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番外編
シェルジオ・ラシェール・グランパス
しおりを挟む俺には運命の番がいる。
それが分かったのは成人して、もう番が別な男の伴侶になっていた頃だった。
俺の番はステファニー・クォンタム。
隣国であるヴァット王国出身で、近隣諸国の中でも海洋貿易では随一と名高いクォール商会を運営しているクォンタム子爵家のご令嬢だった。
ここエインスボルト王国にはセントラル・ヴェリテ学園と呼ばれる、国内最高峰の教育機関がある。
貴族であれ平民であれ、難関な試験を突破すれば入学が認められる。逆を言えば、試験を突破できなければどんな高位貴族であっても入学できない。
授業内容も一般的な教育機関よりもレベルが高く、いわゆる国政に携わる人財を育成する機関だ。
俺はエインスボルトにちらほらといる竜人で、竜人は遥か昔に存在した神竜と呼ばれる始祖竜たちの血を引き継ぐ者たちのことを指す。
竜の角、爬虫類のような瞳、鋭利な牙、尖った耳。そして最大の特徴として人の姿と竜の姿両方とることができる変身能力。
他種族との交わりでそれらの身体的特徴は薄れていったが、稀に俺のような先祖返りが起きる。そこからまたしばらく先祖返りの子孫たちが身体的特徴を維持し、また薄れていって先祖返り…というサイクルを昔から繰り返しているらしい。
それは獣人族の者たちも同じだと聞く。
通行人に「竜人、獣人といえば?」と聞けば、必ず「運命の番」という言葉が返ってくるだろう。
精霊族や人族にはないが、竜人、獣人には魂から惹かれる運命の番という存在がいる。
元々は同じ種族内にしか相手はいなかったが、他種族との交わりもあり、今では他種族にも運命の番がいることもあるらしい。…俺がそれに該当するとは思わなかったが。
エインスボルトにいる竜人族の中でも先祖返りをして竜に変身できる俺だが、のんびりするのが好きだ。エヴァン殿下以外の周囲からは、力が強い俺は活動的だと思われやすいが…逆だ。のんびり過ごすのが好きなんだ、俺は。
王都から辺境の中間ぐらいの辺りにある領地で、領民と一緒に農業に従事しながら過ごしたかったが、生まれ持ったこの力がそれを許してくれなかった。
学園内だけでもと人気のない中庭でぼーっと空を眺めていたときに、ステフから「あの、具合でも?」と声をかけられた。
俺の形相はエヴァン殿下からも「まあ、ちょっと怖い」と真顔で言われるほどらしい。せめてあの麗しく強いスピネル辺境伯やその美貌を受け継いだ息子のファリオス殿とまで言わないから、もうちょっと他人受けする容貌でいたかった。
まあ、要するに女性には怖がられる風貌なんだ。俺は。
そんな俺に心配そうに声をかけてきた彼女に驚いたし、緊張した。
だからぶっきらぼうに「具合が悪いわけじゃない。空がきれいだったから見てただけだ」と答えてから、しまったと思った。怖がらせたかもと。
…けど、彼女はきょとりと目を瞬かせて、俺と同じように空を見上げてくれた。
「……本当だ。快晴だからか、澄んでいますね」
「…雲の形が変わっていく様子を見るのが楽しいのもある。あそこのとか」
と、先ほどまで眺めていた雲を指差した。
あまり周囲に雲がない中、上空を吹く風によって徐々に、徐々に形を変えていく。
エヴァン殿下にも理解されなかった趣味だ。だからまあ、変人だと思われても仕方ないと思っていた。
「今まで特に気にしてなかったですけど…雲って、とてもゆっくり形を変えていくんですね。あれなんか、魚みたい」
ふふ、と笑った彼女とは仲良くなれそうだ、と思った。
それがステファニー ―― ステフとの出会いだ。
交流するうちに俺はステフが好きになった。ステフも俺を好きになってくれた。
運命でなくても良い、ステフでなければと親父に話を通して、彼女と婚約できる日を指折り数えて ―― クォンタム子爵家から断りの連絡が来たときは、愕然とした。
我が家が申し込む直前に、ステフが王太子妃となるよう当時のヴァット王から王命が下された。
申し訳ない、娘も貴殿と婚約することをとても楽しみにしていたのだが…と綴られた手紙を読んで悔しかった。同封された、ステフからの手紙を読んで涙が溢れた。
俺の最愛は、手の届かないところに行ってしまった。
それから六年。学園も卒業して、エヴァン殿下の下でがむしゃらに竜騎士団の一員として研鑽を積んでいたら、いつの間にか副団長という立場になってしまった。
見合いを勧められるが、俺の風貌に怖がって皆辞退してしまう。女性で俺と一対一で平気なのは女王陛下やツェツィーリア殿下、あとは俺の母親と妹ぐらいなものだ。
だから結局独り身のまま、成人となって魔道具が外れたあの日。
俺たちの仲を知っていたツェツィーリア殿下が、こっそり「見るだけね」とステフから贈られてきたハンカチを見せてくださったとき、匂いがした。
俺の、俺が求める匂い。本能的に番の匂いだと分かった。
どうして、と思った。なぜ、ステフが国に帰る前に成人しなかったのだと。
竜人族は成人になると、大体は親の跡を継いだり自立したりする。俺の場合は伯爵家の当主となった。隣国の伯爵家当主と婚約状態であれば、王命も出しにくかっただろうに。
竜人や獣人は運命の番を認知する器官があって、それは成人まで認知を阻害する魔道具をつけられる。だから俺が成人するまで、ステフが俺の番だとは気づかなかった。
ショックを受けたが、もうどうにもならない。
王妃となった彼女に手紙すらも送れない立場だ。ツェツィーリア殿下なら、こっそり送ってくださるかもしれない。だがツェツィーリア殿下の立場を危うくすることになるから言い出すことはできなかったし、ツェツィーリア殿下もエヴァン殿下も言わなかった。
―― そんなある日のこと。俺は、夢を見た。
俺の腕の中で冷たくなっていく、俺の番。
エヴァン様にもご協力いただいてなんとか助けられる手はずが整って、ようやく君を助けられると思ったのに。
どうして。
どうして。
どうして。
「ステフ、ステフ……目を、目を開けてくれ。俺を呼んでくれ」
俺の運命。
俺の、俺だけの番。
俺がもう少し早く成人できていれば。
俺がもう少し早く助けに来れれば。
俺がもう少し早く、早く、早く!
―― ああ。もう、彼女は、いない。
「……グランパス卿、もうここから出ないとバレてしまう。王妃殿下を連れて出ましょう」
彼女が収監されていた地下牢に案内してくれた男が俺に声をかける。
そうだ。彼女の骸だけでも、連れ帰らないと。
―― 彼女を死に追いやった者共は、呑気に暮らしているというのに?
………殺す。
殺す、殺す、殺す、殺す、殺す。
俺の運命の番を陥れた者を、蔑ろにした者を、見て見ぬふりをした者を、侮蔑した者を、皆、皆、皆!
「グランパス卿?……グランパス卿!!」
―― お前らは、滅ぶべき存在だ。
次の瞬間には、燃え盛るヴァット王国の王都を見下ろしていた。
あちこちから悲鳴が上がっている。いい気味だ、いいざまだ、だが俺の番を殺した罪は許されない。
知っているぞ。お前たち民が、ステフに心無い言葉を投げつけていたことを。臣民一体となってステフを追い詰めていたことを。
竜となった俺の手の中にいるステフは、動かない。
ああ、このままだと俺がなにかの拍子で握り潰してしまうかも。それはダメだ。彼女を琥珀に閉じ込めてしまおう、そうすればずっと一緒にいられる。
ステフ、ステフ。見てくれ。お前を追い詰めた奴らが死んでいくぞ。熱風を吸い込んで喉が焼け爛れ、炎に焼かれ火だるまになって死んでいくぞ。
ステフ。
お前を助けてくれなかった世界なんて、いらないだろう。俺がお前を助けられなかった世界なんて、いらないだろう。
だからステフ。一緒に、壊しに行こう。
『―― ということが起きかねないよ、ラシェール。エンスボルトの兄妹に相談しなさい』
ハッと目が覚めた。
荒い呼吸のまま、自分の手を見つめる。震えるそれは人の手だ。竜じゃない。
…なんだ、今の夢は。妙に生々しかった。
だが、夢と同じ出来事が起きたとしたら…俺は、同じ道を辿ることは、分かった。
最後、あの夢の中で語りかけてきたのは誰だ?
