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会社に着くと私は真っ先に給湯室に向かった。
お茶の準備を済ませると、私はデスクに戻るのだった。
暫くしてから、蓮さんからの着信があったのだが、私は席を離れられなかったのである―――。
蓮さんと別れてから帰宅までの時間は早かった。
スーパーに立ち寄っても充分余裕があるので、お肉売り場を覗いてみれば、豚肉は売り切れ寸前になっている事に気付いた私は迷わず購入しましたけどね。
野菜類と豆腐などもついでに買い込んでおきますけどねーっとね。
今日のメニューは何にしましょうかね?
そうだね~豚バラを使って何か一品作りたい所ですねー。
それでは決定です!
家路についた私がドアを開けると玄関先で蓮さんが蹲っているのでどうしたのかなって近付くのです。
「おかえり、遅かったね、心配、し過ぎてたのかな、僕は」
そんな彼の背中に優しく触れると私にこう言ってくれた蓮さんに対して、笑顔で返すと私は蓮さんの頭をナデナデとしてしまうのですよ。
「ただいま、遅くなってごめんなさい、夕食、すぐ食べれちゃいますが、先に召し上がりたいですか?」
私の声を聞いた蓮さんは立ち上がってこっちを見るといきなりギュウと抱きしめられたのでびっくりしながらも、受け入れて、彼の事を慰めたんですよ。
「すみません、電話に出なくて、どうしても手が放せなくって」
「そっか、なら仕方ないよね、それよりもご飯食べたいな、腹ペコだ」
「分かりました、では今用意するので待っていてください」
「分かったよ」
蓮さんを待たせることになってしまったものの、食事を用意して食卓テーブルに置いて二人で向かい合って座ると、
「頂きましょ」
と言いながら食事を始めて、箸を動かしながら他愛のないことを話したりとかしつつ楽しい夕食の時間を過ごしたりしていく。
そんなこんなで時間が経過していくと、時計は夜10時過ぎを指し示す。
そろそろ、寝室に向かうことに致しますよ。
蓮さんは私の身体を求めてきているのが分かるので応じることに、でもその前に、歯磨きだけはちゃんとしておくのを忘れずにです。
その後、二人一緒に入浴をして汚れを落としていき、その後は当然のごとく求め合いまして、たっぷり愛情を込めたので、身体が満たされているはず。
それから就寝して次の日の朝を迎えたわけだけど、朝食を作り終えた頃に蓮さんが起きてきたので挨拶を交わすと、さあ、本日の予定を消化していきましょ、
さあ張り切って出かけないと、という事になって、身支度を整え終えると出掛ける準備万端に整えたので、まず、最初に訪れたのは、
大型商業施設の中のスポーツショップへ赴く。
シューズコーナーにて蓮さんと相談する事にして、店員の方にも協力を要請したり、実際に履いたり、
手に取って確かめたりしたんだけど、結局、どれがいいかわかんなかったので、
「ねえ、この中に気に入った物、あった?」
と尋ねてみると、 蓮さんは少し悩んでいる様子だった。
なので私は、彼と一緒に、店内中を回り、探し回るとついに、運命的な出会いを果たしたの。
それは、靴のデザインがとても素敵なハイヒールで、一目惚れしてしまい、早速、購入することに決めたので、
支払いをするべく、カードを取り出すと、彼が代わりに支払ってくれるというの。
でも、それは申し訳ないって事で遠慮している間に彼は行ってしまい、仕方なく追いかける。
しかし、見失ってしまった。
困っていると、彼に見つかってしまい、私は、素直に従った。
そして、その後もショッピングを楽しんでいき、お昼の時間となったの。
お茶の準備を済ませると、私はデスクに戻るのだった。
暫くしてから、蓮さんからの着信があったのだが、私は席を離れられなかったのである―――。
蓮さんと別れてから帰宅までの時間は早かった。
スーパーに立ち寄っても充分余裕があるので、お肉売り場を覗いてみれば、豚肉は売り切れ寸前になっている事に気付いた私は迷わず購入しましたけどね。
野菜類と豆腐などもついでに買い込んでおきますけどねーっとね。
今日のメニューは何にしましょうかね?
そうだね~豚バラを使って何か一品作りたい所ですねー。
それでは決定です!
家路についた私がドアを開けると玄関先で蓮さんが蹲っているのでどうしたのかなって近付くのです。
「おかえり、遅かったね、心配、し過ぎてたのかな、僕は」
そんな彼の背中に優しく触れると私にこう言ってくれた蓮さんに対して、笑顔で返すと私は蓮さんの頭をナデナデとしてしまうのですよ。
「ただいま、遅くなってごめんなさい、夕食、すぐ食べれちゃいますが、先に召し上がりたいですか?」
私の声を聞いた蓮さんは立ち上がってこっちを見るといきなりギュウと抱きしめられたのでびっくりしながらも、受け入れて、彼の事を慰めたんですよ。
「すみません、電話に出なくて、どうしても手が放せなくって」
「そっか、なら仕方ないよね、それよりもご飯食べたいな、腹ペコだ」
「分かりました、では今用意するので待っていてください」
「分かったよ」
蓮さんを待たせることになってしまったものの、食事を用意して食卓テーブルに置いて二人で向かい合って座ると、
「頂きましょ」
と言いながら食事を始めて、箸を動かしながら他愛のないことを話したりとかしつつ楽しい夕食の時間を過ごしたりしていく。
そんなこんなで時間が経過していくと、時計は夜10時過ぎを指し示す。
そろそろ、寝室に向かうことに致しますよ。
蓮さんは私の身体を求めてきているのが分かるので応じることに、でもその前に、歯磨きだけはちゃんとしておくのを忘れずにです。
その後、二人一緒に入浴をして汚れを落としていき、その後は当然のごとく求め合いまして、たっぷり愛情を込めたので、身体が満たされているはず。
それから就寝して次の日の朝を迎えたわけだけど、朝食を作り終えた頃に蓮さんが起きてきたので挨拶を交わすと、さあ、本日の予定を消化していきましょ、
さあ張り切って出かけないと、という事になって、身支度を整え終えると出掛ける準備万端に整えたので、まず、最初に訪れたのは、
大型商業施設の中のスポーツショップへ赴く。
シューズコーナーにて蓮さんと相談する事にして、店員の方にも協力を要請したり、実際に履いたり、
手に取って確かめたりしたんだけど、結局、どれがいいかわかんなかったので、
「ねえ、この中に気に入った物、あった?」
と尋ねてみると、 蓮さんは少し悩んでいる様子だった。
なので私は、彼と一緒に、店内中を回り、探し回るとついに、運命的な出会いを果たしたの。
それは、靴のデザインがとても素敵なハイヒールで、一目惚れしてしまい、早速、購入することに決めたので、
支払いをするべく、カードを取り出すと、彼が代わりに支払ってくれるというの。
でも、それは申し訳ないって事で遠慮している間に彼は行ってしまい、仕方なく追いかける。
しかし、見失ってしまった。
困っていると、彼に見つかってしまい、私は、素直に従った。
そして、その後もショッピングを楽しんでいき、お昼の時間となったの。
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