47 / 131
カボチャクリームぷにぷにニョッキ
カボチャクリームぷにぷにニョッキ3
しおりを挟む
「あ、うん。え? ああ」
「なんだお前、ちゃんと起きてんのか?」
エドの指が伸びてきてアリシャの目の下をなぞった。ボッと熱を放った頬にアリシャは慌てる。勝手に赤くなる顔を何とかしてほしいと神様に文句をつけたいくらいだ。
「ひでぇくま。ちゃんと寝ろよ」
「……う、うん」
「ボリスが帰ってきて嬉しいからって浮かれてんなよ、ばーか」
琥珀の瞳に吸い込まれそうだと思っていた。だから、エドの言葉を理解するまでに少し時間がかかり「え? ボリス?」と素っ頓狂な声が出た。
「帰ってきたんだろ? お前んとこに。んじゃあな」
その含みを持たせた言い方はなんだと文句をつけるよりも、去ろうとするエドのシャツを掴んでいた。
「オイ!」
引っ張られて不機嫌に振り返るエドに怯みそうになったが、アリシャはそれでも言いたい事があった。
「ねぇ、あの……一人じゃ全然上手くいかないの。力のコントロール。だから……」
「手伝って?」
「うん」
「うんじゃねぇよ。『手伝ってください』だろ」
ちょっと偉そうにされると反骨精神がムクムクと顔をもたげて、アリシャをひねくれものする。
「なによ、手伝ってあげなさいってレオさんに言われたのはエドじゃない!」
「出来るようにしてやったろ。こーんな小さな石を魔法で受けられ──」
急にエドが話を止め、口をしっかりと引き結んだ。アリシャの背後を見ているのに気がついてアリシャが振り返ると、そこにはボリスの弟ジョゼフが立っていた。
「やぁ、始めまして。君はここの人?」
ジョゼフはボリスと違って体も細いが目も細かった。笑っているようだとも言えるし、何か企んでいそうな表情にも感じる。
「ああ、あんたは?」
「俺は……ボリスの弟だ。ジョゼフ、よろしく」
ジョゼフが手を出そうとしたが、まるでエドが手を出す素振りがないので手を引っ込めていた。
「どうも。んじゃ、俺は行く。メシの時にな」
不躾な態度だった。確かに普段から他の人に比べるとあまり愛想はないが、エドがこんな態度をとるなんてアリシャには驚きだった。
「あの、ごめんなさいね。いつもはあんな風じゃないの。私が悪いのよ。ちょっと怒らせたから」
取り繕うのに必死になっている自分に、なんで尻ぬぐいをしなければならないんだとエドに怒りを感じたが咄嗟に出ていた言葉なので仕方がない。
ジョゼフは去っていくエドの背をジッと見つめたまま「いや、全然」と、口の端を持ち上げて見せた。
「それより魔法とかなんとか──」
ジョゼフの言葉にアリシャの頭が今度こそフル回転で言い訳を探す。まさか聞かれていたとは思わなかった。村人以外には黙っている約束だったのに。
「ええ……魔法を使えるって凄いのにどうして国が荒れてるのかしらって話をしていたの。ストルカ国からみんな逃げてるって話だから」
まともでいて当たり障りのないことが言えた様な気がして、ジョゼフの表情を窺うが何を考えているのか伝わってこない。不安に駆られて、回れ右をした。
「私、料理をしてこなければならなかったんだ」
逃げ出したアリシャをジョゼフが見ていることに気づいていた。背に視線を感じて本当に嫌な気持ちで宿屋に駆け込んでいった。
宿屋に戻りパラパラと皆が食事をとりに来るのを迎えた。最近は、朝は食べ終えた順に席を立つのが普通になっていた。夕飯の時間だけはゆっくり食事をとるのだが、それも月が明るい晩は早々に席を立ち夜も作業に戻ったりする人もあった。
夏が終わると冬の準備に取り掛からなければならない。春と秋はやることがてんこ盛りだった。
前日の残り物なんかで朝食をとると、皆ボリスとの再会を喜び、ボリスの連れに挨拶をして仕事に戻って行った。
残されたボリス達とレオ、ドクがテーブルについていた。アリシャは日課の掃き掃除をこなしながら、つい聞き耳を立てる。
「では君たちはこの村に住みたいと言うことだな?」
ドクが質問し、ボリスが頷いた。
「戻れませんし、元々この村が好きですからそうさせてください」
ドクはレオの顔色をうかがう。レオは直ぐには移住に賛成しなかった。
「レオ様、人がまた増えますね」
ドクに返事をする前にレオは三人に視線を移しながら言う。
「三人で住むのか? 兄妹と言っても年齢がいっているし、その歳で一緒に住むというのもな」
「とりあえずは三人で住むことにします。春以降にどうするか決めさせてください。一軒直す方が断然早いですし」
まあな。と、レオはヒゲを弄る。足を組み替えて座るとまた質問をした。
「仕事はどうする。大工仕事ならあるが」
「俺は基本的に大工仕事を請け負います。見たところこの広間には暖炉が必要だ。あとは水車も直す方がいいし、村を囲う塀も」
ボリスの言い分に頷いた後、視線を向けられたのはアヴリルだった。
「アヴリル、君はどうする」
女は大工仕事には向かないし、農業も宿屋も、既に埋まっている。
「レオさん、すいません」
ボリスが二人の間に割って入って口を挟む。
「こう見えてアヴリルはちょっと……体が弱くてですね……暫くは雑用なんかで様子をみさせて貰えないでしょうか」
アリシャは思わずアヴリルを盗み見たが、アヴリルはキラキラ輝いて見えるほど健康そうで、しかも魅惑的な体つきをした女性だった。豊満な胸元なんて女のアリシャですらつい目がいってしまう。胸元は健康かどうかは関係ないかもしれないが、痩せ細った病人のイメージには少なくとも合致しない。むしろ黙っているジョゼフのほうがよっぽど病を抱えていそうだった。
「そうか。まぁ、村としては問題を起こさず払うものは払ってくれたらそれでいいが」
「なんだお前、ちゃんと起きてんのか?」
エドの指が伸びてきてアリシャの目の下をなぞった。ボッと熱を放った頬にアリシャは慌てる。勝手に赤くなる顔を何とかしてほしいと神様に文句をつけたいくらいだ。
「ひでぇくま。ちゃんと寝ろよ」
「……う、うん」
「ボリスが帰ってきて嬉しいからって浮かれてんなよ、ばーか」
琥珀の瞳に吸い込まれそうだと思っていた。だから、エドの言葉を理解するまでに少し時間がかかり「え? ボリス?」と素っ頓狂な声が出た。
「帰ってきたんだろ? お前んとこに。んじゃあな」
その含みを持たせた言い方はなんだと文句をつけるよりも、去ろうとするエドのシャツを掴んでいた。
「オイ!」
引っ張られて不機嫌に振り返るエドに怯みそうになったが、アリシャはそれでも言いたい事があった。
「ねぇ、あの……一人じゃ全然上手くいかないの。力のコントロール。だから……」
「手伝って?」
「うん」
「うんじゃねぇよ。『手伝ってください』だろ」
ちょっと偉そうにされると反骨精神がムクムクと顔をもたげて、アリシャをひねくれものする。
「なによ、手伝ってあげなさいってレオさんに言われたのはエドじゃない!」
「出来るようにしてやったろ。こーんな小さな石を魔法で受けられ──」
急にエドが話を止め、口をしっかりと引き結んだ。アリシャの背後を見ているのに気がついてアリシャが振り返ると、そこにはボリスの弟ジョゼフが立っていた。
「やぁ、始めまして。君はここの人?」
ジョゼフはボリスと違って体も細いが目も細かった。笑っているようだとも言えるし、何か企んでいそうな表情にも感じる。
「ああ、あんたは?」
「俺は……ボリスの弟だ。ジョゼフ、よろしく」
ジョゼフが手を出そうとしたが、まるでエドが手を出す素振りがないので手を引っ込めていた。
「どうも。んじゃ、俺は行く。メシの時にな」
不躾な態度だった。確かに普段から他の人に比べるとあまり愛想はないが、エドがこんな態度をとるなんてアリシャには驚きだった。
「あの、ごめんなさいね。いつもはあんな風じゃないの。私が悪いのよ。ちょっと怒らせたから」
取り繕うのに必死になっている自分に、なんで尻ぬぐいをしなければならないんだとエドに怒りを感じたが咄嗟に出ていた言葉なので仕方がない。
ジョゼフは去っていくエドの背をジッと見つめたまま「いや、全然」と、口の端を持ち上げて見せた。
「それより魔法とかなんとか──」
ジョゼフの言葉にアリシャの頭が今度こそフル回転で言い訳を探す。まさか聞かれていたとは思わなかった。村人以外には黙っている約束だったのに。
「ええ……魔法を使えるって凄いのにどうして国が荒れてるのかしらって話をしていたの。ストルカ国からみんな逃げてるって話だから」
まともでいて当たり障りのないことが言えた様な気がして、ジョゼフの表情を窺うが何を考えているのか伝わってこない。不安に駆られて、回れ右をした。
「私、料理をしてこなければならなかったんだ」
逃げ出したアリシャをジョゼフが見ていることに気づいていた。背に視線を感じて本当に嫌な気持ちで宿屋に駆け込んでいった。
宿屋に戻りパラパラと皆が食事をとりに来るのを迎えた。最近は、朝は食べ終えた順に席を立つのが普通になっていた。夕飯の時間だけはゆっくり食事をとるのだが、それも月が明るい晩は早々に席を立ち夜も作業に戻ったりする人もあった。
夏が終わると冬の準備に取り掛からなければならない。春と秋はやることがてんこ盛りだった。
前日の残り物なんかで朝食をとると、皆ボリスとの再会を喜び、ボリスの連れに挨拶をして仕事に戻って行った。
残されたボリス達とレオ、ドクがテーブルについていた。アリシャは日課の掃き掃除をこなしながら、つい聞き耳を立てる。
「では君たちはこの村に住みたいと言うことだな?」
ドクが質問し、ボリスが頷いた。
「戻れませんし、元々この村が好きですからそうさせてください」
ドクはレオの顔色をうかがう。レオは直ぐには移住に賛成しなかった。
「レオ様、人がまた増えますね」
ドクに返事をする前にレオは三人に視線を移しながら言う。
「三人で住むのか? 兄妹と言っても年齢がいっているし、その歳で一緒に住むというのもな」
