3 / 4
第1章【引きこもり生活、始めました】
第2話【暇つぶしをしよう part1】
しおりを挟む
快適な引きこもり空間を作り早2週間。
ネメシアは自由な生活を謳歌していた。
しかし、2週間もあればやる事が無くなる。
それもそうだ。
もともとネメシアはあまり荷物が無かったし、暇つぶしになるような物を持って来ていなかったのだ。
どうするかしばし考えるがいい案が浮かばず唸っていた時、ふとネメシアは思いつく。
そうだ、あいつを呼ぼう!
そう決めると棚からしばし使っていなかった杖を引っ張り出し、ある程度の広さのあるリビングの床に魔法陣を描いていく。
勿論魔法陣なんて面倒臭いものは描かなくてもネメシアなら大丈夫だがまあそこは御都合主義である。
それが完成するとネメシアは、息をひとつ吸い、ゆっくり吐いた後呪文を唱える。
「《我と契約せし者よ。
我が名は『ネメシア・スターチス』。
其方を使役する者。
我の呼び掛けに応じ今ここに姿を表せ!》」
そうネメシアが唱え終わると同時に床に描いた魔法陣が金色の光を放つ。
そしてその円の中心からゆっくりと出てきたのは、美しい青年だった。
その青年の髪は、見つめていると吸い込まれてしまうような漆黒の毛で、しかし何より目につくのは、頭に生える猫の耳。
彼は「カルミア・クラスペディア」。
珍しい猫獣人の青年で、過去にネメシアに助けられ、ネメシアの使い魔となった。
カルミアはゆっくりと目を開くとその美しい満月のような金色の瞳でネメシアを見つめ、口を開いた。
「カルミア・クラスペディア。
主人の呼び掛けに応じ、ただ今参上致しました」
というとネメシアに頭を垂れる。
ネメシアは
「おー。久しぶり~」と軽く返事をすると、早速本題に入る。
「カルミア。頼みがあるんだ。
…私の暇つぶしに付き合ってくれ」
そういうとカルミアはまるでメデューサと目が合った時のように硬直した。
ネメシアが不思議そうにしていると次の瞬間聞こえたのは「はーーーーー!?」という叫び声である。
その声の主は勿論カルミアである。
カルミアは続けざまに叫ぶ。
「二年間1つも連絡寄越さず久しぶりに呼ばれたと思って何事かと思ってたら暇つぶしですか!?!?暇つぶしなんですか!?!?私はその程度なんですか!?あぁやっぱりそうだったんですね久しぶりに仕事もらえるかと貴方に期待していた私が馬鹿だったんですねあーーーそうですよどうせ猫ですもんね猫頭ですもんね頭悪くてごめんなさいねでも少しぐらい期待したっていいじゃないですかー!!!!」と一言で言い切ると大きく深呼吸をした。
うん。こいつ呼んだの間違えたかな。
ネメシアは心の中でそう思った。
ネメシアは自由な生活を謳歌していた。
しかし、2週間もあればやる事が無くなる。
それもそうだ。
もともとネメシアはあまり荷物が無かったし、暇つぶしになるような物を持って来ていなかったのだ。
どうするかしばし考えるがいい案が浮かばず唸っていた時、ふとネメシアは思いつく。
そうだ、あいつを呼ぼう!
そう決めると棚からしばし使っていなかった杖を引っ張り出し、ある程度の広さのあるリビングの床に魔法陣を描いていく。
勿論魔法陣なんて面倒臭いものは描かなくてもネメシアなら大丈夫だがまあそこは御都合主義である。
それが完成するとネメシアは、息をひとつ吸い、ゆっくり吐いた後呪文を唱える。
「《我と契約せし者よ。
我が名は『ネメシア・スターチス』。
其方を使役する者。
我の呼び掛けに応じ今ここに姿を表せ!》」
そうネメシアが唱え終わると同時に床に描いた魔法陣が金色の光を放つ。
そしてその円の中心からゆっくりと出てきたのは、美しい青年だった。
その青年の髪は、見つめていると吸い込まれてしまうような漆黒の毛で、しかし何より目につくのは、頭に生える猫の耳。
彼は「カルミア・クラスペディア」。
珍しい猫獣人の青年で、過去にネメシアに助けられ、ネメシアの使い魔となった。
カルミアはゆっくりと目を開くとその美しい満月のような金色の瞳でネメシアを見つめ、口を開いた。
「カルミア・クラスペディア。
主人の呼び掛けに応じ、ただ今参上致しました」
というとネメシアに頭を垂れる。
ネメシアは
「おー。久しぶり~」と軽く返事をすると、早速本題に入る。
「カルミア。頼みがあるんだ。
…私の暇つぶしに付き合ってくれ」
そういうとカルミアはまるでメデューサと目が合った時のように硬直した。
ネメシアが不思議そうにしていると次の瞬間聞こえたのは「はーーーーー!?」という叫び声である。
その声の主は勿論カルミアである。
カルミアは続けざまに叫ぶ。
「二年間1つも連絡寄越さず久しぶりに呼ばれたと思って何事かと思ってたら暇つぶしですか!?!?暇つぶしなんですか!?!?私はその程度なんですか!?あぁやっぱりそうだったんですね久しぶりに仕事もらえるかと貴方に期待していた私が馬鹿だったんですねあーーーそうですよどうせ猫ですもんね猫頭ですもんね頭悪くてごめんなさいねでも少しぐらい期待したっていいじゃないですかー!!!!」と一言で言い切ると大きく深呼吸をした。
うん。こいつ呼んだの間違えたかな。
ネメシアは心の中でそう思った。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
どうやらお前、死んだらしいぞ? ~変わり者令嬢は父親に報復する~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「ビクティー・シークランドは、どうやら死んでしまったらしいぞ?」
「はぁ? 殿下、アンタついに頭沸いた?」
私は思わずそう言った。
だって仕方がないじゃない、普通にビックリしたんだから。
***
私、ビクティー・シークランドは少し変わった令嬢だ。
お世辞にも淑女然としているとは言えず、男が好む政治事に興味を持ってる。
だから父からも煙たがられているのは自覚があった。
しかしある日、殺されそうになった事で彼女は決める。
「必ず仕返ししてやろう」って。
そんな令嬢の人望と理性に支えられた大勝負をご覧あれ。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる