9 / 9
王宮
ヒーローのお兄ちゃんとお姉ちゃんの苦悩(長いです)
しおりを挟む
「篝はどこだ!?」
王宮にそんな怒声が響いた。
「陛下、どこにもいらっしゃいません!庭の離れにもっ!」
庭の離れとはそのまま、離宮などではない、小屋のような建物だ。仮にも篝という皇子が住む場所。小屋とは言えず皆離れと称しているのだ。
部下の報告に第一皇子、リフィメアは舌打ちした。
それにおののく兵士達。
確かに篝は戦闘に長けるがそれは彼の能力に依存するところが大きい。
それに比べリフィメアは細身ながら引き締まった体躯から繰り出される剣技、平均をはるかに超える魔力量より放出される多彩な魔法。そして何でもないように篝に渡された治国権でも今日まで治めてきたその頭のキレ。
それらが全て合わさった戦闘時において、リフィメアの隣には誰も並ばないだろう。
篝も、その能力は認めているのだ。学園に逃げるほどに。
「……すぐに探し出せ。それとハクエンだ」
「は、ハクエン様ですかっ!?あの方は所在地が不明で我々にはとても……」
「何言ってる、城内にいるだろう。それとも……お前の後ろだと伝えればいいか?」
兵士がすぐさま振り向いたところに、白を基調とした煌びやかな金刺繍のドレスを纏った美人がいた。
彼女はハクエン。元第一皇女である。
「は、は、ハクエン様ぁっ!?」
「おやおや、私も嫌われたものだね。何、生気を吸い取りはしないよ。少し実験するだけさ」
ハクエンが伸ばした手を触れるより早く兵士は気絶してその場に倒れてしまった。
それにまったく失礼だなんてつぶやいて、白銀の長髪を揺らしてリフィメアを見る。そこには相も変わらずの仏頂面が鎮座していた。苦笑して、ハクエンは問う。
「やあ、ヒメ。一体何があったんだい?キメラの実験がまだ途中なんだが……」
「……その呼び方はやめろ。篝だ。篝を知らないか」
ふうむ、なんてわざとらしく腕組みをしたが、実のところハクエンには篝の居場所は見当がついている……というかわかっている。
昨日のことだった。
愛娘のミクハが興奮して報告してきたのだ。どうやら、『好きな人ができた』らしい。それだけでも驚きだったのだが、まあ思春期にはよくあること。王族と言えど多少のお遊びならいいだろうと、賛同しかけた時だった。
「それでですね、母様、その方のお名前が火走炎様といいますの!」
違和感を感じるハクエンは口に運んでいたスープを止める。
ミクハを凝視し、その自分に似ていない藍色の目からミクハの魔力を感じながら、問うた。
「ミクハ、誰だって?」
「……?火走炎様ですが?」
確信した。ハクエンは火走炎が鏡篝であることを突き止めた。
その名前を口にする時、ミクハの魔力に微かながら篝、そしてリフィメアの魔力を感じ取ったのだ。それが出来るのはおそらくこの世でも数人しかいるまい。
どうしたものか、ハクエンは考え込む。
「母様?いかがされましたか?……まさか、炎様のことお許し頂けないので……」
「いいや違う、大丈夫だ。人の恋路を邪魔する奴はなんとやら、だからね」
「ふふ、母様は東方の言葉に詳しいですよね。ミクハにも教えてください」
「いいよ、この言葉はね……」
楽しげな会話と食器が鳴らす音が食卓に流れる。
だがハクエンは思考を別のところに飛ばしていた。
どうしたものか。叔父を好きになっているなど……。
有り得ない訳では無いが、容易く許されるものでもない。王族なら叔父もありだろうが相手が篝だとまた反発がひどい。そもそも名前を変えているという事は篝だと知らない。ならこのミクハの恋心は偽りということか?
