいよ、私の方こそ東京にいきなり付き合わせてごめんね」
「でもいい本見つかってよかったよね
、最古本屋おもしろかったし」
みずほは千草にきのうの夢のことや本の書き込みが違ってみえたことを話そうとした
そこに 三鷹富美香が入ってきた。
「先輩、よろしくお願いします」
三鷹富美香は二年生で、調理料の中でもコンテストの代表常連だった。
実家が温泉街の中で老舗の旅館をやっていて、いつも大人びた完成された作品を作るなと、みずほも一目置いていた。
富美香は家から持ってきたであろう高そうな器を机の上にとりだし、綺麗に並べはじめた。
その後、何故かどこかのパン屋で買ってきたチョココロネやメロンパンをコソコソ食べはじめた。
「三鷹さん、パンが好きなの?」と千草が聞くと
富美香はパンのクズを口周りにつけたまま
「はい、家ではあまり食べれないものですから、こうして内緒でたべてるんです」
「パンは何でも好きです、美味しいパン屋あったら教えて下さい」
そう言うとパンをまた口にパクッと入れてマウントレーニアを飲んでいた。
暫くして、神戸美並と白鳥恵奈の一年生の二人が入ってきた。
「みずほ先輩、今日は美並と一緒に来たので、モリ漕ぎ見れなかったです。」
と恵奈が話はじめた。
その後ろから日本人形のような綺麗な髪をした女の子が小さな声で挨拶してきた。
「先輩方、よろしくお願いします、神戸美並です」
美並の手にはみずほと同じ
『野菜料理大全』の本があった。
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