エレヴェド様から授かった俺の真名はラシェールだ。それは違いない。だが、それを知ってるのは俺の家族しか知らないはずだ。授名の義に立ち会う神官ですら、対象の真名を見ることはない。
けれど、あの語りかけてきた誰かの言葉はなぜか信じられる。
エヴァン殿下とツェツィーリア殿下に面会を願おう。荒唐無稽な内容だとは思う。ただの夢だと笑われるかもしれない。
―― それでも、俺は縋るしかない。ステフのためにも。
◇
意外にも、殿下たちは俺の荒唐無稽な夢を信じてくれた。
何やら知っていることもあるようだが、王族しか知らぬ秘匿かもしれない。だから俺は余計なことは聞かない。
そうして、殿下たちや陛下のお力添えもあり、俺は六年ぶりにステフに再会した上、数カ月後には彼女はあの王と離縁できて、俺と婚約できたのだ。
体裁として半年から一年は期間を空けなければいけないのがすごくもどかしかった。
だが結婚すれば蜜月期に入ることになる。
一ヶ月はエヴァン殿下に迷惑をかけるから、今やれることをきちんとやってから休みに入ると決めた。
そんな、ある日のこと。
「お兄様」
「…シェラ、とステフか。どうした?」
今日は久々の休みが取れたのでどこかステフを誘ってどこかに行こうと考えていたが…今声をかけてきた妹であるシェラは普通のドレスだが、その隣にいるステフは乗馬服だ。
どういう組み合わせだ?と考えていたら、妹の発言に呆気にとられた。
「お義姉様とお散歩してきたら?お暇でしょう?」
にっこりと微笑んだシェラ。ステフはシェラと私を交互に見つめている。
…シェラが言う散歩はただの散歩じゃない。
なるほど、そうか。だからステフはドレスではなく動きやすい乗馬服にしたのか。
「そうだな。どこかに行こうとは考えていたが、この散歩はまだステフはやったことがないな」
「あ、あの?」
「うふふ、大丈夫よお義姉様!とっても楽しいから!じゃあお兄様、お義姉様を発着場にご案内しますね!」
「ああ、頼む」
「え?発着場?お待ちくださいシェヘラザード様!」
「もうお義姉様!シェラって呼んでくださいって言ってるじゃないですか!」
混乱するステフをシェラが嬉々として連れて行く。
シェラも俺よりは出ていないが、先祖返りしている部分がある。ステフがシェラに勝てることはないだろう…まあ、シェラはステフに甘いから、ステラの言う事をなんでも聞いてしまいそうな勢いだ。
俺の番だぞと思わず牽制したぐらいだ。呆れられたが。
発着場とは、竜騎士が竜に騎乗するときに使用する広場のことだ。
我がグランパス家は古くから竜騎士だからか、個人的に騎竜も所有している。
でも俺自身は騎竜を所有していない。
なぜなら。
「~~~っ、素敵!!」
「でしょう!?」
俺が竜に変身できるからな。今、俺は発着場で竜に変身している。
以前エヴァン殿下から「服はどうなるんだ」と聞かれたが、変身するときに魔法で収納してるだけだ。そうしないと普通に服がちぎれる。目眩ましとして竜に変身したり、人に戻るときは煙を出すようにしている。
前に竜の姿で会ったときは、図体をわざと小さくしていたから。普通に変身すると、竜の両手の上に人ひとりが安定して乗れるほどのぐらいの大きさになる。まあ、大体三階建ての建物ぐらいの高さはあるか?
ステフがキラキラとした眼差しで俺を見上げている。良かった、怖がられなくて。
ゆっくりと両手を差し出す。
執事ゼービルの手を借りて、ステフが俺の手の上に乗った。
「夕刻には戻る」
「はい、いってらっしゃいませ」
皆発着場から離れたのを見てから、翼を羽ばたかせる。
俺ぐらいの大きさになると人も吹っ飛ぶからなこれ。
ゆっくりと上昇し、ステフが風の影響を受けないように結界を張る。自領内であればどこにでも行き放題だ。さすがに王都は許可がないと無理だからな。
『シェル、雲まで飛べる!?』
『もちろん』
『行ってみたいわ!』
興奮してヴァット語になっているステフを可愛らしく思いながら、高度を上げていく。
上空に行くに従って呼吸がしづらくなるから、俺ごと空気を保つ結界を張った。これで大丈夫だろう。
雲の上まで上がった。
海のように雲が広がり、その隙間から地上が見える。
『……どうしよう。この光景に見合うような、言葉が見つからないわ…』
『いいんじゃないか。ただの綺麗でも、雲が美味しそうでも』
『…ふふ、そうね』
『ちなみに雲は無味無臭だった』
『食べたの!?』
『この高度に飛べるようになって割とすぐに』
『やだ、シェルってば』
クスクスと手の中で笑う彼女が愛しい。
あの夢が正夢にならなくて良かった。あの声がなければ俺はエヴァン殿下方に相談することもなかっただろう。
あの声の主はおそらくエレヴェド様だろうとはステフの話だ。
ステフも祭司長様経由でエレヴェド様からお言葉を頂いたらしい。
エレヴェド様は、基本誰にも干渉されないと聞く。古書も探されたユーリ王配殿下が「エレヴェド様は予言も滅多にしないようだね。料理とかは、ちょくちょく言ってるみたいだけど」と仰っていたらしい。
『ねえ、シェル』
『ん?』
『結婚したら、真っ先に大神殿に伺ってエレヴェド様に感謝をお伝えしましょうね』
『…そうだな』
婚約の段階ではまたいつ横槍が入るか分からない。
きちんと婚姻し、名実共にステフが俺の妻になってからご挨拶に伺うのが良いだろう。
エインスボルトの大神殿にエレヴェド様はいらっしゃらないが、声は届くと聞いたことがあるから。
シェル、とまた呼びかけられて視線を落とす。両手を伸ばされたのでその手に顔を寄せた。
鼻先に頬ずりされる感覚にこそばゆく感じながら、瞼を閉じる。
夢の中では、死んでしまったステフを琥珀に閉じ込めた。
もう二度と動かぬその体を潰さぬように、永久にその姿が残るように。
夢の中で狂った俺が最後の最期まで手放さなかった。エレヴェド様直々に手を下してくださるまで、暴れ回った俺からエレヴェド様は琥珀を取り上げなかった。
時折、どちらが夢でどちらが現実なのか分からなくなることがある。
もしかしたらあの夢はエレヴェド様が見せたもしもの幻なのではなく ―― 本当に起こったことなんじゃないか、と。
そうなるとステフがここにいることがおかしいことになるから、あまり考えたくはないが。
瞼を開ける。
そこには、琥珀に閉じ込めたステフじゃなく、生きて微笑んでいるステフがいる。
「…そろそろ戻ろうか。魔法で防寒対策してるとはいえ、これ以上日が落ちるとステフが凍えてしまう上、ゼービルに伝えた時刻に遅れる」
「…あら、本当だわ。シェルは平気なの?」
「そりゃあ竜だからな。問題ない」
空を回遊しながら、高度をゆっくりと下げていく。
ある程度高度が下がると地上から俺が見えたのか、領民たちが声を上げて手を振ってくれた。片手の上にステフを移動させ、しっかりと抱えてから空いた手を振る。
見えないと分かっていても、ステフも手を振ってくれた。
「今度は俺が騎龍サイズになって飛んでみるか?」
「そんなこともできるの?」
「もちろん。そうじゃなきゃ、小さい竜になって窓の隙間から部屋に入るなんてこと出来ないさ」
「…それだったら、お願いがあるのだけど」
もじもじとするその姿を可愛らしく思う反面、ちょっと嫌な予感がした。
でもそんな予感がしても結局、ステフのためだったらやるんだろうなと自分でも思う。
俺を見上げ、恥ずかしげにほんのり頬を染めたステフはその願い事を口にした。
「また今度、小さな竜になってほしいの」
「…あまり人目がないところでなら」
「ありがとう!」
俺が思った以上に、その小さい赤竜の姿を気に入られてしまったようで。
通常の竜に変身するよりも小さい竜に変身することが多くなろうとは、この時の俺は予測していなかったし、俺の遠征中はその姿を模したぬいぐるみを作ってステフが一緒に寝るようになって、ぬいぐるみ相手に嫉妬するなんて、思ってもみなかったんだ。
竜人は繁殖能力が低く子が生まれにくい上、生まれてきた子の成長も人族より二倍遅い。
結婚後に割りとすぐ生まれた我が子も、人族である義父母に成人した姿を見せることができなかったほどだ。
エヴァン殿下が即位し、エヴァン殿下の子が生まれ、そしてその子が成人してまた子が生まれるほどの時間。
番とした影響で人族よりは多少長生きしたステフ。
それでも竜人族である俺よりはその寿命は短く、先に逝ってしまった。
その遺体を琥珀に留めようかとも思ったが、止めた。
だから彼女の遺体はエインスボルトのグランパス伯爵家の墓にある。
唯一持ち歩けるように、遺髪だけは琥珀に閉じ込めたけれど。
我が子が成人し、伯爵家の当主となった。
だから俺は隠居して、世界を旅することにした。ステフの生前も可能な限りあちこちに旅したけれど、まだまだ行けていない場所は多かったから。
彼女の遺髪を閉じ込めた琥珀とともに、色々な場所へ飛んでいった。
別大陸に行ったり、世界最高峰の山脈にいた神竜の生き残りに会えたり。死にそうな目にあったり。
そんな中、そろそろ死期が来たことを悟った俺は最期はステフの傍で眠るべくグランパス領に戻ってきた。
我が子とその嫁、代々仕えてきた執事や使用人たちに挨拶を交わし別れてから、彼女の墓がある別邸へと移動した。
人の姿で、彼女の墓に寄り掛かって、目を閉じる。
『幸せだったかい、ラシェール』
だいぶ昔にたった一度だけ聞いたことのある声。
もう聞くことはないと思っていたが、気にかけてくださっていたのか。
『ヴァイオレットは一足先に記録を残して、待っている。…早く行ってあげなさい』
ヴァイオレットはステフの真名だ。
そうか、待っていてくれてるのか。
じゃあ行かないと。
「……幸せでした」
『そうか。お前の記録も、楽しみにしているよ』
Fin.
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シリーズ何度も何度も読み返して、読み返す度に大好きが深まる作品たちです。生み出してくださって本当にありがとうございます。
私の文脈見落としかもなんですが、来月に決着が着くって流れで、帰国してから3ヶ月後に記念式典ってのが???でしたが、脳内で3週間後に変換したら丁度よくなりました笑
お昼から一気読みしました。
話が三人の視点で書かれていた為うんうんと相づちをいれながら、暗くなっていく部屋の中で一人静かに読みました。
番外編があって又違う角度から読めて良かった。鼻を啜るのは愛嬌😢
良い話に出会えました。ありがとうございました。後日関連作を読みますね🎵
コメントありがとうございます!
今回は本編を三人の視点+αから綴ってみました。
当シリーズは基本ふたり+番外編でひとりだったのですが、当シリーズ最後の短編ということもあって少し増やしています。
関連作も、お時間があるときに読んでいただけると嬉しいです。
最後まで読ませていただきました。
すごく良い、切な優しい話でした。
私が一番感情移入してしまったのは創造神様でした。
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他の小説も読みたいのですが、どういう順番で読んだら良いですか?
お忙しいでしょうが、おしえてください。
コメントありがとうございます!
創世神エルヴェドは神になった影響で倫理観がズレていますが、それでも根底は変わっていないつもりです。
同じ世界観の小説は、以下の順で遡っていきます。
↓新しい
・ようやく幸せになりました!(本作、物語上の第三部)
・お姉さまのおかげで幸せになりました!(第二部の番外編的な話)
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※「彼が選んだ結末は」だけは完全に別の世界の話なので、関係ない話になります。
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「彼女が幸せを掴むまで」はユーリとは無関係な長編になりますので、お時間があるときにでも読んでいただけたら嬉しいです。