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過疎地は牧歌的では無い
28 窮鼠猫を噛むかもね
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じいサマと村長に、もうすぐやってくる領主の一行に荷物がある事を告げる。
そして目録を渡した。
領主を使う事に驚かれたが、それによって鼠が活性化するかもしれない。
どうも頭の黒い鼠は何匹もいるらしいから。
荷物も中抜きされてないか調べるように頼んだ。
ヘルシュベル伯様は王宮で働いていた領地の無い貴族だった。
それが陞爵して、10年前にこの領地を賜った。
正直、領地運営をわかっていない。
居抜きで使用人を引き取ったので、腐っているのかも把握していない。
とりあえず税が納められている事で、なあなあに経営されている。
アメデオ様は家の者を使って、"宰相"という権限でそれを調べて腐ったものを始末しようとしているようだ。
そして、脅かされた鼠が猫に噛みつく事も考えられる。
注意が必要だ。
こんな寒村に金を遣わせていたのは、薬草と森人というコンボだとルツは考えていた。
ギリギリと金を絞って、この村の要である森人を"借金奴隷"にする為ではないか…
ひょっとしてじいサマの見てくれに騙されずに、バレているのではないか…
ルツは"薬師になる為に学園に行ってこい。"
と、自分は逃がされたのかもしれないと思っている。
だから節約して出来るだけの仕送りをしている。
もし、"借金奴隷"という契約書にサインしてしまったら。
どんな扱いになるかわからない。
街での奴隷商人とは違って、あの行商人が契約書を作るのだろうから。
長い間にいろいろして来た行商人だ。
信用は出来ない。
それに行商人だけの筈はない。
そう考えて、ルツは村長に連絡筒をわたした。
じいサマだと、大丈夫と言って自分には知らせないようにする事があるからだ。
「小さな魔石を仕込んであるから。
ここを押して声を吹き込んだら、ここをぎゅっとして。そしたら僕の所に飛んでくるから」
村長は教育を受けていない。
でも生きる知恵と、じいサマから学んで足し算引き算と証書を読む事が出来る。
じいサマは随分前から、村人が不利にならない様にとこっそり字を教えていた。
この村は徴税役人が回って税を受け取る。
かつて農地の広さで課税されていたものが、いつのまにか収穫高に比例して課せられるようになっていた。
それに合わせて行商人の品物の値段が上がっていく。
ソレはどう考えてもいきなりで、怪しかった。
過疎の村はまず勉強の手段が無い。
コレだと言われた税を、ただただ払うしか無い。
さらに言うなら、かつてあった他の村との連絡手段は今ほとんど無い。
時々夜陰に隠れて薬を求める人がいるくらいだ。
だから言われるままに抑圧されて過ごす。
その理不尽さを知るのは最小の人数だ。
つまり情報が遮断されてるこの村は孤立している。
多分、意識的にそうされてる。
それが領主サイドから降りて来たのか、判断出来ない。
この生活に不満を持つ者は、領主に反乱を企てている事にされるのかも知れない。
反乱にあたれば、借金奴隷じゃ無く犯罪奴隷にされる。
扱いが天と地程に違ってくる。
このまま従うのは生活苦への借金奴隷の道。
これが本当に領主の行政かと質問するのは、犯罪奴隷の道。
~~どちらに行っても道は塞がっている。
ルツには小さな光が見えていた。
それを破るのに、アメデオ様の影が役にたつかもしれない。
大鎌の値段の齟齬に気が付いていたアメデオ様なら、荷物に影を付けているだろう。
とりあえず。
採取!
頑張って稼ぐよっ!
===============
何故でしょう。
笑える軽い話にしようとしているのに…
重いっ!
すいません。
もうしばらくこの重さに耐えて下さい。
明るい未来が待ってるから‼︎
そして目録を渡した。
領主を使う事に驚かれたが、それによって鼠が活性化するかもしれない。
どうも頭の黒い鼠は何匹もいるらしいから。
荷物も中抜きされてないか調べるように頼んだ。
ヘルシュベル伯様は王宮で働いていた領地の無い貴族だった。
それが陞爵して、10年前にこの領地を賜った。
正直、領地運営をわかっていない。
居抜きで使用人を引き取ったので、腐っているのかも把握していない。
とりあえず税が納められている事で、なあなあに経営されている。
アメデオ様は家の者を使って、"宰相"という権限でそれを調べて腐ったものを始末しようとしているようだ。
そして、脅かされた鼠が猫に噛みつく事も考えられる。
注意が必要だ。
こんな寒村に金を遣わせていたのは、薬草と森人というコンボだとルツは考えていた。
ギリギリと金を絞って、この村の要である森人を"借金奴隷"にする為ではないか…
ひょっとしてじいサマの見てくれに騙されずに、バレているのではないか…
ルツは"薬師になる為に学園に行ってこい。"
と、自分は逃がされたのかもしれないと思っている。
だから節約して出来るだけの仕送りをしている。
もし、"借金奴隷"という契約書にサインしてしまったら。
どんな扱いになるかわからない。
街での奴隷商人とは違って、あの行商人が契約書を作るのだろうから。
長い間にいろいろして来た行商人だ。
信用は出来ない。
それに行商人だけの筈はない。
そう考えて、ルツは村長に連絡筒をわたした。
じいサマだと、大丈夫と言って自分には知らせないようにする事があるからだ。
「小さな魔石を仕込んであるから。
ここを押して声を吹き込んだら、ここをぎゅっとして。そしたら僕の所に飛んでくるから」
村長は教育を受けていない。
でも生きる知恵と、じいサマから学んで足し算引き算と証書を読む事が出来る。
じいサマは随分前から、村人が不利にならない様にとこっそり字を教えていた。
この村は徴税役人が回って税を受け取る。
かつて農地の広さで課税されていたものが、いつのまにか収穫高に比例して課せられるようになっていた。
それに合わせて行商人の品物の値段が上がっていく。
ソレはどう考えてもいきなりで、怪しかった。
過疎の村はまず勉強の手段が無い。
コレだと言われた税を、ただただ払うしか無い。
さらに言うなら、かつてあった他の村との連絡手段は今ほとんど無い。
時々夜陰に隠れて薬を求める人がいるくらいだ。
だから言われるままに抑圧されて過ごす。
その理不尽さを知るのは最小の人数だ。
つまり情報が遮断されてるこの村は孤立している。
多分、意識的にそうされてる。
それが領主サイドから降りて来たのか、判断出来ない。
この生活に不満を持つ者は、領主に反乱を企てている事にされるのかも知れない。
反乱にあたれば、借金奴隷じゃ無く犯罪奴隷にされる。
扱いが天と地程に違ってくる。
このまま従うのは生活苦への借金奴隷の道。
これが本当に領主の行政かと質問するのは、犯罪奴隷の道。
~~どちらに行っても道は塞がっている。
ルツには小さな光が見えていた。
それを破るのに、アメデオ様の影が役にたつかもしれない。
大鎌の値段の齟齬に気が付いていたアメデオ様なら、荷物に影を付けているだろう。
とりあえず。
採取!
頑張って稼ぐよっ!
===============
何故でしょう。
笑える軽い話にしようとしているのに…
重いっ!
すいません。
もうしばらくこの重さに耐えて下さい。
明るい未来が待ってるから‼︎
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