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「ねぇ蓮さん、蓮さんてば!」
私が名前を呼んでも全く動じる素振りを見せず、ずっとキスし続けていて離そうとしないので、
「ねぇねぇー!」
と何度も呼びながら両手で蓮さんの顔を押さえて強引に離れさせる。
やっと離れたと安堵するも束の間のことだった。
彼は右手で突起を摘まんで転がすようにして弄ってくるし、
左手ではお尻も撫で回すしおまけに首筋には噛み付いてきて痛いし本当に困ってしまうよ……。
「ちょ、やめて、やめてください、そこは敏感なんですから、ああっ、や、やです、やめないでください、
あああん、お願い、そこを責めるのはやめて下さい、もう許して、おかしくなってしまいそうなんです、
だからや、や、やめちゃやです、もう、やです、いじめすぎ、もうだめ、お尻と胸を同時にされるのなんて耐えられないんです、
もうこれ以上はやだって言ってるのに……、酷いですよぉ……もう知らないから。好きにしなさいよ……(ぷいっ)」
「お、怒ったのかい? 君が可愛くてついやり過ぎたんだ、機嫌を直してくれよ」
そう言いながら、私をお風呂に入れて、髪を乾かしてくれて、優しく丁寧にブラッシングまでしてくれたの。
もう、蓮さんてずるい。
そんなふうにされたら怒れないじゃない。
私は、彼の顔を見るなり抱きついた。
そして彼の胸板にすり寄り、その感触を味わいながら深呼吸をした。
蓮さんは、私の頭の上で掌を重ねながら言う。
「美羽、愛してるよ、もう放さないぞ、絶対にな、お前も俺から離れようとしないでくれよ、絶対だから、分かったな?」
私も、もう逃げたくない、と、心に決めていたの、 だから私も愛してる、と伝えた上で、抱きつき、キスをして舌を入れて絡める。
暫くキスを交わした後、唇を名残惜しくもゆっくり離すと、私達は自然と見詰め合っていた。
「美羽、今夜は何時に仕事を終えて帰って来る?」
私も彼の仕事を把握はしていたけれど、直接聞いてみると、
「ああ、7時前には終わらせて帰るよ、夕食の支度の心配はいらないから安心してくれ、それより明日も休みなんだろ、
だったら何処かに遊びに行こうぜ、最近行けてなかったし、行きたかった場所とかあったら考えといてくれよ、
後、何か買って欲しいものとかさ、それと……」
と、彼が楽しそうに話をしてくる。
でも、私はそれよりも、彼の腕にくっついて、少しでも長くくっ付いていたいと思っていたの。
だって私は彼が大好きなのだから、一緒に居られればそれでいいし……!
なので、私は、蓮さんとのお出掛けが楽しみで堪らなかった。
そして、翌日、会社帰り。
蓮さんと駅で待ち合わせをしている。
今日の彼の服装は、スーツ姿だ。
いつもはラフでカジュアルだけど、今日はフォーマルスタイルに身を包んでいる。
普段の格好とは一味違う彼の魅力に惹かれつつ、私は改札口へと駆けていく。
電車に乗って移動していると、彼は窓越しに見える風景を見ながら呟いたの。
私達が住む街がどんどん離れていき、小さくなっていく様を見ている内に、ふとこんな事を思っていたのかもしれない。
私が名前を呼んでも全く動じる素振りを見せず、ずっとキスし続けていて離そうとしないので、
「ねぇねぇー!」
と何度も呼びながら両手で蓮さんの顔を押さえて強引に離れさせる。
やっと離れたと安堵するも束の間のことだった。
彼は右手で突起を摘まんで転がすようにして弄ってくるし、
左手ではお尻も撫で回すしおまけに首筋には噛み付いてきて痛いし本当に困ってしまうよ……。
「ちょ、やめて、やめてください、そこは敏感なんですから、ああっ、や、やです、やめないでください、
あああん、お願い、そこを責めるのはやめて下さい、もう許して、おかしくなってしまいそうなんです、
だからや、や、やめちゃやです、もう、やです、いじめすぎ、もうだめ、お尻と胸を同時にされるのなんて耐えられないんです、
もうこれ以上はやだって言ってるのに……、酷いですよぉ……もう知らないから。好きにしなさいよ……(ぷいっ)」
「お、怒ったのかい? 君が可愛くてついやり過ぎたんだ、機嫌を直してくれよ」
そう言いながら、私をお風呂に入れて、髪を乾かしてくれて、優しく丁寧にブラッシングまでしてくれたの。
もう、蓮さんてずるい。
そんなふうにされたら怒れないじゃない。
私は、彼の顔を見るなり抱きついた。
そして彼の胸板にすり寄り、その感触を味わいながら深呼吸をした。
蓮さんは、私の頭の上で掌を重ねながら言う。
「美羽、愛してるよ、もう放さないぞ、絶対にな、お前も俺から離れようとしないでくれよ、絶対だから、分かったな?」
私も、もう逃げたくない、と、心に決めていたの、 だから私も愛してる、と伝えた上で、抱きつき、キスをして舌を入れて絡める。
暫くキスを交わした後、唇を名残惜しくもゆっくり離すと、私達は自然と見詰め合っていた。
「美羽、今夜は何時に仕事を終えて帰って来る?」
私も彼の仕事を把握はしていたけれど、直接聞いてみると、
「ああ、7時前には終わらせて帰るよ、夕食の支度の心配はいらないから安心してくれ、それより明日も休みなんだろ、
だったら何処かに遊びに行こうぜ、最近行けてなかったし、行きたかった場所とかあったら考えといてくれよ、
後、何か買って欲しいものとかさ、それと……」
と、彼が楽しそうに話をしてくる。
でも、私はそれよりも、彼の腕にくっついて、少しでも長くくっ付いていたいと思っていたの。
だって私は彼が大好きなのだから、一緒に居られればそれでいいし……!
なので、私は、蓮さんとのお出掛けが楽しみで堪らなかった。
そして、翌日、会社帰り。
蓮さんと駅で待ち合わせをしている。
今日の彼の服装は、スーツ姿だ。
いつもはラフでカジュアルだけど、今日はフォーマルスタイルに身を包んでいる。
普段の格好とは一味違う彼の魅力に惹かれつつ、私は改札口へと駆けていく。
電車に乗って移動していると、彼は窓越しに見える風景を見ながら呟いたの。
私達が住む街がどんどん離れていき、小さくなっていく様を見ている内に、ふとこんな事を思っていたのかもしれない。
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