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第1章【引きこもり生活、始めました】
第1話【お家を作ろう!】
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引きこもってやる、と宣言してから数分後、ネメシアはせっせと荷物をまとめていた。
杖や着替え、薬や薬草に魔道書、その他諸々。
もともとそこまで多くもなかったそれらの荷物をさっさと纏めると収納魔法で一旦別空間へ閉まってしまう。
そこまでやってから気がついたが、引きこもるとは言ったものの、どこに引きこもろう。
まず第1の条件としてこの王都からそこそこ離れている事。
下手に追いかけてこられても困るし。
第2の条件として人のいない場所。
人がいると騒ぎになるし、何よりうるさい。
そうしてこの2つの条件に一致する場所を脳内に叩き込んだ地図から探し出す。
そしてその結果、1つの場所に決まった。
その場所はこの王都から東へ相当な距離進むと見えてくる、通称【迷いの森】
俗に言う“入った者は2度と帰ってくる事は出来ない”という森で、近よる人もいない。
ここほど引きこもり生活にうってつけの場所は無い。
よし。ここに決めた。
即断即決がネメシアのポリシーである。
どんな風な家にしようか、などと期待に胸を膨らませながら流石に何も言わずに行くのは国王が可哀想だな、という事で置き手紙を残す事にした。
サラサラっと適当に書いたにしては上出来だ。
『国王へ
流石に疲れました。
引きこもります。
今まで特に何かされたわけではありませんがありがとうございました。
ネメシアより』
うん。まあこんなもんでいいだろ。
と適当に考えながら転移先の座標を指定する。
指定完了。
ネメシアが指を鳴らすと同時にネメシアの体は光に包まれ、やがて消えた。
フワリ、とネメシアは地に降り立つ。
周りを見渡せば木々が深々と生い茂っている。
どうやら転移は成功したらしい。
休む間も無くネメシアは周囲へ感知魔法を発動させる。
半径100m程のそこまで大きくない(※王国騎士団の魔道士でも半径25mも出来れば優秀な方である)魔法で、範囲内の全てを把握する魔法。
ひとまずこの近くに人はいないようだ。
また、ちょうど良さそうな少し開けた場所を感知する。
その場所は開けているだけでなく、水場も近くにあり、日のあたりも丁度いいと住むにはうってつけの場所である。
こんなにいい場所、ネメシアが見逃すはずがない。
さっさとその場所に移動するとやはり住むのには完璧な土地だ。
やはりここに来たのは間違いではなかったようだ。
そんな事を考えながら次に頭の中で家の構造を考える。
しばらく考え、そこまで広すぎず狭すぎずのログハウスが頭に浮かんだ。
よし。これでいこう。
次にログハウスの設計図を考え、またネメシアは指を鳴らす。
すると周囲の木が一斉に切断され、木材に変わる。
木材は一箇所に集まると、次にネメシアが頭で考えた設計図通りにどんどんと積み上がっていき、やがて立派なログハウスが出来上がった。
よし。こんなもんか。
内装を確認した後、収納魔法で閉まっていた物を取り出し、棚の中に片付けていく。
ある程度終わり、ようやくひと段落ついた。
これからは…
「自由だー!!!!!」
あまりの嬉しさにネメシアは叫んでいたらしい。
杖や着替え、薬や薬草に魔道書、その他諸々。
もともとそこまで多くもなかったそれらの荷物をさっさと纏めると収納魔法で一旦別空間へ閉まってしまう。
そこまでやってから気がついたが、引きこもるとは言ったものの、どこに引きこもろう。
まず第1の条件としてこの王都からそこそこ離れている事。
下手に追いかけてこられても困るし。
第2の条件として人のいない場所。
人がいると騒ぎになるし、何よりうるさい。
そうしてこの2つの条件に一致する場所を脳内に叩き込んだ地図から探し出す。
そしてその結果、1つの場所に決まった。
その場所はこの王都から東へ相当な距離進むと見えてくる、通称【迷いの森】
俗に言う“入った者は2度と帰ってくる事は出来ない”という森で、近よる人もいない。
ここほど引きこもり生活にうってつけの場所は無い。
よし。ここに決めた。
即断即決がネメシアのポリシーである。
どんな風な家にしようか、などと期待に胸を膨らませながら流石に何も言わずに行くのは国王が可哀想だな、という事で置き手紙を残す事にした。
サラサラっと適当に書いたにしては上出来だ。
『国王へ
流石に疲れました。
引きこもります。
今まで特に何かされたわけではありませんがありがとうございました。
ネメシアより』
うん。まあこんなもんでいいだろ。
と適当に考えながら転移先の座標を指定する。
指定完了。
ネメシアが指を鳴らすと同時にネメシアの体は光に包まれ、やがて消えた。
フワリ、とネメシアは地に降り立つ。
周りを見渡せば木々が深々と生い茂っている。
どうやら転移は成功したらしい。
休む間も無くネメシアは周囲へ感知魔法を発動させる。
半径100m程のそこまで大きくない(※王国騎士団の魔道士でも半径25mも出来れば優秀な方である)魔法で、範囲内の全てを把握する魔法。
ひとまずこの近くに人はいないようだ。
また、ちょうど良さそうな少し開けた場所を感知する。
その場所は開けているだけでなく、水場も近くにあり、日のあたりも丁度いいと住むにはうってつけの場所である。
こんなにいい場所、ネメシアが見逃すはずがない。
さっさとその場所に移動するとやはり住むのには完璧な土地だ。
やはりここに来たのは間違いではなかったようだ。
そんな事を考えながら次に頭の中で家の構造を考える。
しばらく考え、そこまで広すぎず狭すぎずのログハウスが頭に浮かんだ。
よし。これでいこう。
次にログハウスの設計図を考え、またネメシアは指を鳴らす。
すると周囲の木が一斉に切断され、木材に変わる。
木材は一箇所に集まると、次にネメシアが頭で考えた設計図通りにどんどんと積み上がっていき、やがて立派なログハウスが出来上がった。
よし。こんなもんか。
内装を確認した後、収納魔法で閉まっていた物を取り出し、棚の中に片付けていく。
ある程度終わり、ようやくひと段落ついた。
これからは…
「自由だー!!!!!」
あまりの嬉しさにネメシアは叫んでいたらしい。
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