最強と言われた魔法使いはどうやら森に引きこもるようです

夢桜

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プロローグ

プロローグ【こんな生活はもう嫌だ!!】

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最強の魔法使い【ネメシア・スターチス】
その魔法の腕はかの有名な魔王とも互角かそれ以上と言われている。

しかも彼女は誰も成し遂げる事の出来なかった究極魔法【不老不死】を完成させ、自身に使用した事で不老不死となっている。

見た目は14歳ほどの少女で、腰ほどまであるふわふわの白髪、まるで宝石のように美しい紫紺の瞳。

そんな側から見れば何も言うことの無い完璧な少女。

しかし、問題は彼女の性格にあった。

基本は無気力で大体の頼まれごとは断るという面倒くさい性格。
弟子入りは全て「めんどくさい」の一言で却下。
魔王の討伐に行ってくれ、と国王に頼まれた時も「は?魔王?やだよあいつめんどくさいし。そーいうのは勇者サマの仕事だろ?私はパス。」と一蹴した。

しかしそうは言っても魔族が頭を下げるほどの魔法の腕前。
王さえも文句を言えなかった。

そんな彼女は今、王城の彼女に与えられた部屋で一人、雑務をこなしていた。

完全にこれは私のやる仕事じゃ無い。
そう思いながらも口に出さず黙々と仕事をこなす。
それが終わればまた新しい仕事雑務。仕事、仕事、仕事、仕事、仕事…。

時間になれば眠りにつき、また次の日起きれば新しい仕事がある。

仕事、仕事、仕事、仕事。

彼女は不老不死である為、食事や生理現象を必要としない。

休む事も無く、ただ仕事を続ける傀儡ゴーレムのように、ただ与えられた仕事をし続けた。

そんな廃人のように雑務をこなし続けて早2年。

ある日ふとした瞬間にネメシアは思った。

ーあぁ、もう、働きたくねぇな。
と。

そう気がついてしまえば今までの傀儡っぷりが嘘のように生き生きとした瞳で勢いよく立ち上がった。

「…さて」

彼女は一言そう言うと大きく息を吸い、

「引きこもってやるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
とそれはそれは大きな声で叫んだ。

その声は、王城全体に響き渡ったと言われている。
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