ともかく、リフィメアの魔力もあったのだからあの兄貴が関わっているのだろう。
そう考えて次の日王宮へやってきたハクエンだったが。
「……そうか、ハクエンも知らないとなると……クソ、一体どこ行ったんだ篝……!」
リフィメアも把握していないとは思ってもみなかったな。
「どうして見つからないんだい?兵士を動員すれば瞬く間にわかるだろう。あの見た目だ、情報も探れば……」
「『姿変え』を掛けたんだ」
耳を疑ったハクエン。
『姿変え』?それは……なんとまあ、めんどくさいものを。
「で?」
「この国の一般的な容姿だ。適当にしたから俺も覚えていない」
「……ヒメ、馬鹿だろう」
「俺としたことが……!」
頭を抱えた王を見るなど滅多にないことだなぁと考えてハクエンは現実逃避する。なおさら篝のことを言うべきか迷ってしまった。
「ともかく、私は私で探すからヒメはしばらく王としての職務をこなしていな。『姿変え』をかけたならまだヒメの魔力を辿る方法がある」
「頼む」
「ああ」
懇願を受け取ったハクエンにリフィメアはすんなりと行くことに疑問を持ち、その顔を見た。
「ところで報酬だが今人手が足りなくてね。たった一ヶ月でいいんだ、お宅の兵士を派遣してくれないかい?」
「それが狙いかお前っ!」
「なぁに、たったこれくらいの人数だ」
ハクエンが指で示したのは三。思ったより少ない人数にリフィメアは安堵し、承諾した。
ハクエンがその魔法で契約書を出現させ、それに署名することを促す。
リフィメアは魔力量が確かに多いが、ハクエンには及ばない。西方のこの王国は傾向として体つきがいいが、東方は魔力量が多いらしい。ハクエンの母は東方の良家でしきたりなどもあるらしいが……。
「……ほら、書いたぞ。今回は何するんだ」
「ん?キメラと言っただろう?ちょいと南方の山までバジリスクを捕ってきたくてね」
「バジリスク!?」
一体今日は何度叫んだだろうか。
リフィメアは頭痛を感じながら契約書の文字列を再度見直す。
そこには確かに、『貴殿の兵士を三千人借りる』という旨が書いてあった。
すぐに紙を破り去ろうとするがハクエンの魔法で紙はハクエンの元に戻ってしまう。
「ハクエン!三千人とは法外な取引だろう!」
「ちゃんと読まなかったヒメが悪いのさ。大丈夫、傷一つつけさせやしない。ただまあね、鮮度の関係ですぐに肉塊に変えないといけないんだ。手間がかかるだろう?」
確かに南方の伝説とされるバジリスクはその巨体が山をも越え、一飲みで海の水を飲み干すらしい。そんなものいたらとっくに海が枯れるとは思うが。
そうとは言え三千人など戦争間近の今貸せるわけがない。例え一ヶ月と言えど……。
「なら大サービスだ。次の戦、私含め国立魔術研究所の所長格、全て参加させよう」
「……ならいい」
正直言って研究職の者は強い魔術者が多い。取られすぎて人数制限、魔力制限をつけようかとしていたほどだ。所長格ともなれば充分戦力となる。それにハクエンまで来れば文句ナシだ。
「それじゃあ」
去った白銀を目線で見送る。
椅子に座り直し、リフィメアは眉間をほぐす。
縦ジワができるほど年を取りたくはない。だがそうさせるのだ。昔から、あの大して年の変わらない一番上の妹が。
あの髪をいつから目にしていなかっただろう。
ああそうだ、アレが起きてからだ。
アレさえなければ、あいつはまだ王宮にいただろうに。
今のように、遠く離れた森で暮らすこともなかっただろうに。
一人娘とひっそりと隠れて暮らすこともなかっただろうに。
花が咲き誇るような笑顔を、また見れただろうに。
*:†:*:†::†:*:†:*
上機嫌で王宮を後にしたハクエン。だがすぐに翳る。
「……ったく、あの一番下の問題児は何してんのかねぇ?」
その日、帰ってきたミクハにハクエンは学園長に翌朝言うよう言伝を頼んだ。
「ハクエン・ユーレーン様が学園視察をお望みです。本日学園にいらっしゃいます」
それを聞いた学園長は……。
「学園長様!?学園長様!?」
卒倒したとさ。
王宮にそんな怒声が響いた。
「陛下、どこにもいらっしゃいません!庭の離れにもっ!」
庭の離れとはそのまま、離宮などではない、小屋のような建物だ。仮にも篝という皇子が住む場所。小屋とは言えず皆離れと称しているのだ。
部下の報告に第一皇子、リフィメアは舌打ちした。
それにおののく兵士達。
確かに篝は戦闘に長けるがそれは彼の能力に依存するところが大きい。
それに比べリフィメアは細身ながら引き締まった体躯から繰り出される剣技、平均をはるかに超える魔力量より放出される多彩な魔法。そして何でもないように篝に渡された治国権でも今日まで治めてきたその頭のキレ。
それらが全て合わさった戦闘時において、リフィメアの隣には誰も並ばないだろう。
篝も、その能力は認めているのだ。学園に逃げるほどに。
「……すぐに探し出せ。それとハクエンだ」
「は、ハクエン様ですかっ!?あの方は所在地が不明で我々にはとても……」
「何言ってる、城内にいるだろう。それとも……お前の後ろだと伝えればいいか?」
兵士がすぐさま振り向いたところに、白を基調とした煌びやかな金刺繍のドレスを纏った美人がいた。
彼女はハクエン。元第一皇女である。
「は、は、ハクエン様ぁっ!?」
「おやおや、私も嫌われたものだね。何、生気を吸い取りはしないよ。少し実験するだけさ」
ハクエンが伸ばした手を触れるより早く兵士は気絶してその場に倒れてしまった。
それにまったく失礼だなんてつぶやいて、白銀の長髪を揺らしてリフィメアを見る。そこには相も変わらずの仏頂面が鎮座していた。苦笑して、ハクエンは問う。
「やあ、ヒメ。一体何があったんだい?キメラの実験がまだ途中なんだが……」
「……その呼び方はやめろ。篝だ。篝を知らないか」
ふうむ、なんてわざとらしく腕組みをしたが、実のところハクエンには篝の居場所は見当がついている……というかわかっている。
昨日のことだった。
愛娘のミクハが興奮して報告してきたのだ。どうやら、『好きな人ができた』らしい。それだけでも驚きだったのだが、まあ思春期にはよくあること。王族と言えど多少のお遊びならいいだろうと、賛同しかけた時だった。
「それでですね、母様、その方のお名前が火走炎様といいますの!」
違和感を感じるハクエンは口に運んでいたスープを止める。
ミクハを凝視し、その自分に似ていない藍色の目からミクハの魔力を感じながら、問うた。
「ミクハ、誰だって?」
「……?火走炎様ですが?」
確信した。ハクエンは火走炎が鏡篝であることを突き止めた。
その名前を口にする時、ミクハの魔力に微かながら篝、そしてリフィメアの魔力を感じ取ったのだ。それが出来るのはおそらくこの世でも数人しかいるまい。
どうしたものか、ハクエンは考え込む。
「母様?いかがされましたか?……まさか、炎様のことお許し頂けないので……」
「いいや違う、大丈夫だ。人の恋路を邪魔する奴はなんとやら、だからね」
「ふふ、母様は東方の言葉に詳しいですよね。ミクハにも教えてください」
「いいよ、この言葉はね……」
楽しげな会話と食器が鳴らす音が食卓に流れる。
だがハクエンは思考を別のところに飛ばしていた。
どうしたものか。叔父を好きになっているなど……。
有り得ない訳では無いが、容易く許されるものでもない。王族なら叔父もありだろうが相手が篝だとまた反発がひどい。そもそも名前を変えているという事は篝だと知らない。ならこのミクハの恋心は偽りということか?