「とりあえずは三人で住むことにします。春以降にどうするか決めさせてください。一軒直す方が断然早いですし」
まあな。と、レオはヒゲを弄る。足を組み替えて座るとまた質問をした。
「仕事はどうする。大工仕事ならあるが」
「俺は基本的に大工仕事を請け負います。見たところこの広間には暖炉が必要だ。あとは水車も直す方がいいし、村を囲う塀も」
ボリスの言い分に頷いた後、視線を向けられたのはアヴリルだった。
「アヴリル、君はどうする」
女は大工仕事には向かないし、農業も宿屋も、既に埋まっている。
「レオさん、すいません」
ボリスが二人の間に割って入って口を挟む。
「こう見えてアヴリルはちょっと……体が弱くてですね……暫くは雑用なんかで様子をみさせて貰えないでしょうか」
アリシャは思わずアヴリルを盗み見たが、アヴリルはキラキラ輝いて見えるほど健康そうで、しかも魅惑的な体つきをした女性だった。豊満な胸元なんて女のアリシャですらつい目がいってしまう。胸元は健康かどうかは関係ないかもしれないが、痩せ細った病人のイメージには少なくとも合致しない。むしろ黙っているジョゼフのほうがよっぽど病を抱えていそうだった。
「そうか。まぁ、村としては問題を起こさず払うものは払ってくれたらそれでいいが」
68
あなたにおすすめの小説
【完結】追放された生活錬金術師は好きなようにブランド運営します!
加藤伊織
ファンタジー
(全151話予定)世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。
カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。
落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。
そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。
器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。
失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。
過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。
これは、ポーションも作れないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。
彼女は化粧品や石けんを作り、「ささやかな小市民」でいたつもりなのだが、品質の良い化粧品を作る彼女を周囲が放っておく訳はなく――。
毎日15:10に1話ずつ更新です。
この作品は小説家になろう様・カクヨム様・ノベルアッププラス様にも掲載しています。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】没落令嬢、異世界で紅茶店を開くことにいたしました〜香りと静寂と癒しの一杯をあなたに〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
夜会で父が失脚し、家は没落。屋敷の裏階段で滑り落ち、気づけば異世界――。
王国貴族だったアナスタシアが転移先で授かったのは、“極上調合”という紅茶とハーブのスキルだった。
戦う気はございませんの。復讐もざまぁも、疲れますわ。
彼女が選んだのは、湖畔の古びた小屋で静かにお茶を淹れること。
奇跡の一杯は病を癒やし、呪いを祓い、魔力を整える力を持つが、
彼女は誰にも媚びず、ただ静けさの中で湯気を楽しむのみ。
「お代は結構ですわ。……代わりに花と静寂を置いていってくださる?」
騎士も王女も英雄も訪れるが、彼女は気まぐれに一杯を淹れるだけ。
これは、香草と紅茶に囲まれた元令嬢の、優雅で自由な異世界スローライフ。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/387029553/episode/10775138
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
平民に転落した元令嬢、拾ってくれた騎士がまさかの王族でした
タマ マコト
ファンタジー
没落した公爵令嬢アメリアは、婚約者の裏切りによって家も名も失い、雨の夜に倒れたところを一人の騎士カイルに救われる。
身分を隠し「ミリア」と名乗る彼女は、静かな村で小さな幸せを見つけ、少しずつ心を取り戻していく。
だが、優しくも謎めいたカイルには、王族にしか持ちえない気品と秘密があり――
それが、二人の運命を大きく動かす始まりとなるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる