38 / 79
第2章 魔術国家編
ダンジョン攻略
しおりを挟む
ドサーーーー!
俺は赤竜の爪を無限収納から取り出し、机にばら撒ける。
数が多すぎていくつかは下に落ちてしまった。
「なっ何、この数!? 一つでよかったんだけど。」
まあ、そういう反応になるだろうな。
「うん、まあ、剥いでもらった物を要らないっていえないじゃん。ちょっと仕方なしにね」
「仕方なしってあんた赤竜の爪って超高級素材よ。まあ研究には十分すぎる量だわ。ありがとう!」
よし!これで一つ目の卒業課題は達成。残る一つは――
「残りの卒業課題って決定したか?」
「うん、一応決めはしたんだけど………」
何だ歯切れが悪いな。
「今度の素材なんだけどね。幻の素材でオリハルコンの雫なんだけど……」
「うん、いいぞ、その素材の場所を教えてもらえれば。」
「それがね、探索魔法で長年探してたんだけど最近ようやく見つかって………ファドゥーツダンジョンの1000階層の隠し部屋にあるって。(テヘペロ)」
ファドゥーツダンジョンとは世界に数あるダンジョンでも最難関のダンジョンの一つと呼ばれていて、最深部へ到達した物は未だ0というダンジョンだった。確か記録に残っている最深部到達は500階層程度だったはずだ。
「お前なあ、いくら俺だからって何でもできるわけじゃないぞ。 まあトライはしてみるけどな」
「ほんと! ありがとう! ちょっと無理ゲーじゃんって思ってたんだけどあんたが転生してくれてよかったわ! これで最後の卒業課題ね!」
全く…だがしょうがない。ダンジョン攻略の準備して進めるか。
「あっ後、例の件、頼むな。」
「ああ、あれね。今のところ、順調よ任せて。」
俺は早速ストラスとレンツェに次の課題について伝えにいく。
「ひゃーーー今のコウモリよね! ひゃーーーなんか今、目の前、通った?」
「そりゃ自分の影だろ。(笑) 全くまたそんな大層な装備してきてんのにいちいちリアクションが大袈裟だな。」
レンツェとストラス、二人は今日も賑やかだ。
出会った頃と比べて大分打ち解けられているようだった。
レンツェは今回も頭にはヘッドライト(魔石をエネルギーとした)、リュックを背負い、なぜかツルハシ持参で探検でもするような格好をしていた。
ストラスは前と同じように軽装だ。
今回もラミアに連れてきてもらっている為、後は俺を含め4人PTとなっている。
「にしてもいちいち階層クリアするのはめんどくさいからショートカットを使おう。」
「えっ兄貴そんな事できんの?」
「ああ、多分な。ワープポイントに行ってみよう。」
このダンジョンはワープポイントがあり、実績があれば前に進んだ場所まではワープできる。
俺は前世で400階層まではギルドの依頼できたことがあったので多分ワープできるはずだった。
魔法陣が書かれたワープポイントに全員で乗る、すると、
「「前回進んだ場所までワープしますか?」」
とアナウンスがされるので、「はい」と答えると、
ヒュン!
と一瞬でまた違う景色の場所の魔法陣に降り立った。
「うわーすげーさっきと違う場所だ。」
「念の為、階層調べとくか。」
ダンジョン調査用の魔法で現在地の情報を調べると――
「現在地は950階層? あれ何でだ?」
「ああ、昔すぎて忘れてましたが私かもしれません。 前にダンジョンにハマっていろんなダンジョンを攻略してた記憶があります。」
何だラミアか。よかったつれてきてて。
ただここはすでに950階層。
人外のような化け物がウロウロしてるはずなので気をつけなくては。
と思っていると早速おでました。
キングキマイラ
Sランクの魔物だ。
見た目は通常のキマイラとさほど変わらないが大きさが10メートル程あり、バカでかい。
が魔物はピューと逃げ出した。
何だ? 俺は魔物が今の魔物が逃げるほどの魔力は出してないし、ってラミアか。抑えてた魔力を開放している。
「これで無用の戦闘は避けられますね。」
さすがラミアだ、ありがたい。
こうして俺達は悠々と1000階層に向けて、歩みを進めていったのであった。
俺は赤竜の爪を無限収納から取り出し、机にばら撒ける。
数が多すぎていくつかは下に落ちてしまった。
「なっ何、この数!? 一つでよかったんだけど。」
まあ、そういう反応になるだろうな。
「うん、まあ、剥いでもらった物を要らないっていえないじゃん。ちょっと仕方なしにね」
「仕方なしってあんた赤竜の爪って超高級素材よ。まあ研究には十分すぎる量だわ。ありがとう!」
よし!これで一つ目の卒業課題は達成。残る一つは――
「残りの卒業課題って決定したか?」
「うん、一応決めはしたんだけど………」
何だ歯切れが悪いな。
「今度の素材なんだけどね。幻の素材でオリハルコンの雫なんだけど……」
「うん、いいぞ、その素材の場所を教えてもらえれば。」
「それがね、探索魔法で長年探してたんだけど最近ようやく見つかって………ファドゥーツダンジョンの1000階層の隠し部屋にあるって。(テヘペロ)」
ファドゥーツダンジョンとは世界に数あるダンジョンでも最難関のダンジョンの一つと呼ばれていて、最深部へ到達した物は未だ0というダンジョンだった。確か記録に残っている最深部到達は500階層程度だったはずだ。
「お前なあ、いくら俺だからって何でもできるわけじゃないぞ。 まあトライはしてみるけどな」
「ほんと! ありがとう! ちょっと無理ゲーじゃんって思ってたんだけどあんたが転生してくれてよかったわ! これで最後の卒業課題ね!」
全く…だがしょうがない。ダンジョン攻略の準備して進めるか。
「あっ後、例の件、頼むな。」
「ああ、あれね。今のところ、順調よ任せて。」
俺は早速ストラスとレンツェに次の課題について伝えにいく。
「ひゃーーー今のコウモリよね! ひゃーーーなんか今、目の前、通った?」
「そりゃ自分の影だろ。(笑) 全くまたそんな大層な装備してきてんのにいちいちリアクションが大袈裟だな。」
レンツェとストラス、二人は今日も賑やかだ。
出会った頃と比べて大分打ち解けられているようだった。
レンツェは今回も頭にはヘッドライト(魔石をエネルギーとした)、リュックを背負い、なぜかツルハシ持参で探検でもするような格好をしていた。
ストラスは前と同じように軽装だ。
今回もラミアに連れてきてもらっている為、後は俺を含め4人PTとなっている。
「にしてもいちいち階層クリアするのはめんどくさいからショートカットを使おう。」
「えっ兄貴そんな事できんの?」
「ああ、多分な。ワープポイントに行ってみよう。」
このダンジョンはワープポイントがあり、実績があれば前に進んだ場所まではワープできる。
俺は前世で400階層まではギルドの依頼できたことがあったので多分ワープできるはずだった。
魔法陣が書かれたワープポイントに全員で乗る、すると、
「「前回進んだ場所までワープしますか?」」
とアナウンスがされるので、「はい」と答えると、
ヒュン!
と一瞬でまた違う景色の場所の魔法陣に降り立った。
「うわーすげーさっきと違う場所だ。」
「念の為、階層調べとくか。」
ダンジョン調査用の魔法で現在地の情報を調べると――
「現在地は950階層? あれ何でだ?」
「ああ、昔すぎて忘れてましたが私かもしれません。 前にダンジョンにハマっていろんなダンジョンを攻略してた記憶があります。」
何だラミアか。よかったつれてきてて。
ただここはすでに950階層。
人外のような化け物がウロウロしてるはずなので気をつけなくては。
と思っていると早速おでました。
キングキマイラ
Sランクの魔物だ。
見た目は通常のキマイラとさほど変わらないが大きさが10メートル程あり、バカでかい。
が魔物はピューと逃げ出した。
何だ? 俺は魔物が今の魔物が逃げるほどの魔力は出してないし、ってラミアか。抑えてた魔力を開放している。
「これで無用の戦闘は避けられますね。」
さすがラミアだ、ありがたい。
こうして俺達は悠々と1000階層に向けて、歩みを進めていったのであった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,405
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる