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第3話

鎖②

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「ン"ブッ‥‥グッ‥プェッ‥!」

人気の無い真夜中の公園に私のえづく声が木霊する。

ベンチに座り大股を開く秀男さんのモノを口いっぱい、喉の奥まで飲み込みながら私は顔を上下させる。

互いの液に混じり、顔がぐちゃぐちゃに汚れるのを感じながら。

「いいっ‥!いいよっ‥!エレナッ‥!」

だらしなく喘ぐ秀男さんが、私の後頭部を掴み更に奥へ奥へと押し付ける度に熱くなる喉奥からえづきがこみ上げ、全身を締め付ける亀甲縛りの赤ロープが肉をえぐる。

そう、コートの着用も許されなくなった今の私のカラダを隠すものはロングブーツのみ。

敏感な部分に冷たい風が通り抜けるのを感じる度に熱くなるのを感じる。

そして、なによりも‥

「ッ‥フゥッあっ‥あっ‥ぐぷっ‥」

人に見られるかもしれない

いや、もう見られているのかもしれない

そんな屈辱的な羞恥に私のアソコは潤い止まないのだ。

「出るよッ‥!飲み干すんだよっ‥!エレナッ‥!」
「はいっ‥!ご主人、様っ‥!」

本望ではないはずだった。
この男を愛していないから

それなのにどうして‥

私のカラダは苦しみを追い求めるのか。

ピチャン、ピチャンッ‥

だらしなく股を開きしゃがむ私の愛液が、何滴も何滴も地面に落ちる音を遠くに聴きながら、私達は同時に果てた。

「ハァッ、ハァッ‥綺麗だよ、エレナッ‥」
「っ‥はぁっ‥はぁっ‥」
「そしてとても淫らな女だ‥。もう、普通の男じゃ満足出来ないよ。君にはもう‥俺しかいないんだよ‥わかるね?」
「‥はいっ‥」
「良い子だ‥。さぁ、俺の上に股がりなさい」
「はいっ‥ご主人様ッ‥あぁあッ‥!!」

言われるがままに、秀男さんの反りたつモノの上に腰を下ろす。

じゅぶり、じゅぶりっ‥

いやらしく飲み込む音に耳を塞ぎたくなった。

「はぁっ、はぁっ、いいっ‥!動け!ほら!動け雌豚!!淫乱女!!こんな所で感じるなんてお前はなんてダメな女なんだ!!」
「痛っ‥い!!はいっあッ‥!あッ‥!あッ‥!ごめんなさい‥!!ごめんなさいっ‥!」

ジョッキーのようにパシパシと私の尻をぶつ秀男さんの顔に浮かぶ満面の笑み。
高揚していくのが体温からも伝わってくる。

「いいのか!?俺のが気持ちいいのか!?言え!!」
「はいっ‥!気持ちいいです‥はぁっ、はぁっ、ああっ‥!!」

どうして、
なんで、
こんな時に‥

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ!!出すぞ、いくぞ、いくぞ!!この雌豚、淫乱、お前は社会のクズだ!!グズグズグズグズ女ーー!!」

どうして‥

「‥‥助、けて‥」

あの人の顔が浮かぶの‥?

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