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11 神梨川 水色の栞
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「どうしますか?」
みずほは暫く悩んでいた。
「いま、決めました、やはりこの本をください」
「毎度あり・・・・です」
「どうやら、あなたは書き込みに影響受けやすい体質のようですね、 この栞も一応つけときますね」
「ありがとうございます、本当に綺麗な
水色の栞ですね」
光秀の肩がピクンと動いた。
「・・・・」
「あなた、本当に・・・・なんですね」
「なんですか? 単純ですか?笑」
光秀とみずほのやりとりを店の奥で静かに聞いていた光継が戸棚から和紙を一枚取り出してきた。
「それでは、本がこれ以上傷まないようにカバーつけますね」
「爺ちゃん、その紙・・・・」
光継は素早く本にカバーをつけてくれた
光秀はその姿を見逃すまいと、真剣な顔つきでみていた。
「はい、お嬢さん大変お待たせしました」
「この本がお嬢さんにとって料理の助けになるといいですね」
光継はみずほに本を手渡した。
「ありがとうございます」
千草もみずほが受け取った本の中を確認した。
「うん、確かにふつうの野菜の本だね、さっきみずほがこの本見てる時、すこし変な感じしたんだけど・・・,おかしいな」
「よっしゃー、いい本が手にはいったね、これでコンクールも安泰ですな」
「光秀さん本を選ぶの手伝ってくださってどうもありがとうございます」
「どうも」
「仲良くなったついでににみんなで写メとりませんか?」
千草が元気に光秀に声をかけた
「はい、光継さんもですよ」
「ワシもですかな」
「はーいじゃあみんな撮りますよ」
「はい、チーズ」
「パシャ」
店の中でみんな集まって写真を撮った。
光秀は少し目線を外したような顔で写っていた。
椅子の上の白猫も写っていた
みずほと千草は光秀と光継にお礼を言って、店を後にした。
「それにしても不思議なお店だったね」
「またいつか来たいね」
「光秀さんにもまた会いに来たいね、かっこよかったし」
二人は最古本屋を振り返って眺めた、店の中はまるで迷路のようだったが、ここから見ると本当に小さくみえた。
それにしても不思議な古本屋だった。
みずほと千草は東京での不思議な体験をして帰り路についた。
途中、電車の中で千草はみずほの右肩にもたれかかり、すやすやと、寝息をたてていた。
みずほは電車の席でもう一度本の中を見てみた、
「マル秘 料理甲子園必勝法」
と確かに小さな文字で書き込みされていた。
・・・・女の子が、書いたような文字だ
8月10日 料理甲子園いよいよはじまる、何回も家で確認して練習した成果が試される。
特に注意すること
夏の暑さを考え、食材の温度管理を特に気をつけること。
調味料以外の食材の旨みを上手に利用すること。
昆布、かつお節、きのこ類、干しえび、乳製品など旨みを多く含んだ食品を使うこと。
香辛料や香味野菜を使うこと。
わさび、マスタード、カレー粉、しょうが、にんにく、しそ、みょうがなど香りのよい素材を使うとその香味がつく。
いきなり、必勝法がびっしり浮かび上がってきた。
「えっ?」
・・・・さっき本屋で見たときと違った書き込みが見えているような
みずほは暫く悩んでいた。
「いま、決めました、やはりこの本をください」
「毎度あり・・・・です」
「どうやら、あなたは書き込みに影響受けやすい体質のようですね、 この栞も一応つけときますね」
「ありがとうございます、本当に綺麗な
水色の栞ですね」
光秀の肩がピクンと動いた。
「・・・・」
「あなた、本当に・・・・なんですね」
「なんですか? 単純ですか?笑」
光秀とみずほのやりとりを店の奥で静かに聞いていた光継が戸棚から和紙を一枚取り出してきた。
「それでは、本がこれ以上傷まないようにカバーつけますね」
「爺ちゃん、その紙・・・・」
光継は素早く本にカバーをつけてくれた
光秀はその姿を見逃すまいと、真剣な顔つきでみていた。
「はい、お嬢さん大変お待たせしました」
「この本がお嬢さんにとって料理の助けになるといいですね」
光継はみずほに本を手渡した。
「ありがとうございます」
千草もみずほが受け取った本の中を確認した。
「うん、確かにふつうの野菜の本だね、さっきみずほがこの本見てる時、すこし変な感じしたんだけど・・・,おかしいな」
「よっしゃー、いい本が手にはいったね、これでコンクールも安泰ですな」
「光秀さん本を選ぶの手伝ってくださってどうもありがとうございます」
「どうも」
「仲良くなったついでににみんなで写メとりませんか?」
千草が元気に光秀に声をかけた
「はい、光継さんもですよ」
「ワシもですかな」
「はーいじゃあみんな撮りますよ」
「はい、チーズ」
「パシャ」
店の中でみんな集まって写真を撮った。
光秀は少し目線を外したような顔で写っていた。
椅子の上の白猫も写っていた
みずほと千草は光秀と光継にお礼を言って、店を後にした。
「それにしても不思議なお店だったね」
「またいつか来たいね」
「光秀さんにもまた会いに来たいね、かっこよかったし」
二人は最古本屋を振り返って眺めた、店の中はまるで迷路のようだったが、ここから見ると本当に小さくみえた。
それにしても不思議な古本屋だった。
みずほと千草は東京での不思議な体験をして帰り路についた。
途中、電車の中で千草はみずほの右肩にもたれかかり、すやすやと、寝息をたてていた。
みずほは電車の席でもう一度本の中を見てみた、
「マル秘 料理甲子園必勝法」
と確かに小さな文字で書き込みされていた。
・・・・女の子が、書いたような文字だ
8月10日 料理甲子園いよいよはじまる、何回も家で確認して練習した成果が試される。
特に注意すること
夏の暑さを考え、食材の温度管理を特に気をつけること。
調味料以外の食材の旨みを上手に利用すること。
昆布、かつお節、きのこ類、干しえび、乳製品など旨みを多く含んだ食品を使うこと。
香辛料や香味野菜を使うこと。
わさび、マスタード、カレー粉、しょうが、にんにく、しそ、みょうがなど香りのよい素材を使うとその香味がつく。
いきなり、必勝法がびっしり浮かび上がってきた。
「えっ?」
・・・・さっき本屋で見たときと違った書き込みが見えているような
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