ともかく、リフィメアの魔力もあったのだからあの兄貴が関わっているのだろう。
そう考えて次の日王宮へやってきたハクエンだったが。
「……そうか、ハクエンも知らないとなると……クソ、一体どこ行ったんだ篝……!」
リフィメアも把握していないとは思ってもみなかったな。
「どうして見つからないんだい?兵士を動員すれば瞬く間にわかるだろう。あの見た目だ、情報も探れば……」
「『姿変え』を掛けたんだ」
耳を疑ったハクエン。
『姿変え』?それは……なんとまあ、めんどくさいものを。
「で?」
「この国の一般的な容姿だ。適当にしたから俺も覚えていない」
「……ヒメ、馬鹿だろう」
「俺としたことが……!」
頭を抱えた王を見るなど滅多にないことだなぁと考えてハクエンは現実逃避する。なおさら篝のことを言うべきか迷ってしまった。
「ともかく、私は私で探すからヒメはしばらく王としての職務をこなしていな。『姿変え』をかけたならまだヒメの魔力を辿る方法がある」
「頼む」
「ああ」
懇願を受け取ったハクエンにリフィメアはすんなりと行くことに疑問を持ち、その顔を見た。
「ところで報酬だが今人手が足りなくてね。たった一ヶ月でいいんだ、お宅の兵士を派遣してくれないかい?」
「それが狙いかお前っ!」
「なぁに、たったこれくらいの人数だ」
ハクエンが指で示したのは三。思ったより少ない人数にリフィメアは安堵し、承諾した。
ハクエンがその魔法で契約書を出現させ、それに署名することを促す。
リフィメアは魔力量が確かに多いが、ハクエンには及ばない。西方のこの王国は傾向として体つきがいいが、東方は魔力量が多いらしい。ハクエンの母は東方の良家でしきたりなどもあるらしいが……。
「……ほら、書いたぞ。今回は何するんだ」
「ん?キメラと言っただろう?ちょいと南方の山までバジリスクを捕ってきたくてね」
「バジリスク!?」
一体今日は何度叫んだだろうか。
リフィメアは頭痛を感じながら契約書の文字列を再度見直す。
そこには確かに、『貴殿の兵士を三千人借りる』という旨が書いてあった。
すぐに紙を破り去ろうとするがハクエンの魔法で紙はハクエンの元に戻ってしまう。
「ハクエン!三千人とは法外な取引だろう!」
「ちゃんと読まなかったヒメが悪いのさ。大丈夫、傷一つつけさせやしない。ただまあね、鮮度の関係ですぐに肉塊に変えないといけないんだ。手間がかかるだろう?」
確かに南方の伝説とされるバジリスクはその巨体が山をも越え、一飲みで海の水を飲み干すらしい。そんなものいたらとっくに海が枯れるとは思うが。
そうとは言え三千人など戦争間近の今貸せるわけがない。例え一ヶ月と言えど……。
「なら大サービスだ。次の戦、私含め国立魔術研究所の所長格、全て参加させよう」
「……ならいい」
正直言って研究職の者は強い魔術者が多い。取られすぎて人数制限、魔力制限をつけようかとしていたほどだ。所長格ともなれば充分戦力となる。それにハクエンまで来れば文句ナシだ。
「それじゃあ」
去った白銀を目線で見送る。
椅子に座り直し、リフィメアは眉間をほぐす。
縦ジワができるほど年を取りたくはない。だがそうさせるのだ。昔から、あの大して年の変わらない一番上の妹が。
あの髪をいつから目にしていなかっただろう。
ああそうだ、アレが起きてからだ。
アレさえなければ、あいつはまだ王宮にいただろうに。
今のように、遠く離れた森で暮らすこともなかっただろうに。
一人娘とひっそりと隠れて暮らすこともなかっただろうに。
花が咲き誇るような笑顔を、また見れただろうに。
*:†:*:†::†:*:†:*
上機嫌で王宮を後にしたハクエン。だがすぐに翳る。
「……ったく、あの一番下の問題児は何してんのかねぇ?」
その日、帰ってきたミクハにハクエンは学園長に翌朝言うよう言伝を頼んだ。
「ハクエン・ユーレーン様が学園視察をお望みです。本日学園にいらっしゃいます」
それを聞いた学園長は……。
「学園長様!?学園長様!?」
卒倒したとさ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる